2006年は年間89本(洋画49本、邦画40本)の映画を劇場で鑑賞しました~
昨年は年間101本(洋画66本、邦画35本)で、やや本数は落ちてしまいましたが、映画以外活動が多かったもので(笑)少なくなりました。
さて邦画ですが、レビューでも何度も書いていますが、ここ何年か邦画の質は確実に上がっています。 一昨年も邦画は素晴らしい作品が多かったですが、昨年もそれに負けず劣らずの作品が多かったです。
洋画に比べると、選ぶのは大変難しかったですが、どれも甲乙つけがたいものが多く、一昨年(『パッチギ!』と『ALWAYS 三丁目の夕日』)と同様同率1位になりました。
『フラガール』を上にしたのは、個人賞でも『フラガール』の中から選んだ俳優さんが多かったからです。
ベスト15
① 『フラガール』
① 『手紙』
③ 『博士が愛した数式』
④ 『かもめ食堂』
⑤ 『明日の記憶』
⑥ 『間宮兄弟』
⑦ 『ただ、君を愛してる』
⑧ 『紙屋悦子の青春』
⑨ 『ゆれる』
⑩ 『涙そうそう』
⑪ 『タイヨウのうた』
⑫ 『ハチミツとクローバー』
⑬ 『シュガー&スパイス』
⑭ 『蟻の兵隊』
⑮ 『嫌われ松子の一生』
個人賞
○ 主演男優賞 渡辺 謙(明日の記憶)
○ 主演女優賞 蒼井 優(フラガール、ハチミツとクローバー、虹の女神)
○ 助演男優賞 香川照之(ゆれる、明日の記憶、嫌われ松子の一生)
○ 助演女優賞 富司純子(フラガール)
○ 監 督 賞 荻上直子(かもめ食堂)
○ 新 人 賞 しずちゃん(フラガール)
○ 敢 闘 賞 樋口可南子(明日の記憶)
○ 特 別 賞 奥村和一(蟻の兵隊)
○ cyaz賞 黒木和雄(紙屋悦子の青春)
こうやって選んでみると、本当に作品のバリエーションも豊かな年でしたね~
どうしても選ぶときは、最近観たものにウエイトがかかりがちですが、『博士が愛した数式』や『かもめ食堂』、『間宮兄弟』あたりはその感触が忘れられずにいます。 原作の良さ、脚本の良さ、そして演じる役者の良さ、本当に厚みのある年でした。
個人的には戦争テーマの『紙屋悦子の青春』、『蟻の兵隊』はかなりインパクトのある誰もが描ける作品ではないだけに印象に残っています。
渡辺謙さんはこの作品以外でも世界的評価を受けていますし、オダギリジョー君も多くの作品に出演されていました。
助演も男性陣では香川照之さんをはじめ、笹野高史さん、小林薫さん、岸谷五朗
さん、小日向文世さん。 オダジョーに負けず劣らず数多くの作品に出た豊川悦司さん、佐々木蔵之介さん。
女性陣では蒼井 優を筆頭に宮崎あおいちゃん、沢尻エリカちゃん、長澤まさみちゃん、上野樹里ちゃんと若手が本当に力強かったですね~
助演では夏木マリさん、朝丘ルリ子さん、本上まなみも印象に残っています。
監督さんは荻上直子さんを選びました。 こんな映画を撮れる監督さんは今まで居なかったのではないかと思います。 間違ったらヘルシンキまで行って、もしかしたら台無しの映画になるかもしれないリスクを負いながら、女優陣にも恵まれ、独特の空気感を醸し出した彼女の才能は素晴らしいのひと言です
そして、僕の大好きな黒木監督、もう作品が観られないのが残念でたまりませんが、どうぞ天国でも好きな映画を撮っていてほしいです。 ご冥福をお祈り致します。
ご参考までに 「2005年ベストシネマ15(邦画編)」
ご参考までに 「2004ベストシネマ15(邦画編)」
(日本映画製作者連盟発表)
昨年国内で公開された邦画の興行収入は約1,077.5億万円で過去最高を記録するとともに、洋画の約948億円を上回ったそうです。 全興行収入に占める邦画の比率が洋画を超えたのは1985(昭和60)年以来21年ぶりだそうです。
邦画の興収は、2002年に全興収の27・1%しか占めていなかったが、2005年には41・3%に上昇、邦画ヒットの兆候を示していたようです。
邦画復活の要因は、ここ数年増えたシネマコンプレックス(複合型映画館)により映画観賞の環境が整ったことがあると思われます。
しかしながら、シネコンの増設により上映スクリーン数は過去10年間、右肩上がりで増え続けているにもかかわらず、2006年の興収は微増の2,025億円にとどまったとのこと。 映画の興収は、2001年から2,000億円前後で推移しており、全体のパイは広がっていないのが現状のようです。
早く観たいのですが、地元ではなかなかやってくれない。
cyaz賞てのが光ってますね~
見たいなぁ~~。
ちなみに、「手紙」はどうしても受け付けない俳優さんが出ていて見に行きませんでした。
こうしていい作品を見逃しているのかもしれません(汗)
謙さんはこれからもいい作品に出ると思うので、今年はオダジョーに賞を上げて欲しかった!(爆)
でも、そのほかが違いますからねぇ、、、
おもしろいですね。
がんばれシネカノン!
去年は二十歳世代が頑張ったけど、今年はどうでしょう?
渡辺謙の作品は、嗜好に合わないのでどれも見てません(爆)
特にcyaz賞が^^
ワタシも昨年は邦画の鑑賞本数が洋画を超えました。
でも、85年って角川映画時代の末期で黒澤監督の乱くらいしか印象がないなぁ・・・
映画館に観に行く作品を決める基準が、多分、わたしはみなさんと全然違うのでしょうねぇ。とほほほ。
「蟻の兵隊」「紙屋悦子の青春」は、観てすらいません。わたし、戦争関係は苦手なんです。例外的に観た「男たちの大和」も「勉強、勉強」と呟きながら、DVDで無理矢理観たような次第でして・・・。
「硫黄島からの手紙」も観に行く決心がつきません。
「フラガール」は、DVD発売が待ち遠しいです。
時間の流れ方、空間の見せ方、俳優の個性の引き出し方が、どれもすばらしかった。
>「蟻の兵隊」だけ未見です。 早く観たいのですが、地元ではなかなかやってくれない。
そうですか、金沢ではまだなんですね? もう少し温度差がないようにしてほしいものですね^^
>cyaz賞てのが光ってますね~
えへ、ありがとうございます^^
>私もkossyさんと同じ街に住んでいるので、「蟻の兵隊」は未見です。見たいなぁ~~。
やはり地方との温度差はなくして欲しいですよね!
>ちなみに、「手紙」はどうしても受け付けない俳優さんが出ていて見に行きませんでした。
オダジョーが出てたら行きましたか(笑)?
>謙さんはこれからもいい作品に出ると思うので、今年はオダジョーに賞を上げて欲しかった!(爆)
やっぱね(笑) でもオダジョーのほうが若いですから、これからチャンス多いですし^^
>去年もパッチギ!Alwaysで一緒、今年もフラガール、トップはあたしと同じなんで、基本的には、同じような感覚なの?
かもしれませんね(笑) ま、同じ意見が多いかも
>でも、そのほかが違いますからねぇ、、、おもしろいですね。
一年を振り返ると印象はだいぶ違ってきますよね(笑)