近年の流れは軽さより空力が重視されていますので、エアロ性能の高いバイクがお勧めです。ただ、エアロ化はパイプを溶接しなければならないアルミでは難しい点が多いのでアルミ好きには厳しい時代が来るかもしれません。若いうちは価格の安いアルミロードでガンガン走るのも悪く無いと思っていますが、レースで勝ち負けとなるとエアロ化されたカーボンフレームに軍配が上がるはずです。
若い間はアルミでも全く問題ないと思いますが、年齢を重ね疲労が抜けなくなると、アルミロードではどうしても身体がキツくなるので、カーボンロードを選ばざるを得なくなるでしょう。まあ、今は低価格のカーボンロードもあるので、初めからカーボンという選択もあるかもしれません。
カーボンロードを選択する場合、初めから上位グレードを選ばない方が良いと思います。先にも書きましたが、ロードバイクは3~5年でフルモデルチェンジされることが多いからです。2~3年でのマイナーチェンジも珍しくないのです。
今年GIANTのTCR2025年モデルが発表されましたが、このモデルは第10世代になるそうです。TCRの登場は1996年ですから、18年の間で9回のモデルチェンジをしているにので、ほぼ2年ごとに新しいモデルが生産されている計算になります。
ロードバイクは奥が深いので、最初は低価格のモデルでパーツを交換しながら、自分に適したバイクを探すことも、大切ですし、楽しみでもあるのです。無理をして初めから高額の完成車を買ってしまうと、そうした楽しさを味わうことはできないかもしれません。特に資金力の無い若い世代の人はあまり背伸びをせずに、低価格の製品でもより早く、多く乗ることをお勧めします。
「安物買いの銭失い」という諺がありますが、ロードバイクの場合はそれも含めて自分への投資だったと思っています。「後悔」は新たな気付きのチャンスなのです。ロードバイクは最高級モデルを手にしても、新たなモデルが出るとまた欲しくなる魔力があります。後々ここまでお金をかけたのなら上のモデルが買えたなと思う事が必ずありますが、そうした経験はあなたの財産になっていくことは間違いありません。そうした経験を積み重ねて初めて、自分に最適なロードバイクが選べるのです。
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