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映画 ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書

2020年01月18日 | 映画
本日、観賞した映画はペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書です。



原題:The Post、2017年のアメリカ作品で、スティーブン・スピルバーグ監督のもとで、
メリル・ストリープとトム・ハンクスという2大オスカー俳優が初共演を果たした社会派ドラマ。
ベトナム戦争が泥沼化し、アメリカ国民の間に疑問や反戦の気運が高まっていた1971年、
政府がひた隠す真実を明らかにすべく奔走した人物たちの姿を描いた。
リチャード・ニクソン大統領政権下の71年、
ベトナム戦争を分析・記録した国防省の最高機密文書=通称「ペンタゴン・ペーパーズ」
の存在をニューヨーク・タイムズがスクープし、政府の欺瞞が明らかにされる。
ライバル紙でもあるワシントン・ポスト紙は、亡き夫に代わり発行人・社主に就任していた
女性キャサリン・グラハムのもと、編集主幹のベン・ブラッドリーらが文書の入手に奔走。
なんとか文書を手に入れることに成功するが、
ニクソン政権は記事を書いたニューヨーク・タイムズの差し止めを要求。新たに記事を掲載すれば、
ワシントン・ポストも同じ目にあうことが危惧された。
記事の掲載を巡り会社の経営陣とブラッドリーら記者たちの意見は対立し、
キャサリンは経営か報道の自由かの間で難しい判断を迫られる。
といったストリーです。
この作品の中で報道関係者と政治家の関係が出るのですが、この辺が大変興味がありました。
時の権力者に向かって機密文書を暴露することの葛藤が良く描けていると思いました。
このことは現在のトランプ政権、安倍政権と報道関係との構図が伺えて、
これは国民へのメッセージでもあると思います。
自分のとっている新聞の中に安倍首相の毎日の動向が記載されているのですが、
当然、毎日のように財界人と夜は宴会をしているのですが、
その時々において報道関係者ともよく宴会をしています、
特に偏った報道関係機関との関係はひどいと思います。
この映画の最後に出てくる言葉で印象的なのは
゛報道機関は国民に対して真実を追求する役目を担っている゛
政府に忖度しているのは官僚だけではなく、
今の報道機関は自分たち役目を見直す必要があるのではないかと思いました。
映画のラストはウォーターゲート事件に続くシーンでした。
ニクソン大統領とトランプ大統領が重なって見えます。
コメント
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