備忘録

舞台の感想を書いています。(ネタばれ有り)Twitterはdacho115。

『100年のI Love You』

2011-09-13 15:46:57 | コンサート感想
オープニングはテーマ曲を5人で歌い踊る。

その後、トモちゃん(トモヤ)が(平泉)キズナとイタリアンレストランで待ち合わせる処からスタート。幼なじみの二人は最初は仲が良かったが、段々すれ違い、キズナは本当の愛を求め、去る。

なお、最初にソロを今井氏が歌うが、この時点で、かなり息が切れている。また、かなり高音域な曲なのだが、この後もこの音域の曲が続く。

まず、キズナがたどり着くのがホームレス。そこで玉野氏と原田氏と仲良くなり、かなり本気なダンボールキャタピラーレースを展開。で、負けた人の×ゲームが日替わり。今回は"今の気分をモノマネで表現"。基本的にキズナが負けるらしく、最初に原田氏がマスオさんのモノマネ。その後、キズナがサザエさんのエンディング(クッキーつっかかえ込み)を披露。玉野氏がそのまま進めようとするものの、原田氏に止められ、古畑のモノマネをやる羽目に。その後、タップでドリカムの"うれしたのし大好き"。これはこれで、息が切れているので、かなりハードル高し。その後、玉野氏と良い関係なるが貧乏がネックになり、別れる。その後、金持ちな今井氏とゴルフスタイルの井澤氏が登場し、ホームレスの衣装から着替えるキズナ。その時、今井氏が衣装ダンス宜しく、色々とキズナの衣装を身に付けている。

暗転後、中世ヨーロッパ貴族扮装の原田氏がキズナに恋文を書いている。そこに玉野氏がかなりバカっぽい弟(おかっぱ)とよく分からない衣装の父親役で登場。その原田氏が父親にキズナを紹介するも、家柄が仇通しということで、反対される。そこで映画版『ロミジュリ』のテーマに日本語詞を付けて歌う原田氏。これがかなり上手い。そして心中の結論になるが、それを阻止しようと天使な今井氏登場。しかし、何故か原田氏と今井氏が相思相愛になり、二人で映画『ゴースト』のテーマを歌う。このハモリがなかなか良い。

暗転後、何故かボンテージなキズナが登場。それにタナボタ風な女装の玉野氏と正統派な女装の井澤氏登場。ジャジーな曲を披露し、通行人の男を引っ掛けるが、それがトモちゃんだった。

暗転後、キズナ母に扮する原田氏がプロ野球の応援ソングを歌い登場。そこに帰宅するキズナとトモちゃん。トモちゃんはキズナ母にキズナの恋愛観を話そうとするが、そこにキズナ父に扮する玉野氏も乱入。ハチャトリアンの"剣の舞"にのせて、歌うトモちゃん。そして、また愛を求めさまようキズナ。

暗転後、キズナはホストとして働こうとする。しかし、そのための試験を課せられるが、上手く男を演じる。そして、客席降り付きの"愛の賛歌"とオスカル・アンドレ1人2役の"ベルばら"を披露する。しかし、採用は叶わず自分を見失うキズナ。

ここで、玉野氏の即興タップコーナー。客席からお題をもらい、即興でマイムとタップでその状況を演じる。最後はチャップリン風味。
この後、"100年"が入った歌詞ということで"ハナミズキ" と『嵐』の"One Love"、それに『コブクロ』の"永遠にともに"を歌い。
最後はトモちゃんがキズナにプロポーズして幕。


大和。初見が『カーテンズ』のヒロインだったので、これ以上下がることはなし。前回の『風を結んで』も似合っていたし。そして、今作では完全に宛て書き。台詞廻しが如何にも宝塚・男役なので、それさえ気にしなければ、問題なし。そして、玉野演出がそんな大和さんを生かした演出なので、ショーを観ている分には楽しめる。タップは大変そうだが、ダンスのダイナミックさは素晴らしい。歌に関しては、普通。"ハナミズキ"や"愛の賛歌"とか中低音を生かした曲は良いが、高音になると…。なので、何故にラストにあんな難曲を?でも、怖いもの見たさでオペライベントは聞いてみたいかも。

今井。今回、高音域曲ばかり。ハモリ曲も高音域。なので、若干期待ハズレ。それゆえソロ曲は圧巻なのだが、"Love"を"愛"と訳され語呂が悪いなら、例え**英語でも英語詞の方が良いのでは、と。ただ、『Mr.ピンストライプ』の構成よりは少人数な上、選曲も良い。後はあの"Unchained Melody"のデュオハモリが良かった。また、前回はウェディングドレスだった野で、ああいうフワフワした衣装を着させたいらしい、玉野氏。

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と、書いたら、あのソロ曲は"さだまさし"の曲で、
元々、日本語詩らしいことが判明。
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原田。実は結構、出演作は観てるし、アンジョもマリウスも聞いているが、『ロミジュリ』の曲の低音域曲が良かった。そして、ネタキャラ。

井澤。他の4人に比べて出番が少なく、一番のポイントは女装なのかも知れないが、それもそれなりに着こなしているので…。そもそも何要員?一番驚いたのが、プロフィールに載っていた実写版『ここはグリーンウッド』の蓮川役をやっていたことだか。

玉野。かなり出番多し。それでいて、キレがあるダンスは流石。歌に関しては普通。


既存の曲に訳詞を付けて展開するミュージカル。洋楽になると『聞いたことがあるような』止まりで、元ネタがわからないが、ほぼ出演者にあった選曲。J-POPになると若干カラオケ感は否めないが、そこはアカペラ風味でカバー。何よりストリングが入る編曲が良く、オリジナルのテーマ曲も結構耳に残る。

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4 コメント

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Kiyo (SH)
2011-09-13 17:06:14
今井さんに音域が合わない曲が多かったのですね。残念。ピンストライプは6回位見ましたけど、ああいう感じの構成なのですね。玉野さんまだまだ踊れるなんて、本当に凄い方です。
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SH様 (dacho)
2011-09-13 18:45:31
あ、誤解を与えたようで。単に自分の好みの音域ではないというだけです。低音好きなので…。『レミゼ』の"BHH"の音域というのでしょうか?

さり気なく、『ピンスト』を六回も観られたというのが凄いです。

あれよりもエンタメ色(お笑い路線?)が濃かったような。


玉野氏はあの出演者の中では一番キレがあったかと。三枚目路線な役ばかりで、そのギャップを楽しむみたいな。
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Kiyo (SH)
2011-09-16 17:59:54
あ、私もキーヨがBHHの音域で歌うのは残念だと想います。

お笑い路線ということで、キーヨが白タイツを穿いたと言うのは本当ですか?バレエのチュチュとかも着てましたか?
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SH様 (dacho)
2011-09-16 20:03:55
演技込みなら、十分、感動モノなんですが、普通に聞く分にはちょっと…<BHH音域

また、扮装は本当です。
結構、アチコチのブログにこの扮装の感想は
落ちていたので、省略してしまいましたが、
ドリフの雷様のようなカツラと白タイツにモコモコしたモノを穿いた天使でした。
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