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宮脇昭 自伝 いのちの森づくり

2020年07月25日 | 読書

宮脇昭 自伝 いのちの森づくりを読みました。

 

 

 

自分には全く畑違いの本ですが、緑化推進として国、自治体、JA等がいろいろと主体となってやっているという

概念でしかありませんでしたが、この本を読んで初めて知ったことがありました。

やはり昔からの言い伝えを守らないとそれはやがて自分たちに襲い掛かってくる事です。

宮脇氏は生涯一貫して本当の森を作る事に関して信念を貫き現場主義を貫き実践されたことに偽の森でなく、

真の森を作るのには国内外で土地本来の散在自然植生の木群を中心に、

その森を構成している多数の種類の樹種を混ぜて植樹する「混植・密植型植樹」だと述べられています。

特に「日本の常緑広葉樹を主とする照葉樹林帯では土地本来の森は0.06%しか残っていない。

ほとんど人間が手を入れて二次林や人工的で単一樹種の画一樹林にしてしまった。

これが台風や地震、洪水などの際の自然災害の揺り戻し(2次災害)が起こる諸悪の根源である。

その土地本来の潜在植生は、「鎮守の森」を調べればわかる。大抵、シイ、タブノキ、カシ類の木々が茂っているはずだ。」

については同感しました。

広島でも土砂災害がありました、その時に祖先の墓地は流されましたが、

その墓地の傍に神社があるのですが、被害はありませんでした。

やはり昔から建設されている場所は災害に強い場所に建てられていて、新興の墓地は地形を無視していたのです。

広島市については自分の住んでいる近くの美鈴が丘団地に関わられていて近くに行くのですが、知りませんでした。

一度ゆっくり眺めていたとも思いました。

「いのちの森づくり」について認識を新たにしました。

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