年金暮し団塊世代のブログ

男寡になった団塊世代の年金の現実と暮らし向きをブログで。 今や仕事になった鳥撮り(野鳥撮影)の成果もアップします。

貧困 (2008年10月)

2008年10月18日 | 定年・再雇用・年金

簡単に言えば、収入が平均的な家庭の半分以下になった状態を「 貧困 」と呼び、働いても貧困から抜け出せない状況をワーキングプア と言います。 
 
国税庁が近頃発表した2007年の給与所得者4,543万人の平均年収は437万円(男性542万円、女性271万円)ですから、単純に言えば、その半分の年収218万円以下の人は貧困者ということになります。 
年収200万円以下の人は、1,032万人で構成比22.8% (男性264万人で9.5%。 女性769万人で43.7%)で、5人に一人が貧困者ということになります。 5年前は902万人の20.2%だったので、+130万人、+2.6%の増加で、格差拡大で貧困者も増加しているということなのかも? 
 
女性が異常に多い点は、例えば、配偶者控除を受けられる年間給与が103万円なので、主婦のパート勤務者のほぼ全員が年収103万円に抑えているからだと考えられなくもありません。 しかし、男性が9.5%、ほぼ1割もいるのも驚きです。 
全国平均で高校卒の初任給が約16万円/月ですから(ボーナス&手当類無しで)年収192万円になります。 年収200万円とは、ほぼ高校卒のレベルと言えましょう。 
 
一方、ワーキングプアとは生活保護の水準以下の収入レベルという定義もあります。
私めの住む県市の生活保護レベルを調べてみますと、詳細な数字は省きますが、住宅扶助費を除く生活扶助費は家族構成にもよりますが、年間ほぼ200万円強です。 
 
こうして色々な(統計)数字から見ると、やはり年収200万円というのが一つの区切りのようで、貧困とは年収200万円以下 と見ていいようです。 ちょっと気になることがあって調べてみました。 経済的な貧困もありますが、社会的な貧困というものもあり、調べれば調べるほどなかなかに難しいものです。



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