中村正直の「頑張れプロ野球」

ベテラン野球記者の本音ブログです。

久々の甲子園、だが…

2009-08-28 16:25:56 | Weblog
 約4週間ぶりに、阪神が甲子園に戻ってきた。個人的にはこの間、高校野球取材班に差し入れをするために来たのだが、阪神の仕事となると、ほんに久々。こうして記者席からグラウンドを見ていると、やっぱり8月も末だなあということを痛感する。まして、巨人に優勝マジックが点灯した状況ではなおさらのこと。去年は反対だったのに…とグチを言っても始まらない。これが現実なんだから。

 きのう(27日)の試合は振り返るまいと思っていたけど、まだ悶々としている部分があるので少しだけ書いておく。久保や江草にどうこう言うのではない。あの球審に対しては言っておこないとな。山本さん、それはないだろう!

 七回二死満塁から久保がジョンソンに与えた押し出し四球。確かに、最後のあの外角への真っ直ぐは、ほんの少しだけ外れていたかもしれない。でもね、あれをボールと判定してどうするのよ。状況は0-0の投手戦。あの最高のボールがストライクとなり、なおも緊迫の試合が続くとなれば、観衆のボルテージはもっと上がるでしょうがよ。何も阪神が負けたからどうこういうんじゃない。球審は「試合の空気」を読んでジャッジをしてほしいんだ。あれが反対であっても、俺は何も言わないよ。「しょうがないな」と苦笑いするだけだろう。

 これを含め、きのうの球審はおかしげなジャッジがたくさんあった。それも含めてプロ野球とはいえ、もう少し審判も腕を磨いてほしいもんだ。コースをきっちり取れ、と言ってはいない。「状況を読む力」を養ってほしい。

 ということで、今季最後のTG戦。阪神最後の意地に期待するが、マジックが点灯した巨人の勢いは止められんやろうな。悲観的で申し訳ない。