鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

議員にまわってくる署名

2013年09月26日 12時48分06秒 | Weblog
今回ブログに分割してアップしている署名用紙は、毎年、議員宛にまわってくるものです。その内容はほとんど変わりません。今回は少し、このことについて取り上げたいと思います。




はじめに、タイトルになっている「県教育予算の充実を求める」ということについて、県予算の充実は良いことだと思います。また、10の中項目もそれぞれそれ自体は課題として理解できるものです。しかし、( )で書かれている小項目の中には、自分の考えと違うものがあるため、この署名には賛同できかねています。
「なんでなんや?」と思われる方もいらっしゃるとは思いますが、議員として活動している以上、この小さなところに書かれていることも気を付けなければ、自分の発言などに影響が強く出ることがあるからです。それは、自分の考えと違うものについても署名をすると賛同していることになり、場合によってはそれにより言質を取られるということがあるからです。

<1.一人一人にゆきとどいた教育ができるよう、十分な条件整備をすること>の部分で、
(7)学校現場に安易に民間委託を導入しないこと。
(8)生涯学習や地域スポーツ・読書活動を推進するため、地域における文化・スポーツ施設の充実ならびに余裕教室の有効利用をはかること。また、文化・スポーツの専門的指導者を増員すること。
の2つに疑問を持っています。
(7)については、そもそも“民間”の考えにはNPOも入るはずで、積極的に導入を考えてもよいのではないかと、私は考えています。
(8)については、公共施設マネジメントの考えはもちろん、そもそも学校自体が地域における文化・スポーツ施設のはずで、その観点が見えないことがあります。

<10.国へ強くはたらきかけること>の部分では、
(1)から(4)までが今定例会でも請願として出されていますが、
(4)防災対策の見直しをはじめとした総合的な学校安全対策を充実させること。については、現在の社会状況から理解はできるものの、(1)から(3)については、疑問と考える文面が出てくるからです。この点は、次の回にまわしたいと思います。


あと、署名の内容全体についてですが、確かに実現できればいい内容が多々あることは認めるところです。
しかし、私たちがこのような内容について署名するということは、やはり財源について考えるべきだと思います。財源は署名の提出先が考えればいいというのではなく、地方議会議員は自分たちのまちの議会審議の取り組みを通じて、提出される先の財政のあり方にも意識を持って発言すべきだと考えます。
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