総務省が24日発表した2009年の全国消費実態調査によると、09年11月末時点の1世帯(2人以上)あたりの貯蓄残高は1521万円と、前回調査(04年)より2・2%減った。負債残高も7・0%減の543万円だった。貯蓄、負債とも1959年の調査開始以降、初めて減少に転じた。
貯蓄では、ゆうちょ銀行の定額貯金や貯蓄性が高い生命保険などの減少が大きかった。負債では住宅・土地の購入のためのローンなどが減っており、住宅購入する世帯が減ったり、高齢化でローンを返済した世帯が増えたりしたことが原因とみられる。世帯主の世代別では、貯蓄は60歳代までは年齢が高くなるほど多く、負債は40歳代が最も多い。
(2010年12月25日
読売新聞)
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