著者太田省一さんによるテレビ論です。
自分は普段テレビを見るのはニュースとブラタモリ、タモリクラブ、ドキュメント72時間位なので、
ここに書かれている番組はほとんど見ていないので、何とも言いようがないのですが、
著者が言われる゛テレビの「自作自演的習性」と「視聴者」の暗黙の共犯関係によって
テレビ社会ニッポンは誕生した。゛と書かれていますが、自分としては違和感がありました。
テレビ番組の初期は一家で皆が一緒に見ていた時代と一人一台のテレビが個人へ移行して
インターネット社会に変わって行く時代においてテレビ社会は昔の価値観ではなく、
別次元の世界に変わっており、多様化と自己満足度と共通の課題としてのため
見るようになっていると思います。
それと現在課題としてはインターネット同時配信についてコメントがなかった点については
ご意見をお聞きしたかった。
日本だけのテレビ社会から世界のテレビ社会に境目は無くなっていくのではと思います。
妻は何時までもクイズ番組が好きで毎日のように様に見ている姿を見ると著者が論じているより
もっと単純な動機で見ているのではないかと思います。
自分はテレビ番組を見ないのはもっと他に聞きたい音楽があり、読みたい本があり、
やりたいことがあるので暇があれば、録画している映画を観ています。