備忘録

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『銀河英雄伝説』自由同盟編

2012-04-27 00:04:16 | 国内ストプレ
アスターテ会戦、イゼルローン攻略、アムリッツァ星域会戦の前までをヤン、ラップ、ジェシカの三角関係を織り交ぜつつ展開。
但し、ラップの存在をかなりクローズアップ。

河村。
舞台上での発声があれで良いのかということを置いとけば、アニメ版の富山@ヤンを大変に意識した役作り。それが良い方に向いているため、特に問題なし。ともかく、仕草と間が大変にイメージ通り。原作付きの作品で、演者が有名人なのに、個を殺して、役に徹するというのが、凄いと思う。

馬渕@ジェシカ
程よく出演作を観ているが、どうも印象が薄い。こう、芝居に違和感が無さ過ぎるため、自然体というのか?ジェシカって、結構、自立する女性(本命がヤンなのに、ラップと婚約し、最終的に社会進出)なので、これはこれで有り?
野久保@ラップ
作品の前半で居なくなるキャラなので、やたらと回想で登場するメインキャラで来るとは。舞台的には使いやすいキャラか?
役者本人がボケキャラ+好青年キャラなので、その辺はイメージ通り。

大澄@ムライ
ヒゲ、それに尽きる。そのまま、920(ムライ違い)。声はああ見えて低音なので、堅物路線に違和感なし。

天宮@キャゼルヌ
補佐官なため、良く隣にいるため、視界に入るがそれ以上は…。ただ、ここにベテランな役者が入るのか。

中川@ポプラン
あのチェのような風貌なため、目立つ目立つ。で、実際、メインキャラ。カテコでもソロは無いものの、かなり目立つ歌い方。

松井@シェーンコップ。
女タラシのこの役だが、大衆演劇の流し目路線?斧を使用した殺陣はキレイ。

西岡@シトレ
ヤンの上官って、居たのか。そして、そんな上官役がピタリ、と。

今回、開演前に銀河をスクリーンに映し出しているので、何故だろうと思ったら、思い切り映像過多演出。帝国編が普通にセット演出だったため、ちょっとビックリ。
しかし、人数は減ったもののコロスは健在。そして、謎の歌手がいきなりラップとか。あれだけミュージカル畑の役者が出演しているのに。
そして、それらミュージカル畑役者陣は最後まで歌わないし、ヤンにソロはあるもののポプランに無いのは…。なのに、ジェシカとフレデリカにはソロがあるし。

また、唐突に映像を使用したダンスパフォーマンスがあるが、実はフライングボールを視覚化したものだったり。

スパルタニアンの出撃シーンは映像なのに、それによる応戦は役者本人による殺陣という、舞台ならではシュールさ。中川氏に殺陣をやらせたいだけ?

憂国騎士団も登場し、その傍若無人振りをダンスで表現するが、ヤンに『あの躍っている人たちは?』と台詞で言わしてしまうのがツボ。

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