ブログのタイトルを後で考える

長らく使っていたブログのタイトルを2023年3月21日に変更しました。何か思いつけば、新しいタイトルに変更します。

中波帯向け60cm×60cmループアンテナの自作

2011年01月14日 | アマチュア無線
 現在住んでいる宿舎は、鉄筋コンクリート建築のためラジオを聞くには環境としてあまりいいものではない。でも、安定して中波や短波を受信できないか、と欲が出てくるものでなんとかしてみることにした。幸いなことに自分が住んでいる部屋は5階であるため、建物はよくないが場所としてはかなりよい。室内でもアンテナひとつでなんとかなる可能性もある。

 それで、中波や短波で小さいアンテナで効率よく電波を受信するにはどんな方法があるのか調べてみた。ロングワイヤーアンテナが候補として出てくるが、ノイズが多いそうであまりいいものではないらしい。というか、ロングワイヤーだけに長いワイヤーを張り巡らせるには無理がある。となると、定番のスモールループアンテナが候補になってくる。

 まずは中波帯向けに絞ってループアンテナを自作することにした。空芯コイルとしてループアンテナを自作することになる。ここは欲張って、60cm×60cmのループアンテナを作ることに決めた。

 調べてみるとループアンテナはQが高いらしく、選択度がいいらしい。指向性もあって聞きたい放送局の方面にアンテナを振れば、混信を免れることもできる。できるだけ信号を強く受信したいので、線間距離を空けて、巻き数を稼ぐ形にした。設計にあたっては高専にいた時以上にインダクタンスの計算や電気磁気学の理論を復習した気がする...。

 60cm×60cmのループアンテナだと、線間距離10mmだと18回くらい巻けばいいらしい。バリコンはポリバリコンを使った。ピックアップコイルを3回巻いて、受信機に入力することにした。計算上は17回らしいけど、530khz付近で同調がとれなかったため、1回分多く巻き直した。

 ループアンテナに使った線材は、通信用TIVF0.8mmの長さ20mで、引き裂いて半田で繋げて40mのケーブルにした。このケーブルは、ちょっと固めなので線材のねじれをとるのは少し苦労する。

 ループアンテナを作っていて大変だったのは、ワイヤーのテンションに負けない強固なフレームを作ることと、ワイヤーの捻じれを取ることだった。ひとまず見てくれはそれなりになったものの、ワイヤーのねじれはとりきれなかった。



 次回ループアンテナを作るときには、もっと強固なフレームを用意しようと思う。そして、ループアンテナに巻く作業は言うまでもなく、辛い作業でひらすら穴に通しては線を引っ張るを1時間ほど続けた...。

 それはさておき、このアンテナがどれくらい性能があるのかが気になるところだ。早速、日本語放送の「ロシアの声」でどれくらいの感度なのかアンテナを試してみた。

自作ループアンテナの中波受信 Kenwood R-5000 ロシアの声


 同調が取れていないと頼りない信号でも、バリコンでチューニングをすると信号が浮かび上がってくることを体感できる。徐々にSメーターが振れて、はっきりとした音声が聞こえてきて、室内でも外国の中波放送が受信できるのは面白い。

 次にNHK第一の豊橋中継局からの信号を受信してみた。距離してみて10kmも離れていないだろうから、受信はできて当然だ。このループアンテナがどれくらい信号を強く受信できるのか調べるにはもってこいだろう。

自作ループアンテナの中波受信 Kenwood R-5000 豊橋中継局からのNHK第一


 わざとバリコンの同調をずらした状態でも、聞こえている。中継局が近い割には信号はあまり強く受信はしてない。そこで、バリコンを同調する方へ調整をしていくと、元気よくSメーターが振れてくる。R-5000が優れている点は、後ろでモゴモゴと聞こえているが、目的の信号をしっかりと受信できる点だ。ループアンテナも受信機も選択度が高いと混んでいる中波帯では有利そうだ。

 今回作ったループアンテは500-1500Khzまで同調することができ、信号をしっかりと浮き上がらせてくれた。作る前はちゃんと受信できるかどうか心配だったが、取り越し苦労だった。次は、フェライトバーアンテナや、空芯コイルを使った短波帯アンテナ、1m×1mのループアンテナなんかを作ってみたい。

 早速、聞くことよりも周辺機器作りが目的になってきてしまった...。
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Kenwood R-5000を入手した

2011年01月14日 | アマチュア無線
 最近、急にラジオを聞きたくなり、受信機が欲しくなった。特に中波や短波放送が聞いてみたい。普通はBLCラジオを買えば話は済むのかもしれないが、いかんせんアマチュア無線をやっていた頃があったため、あのダイヤルを回す感覚が懐かしく感じる。アマチュア無線の免許は持っているので、HFやV/UHFトランシーバーを買えば済む。しかし、今のところ電波を出してみたいところまでは考えていない。まずは、受信機を入手して、いろいろと中波や短波放送を聞いてみることにした。

 調べてみると、受信機は高い。特にMFやHF向けの受信機は古くてもそこそこの値段がする。古いと値段は下がるが、いかんせんその維持が問題となる。オシロスコープやスペクトラムアナライザ、ファンクションジェネレータがあるわけでもないので、そういう受信機はパスすることにした。古すぎず、高すぎずで買えそうな受信機を調べてみた。

 調べてる途中で、「通信型受信機」というページを見た。おぉ...高専の頃使っていたトランシーバーのような顔つきをした受信機がこんなにあるとは...とわくわくした。

 特に、KewnoodのR-5000は自分がコールサインを持っていた頃に使っていたTS-670とデザインがとても似ている。この頃のKenwoodはこの手のデザインで統一していたのだろう。YAESUブランドはサポートを考えると、手堅い選択肢かもしれない。JRCは知る人ぞ知る受信機やトランシーバーを開発しているが、いかんせん高い。

 いろいろと思いを巡らせてみたが、KenwoodのR-5000がいいなーと思い始めた。早速調べてみるとYahoo!オークションで難有りのR-5000が出品されていた。AC電源で使うとハム音が乗るということらしい。幸い、無線機向けの安定化電源は手元にあるのでそれを使えばよい。加えて、VCOの調整などがされているものらしい。というわけで、こんな状態がよさそうなものが出てくるとはそうそう考えにくいので、即決で落札した。まやまやしていると、落札されてしまっていただろう。



 早速、物が届いた。丁寧な梱包で送っていただき感謝だ。早速電源をいれてみる...。アンテナはDEGEN DE1102を持ってており、最近自作した50cm×50cmのループアンテナを接続してみた。



 ダイヤルを回して、バリコンで調整してみると...豊橋でNHK名古屋放送局のNHK第一が受信できた。Sメーターも触れる。ものすごく懐かしい感覚だ。ただ、このループアンテナは巻き数が足りないらしく、同調をとろうとするとバリコンの容量が足りない。その点は、要改善点だ。聞くのが目的ではなくてアンテナやプリアンプを作るのが目的になってしまいそうだ。

 室内の窓際にループアンテナを設置して、中波向けのループアンテナで、台湾国際放送や中国国際放送も聞いてみた。同調は取れていないものの、なんとか聞くことができる。ただ、台湾国際放送はフェージングが多く、信号の浮き沈みが激しい。プリアンプなんかがあれば、下駄上げができるかもしれない。しばらくは、ノンプリアンプでやって行こう。

 話はR-5000に戻すと、使い方はTS-670とほとんど同じで、説明書を読まなくてもわかる。Kenwoodで体が慣れているようだ。本体を使っていて気づいたのは、細かい芸としてLSBやAMのモードセレクトボタンを押すと、LやAのモールス音がすることだ。うーむ、本当に芸が細かい。それと、この受信機は音がいい。音楽を聞くにも持ってこいだ。

 今のところもっぱら聞いているのはラジオ深夜便で、ラジオを聞く人にありがちな定番のコースを辿っている。宝の持ち腐れもいいところだ。状態のよい受信機を入手できたので、大事にしていきたいと思う。
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ウインカー球の交換

2011年01月10日 | EX-4
 リアの右ウインカーの球が切れたので、交換することにした。ところがどっこい、面倒なことにサイドカウルを取らないと、ウインカーの球が交換できないときたもんだ。



 この日は、寒くて寒くて作業がちっともままならない。手がかじかんで工具もまともに使えたもんじゃない。あまりの寒さに根が負けて、軍手を投入して作業がしやすくなった。サイドカウルを外して、サービスマニュアルを読むのも面倒だったので、グラブバーも外してしまった。

 そして、ウインカー球を取り出すことができた。



 新しい珠に交換して、ハザードランプやウインカーが動作することを確認して無事に作業は終了した。いやー、寒かった。

 最近、困ったことにエンジンがオイル下がり気味らしい。スロットルを開けて高回転まで回したあとに一気に閉めると、白煙が少々出てくる...。寒いというだけであってほしい。今のところオイル上がりはなく、走れるので暖かくなるまで粘ってみたい。

 もちろん暖かくなったらエンジンを開けて、ピストンリングの交換とシリンダーヘッドのオーバーホールをやろうと思う。走行距離も50000km近く来ているため距離的もオイルが下がるか上がるか起きてもおかしくなった。まだまだ乗れるバイクなので、腰上オーバーホールをやろうと思う。
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