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中央銀行の罪ーー市場を操るペテンの内幕

2020年01月20日 | 読書
中央銀行の罪ーー市場を操るペテンの内幕
著者 ノミ プリンス



日銀、FRB、ECBなどの中央銀行は金融危機を経て変質し、
市場に大量のマネーを流し込んでいる。
だが、そうした野放図な大規模緩和は次なる危機を招くのだ。
ウォール街出身のジャーナリストが、
膨大な取材を基に差し迫る破局に警鐘を鳴らす。
とのうたい文句につられて、中央銀行の罪を読みましたが、大変に疲れました、
同じような内容が繰り返し出てくるのですが、
経済に弱いのか読んでいて引き込まれて行かないのです。
本書は゛むすび 終わりは始まりにすぎない゛から読んでも分かるのかもしれません。
実態経済ではなく、2007-08に起こった金融危機はアメリカ中央銀行が膨大な資金を市場に流して、
金融機関を支援したことが各国の中央銀行も従わざるを得なくして行くことと、
各国の中央銀行の首脳がアメリカ金融機関との関係が強く、
要はアメリカ金融機関さえ救えれば後はどうなっても良いとの認識で、
ファンドマネジャーと一緒で今だけ。自分だけ、儲かればよいとの認識で大量の資金を流して
国民にはその恩恵はなく、一部の富裕層のみに流れていくことが、
後でどんな事態を引き起こすか誰もわからないことの恐ろしさを知りました。
これは現在の原子力推進行政と同様に後世への付が回ってくるでしょう。
国民はもう少し自分の国で何が起こっているか知る必要があるのではないかと思いました。
コメント
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