備忘録

舞台の感想を書いています。(ネタばれ有り)Twitterはdacho115。

『わが魂は輝く水なり』

2008-05-18 20:19:12 | 国内ストプレ
(パンフ続き)維盛をたて、囮になり逃がす。そこに巴が現れ、実盛助けようとするが、それを振り切る。一方で義仲軍も壊滅状態であり、狂気にとりつく巴。そして、中原兄弟で殺し合いますます壊滅へ。一方、実盛は生け捕りにされまいと、化粧をし、老いを隠す。しかし、追ってが来るまえに死亡し、幽霊の五郎に守られ、幕。
萬斎。老け役。そのため、初めから声を作ってるので、あのくせのある話し方が気にならない。やはり、現代物より時代物の方が映える。
菊之助。鼻に掛かる声。そのために、狂言回しにするには聞き取りヅライ。ただ、役としては女形の様な、しなやかな役。
秋山。想像以上に声が高い。高田の様な、ドスの聞いた声なのかと思いきや、高い。あまり、印象には残らず。
長谷川。公家の設定なら、ゆるせるが、時代物であの喋り方はどうなんだろうか。
大石。若干、シャガレ声。もう少し、舞台発声のイメージだっただけに、印象が変わった。時代物が会わないのかも。
亀三郎。歌舞伎俳優のくせが薄い。時々でる程度で、他の現代物で見てみたい。
神保。いかにもなおばあちゃん。老舗の劇団の様。あの発声の良さは気持ちよい。
邑野。いきなり、泣き叫ぶ役なのに、余り激情を感じない。つい、秋山と比べてしまうので、余計下手に。
津嘉山。思ってたよりは出番あり。萬斎に比べると、本当に年寄り。なのに、萬斎よりも若い設定。

時代物だけど、いつもの音楽。ただ、独白は少ない。そして、笑いのシーンが多い。舞台の使い方でタイタスと同様な雰囲気を感じた。

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