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『渋谷音楽図鑑』読書感想

2020年01月01日 | 読書
『渋谷音楽図鑑』読んで



渋谷系音楽としてシティーポップとか都市型ポップスか左今言われて話題となっていますが、
自分も好きな音楽として位置付けていましたが、詳しくは知らず、
漠然と捉えていましたが、この本を読んである程度は理解できる事が出来ました。
キーワードは
・渋谷という街の歴史・公園通り・道玄坂・宮益阪
・渋谷系と、渋谷系へつながっていた人々のつながり
・はっぴいえんど・シュガー・ベイブ・山下達郎
・フリッパーズ・ギター・小沢健二・コーネリアス
山下達郎まではすらすらと読めましたが、フリッパーズ・ギター、小沢健二、
コーネリアスについては知らないので、彼らも渋谷系であることを認識しました。
それと東急系と西武系についての解説には改めてこんな戦略で都市開発をしていたとは
思ってもいませんでした。
広島から上京したのが、1970年4月です、その時に横浜から東急東横線に乗り、
目黒で地下鉄日比谷線に乗り換えて広尾まで通勤していました。
帰り道に渋谷とかに寄っていましたが、そのころには全く音楽の認識はなく、
坂道の多い所と夕食の安い店が多かったことぐらいです。
渋谷の地形についてはNHKテレビの「ブラタモリ」に見られるとよくわかると思います、
最後のシーンに飲み屋さんが出てくるのですが、懐かしいと思いました。
また、牧村さんと大滝詠一と山下達郎のつながりについても再認識しました。
この本の中で、楽曲解析があるのですが、「夏なんです」「DOWN TOWN」「RIDE ON TIME」
「恋とマシンガン」「僕らが旅に出る理由」「POINT OF CZIEW POINT」
があり大変興味深い解析でした。
そして21世紀にもこの流れは継承されていくのですが、この時代の音楽は時代にこびていないので、
不偏性があり、今の時代でも若者にも共感を呼んでいることは確かです。

3人の著者のプロフィール
牧村憲一。音楽プロデューサー。渋谷生まれの渋谷育ちの渋谷住まいで、3人の著者の最年長であり、
氏が「当事者」として関わってきたエピソードの数々が本書の軸となっている。
藤井丈司。音楽プロデューサー/プログラマー/アレンジャー。元々、
牧村氏の主催する私塾「音学校」に藤井氏が講師として登壇した講座が、
本書の原型となっている。本書が初めての著書とのこと。
柴那典。音楽ジャーナリスト。元「ROCKIN'ON JAPAN」編集者で、
著書に『初音ミクはなぜ世界を変えたのか?』『ヒットの崩壊』など。
藤井氏が『初音ミクはなぜ世界を変えたのか?』の感想を柴氏宛にメールしたことが、
本書の企画のそもそものきっかけである。

コメント
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