ブログのタイトルを後で考える

長らく使っていたブログのタイトルを2023年3月21日に変更しました。何か思いつけば、新しいタイトルに変更します。

Seleneの開発停止

2005年06月14日 | 新月
 Seleneの開発を停止します。今、新月プロジェクトではd55d278eさんが十六夜(いざよい)という新月の新しい実装を開発しています。んで、僕はJavaの実装のSeleneを開発していました。しかし、今日掲示板に投稿された十六夜のソースコードを読みましたが、完成度がものすごく高そうなのです。というわけで、ガタガタのSeleneをこれ以上開発をしていても、しょうがないので、やめることにしました。

 やめるにはいくつか理由があります。ひとつは、Javaの実装はふたつもいらない、という僕のポリシーです。実装が複数あるよりも、選択肢が少ない方がユーザは選ぶのが楽でよい、と考えるからです。ふたつは、僕が考えていたことが、すべて実装されてしまったことです。同じコードを書いても生産的ではないので、やらないことにしました。みっつめに、すばらしいコードだったことです。これにつきます。びっくりするくらいです。

 十六夜から学ぶところはたくさんあるので、盗めるところは盗んで、さらに上を目指そうと思います。いやー、寒気がするくらいいいコードだった。すごい。さらに、短期間であれだけの量のコードを書けてしまうのもすごい。

 ところで、次期バージョンとしてせっせとコードを書いていたSeleneの進度は全体からみると4割くらい。こないだの日曜日は忙殺的な量のレポートから逃避して、プロトコルコマンドの実装をしていました。それを乗り切ると、ゴールは見えてくるところでした。公式開発はストップして、趣味のレベルで続けるのはありかも知れません。

 Seleneにはマルチエージェントシステムを組み込みたかった、っていう最終的な個人的な目標がありました。正直、これはかなりの未練の部分です。キャッシュの同期とノードの同期(いわゆるClientThread部分)はエージェントの導入をかなり考えてました。あとは、新月の起動中にユーザがエージェントに希望のスレッドの探索をさせたりすることができるようにも考えていました。十六夜でこの部分のコードを書かしてもらえるように、頼んでみようかな。

 まぁ、なにはともあれ、僕が一番いいたいのは、Javaの実装はふたつもいらないことです。僕はどこまで戦力として役に立つかはわかりませんが、十六夜の開発のお手伝いをしようと思います。完成度の高い、実装を提供するのは新月コミュニティのためであると思います。それは新月の普及に欠かせないことだと思います。そして、自分の技術向上のためにやれることを最大限やろうと思います。
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