ちゅーたのたび

人生メロメロ奮闘記!?

『僕は明日、昨日のきみとデートする』

2016-03-14 | 本と雑誌

新聞の広告欄におすすめ書籍として載っていた。
書評が「涙なしでは読めない」とか書いてあった。
ホントかぁ~~~?
と思って、買ってみた。
とりあえず、文庫の字の大きさって、こんなに大きかったっけ(笑)
という感じで読み始めた。
主人公が一目ぼれするところから始まる。
奥手な主人公が友人の手助けを受けて
無事に彼女をつかみ、デートを重ねていく。
と、はじめは単なる恋愛小説かと思った。
徐々に真実が見えて来る。
タイトルもあり、主人公の疑問もあり
彼女が真実を明かす前にうすうす感じていた。
だけど、まさか・・・・・そっち!?
という展開。
そこまではわからなかった。
彼女があまりにも普通だったから。
彼女が真実を打ち明けてからの
主人公の思いと彼女の思いは
確かに涙なしでは読めなかった・・・・・・・
というのは大袈裟。
ウルッとはきたかな。
たった40日間の儚い日々。
だけど、濃い日々。
深く考えなければ、純粋でちょっとSFが入った恋愛小説。
まぁ、こんなオレなので、いろいろ考えてしまい
涙が止まったというわけ。
シンプルな文章で読みやすく
あっという間に読み終わってしまった。
『残穢』の時は、映像を思い浮かべながら読んでいたから
ちょっと時間がかかったが
恋愛小説はあまり映像を考えなくてもいいから
すぐに終わってしまう。
オレの総評としては
面白かった・・・・・・かな。
切ない・・・・と一度は思ったが
「だから大事にする」という気持ち
前向きな二人を見て
ちょっと心が洗われたような感じ。
ご一読あれ。