備忘録

舞台の感想を書いています。(ネタばれ有り)Twitterはdacho115。

Ian McKellen On Stage@london

2019-12-31 21:32:07 | 他言語ストプレ
開演前はピアノが、ずっと流れており、
そのラインナップは、メジャーな曲
”トルコ行進曲”とかマイナーな曲までかなり幅広く、
基本はクラシック。(若干、ピアノ練習曲とも言える)

舞台上手には大きい箱が、
その周りにはゴテゴテとシールが貼ってある。

と、ピアノ曲が鳴り止み、
そのまま客席が突然、暗転。
効果音とともに、指輪物語
と思われる物語が録音で流れる。

照明が付くと、その台本を読むサーの姿が。

ひとしきり、指輪物語の事を
話してから、舞台上の箱に話題が移る。

その箱からいろいろな小道具を出し、
中には、机や椅子まで入っている。

それらを下手に設置し、
次々と箱から小道具を出していく。

まずは、指輪物語の模造の剣。
その後、客席からアシスタントを募集し、
その模造の剣の切れ味を確認して貰ったり、
抜いて貰ったりして、サー本人は、
ガンダルフの帽子を被り、チェキで記念撮影。
その後、プログラムにサインして、
(どのページが良いか聞きつつ、
自分の若い頃のページにするサー)

そんな客席参加型はこの後も続き、
謎の女装キャラに扮し、
エコバックの中のモノを客席に投げる。
それも結構、本気で二階席まで。

その後は、朗読のコーナーや、
これまで演じてきた役についてなど。
中には映画の『キャッツ』の話とか。

ハリーポッターに出演と間違われ、
マイケル・ガンボのサインを
書いた話とか。(スペルをワザと間違える)

あとは、クリストファー・リーの話とか
アラン・リックマンの話とか。

また、舞台の話、
というか、劇場の話。
このピンター劇場の思い出など。

最後に朗読したのが、
何なのか分からず。


二幕。
開演前から、下手の客席から登場。
握手に対応したり、普通にお客さんと話し込む。

そのまま、若干ふらつきながら、
(そういう演技)舞台に上がるサー。

そのまま、『お気に召すまま』
のジェイクイズの人生の喩えの一節を朗読。


箱から、シェイクスピア全作品の
戯曲が入った箱を出し、客席に
知っている作品名を言わせていく。

そこで、聞こえた作品を、一言ずつ紹介。
終わったら、下手の机に置いていくという流れ。

作品は幾つか、セットで紹介。
ナンバリングされてる史劇系はまとめてだけど、
なかには、その作品とその作品がセットなんだというモノも。


ケネス・ブラナーやジュディ・ディンチ
などの話も。これ、本人が観にくることは無いのかな。

ハムレットなんかは、
紹介はするけど、その引用文は、
劇中劇の前の部分とかなりマニアック。
あくまで、先王やクロ、ボロパートでなく、
ハムレットの部分を朗読する辺り。


かなり流れる様に進むので、
有名作品でも、おざなりな紹介も。

たとえば、ロミジュリとか、
ヴェンボーリオを演じたけど、
出演したシェイクスピアで唯一死なかったとか。

後はリアでコーディリアを
抱えるマイムとか。

ヴェローナの二騎士なんかは、
上演自体が珍しいので、客席に
観たことが有る人を聞いたり。

なお、客席には観てる人が居て、
ニューヨークの野外シェイクスピアで観たと。
『ナイツテイル』はソレに入らないか(笑)

一応、全部の作品名を客席が言ってたけど、
これ、サクラ無しで、客席がシェイクスピアを嗜んでる
という前提なんだろうか。いや、分かるけどさ。
(ただし、英題は知らないので不参加)

最後は冬物語というのは決まっている。
そのため、先に言われても、それは後で、と。

で、冬物語を朗読して暗転。

このまま、終了かと思いきや、
水のペットボトルを持って登場。

まだ、話続ける。
それも、持っているけど飲まないし。

で、完全に終了し、
カテコ暗転後、舞台に居ないサー。
と、突然、箱が開き、中に入っているサー。

実は、このシール、
公演が終わる度に、
公演ステッカーを貼って行く仕組み。

で、蓋にはここまで、
ピンター劇場での上演回数分が貼ってあり、
本日も、一枚、貼って終了。

更に、黄色いゴミ箱をもち、
募金の呼びかけをした後、
颯爽とロビーの方に。
募金箱を持って立つサー。

と、ここまでショーの一部。

2時間半、幕間はあるけど、
ほぼ、ノンストップ。
途中、水を飲むことはなく、
二幕ラストで持ってくる程度。

なおかつ、生声。
この規模の劇場で、生声なんだ。

聞き取れない箇所多数なので、
字幕付きでもう一回観たいけど、
映像化は無理なのかな。
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