・ネット流通で価値が下がった(流通面1・音楽リソース)
ネット流通でビジネスとしての音楽単価が一気に下がった。昔はCDアルバムを買うために3000円払ったが、現在は好きな曲を1曲ダウンロードして300円と言う時代。単価が下がってしまえば、当然聞く側にも作る側にも意識の変化は生じないはずはない(もちろん、低い方向にだ)。
・アーティストの敷居が低くなった(アーティスト側の意識低下)
音楽の有価交換の場としてだけでなく、音楽に出会うトリガーとしてもネットは敷居を下げた。Youtubeの存在はかなり大きいだろう。無料で聞くだけなら昔もテレビやラジオで聞けた。Youtubeの変革はオンデマンドであること。夜更かししなくても、出掛けていても、録音録画予約なんか要らない。さらに、放送局のフィルターが入らず、プロと素人が同じ舞台に並んで立つ、そして、テレビよりも速く消費され、飽きられる。21世紀にはビートルズはもちろんだが、サザンやドリカムや長渕レベルのアーティストも難しくなっている。
・音楽の薄利多売(流通面2・ライブパフォーマンス)
アイドルは大人数化し、ロックアーティストはワンマンではなくフェスで見るものになった。今やフェス音楽イベントと言うよりレジャーランドである。ファミリーで楽しめるように子ども施設があったり、音楽よりキャンプ重視のフェスも増えてきた。若者相手だけでは商売にならない。年寄りだけでなく若者も音楽離れしている。
・若者の保守化(聞き手側の意識低下)
みんなが聞く音楽って、たぶん誰も真剣に聞いてない音楽。保守化は別に政治的なメッセージがなくなった(21世紀には清志郎もブルーハーツも出て来ない)だけではない。いや、ラブソングこそ最もメッセージ性の強い音楽ではないか。中島みゆきとか強烈なインパクト。しかし今は恋愛も保守化して、ラブソングも売れなくなった。こんな時代に強烈な求心力のある音楽なんか出てくる訳ない、聞き手が渇望してないのだから。
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