2020年夏季五輪の実施競技で最後の1枠を争うレスリングの吉田沙保里(ALSOK)が27日、国際オリンピック委員会(IOC)の理事会が開かれるロシア・サンクトペテルブルクで五輪復活をアピールするため、日本レスリング協会の福田富昭会長らとともに成田空港を出発した。
29日からの理事会で候補競技は3つ程度に絞り込まれ、9月の総会でうち1競技の実施が決まる。
午前10時すぎ、報道陣の前に姿を見せた吉田は「試合に行くのと同じ気持ち」と表情を引き締めた。
女子55キロ級五輪3連覇で手にした3つの金メダルを持参。
現地でのプレゼンテーションで壇上には立たないが、ロシアの英雄で同じく五輪3連覇のアレクサンドル・カレリン氏とともにロビー活動でIOC委員らにアピールする。
練習時間の合間を縫って、「子供のころから、五輪で金メダルを取ることを目標に頑張ってきた。
同じような子供たちがたくさんいる」と英語で訴えるための発音練習も行ってきたという吉田は、「どれだけ気持ちを込められるかが大事」と決意をにじませた。
20年五輪の候補はほかに、野球・ソフトボールや空手、スカッシュなど7競技ある。
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