現在住んでいる宿舎は、鉄筋コンクリート建築のためラジオを聞くには環境としてあまりいいものではない。でも、安定して中波や短波を受信できないか、と欲が出てくるものでなんとかしてみることにした。幸いなことに自分が住んでいる部屋は5階であるため、建物はよくないが場所としてはかなりよい。室内でもアンテナひとつでなんとかなる可能性もある。
それで、中波や短波で小さいアンテナで効率よく電波を受信するにはどんな方法があるのか調べてみた。ロングワイヤーアンテナが候補として出てくるが、ノイズが多いそうであまりいいものではないらしい。というか、ロングワイヤーだけに長いワイヤーを張り巡らせるには無理がある。となると、定番のスモールループアンテナが候補になってくる。
まずは中波帯向けに絞ってループアンテナを自作することにした。空芯コイルとしてループアンテナを自作することになる。ここは欲張って、60cm×60cmのループアンテナを作ることに決めた。
調べてみるとループアンテナはQが高いらしく、選択度がいいらしい。指向性もあって聞きたい放送局の方面にアンテナを振れば、混信を免れることもできる。できるだけ信号を強く受信したいので、線間距離を空けて、巻き数を稼ぐ形にした。設計にあたっては高専にいた時以上にインダクタンスの計算や電気磁気学の理論を復習した気がする...。
60cm×60cmのループアンテナだと、線間距離10mmだと18回くらい巻けばいいらしい。バリコンはポリバリコンを使った。ピックアップコイルを3回巻いて、受信機に入力することにした。計算上は17回らしいけど、530khz付近で同調がとれなかったため、1回分多く巻き直した。
ループアンテナに使った線材は、通信用TIVF0.8mmの長さ20mで、引き裂いて半田で繋げて40mのケーブルにした。このケーブルは、ちょっと固めなので線材のねじれをとるのは少し苦労する。
ループアンテナを作っていて大変だったのは、ワイヤーのテンションに負けない強固なフレームを作ることと、ワイヤーの捻じれを取ることだった。ひとまず見てくれはそれなりになったものの、ワイヤーのねじれはとりきれなかった。
次回ループアンテナを作るときには、もっと強固なフレームを用意しようと思う。そして、ループアンテナに巻く作業は言うまでもなく、辛い作業でひらすら穴に通しては線を引っ張るを1時間ほど続けた...。
それはさておき、このアンテナがどれくらい性能があるのかが気になるところだ。早速、日本語放送の「ロシアの声」でどれくらいの感度なのかアンテナを試してみた。
自作ループアンテナの中波受信 Kenwood R-5000 ロシアの声
同調が取れていないと頼りない信号でも、バリコンでチューニングをすると信号が浮かび上がってくることを体感できる。徐々にSメーターが振れて、はっきりとした音声が聞こえてきて、室内でも外国の中波放送が受信できるのは面白い。
次にNHK第一の豊橋中継局からの信号を受信してみた。距離してみて10kmも離れていないだろうから、受信はできて当然だ。このループアンテナがどれくらい信号を強く受信できるのか調べるにはもってこいだろう。
自作ループアンテナの中波受信 Kenwood R-5000 豊橋中継局からのNHK第一
わざとバリコンの同調をずらした状態でも、聞こえている。中継局が近い割には信号はあまり強く受信はしてない。そこで、バリコンを同調する方へ調整をしていくと、元気よくSメーターが振れてくる。R-5000が優れている点は、後ろでモゴモゴと聞こえているが、目的の信号をしっかりと受信できる点だ。ループアンテナも受信機も選択度が高いと混んでいる中波帯では有利そうだ。
今回作ったループアンテは500-1500Khzまで同調することができ、信号をしっかりと浮き上がらせてくれた。作る前はちゃんと受信できるかどうか心配だったが、取り越し苦労だった。次は、フェライトバーアンテナや、空芯コイルを使った短波帯アンテナ、1m×1mのループアンテナなんかを作ってみたい。
早速、聞くことよりも周辺機器作りが目的になってきてしまった...。
それで、中波や短波で小さいアンテナで効率よく電波を受信するにはどんな方法があるのか調べてみた。ロングワイヤーアンテナが候補として出てくるが、ノイズが多いそうであまりいいものではないらしい。というか、ロングワイヤーだけに長いワイヤーを張り巡らせるには無理がある。となると、定番のスモールループアンテナが候補になってくる。
まずは中波帯向けに絞ってループアンテナを自作することにした。空芯コイルとしてループアンテナを自作することになる。ここは欲張って、60cm×60cmのループアンテナを作ることに決めた。
調べてみるとループアンテナはQが高いらしく、選択度がいいらしい。指向性もあって聞きたい放送局の方面にアンテナを振れば、混信を免れることもできる。できるだけ信号を強く受信したいので、線間距離を空けて、巻き数を稼ぐ形にした。設計にあたっては高専にいた時以上にインダクタンスの計算や電気磁気学の理論を復習した気がする...。
60cm×60cmのループアンテナだと、線間距離10mmだと18回くらい巻けばいいらしい。バリコンはポリバリコンを使った。ピックアップコイルを3回巻いて、受信機に入力することにした。計算上は17回らしいけど、530khz付近で同調がとれなかったため、1回分多く巻き直した。
ループアンテナに使った線材は、通信用TIVF0.8mmの長さ20mで、引き裂いて半田で繋げて40mのケーブルにした。このケーブルは、ちょっと固めなので線材のねじれをとるのは少し苦労する。
ループアンテナを作っていて大変だったのは、ワイヤーのテンションに負けない強固なフレームを作ることと、ワイヤーの捻じれを取ることだった。ひとまず見てくれはそれなりになったものの、ワイヤーのねじれはとりきれなかった。
次回ループアンテナを作るときには、もっと強固なフレームを用意しようと思う。そして、ループアンテナに巻く作業は言うまでもなく、辛い作業でひらすら穴に通しては線を引っ張るを1時間ほど続けた...。
それはさておき、このアンテナがどれくらい性能があるのかが気になるところだ。早速、日本語放送の「ロシアの声」でどれくらいの感度なのかアンテナを試してみた。
自作ループアンテナの中波受信 Kenwood R-5000 ロシアの声
同調が取れていないと頼りない信号でも、バリコンでチューニングをすると信号が浮かび上がってくることを体感できる。徐々にSメーターが振れて、はっきりとした音声が聞こえてきて、室内でも外国の中波放送が受信できるのは面白い。
次にNHK第一の豊橋中継局からの信号を受信してみた。距離してみて10kmも離れていないだろうから、受信はできて当然だ。このループアンテナがどれくらい信号を強く受信できるのか調べるにはもってこいだろう。
自作ループアンテナの中波受信 Kenwood R-5000 豊橋中継局からのNHK第一
わざとバリコンの同調をずらした状態でも、聞こえている。中継局が近い割には信号はあまり強く受信はしてない。そこで、バリコンを同調する方へ調整をしていくと、元気よくSメーターが振れてくる。R-5000が優れている点は、後ろでモゴモゴと聞こえているが、目的の信号をしっかりと受信できる点だ。ループアンテナも受信機も選択度が高いと混んでいる中波帯では有利そうだ。
今回作ったループアンテは500-1500Khzまで同調することができ、信号をしっかりと浮き上がらせてくれた。作る前はちゃんと受信できるかどうか心配だったが、取り越し苦労だった。次は、フェライトバーアンテナや、空芯コイルを使った短波帯アンテナ、1m×1mのループアンテナなんかを作ってみたい。
早速、聞くことよりも周辺機器作りが目的になってきてしまった...。