
昨日は脱稿気分もかろやかに、南房好調のヤリイカへ。
向かうはいつもの千倉港。
いつもの館山道は早朝ガラガラ、前には70km制限で走っている車が一台。
富津中央ICを過ぎれば2車線になるから追い抜こうかな、と車間距離を開けながら走行中。
そこで事件が!
視界の右、中央車線付近に何か影が見えた、ような気がしました。
その直後、右フェンダーに衝突音!
キン!と鋭い金属音です。 ゴンとか鈍い音ではありませんでした。
何かがぶつかってきた!?
影が見えてから、衝突するまでは、ブレーキを踏む間も無し。
こちらは70kmで走行中。
ハンドルが取られることもなく、鋭い衝突音と短い衝撃を感じたのみ。
何だろう?タヌキ?まさかイノシシ?
路肩も狭い一車線の高速道路。
確認のために停車するわけにも行きません。
ぶつかった動物はかわいそうですが、先に進むしかない。
ハンドルテスト、ブレーキテストをしながら走るも、特に異常なし。
金属音がしたので、もしかしたらバンパー割れてるかも?
そのまま走り続けて、高速を降りて、コンビニの駐車場に停めて外傷を確認すると、、
何じゃこりゃあ!(松田優作風に)
鋭い衝突音と短い衝撃だけだったのに、愛車オーパのフロントバンパーは大破。
こりゃ想像以上の重症です。
ウォッシャー液タンクが落下して水が垂れていますよ。
さて、どうしようか。
というか、こういうときにはどうすればいいんだろう?
高速で謎の物体に衝突したのは初めての経験ですよ。
まあ、とりあえず110番して通報しとけばいっか!^^; と電話。
後から調べてみたら、これは正解だったみたいですね。
→ http://qa.jaf.or.jp/trouble/prevent/19.htm
110番してかくかくしかじか。
したら、高速パトロールが確認しますので、しばらく待ってもらえますか、とおまわりさん。
ん?電話だけじゃすまないのか、まあ仕方ない、待ちましょう。
さて、次は船宿に連絡しないと。
船長に電話して、かくかくしかじか。
まだ出船まで時間あるから、様子みて電話くれれば待ってますよ、と、この船長は優しいです。
しかしながら、車の損傷が激しいので、釣りをする気分にもなれません^^;
高速パトロールからの連絡に時間も掛かりそうなんで、すみません、今日はキャンセルさせてください。
後から確認すると、この日はヤリイカがトップ50杯と好調でした、とほほ、、、
さて、そうこうしていると警察のワンボックスと高速パトロールの黄色のランクルが到着。
おまわりさんは3人、年配2人は監視役か、えらそうに立ってます。
若い人が免許や車検証などから調書用のデータを取得。
高速パトロールは1人のみ。この人が状況を教えてくれました。
で、何にぶつかったかは、ここで聞くまでわからなかった。
聞いてみると、1mのイノシシが道路に横たわっていたそうです。
デジカメから、イノシシの写真を見せてくれました。
このくらいのイノシシだと、車へのダメージは相当にでかいそうです。
フェンダーにこびりついているのは、イノシシの肉片なんですね、、、成仏してください。
死んだイノシシは誰のものになるんですか?と聞こうと思ったけど、仮にあなたが持ち帰っていいですよ、と言われても、持って帰るのも捌くのもかなり面倒になりそうなんで、聞くのはやめときました。
道路にはこれらの部品が散乱してたそうです。
ポジションランプはバンパーについてたもの。
このとき初めて気づいたのですが、フェンダーライナーがすっ飛んでいたんですね。
ガサゴソ音がしそうなもんですが、運転中はぜんぜん気づかなかった。
無愛想に立ってる警察官とは対照的に、高速パトロールの人は平身低頭で謝ってきます。
暗い道路でびっくりしたでしょう、有料道路なのに動物が飛び出して気分が悪いと思います、イノシシは駆除も行ってるんです、動物が入らないように柵もつくっているんです、と、まるでこちらの怒りを静めるようなセリフが続々と、、、
私は別に怒ってもいないし、JHに文句があるわけではないのですが^^;
もしかしたら、JHにクレームだせば修理代を出してくれるのかな?と思って聞いてみたのですが、それはできないんです、申し訳ありません、とまたも謝られました。
いま考えると、道路管理者の不手際だと訴訟すれば修理代くらい出せるのかもしれないですが、まあ自損事故でそこまでやることもないです。
高速パトロールの人は、散乱した部品も回収してくれて、良い人でした。
そんなこんなで手続きが済んで、警察&高速パトロールの人はお帰りに。
事故調書を作ってもらったので、事故証明書が発行してもらえます。
さて、次は家までどうやって帰るかです。
任意保険の興亜損保に電話して、ロードサービスをお願いしましょう。
自走はできるんですが、この状態で横浜まで帰るのはちょっと不安。
専門家に故障状況を見てもらいたいところ。
かくかくしかじかと状況を話して、レッカー車に来てもらいます。
あ、これじゃ高速走れませんよ、とレッカーのお兄さん。
東京湾一周、一般道の旅をするのも嫌なので、家までレッカー移動にしました。
助手席に乗せてもらいます。
ちなみに、このロードサービスはレッカー移動が15万円分まで無料という太っ腹。
館山から横浜まで、無料で運んでもらえました、ありがたい。
イノシシが飛び出てきたのはここらへん。
ちょうど西側が道幅拡張工事中なんですね、獣類防護柵も工事中のためセキュリティが甘そうです。
そんなこんなで、家まで無事に帰りつき、さっそく修理工場に車を搬入。
修理費を見積もってもらっていますが、クリティカルヒットになりそう。
修理できるまでの間、代車を無料で貸して貸してもらえました。
ヴィッツがMAX30日まで無料で借りられます、その日のうちにオリックスレンタカーが届けてくれました。
これはとても助かった。興亜損保、サービス良すぎです。
イノシシストライクの顛末は以上ですが、驚くべきことはちょっとかすっただけなのにその破壊力。
もしこれが正面衝突だったら、相当なダメージを受けていたんではないでしょうか。
最悪の場合、車が壁に激突したり横転したりで、運転者が怪我をしていたかもしれません。
イノシシ遭遇は不運でしたが、結果が軽微で済んだのは幸運だったのかもしれないです。
普通車の運転経験は38年になりますが、イノシシとぶつかるのは初めての経験。
ウルトラレアなケースではありますが、夜中に高速走るみなさんもどうかご注意ください。
[館山道下り78.5kmポスト]
ご無事で何よりです(^O^)v
代車のヴィッツは狭いので、次回の釣りの荷物はコンパクトにしてね(^^)
もし正面衝突してたらとか、もっとスピードでてたらとか、考えると怖いことです^^;;;
館山道や圏央道の一車線区間、これまで夜中に単独で走るときはそれなりのスピードで走ってました。
でも、今回の件がイノブタ、ではなくて、トラウマになって、しばらくは制限速度以上にアクセル踏めないと思います^^;;
お互い気を付けていきましょう。
4月になったら、カレイメバルで遊びに行こうと思ってたところに、車が使えなくなってしまいました。代車のヴィッツでいくにも遠いので、亘理は5月になりそうです。
箕笹船長に会う機会あれば、かくかくしかじかと伝えていただければ有難いです。
クマとぶつかったらやだなぁ、、^^;
この事故以来、ロードキル事例をネットでいろいろ調べているのですが、子熊を轢いたときは、近くに親熊がいる可能性高いので絶対に車の外に出るな、とか書いてありました。
非日常の世界です^^;;;
実は、私も、3月28日、和田港に向かう館山道の夜道、車で、狸か猫か、小さめの獣を、跨ぎました。
何だったのか。車の底には傷跡はなく、体高20cm以下の小動物。
ドライブレコーダーの記録から失われており、謎でしたが、
あれは、イノシシの子供だったのだと、納得。
3/23,29あたりはイノシシの引越しでもあったのでしょうか。
大事がなくてなによりです。
今回の事故で思ったのですが、車に自ずからぶつかってくるような動作だとおそらく100%イノシシだと思います。
タヌキやネコだと、道路上に止まって固まったまま轢かれるはずなので。
シカやキョンは、車を無視して横断しようとしてくる感じでしょうか。
・イノシシ出没、5人重軽傷 東福寺近く
https://mainichi.jp/articles/20180401/k00/00m/040/055000c
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31日午前11時25分ごろ、京都市東山区本町15の高齢者福祉施設「洛東園」付近に親子2匹のイノシシが出没し、16~81歳の男女5人が突進されたり、かまれたりするなど重軽傷を負った。~中略~ 住民によると、春先は竹林のタケノコを食べるためイノシシが出没することがあるという。
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そっか、タケノコシーズンには、人里に下りてくることが多いんですね。これからはタケノコの季節には注意しよう。
捌くんですか(笑)。 そう言えば、随分前に 知人達が伊豆に釣行した際 その内の一人が 狸をはね
高速にもかかわらず 駆け寄り 抱き上げ 美談かと思ったら そのまま クーラーボックスに入れたのを見て びっくりしたと同道者が 後に言ってたのを思い出しました。