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ハンターキラー潜航せよ 原作について その3

2019年07月30日 | 日記
DSRV & ASDSについて

本作品では2種類の有人潜水艇が手出来ます、
最初は上巻98ページ 深海救助艇(DSRV)記載、上巻114~119、ページ DSRV-1<ミスティック>記載です。
深海救難艇(しんかいきゅうなんてい、
英:Deep Submergence Rescue Vehicle、DSRV)は、海中で遭難・沈没した潜水艦の乗員を救助する専用の潜水艇である。
アメリカ海軍では4隻の深海救難艇(DSRV)と4隻の支援母艦による救難態勢を計画したが、
予算の関係で2隻態勢となり太平洋と大西洋沿岸の基地にDSRVとピジョン級支援母艦のペアを一隻ずつ配備した。
ピジョン級支援母艦は双胴で船体間に渡された幅広の甲板を作業甲板としてDSRVを運用した。
その後ピジョン級支援母艦は廃され、事故現場近くまでアメリカ空軍のC-5輸送機によりDSRVを空輸し、
攻撃型原子力潜水艦のセイル後方の救難ハッチ上方に設置したラックに背負い式(ピギーバック)
にDSRVを搭載し事故現場に向かう方法に改められた。
2000年10月、アメリカ海軍はMystic DSRVを基にした有人深海救難艇と支援船を
加圧式救難モジュールと呼ばれる有索式無人潜水機を基にした潜水艦救難潜水再加圧システム(SRDRS)への転換を始めた。
DSRVは遭難艦と救難潜水艦との間を往復して乗員を救助する。
救難母艦は可能であれば遭難艦の至近にまで接近し往復の時間を節約する。
米国のDSRVは下部のスカート以外に突起物のない細長い魚雷形をしており、
最後部にはシュラウドに囲まれた推進プロペラが取りつけられている。
船体は塗装されておらず素材の色に由来する暗い灰色をしている。
スカートとプロペラシュラウドは白く塗装されている。
物語では接続した場合の圧力まで記載されていて、興味深かった。
• 配備艇
o ミスティック(Mystic) DSRV-1 (稼働状態)
o アヴァロン(Avalon) DSRV-2 (非稼働状態)
• 支援母艦
o ピジョン(Pigeon) ASR-21 (退役)
o オルトラン(Ortolan) ASR-22 (退役)
• 仕様
o 建造: Lockheed Missiles and Space, Co., Sunnyvale, California, USA
o 主機関: 電動モーター、銀・亜鉛蓄電池、一軸推進、15軸馬力(11kW)、各7.5馬力(6kW)のスラスター四基
o 全長: 49フィート(15m)
o 舷長: 8フィート(2.4m)
o 排水量: 38トン(38.61メートル・トン)
o 速度: 4ノット(7km/h)
o 最大深度: 5,000フィート(1,524m)
o ソナー: 捜索用、及び航行用
o 乗員: 操縦員二名、救難員二名、24人までの乗員
上記仕様との違いは原作では17名可能となっている。

物語ではもう一隻登場します、
改良型SEAL輸送システム(英語:Advanced SEAL Delivery System、略称:ASDS)は、
特殊作戦に従事する特殊部隊の秘匿長距離輸送というニーズに答えるべく発案された。
前身にあたるSEAL輸送潜水艇 (SDV)は浸水(ウエット)式であり、
被輸送兵員を長時間にわたって冷水に暴露するため到着時点での戦闘準備状態に支障をきた
また無視界(計器)航行能力も限定されたものであった。
潜水艦による特殊部隊の極秘裏の展開という、
対テロ戦争の一翼を担う特殊作戦の要の一つとして期待されてきたが、
現時点では多大な予算を浪費しただけの全くの失敗作と見なされており、
建造されたのは1隻のみで後続が建造される見通しはない。
さらに、唯一建造されたこのプロトタイプ艇が、2008年11月に火災事故で深刻な損傷を受け、修理にかかる経費が費用対効果をはるかに超えるにおよび、計画は破棄された。
搭載可能な潜水艦はロサンゼルス級2隻のみ。
上記資料はウィキペディアを参照しました。
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