備忘録

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『君となら』@Seoul

2012-05-09 04:03:47 | 他言語ストプレ
『너와 함께라면』 三谷幸喜脚本の『君となら�・Nobady else but you�・』韓国版

おおまかな流れは、日本版と一緒(多分)。ただ、最後、妹の恋人の写真を見せられると、結婚式マーチが流れ、父親が縁側に降り、スポットライトがあたり、座布団を破いて幕。というのがオリジナルか。


彼氏、ケニー。이갑선
東京ヴォードヴィルの佐渡氏っぽい。演者は若い人らしい。白髪にし、老けメイク。でも、かなり年寄り演技。

長女。손희승
自分が騒動の原因なのに、その行動がイヤミにならない可愛さ。

父親。최대철
結構若い。そのため、ヒロインの父には見えないような。

次女。
一番オイしいのはこのヒロインの妹。オセロ松嶋タイプで、韓国ドラマによく出てくるヒロインのお節介をやくキャラ。

彼氏、ケニーの息子。
勘違いが一番激しい役だが、その暴走っぷりは若さから?バスケのフリースローシーンでは、スーツを颯爽と脱ぎ捨てる。


段々派手になっていく衣装、そして勘違いというか、最後まで状況を読めないボケ担当。


日本版と同じ運びで韓国語はオボジとオモニくらいしか分からないのに、笑えるというのがスゴい。
一番分かりやすいのは、ケニーを探すシーン。本当は彼氏の愛称なのに、彼氏の息子には次女が猫と言ったばっかりに、母親と彼氏の息子で認識の差が。
彼氏が何かにつけ、OKというのだが、これは日本版にもあったか?彼氏の息子も口癖なので、あったのかも。


気になったのが、流しソウメン。あれって、じゃんじゃん流していき、食べたい人が攫っていくイメージだが、今回のだと、食べたい人に向けて流す。
単に長さが足りないだけなのだが、あの広いセットなら、縦に使わず横に使えば良いのに。


日本版の佐藤@ケニーに対抗出来る人はやはり少ないか。全体的に役者が若い印象。
それでも韓国版初演の人(송영창 韓国版『笑の大学』初演の検察官役 50代後半)で見たかった。
また、床屋の和田君の勘違いも良いのだが、あれはやはり伊藤氏の、こまごまと仕事をこなすのに、ヒロインに恋心を抱くという設定なので、今回の人だと単に暴走しているだけのような。


バスケのゴールが舞台下手。そして、居間の鴨居にも何故かゴールが。
室内の掛け軸が"聴"というカンジを相田みつを風に文にしたモノが飾ってある。"てんか"という人の文。
居間の本棚には野花の本に紛れて心理学の本が。

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