あらすじは前回のこちら。
津嘉山。
客の笑いが入るとここまでコミカルな役になるとは。元々、ボケキャラな処はあるかなぁとは思っていたが。
二幕の長ゼリフは相変わらず淀みない。ただ、台詞とともに手の動きも入り、基地問題に言及すると説得に入る感あり。
その一方で、廬花の話になると、夢想的な、理路整然とは違う語りモードに。1幕での海岸でのシーンはやはり下手で観ると目が合うので、かなりダレトク状態。
ミツコの結婚問題になると、それらとはまた違うテンション。特に、アンドリューと肉体関係を持ったという件では、妙に興奮してるし(笑)。こう、面白くて仕方ないといった趣き。しかし、マモルの秘密が明らかになった時は、結構無関心。
大家@ノブオ。
老人役以上にボケキャラだったのが、このノブオ。なんかもう、一挙手一投足、全てが笑いに繋がる。やはり、この役は客が入ってこそ、完成される役?
結構な台詞量がある役だが、違和感なし。やはり、上手い役者なのかも。
山本@アキコ。
誰に説得されようとも、絶対に信念を曲げない。それが、痴呆症からくる固執でなく、物事の状況を理解をしたうえの頑固さなのか?
といった私的解釈なのだが、今回、再見して、あれは一貫しての頑固さからくるもので、痴呆症という路線は無いような気がした。
しかし、最後のマモルの告白による、洞窟での出来事。それを本人外から観客に知らせることにより、意外と…という思わせぶりな展開に。
渕野@ケイコ
前回の初見より、米軍住宅地反対運動への拘りが目立つ。反対運動に参加することで、若い時分に果たせなかった革命を決行しようとする。
そういったバックグラウンドを知っているから、そう感じるのかも。
三枝@ミツコ
日本はアメリカ国に属するという件で、後半、一気にまくしたてる。
その展開は、やはり唐突。単なる憧れなら良いが実は、ミツコの本当の父親はアメリカ人とかそんな設定があるのかも、とか思ってしまうが、そんなこともなく。
須田@マモル
二幕後半に明かされる"秘密"を最初から知っていると、アダムとイブに食いついたり、一線を越える(自殺でなく、同性愛嗜好)とか伏線のような気がして。
ただ、役者として観ると、"えなりかずき"チックな処があり、妙なワザとらしさが。
やはり、クラシック音楽の入り方が好み。それが作中に入り込んでいるので、余計に。オープニングは相変わらず長いと感じるがそれも中年男の冒頭との繋がりとか。(実際に聞いていたのは、波の音だけど。)
また、幕開けも、一幕最後と繋がったり。
二幕最後で、ノブオとケイコが出会った作品がチェーホフの"三人姉妹"というのが何ともマニアックな。
客席に山本龍二氏、発見。あの顔の長さなので、帽子をかぶっていても認識可(笑)
さて今回、稽古場、ゲネプロ、千秋楽とポイント、ポイントで観劇。
一つの作品をここまで掛けて観る体験は稀、というか貴重な体験なので、作品として仕上がるまでのプロセスを垣間見たような。
ただ、こういった台詞の応酬がメインの作品である故に、作品の変遷が分かるのかなぁとも。
ま、結論としては津嘉山氏の芝居を色々と堪能出来て、もうダレトクという。←ソコ-。
津嘉山。
客の笑いが入るとここまでコミカルな役になるとは。元々、ボケキャラな処はあるかなぁとは思っていたが。
二幕の長ゼリフは相変わらず淀みない。ただ、台詞とともに手の動きも入り、基地問題に言及すると説得に入る感あり。
その一方で、廬花の話になると、夢想的な、理路整然とは違う語りモードに。1幕での海岸でのシーンはやはり下手で観ると目が合うので、かなりダレトク状態。
ミツコの結婚問題になると、それらとはまた違うテンション。特に、アンドリューと肉体関係を持ったという件では、妙に興奮してるし(笑)。こう、面白くて仕方ないといった趣き。しかし、マモルの秘密が明らかになった時は、結構無関心。
大家@ノブオ。
老人役以上にボケキャラだったのが、このノブオ。なんかもう、一挙手一投足、全てが笑いに繋がる。やはり、この役は客が入ってこそ、完成される役?
結構な台詞量がある役だが、違和感なし。やはり、上手い役者なのかも。
山本@アキコ。
誰に説得されようとも、絶対に信念を曲げない。それが、痴呆症からくる固執でなく、物事の状況を理解をしたうえの頑固さなのか?
といった私的解釈なのだが、今回、再見して、あれは一貫しての頑固さからくるもので、痴呆症という路線は無いような気がした。
しかし、最後のマモルの告白による、洞窟での出来事。それを本人外から観客に知らせることにより、意外と…という思わせぶりな展開に。
渕野@ケイコ
前回の初見より、米軍住宅地反対運動への拘りが目立つ。反対運動に参加することで、若い時分に果たせなかった革命を決行しようとする。
そういったバックグラウンドを知っているから、そう感じるのかも。
三枝@ミツコ
日本はアメリカ国に属するという件で、後半、一気にまくしたてる。
その展開は、やはり唐突。単なる憧れなら良いが実は、ミツコの本当の父親はアメリカ人とかそんな設定があるのかも、とか思ってしまうが、そんなこともなく。
須田@マモル
二幕後半に明かされる"秘密"を最初から知っていると、アダムとイブに食いついたり、一線を越える(自殺でなく、同性愛嗜好)とか伏線のような気がして。
ただ、役者として観ると、"えなりかずき"チックな処があり、妙なワザとらしさが。
やはり、クラシック音楽の入り方が好み。それが作中に入り込んでいるので、余計に。オープニングは相変わらず長いと感じるがそれも中年男の冒頭との繋がりとか。(実際に聞いていたのは、波の音だけど。)
また、幕開けも、一幕最後と繋がったり。
二幕最後で、ノブオとケイコが出会った作品がチェーホフの"三人姉妹"というのが何ともマニアックな。
客席に山本龍二氏、発見。あの顔の長さなので、帽子をかぶっていても認識可(笑)
さて今回、稽古場、ゲネプロ、千秋楽とポイント、ポイントで観劇。
一つの作品をここまで掛けて観る体験は稀、というか貴重な体験なので、作品として仕上がるまでのプロセスを垣間見たような。
ただ、こういった台詞の応酬がメインの作品である故に、作品の変遷が分かるのかなぁとも。
ま、結論としては津嘉山氏の芝居を色々と堪能出来て、もうダレトクという。←ソコ-。