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世界の艦船 2020年2月号 

2020年01月22日 | 読書
世界の艦船 2020年2月号 




特集・増強急ピッチ! 中国海軍
大洋の覇権を目指す中国海軍 その現況と将来……小原 凡司
 驚くべき建造ペース 中国新型艦艇……編集部
 中国ハイパー海洋兵器の実像……多田 智彦
 進展続ける中国海軍の対潜戦能力……德丸 伸一
 中国海軍航空の実戦力……青木 謙知
 中国海軍の基地と造船所……陸 易
 中国軍艦の建造費と人的リソース……小原 凡司

中国海軍の目覚ましい増強についての特集です、ソ連、ロシアの艦艇を基にして作り上げてきましたが、
各国の海軍の模造を中心に豊かな資金を基にここにきて急速に増強されています。
これは現在のアメリカ海軍でもできない状況です。
海軍力のない時代からここまでの艦艇整備が出来る力はどのようにしてなしえたかまでは
今回の特集に記載はなかったのですが、模造だけではなしえれない事だと思います。
注目記事は対潜戦能力についていまだに初期段階であることと
今後の能力向上は着々と進んでいる事です。
ロシア海軍も対潜戦については、全ては教えていないと思います、
これらのスキルアップには日頃からの情報収集が核であり、
これらの情報を処理できる能力がいります。
そのためにあらゆる方法で情報収集を行う必要があり、
NHK報道での中で、秋田沖での地底調査にドイツの会社と契約をしたが、
実際の調査船は中国の船を使うことが分かり中止となったことが判明したとのことです。
中国としてはお金をもらって日本の地底調査が出来ことは願ったりかなったりです。
ファーウェイの問題であるように中国の法律では民間会社が得た情報を
政府が提出することができるのです。
後は人的リソースの問題です、各国とも人員確保はいつも課題になっており、
中国海軍も同様に優秀なる人材確保に力を入れています。
ただし、海軍には必要なリソースとして持っている必要があるのがシーマンシップです。
最近は各国の海軍での事故についてはシーマンシップの欠落が問題となっています。
特に歴史のない中国海軍にはシーマンシップについての認識がどのくらいあるのか知りたいところです。
最後にこの様に急速に増強している中国海軍ですが、
アメリカ海軍のように効率よく運用展開していくノウハウはまだまだです。

シーマンシップって何だ?は下記のURLを参照
http://members.j-navigation.org/jkouen/doc/k00301/k00301023.pdf
コメント
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