京の昼寝~♪

なんとなく漠然と日々流されるのではなく、少し立ち止まり、自身の「言の葉」をしたためてみようと・・・そんなMy Blogに

『ミステリと言う勿れ』

2023-09-24 | 邦画

 

□作品オフィシャルサイト 「ミステリと言う勿れ
□監督 松山博昭
□脚本 相沢友子
□原作 田村由美
□キャスト 菅田将暉、原菜乃華、松下洸平、町田啓太、柴咲コウ、萩原利久、滝藤賢一
      伊藤沙里、尾上松也、筒井道隆、永山瑛太

■鑑賞日 9月17日(日)
■劇場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)

<感想>

連続テレビドラマ「ミステリと言う勿れ」の劇場版。
映画公開記念として特別編もテレビ放映されましたね。


今回は久能整は、広島で資産家・狩集家の莫大な遺産相続に関するもの。
まあよくある相続に関する醜い争いや犯人捜しがメインテーマ。

内容はまさに『犬神家の一族』ばりかな(笑)
これはネタバレすると面白くないので、興味のある方はぜひシネコンで。
謎解きは面白いのだけれど、やはりオリジナルメンバーによるものではなく、
伊藤沙里、尾上松也、筒井道隆は最後の最後にしか出てこなくて、
しかも我路も海上のクルーザーの上で。
お決まりの、「次がありますぞ~」というありがちなエンディング。

次はぜひオリジナルメンバーでの謎解きにドラマファンとしては一貫してほしいなぁ。
で、何らかの形でどこかでエンケン使ってほしいなぁ(笑)
この「久能整」というキャラクターの魅力は残してほしいなぁ。
映画にしても、ドラマにしても!

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『バカ塗りの娘』

2023-09-14 | 邦画



□作品オフィシャルサイト 「バカ塗りの娘
□監督 鶴岡慧子
□原作 高森美由紀
□脚本 鶴岡慧子、小嶋健作
□キャスト 堀田真由、小林 薫、坂東龍汰、宮田俊哉、片岡礼子、
      木野 花、酒向 芳、松金よね子、篠井英介、王林

■鑑賞日 9月11日(月)
■劇場 109シネマズ川崎
■cyazの満足度 ★★☆(5★満点、☆は0.5)

<感想>

タイトルの「バカ塗り」って何だと思ったら、
「バカ塗り」とは、「バカに塗って、バカに手間暇かけて、バカに丈夫」と
言われるほど、
塗っては研ぐ工程を繰り返す津軽塗を指す言葉だそうです、はい。

青森県弘前市で津軽塗職人である父親とその家族、友人たちの日常の描いた作品。
バラバラな家族の関係を少しずつ修復して姿を、不器用な娘の成長とともに描く。
この映画を観ようと思ったのは、頑固一徹職人に小林薫のキャスティングだいうことと、

その娘役に最近ちょっと気になっていた堀田真由のキャスティング。
それでどんな展開を観せてくれるのかに少し期待していた。

が、この娘役に堀田真由はあまりフィットしていなかった。
彼女の良いところがちっともこの映画に反映されていなかった感じ。
最近よく起用される坂東龍汰にしてもイマイチ。
近所に住みおばさんを演じた木野 花がいたからまだ良かったのかなぁ。
不協和音の家族、ボケ老人、ジェンダーと問題提起はしているものの、

どれも曖昧な感じの味付けと未消化な感じ。
王林、地元なので良かったね(笑)

 ただ、美也子(堀田真由)が塗ったあの「バカ塗りのピアノ」の実物は見てみたいなぁ~

 (9/18迄は弘前市立博物館に展示しているそうな。)

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『こんにちは、母さん』

2023-09-10 | 邦画



□作品オフィシャルサイト 「こんにちは、母さん
□監督 山田洋次
□脚本 山田洋次、朝原雄三
□原作 永井 愛
□キャスト 吉永小百合、大泉 洋、永野芽郁、寺尾 聡、田中 泯

■鑑賞日 9月3日(日)
■劇場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)

<感想>

昭和の下町に暮らす家族の人間模様を描いたドラマ。
但し、寅さんはいない。

妻と別居、大学生の娘とは不仲。同僚との会社での葛藤、母の恋愛等、
日々様々な問題に苦しむ主人公を大泉 洋、その母を吉永小百合、
大学生の娘を永野芽郁が、母の好きになった牧師を寺尾 聡が演じる。

内容自体は特段良くも悪くもないが、感じたことは、こういった映画を待つ、
昭和に生きた老人たちが待っているのだろうなぁということ。
脚本の山田洋次+朝原雄三。もちろん、『男はつらいよ』コンビ。

そこから脱却を目指しているのはわかるが、一貫しているのは、
下町に暮らす人たちの様々な人間模様。人情噺は飽きないけれど、

渥美清という独特な役者なしに、やはり厚み(渥美)は消えてしまっている。

TVサイズのドラマって感じはしたが、楽しませてはもらった。
ただ、クドカンと永野芽郁のキャスティングには疑問が残った。

当然の如く、年配の人たちが多かったが、先にも書いたように、
ますます老齢人口が増える日本においては、こういう映画が必要になるのかなぁ(笑)
ボケ防止になるかどうかは別にして。

でも、劇中で足袋屋に来た明生は恥ずかしながらわからなかったが、
客席の年配の方々は「あっ!」と声を漏らしていた。
やはり大相撲強しだなぁ(笑)

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『春に散る』

2023-09-04 | 邦画

□作品オフィシャルサイト 「春に散る
□監督 瀬々敬久
□脚本 瀬々敬久、星 航
□原作 沢木耕太郎
□キャスト 佐藤浩市、横浜流星、片岡鶴太郎、橋本環奈、
      坂東龍汰、山口智子、哀川 翔、窪田正孝

■鑑賞日 8月28日(月)
■劇場 T・ジョイプリンス品川
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)

<感想>

過去に不公平な判定で負けた経験を持つ元ボクサーの広岡仁一(佐藤浩市)と、
同様の経験を持つ若いボクサーの黒木翔吾(横浜流星)。
飲み屋で出会い、翔吾は老いた仁一に初めてカウンターをもらい、
仁一に教えを乞う。仁一の昔の仲間も交えて、翔吾がトレーニングし、
やがて世界チャンプ・中西(窪田正孝)に挑戦するまでの過程を描く
人間ドラマ。

ま、一口に言えばスポ根ものだけど、横浜流星はそもそも空手をやっていたので、
その動きや表情はなかなかのものだった。そして実際にプロテストを受けプロボクサーに。
その努力は映像の中でも発揮されていた。心臓に爆弾を抱えながらの仁一と翔吾の
掛け合いは興味深かった。ボクシング経験者の鶴太郎もここではバイプレーヤーとして
うまく演じていたと思う。ただ、哀川 翔や橋本環奈の存在は必要だったのかなぁ?

世界戦で闘う翔吾と中西の迫力も凄かったのだが、パンチがスローで映し出されたとき、
これはもう少ししっかりと描けなかったのかと感じた次第。
今までにあの『ロッキー』等、手本になるボクサー映画はいくつもあったので、
日本人同士の闘いにはもうひとひねりあってほしかったものだ。

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『高野豆腐店の春』

2023-08-25 | 邦画



□作品オフィシャルサイト 「高野豆腐店の春
□監督・脚本 三原光尋
□キャスト 藤 竜也、麻生久美子、中村久美、徳井 優

■鑑賞日 8月18日(金)
■劇場 109シネマズムービル
■cyazの満足度 ★★★(5★満点、☆は0.5)

<感想>

横浜に住んでいる頃によく利用していた相鉄ムービル。
この映画は上映館が少ないので、シネスイッチ銀座に行こうと思って、
オフィシャルサイトの上映館を検索していたら、
ん?109シネマズムービル?・・・あららしばらく行かなかったから、
109シネマズに変わっていたことを知らなかった(笑)
おかげでポイントでただで観ることが出来たけど

さてこの映画、三原監督と藤 竜也は『村の写真集』、
『しあわせのかおり』(未見)に続き、3度目のタッグとなる作品。

広島は尾道の町に店を構える高野豆腐店。
愚直な父、高野辰雄(藤 竜也)と明るくて気立てのいい娘の春(麻生久美子)。
毎日地道に豆腐を作り続ける毎日。春を再婚させようと辰雄と近所の仲間たちが
あれやこれやと画策するが、春の気持ちは違った方向に進んでいた。
たわいのない日々の繰り返しの中で、新しい出会いや心を支え合うような出会いもある。
豆腐作りについては頑固一徹の辰雄だが、やはり50歳近くの娘の将来は気になる。
そんな親子と、近所の馴染みの仲間たちとの日々が描かれるのだが、
特段の感動もなく、まさにTVサイズの展開でイマイチ期待外れ。
地味ながら何か軸がしっかりしていないそんな印象。
藤 竜也は好きな俳優ですが、この映画ではやはり精力的ではなかったことから、
やはり年老いた印象は否めない。

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『リボルバー・リリー』

2023-08-21 | 邦画

□作品オフィシャルサイト 「リボルバー・リリー
□監督 行定 勲
□脚本 小林達夫、行定 勲
□原作 長浦 京
□キャスト 綾瀬はるか、長谷川博己、羽村仁成、シシド・カフカ、古川琴音、清水尋也、
      ジェシー、佐藤二朗、板尾創路、橋爪 功、石橋蓮司、
阿部サダヲ、野村萬斎、豊川悦司

■鑑賞日 8月13日(日)
■劇場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)

<感想>

原作は未読。

なかなかこういうスタイルの笑わない綾瀬はるかは、
今まで観れなかったから、これも魅力的で面白かったなぁ。
ストーリーは全く違ったけど、イメージ的に女レオンって感じで(笑)

消えた陸軍資金の鍵を握る少年・慎太(羽村仁成)と出会ったことで、
再び元敏腕スパイ・小曽根百合を復活させる。
アクションはそこそこだが、時代設定と銃を撃ちまくるところは、
ちょっと馴染めないというか、あり得ないというか。
銃弾掻いくぐるなんてうーん無理無理。
違ったシチュエーションが欲しかった。

ミスキャストは山本五十六を演じたる阿部サダヲとヤクザの組長役の佐藤二朗。
流石に五十六の懐の深さを阿部サダヲでは無理だったような・・・。
その点、ジェシーはなかなか頑張っていた。D.
I.Y,の次に(笑)
シシド・カフカや古川琴音もアクセントで効いていたなぁ。
そして、綾瀬はるかと清水尋也の闘いもきれっきれで良かったです

 ところで、エンドクレジットで気付いた鈴木亮平ってどこに出てたの(笑)

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『キングダム 運命の炎』

2023-08-15 | 邦画


□作品オフィシャルサイト 「キングダム 運命の炎

□監督 佐藤信介
□脚本 黒岩勉、原泰久
□原作 原泰久
□キャスト 山崎賢人、吉沢 亮、清野菜名、杏、大沢たかお、佐藤浩市、高嶋政宏、玉木 宏、
      満島真之介、岡山天音、三浦貴大、山田裕貴、要潤、加藤雅也、橋本環奈

■鑑賞日 8月6日(日)
■劇場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★★(5★満点、☆は0.5)

<感想>

キングダム2 遥かなる大地へ』からほぼ1年。『キングダム』シリーズの第3弾。

見どころはやはり互いの戦術の駆け引きの面白さと、互いの裏のかきあい。
王騎(大沢たかお)から「飛信隊」という部隊名を授かり、別働隊わずか100人の
兵士を率いる隊長となった信(山崎賢人)の試行錯誤を繰り返しながらの戦い(葛藤)。

どう考えても無理はあるものの、それを言ったらおしまいで(笑)、ひたすら仲間を信じ、
敵将を討つ任務を遂行する姿。羌かい(清野菜名)の力も借りて。
前作に引き続き、山崎賢人と清野菜名のアクションシーンがなかなか見応えがあった。
特に清野菜名のアクションはきれっきれ

えい政(吉沢 亮)と紫夏(杏)との出会いと別れもなかなか心にグサッ
ときましたねぇ・・・。
まあこの役者陣だから、それぞれの特徴を活かして安心して観ていられた。

伝説の大将軍・王騎(おうき)を演じる大沢たかおもなかなかの味でしたが、
あの語り口、馮忌を演じた片岡愛之助演じる女形的な語り口(笑)
あれ、あの時代にオネエ言葉なん(笑)
それと「飛信隊」精鋭100人に選ばれた尾平(岡山天音)って、
あんなに弱くて間違いなく一番先に死ぬだろうと思いきや、
最後まで生き残っているって可笑し過ぎるだろう(笑)

そして最後は楊端和(長澤まさみ)の登場で、やはり4作目に繋がるのだろうなぁ。
でも、楽しみに待ってることにしましょう

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『君たちはどう生きるか』

2023-07-31 | 邦画

□監督・脚本・原作 宮崎 駿
□キャスト(声) 山時聡真、菅田将暉、柴咲コウ、あいみょん、木村佳乃、竹下景子、風吹ジュン、
         阿川佐和子、大竹しのぶ、滝沢カレン、國村隼、小林薫、火野正平、木村拓哉


■鑑賞日 7月23日(日)
■劇 場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)

<感想>

 「君たちはどう生きるか」・・・。
 ・・・「君たちはどう受け止めたのか」か。


2013年公開の『風立ちぬ』以来、10年ぶりとなる作品。
その『風立ちぬ』を最後に長編作品から退くことを表明した宮崎監督が、
引退を撤回して挑んだ長編作品。
鈴木敏夫プロデューサーも今回は冒険で作品の詳細は伏せたプロモーション。
先日行った「金曜ロードショーとジブリ展」でもちょっとだけしかヒントがなかった。
宮崎
監督のオリジナルストーリーだが、このタイトルは宮崎監督が少年時代に読んで、
感動したという吉野源三郎の著書「君たちはどう生きるか」から拝借したもの。
著書も映画の公開で再び脚光を浴びて売れているとか。

母を亡くし、
父親の再婚で東京から田舎へ移り住んだ少年・牧眞人が主人公。
不思議な屋敷で再婚相手は母の妹。7人の小人ならぬ老婆(笑)が住む屋敷。に住み始めた眞人。
近くには大おじが建てた廃墟同然の塔た。アオサギに導かれて少年の成長が描かれていく。

これは「ジブリファンの宮崎監督・鈴木Pによるジブリファンのための映画」かな

随所に姿かたちを変えて過去作のオマージュとして観てとれる。
今までの作品を踏まえて、「君たちはこの映画をどう観るのか❓」と問われている感じ。
だから、当然のごとくその答えは十人十色でいいんじゃないのかな。
で、僕の感想としては「ジブリのノーマルな映画でした。」としか・・・。
ジブリファンにはきっとリピーターが多いだろうなぁって感じで。

公開後の観客動員数と興行収入は良さそうですね
久しぶりの宮崎駿ワールドを楽しんでくださいね~

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『一秒先の彼』

2023-07-20 | 邦画

□作品オフィシャルサイト 「一秒先の彼
□監督 山下敦弘
□脚本 宮藤官九郎
□原作 チェン・ユーシュン
□キャスト 岡田将生、清原果耶、福室莉音、片山友希、
      加藤雅也、羽野晶紀、荒川良々、笑福亭笑瓶

■鑑賞日 7月10日(月)
■劇 場 TOHOシネマズ川崎
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)

<感想>

台湾映画「1秒先の彼女」のリメイク作品。
彼女を彼に男女を入れ替えて宮藤官九郎の脚本、監督は山下敦弘。
二人はこの映画で初めてのタッグを組んだ。
舞台は京都(洛中)。主演の岡田クンと果耶チャンの、
二人の京都弁はどうなのかなぁと思いながら観てました(笑)
ワンテンポ早いハジメとワンテンポ遅いレイカの“消えた1日”を
探すという割とゆるーい謎解きストーリー。

オリジナルは未見なので、雰囲気がどうだったのかはわからないけれど、
これはこれで面白おかしく観ることは出来た。
江川の空白の一日じゃないけれど、実際に記憶喪失でもないし、
としたらやはり気になって原因を探すだろうなぁと(笑)
まあ二人の出会いがこの映画のキーとなるのだろうが、
あの「私書箱」の設定はオリジナルもそうだったかなぁと思いつつ、
そんな昔から何年も存在して、昔もらった鍵が今でも使えるって(?)
そしてもう一つ前半で伏線を引いているのがハジメのオヤジ。
パピコ買いに行ったまま行方不明(蒸発)。
だけどこのオヤジ役の加藤雅也がラストでいい味を出していた。
そして今年2月に亡くなった笑福亭笑瓶もラジオのDJ役で出演していて、
これが最後の作品となった。

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『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』

2023-07-12 | 邦画

 

□作品オフィシャルサイト 「探偵マリコの生涯で一番悲惨な日
□監督 内田英治、片山慎三
□脚本 山田能龍、内田英治、片山慎三
□キャスト 伊藤沙莉、竹野内 豊、北村有起哉、宇野祥平、久保史緒里

■鑑賞日 7月3日(月)
■劇 場 T・ジョイ品川
■cyazの満足度 ★★★(5★満点、☆は0.5)

<感想>

伊藤沙莉演じるバーテンのマリコ。しかしその裏の顔は敏腕探偵。
内田英治と片山慎三が共同監督・脚本で描く歌舞伎町舞台のブラックユーモア。

マリコの前にFBIが現れ、「歌舞伎町に紛れ込んだ宇宙人を探してほしい」と
依頼して来た。恋人で自称忍者のMASAYA(竹野内 豊)やバー「カールモール」に
出入りするお客にも協力してもらい、宇宙人の行方を追う。
ってストーリーなんだけど・・・。
なんだかおバカな映画。軸がブレてるというか、芯がないというか、
どうしてこんな展開になるのだろう。
もちろん笑える部分もあるんだけど、元ヤクザや殺し屋姉妹が出てきて、
訳のわからない展開。
途中、元ヤクザと娘がグレてウインドウ(外から中は見えない)で、
AV撮影してたりで、そんなわからない親子の再会があったりして><
宇宙人は無事ちゃんと帰ったみたいだけど、忍者の設定もよくわからず仕舞い。
伊藤沙莉チャンにつられて観に行ったけど、残念映画でした。
ちなみにT・ジョイ品川はもう映画料金が上がっていました。

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『断捨離パラダイス』

2023-07-11 | 邦画

 

□作品オフィシャルサイト 「断捨離パラダイス
□監督・脚本 萱野孝幸
□キャスト 泉谷しげる、篠田諒、北山雅康、武藤十夢、中村祐美子

■鑑賞日 7月3日(月)
■劇 場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★☆(5★満点、☆は0.5)

<感想>

ゴミ屋敷(汚部屋)で暮らすゴミを捨てられない人たちの生活と、
そこの住民たちの心情を、ゴミ屋敷専門の清掃業者「断捨離パラダイス」の
フィルターを通して浮き彫りにする軽いコメディ。

主人公はピアニストだったが、原因不明の手の震えで突然ドロップアウト。
繊細なピアニストの手は、汚物を扱う清掃業者の一員に。

その絶望から少しずつ他人の生活を垣間見、ゴミ処理をすることで、
別の人生を歩みだす。

とまあそんな筋書きだが、キャストは泉谷以外は全く知名度なし。

何かアマチュアが集まり、ビデオ作品を仕上げているようなそんな感じ。
軸が緩いから何とも感じ入るものもなく、泉谷演じる人物もイマイチ。
正直、7/7からチケット代が上がるから観ておいたけど、金返せ映画だった。
これからもう少し予習をして、観る映画も精査してから観ないとと反省(笑)

 一度リタイアしたあとに断捨離したけれど、この映画を観て、
 このあたりでもう一度断捨離2をやるかなぁ(笑)

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「憧れを超えた侍たち 世界一への記録」

2023-07-09 | 邦画

□作品オフィシャルサイト 「憧れを超えた侍たち 世界一への記録
□監督・撮影 三木慎太郎
□キャスト 日本代表チーム「侍ジャパン」

■鑑賞日 6月28日(水)
■劇 場 TOHOシネマズ川崎
■cyazの満足度 ★★★★☆(5★満点、☆は0.5)

<感想>

「あの感動をもう一度」というか、どうしても観ておきたかったドキュメンタリー

2021年12月、栗山英樹が侍ジャパンの監督に就任。
世界一という目標を掲げ、2023年3月開催のWBCに向けて、
30名の選手の選出から、様々なミーティングをスタッフと重ねていく過程も映し出される。
宮崎合宿の様子、本大会のベンチの中やロッカー室での様子、
自身の投打の結果に一喜一憂せる選手の苦悩や葛藤、そして歓喜。
決してTVでは追えない映像の数々は、チーム専属カメラだからこそ、
貴重なシーンを数々の映像でより近く深く見せてくれた。
それぞれがそれぞれの最大限の努力と今まで積み上げて来た野球小僧たちの力。
その全て、それは100%以上の限界のない力量で。
改めて一戦一戦を思い返しながら、裏で伝えられなかった選手の姿も見れて大満足。
選び抜かれた選手たちを信じ、最大限に選手個々の持ち味を発揮させる、
栗山監督の優しく且つ強い力を感じさせてもらえた。
静かにしていなければならなかったけど、少し声も漏れたし、涙も流れた

 エンドロール後のワンカット。大谷翔平が「俺のグラブどこ行った?」と。
 あなたが興奮して派手に帽子とグラブを投げたんじゃん(笑)

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「大名倒産」

2023-07-05 | 邦画



□作品オフィシャルサイト 「大名倒産
□監督 前田 哲
□脚本 丑尾健太郎、稲葉一広
□原作 浅田次郎
□キャスト 神木隆之介、杉咲 花、松山ケンイチ、小日向文世、佐藤浩市、石橋蓮司、
      浅野忠信、小手伸也、宮崎あおい、梶原 善、勝村政信、高田延彦

■鑑賞日 6月25日(日)
■劇 場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)

<感想>

主演・神木隆之介を観ていると、朝ドラ牧野万太郎がダブってくるなぁ(笑)
浅田次郎の原作は未読ながら、きっと原作も面白い内容だったんだなと想像が出来た。
キャスティングが良かったことは、観た人は異口同音だったろう。

ある日突然、
藩主へと大出世。しかし、その実、藩の財政大赤字で、
何と25
万両(今の価値で約100億円)もの借金を抱えてしまう。
その裏にはやはりお馴染みの「おぬしもワルやのう」的お決まりのストーリー

ただ、その善悪分かれて演じる俳優たちはなかなかな力量豊かな俳優たち。
特に佐藤浩市、石橋蓮司の絡むシーンは見所があり、杉咲 花もチャキチャキで楽しい。
頑張ったのは松山ケンイチ選手。あの鼻たれ役をよくぞ演じた(笑)

浅野忠信もこういうコメディタッチの役は珍しい。一皮剥けたかな(笑)
あおいちゃんもスクリーンで観るのは久しぶりで、でもやっぱカワイイ

ただ、高田延彦のキャスティングはなぜ? これはミスキャストでは・・・。

裏のかき合いや様々な細工は、最後まで楽しんで観ていられる作品に仕上がっていた。

でも、これならTVサイズでもいいのかなぁって感じ。
これからご覧になる方はエンドロール後までしっかり観られるように。

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『怪物』

2023-06-10 | 邦画


□作品オフィシャルサイト 「怪物

□監督 是枝裕和
□脚本 坂元裕二
□キャスト 安藤サクラ、永山瑛太、黒川想矢、柊木陽太、
      高畑充希、角田晃広、中村獅童、田中裕子

■鑑賞日 6月3日(土)
■劇 場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)

<感想>

監督・是枝裕和、脚本・坂元裕二、音楽・坂本龍一。
第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、
坂元裕二が脚本賞を受賞(クィア・パルム賞も受賞)。
カンヌ云々関係なしで観たいと思っていた作品だ。

結論から言うと、今までの是枝作品を観てる方は感じるかもしれないですが、
珍しくそのタイトル「怪物」とは・・・、観ている側に投げかける形。

シングルマザー(母子家庭)、息子の学校でのイジメ、その息子の担当の先生、
学校側ことなかれ主義者等々のそれぞれの立場での見解と対処。
非日常ではなく、現在のかかえるイジメを問題提起しているものの、
途中まではそのイジメの背景にある事件を、それぞれの方向から読み解いていくが、
実はファースト・インプレッションとは180°違った「イジメ」が存在する。
世間一般で思われるモンスター・ペアレントとは異なるのだが、
我が子を思う気持ちはエスカレートして当たり前で妥当だと思える節もあるが、
とどのつまりは我が子可愛い親のエスカレートしたエゴに成長してしまう。
色んな段階を経て、最後は今流のメディアを巻き込んだ形に発展してしまう。
中盤から後半はテンポとカラーが随分変わって、これを観る側がどう受け止めるか、
投げ出された形になるのでとても気持ちが悪いし、理解しかねる。

この映画を亡き坂本龍一が観たかどうかはわからないが、
もし観ていたら本当に感想を聞かせてもらいたいところだ。

何故「怪物」というタイトルだったのだろうか・・・。
誰でも直面した時に「怪物」になり得るという問題提起だったのだろうか。

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『最後まで行く』

2023-06-04 | 邦画

□作品オフィシャルサイト 「最後まで行く
□監督 藤井道人
□脚本 平田研也、藤井道人
□キャスト 岡田准一、綾野 剛、広末涼子、磯村勇斗、杉本哲太、柄本 明

■鑑賞日 5月26日(金)
■劇 場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)

<感想>

タイトル通り最後まで行ったなぁ(笑)

事件については最初から、色々伏線は張っていたものの、
最後は美味しいところを年季の入ったヤクザに持っていかれる。
そんなノーマルなオチ

岡田クン、今までのアクションは若干封印して、
ひらパー兄さん、なかなか怯えの表情が豊かだったのは意外だった。
一方の綾野クン、ニヒルな感じを貫いていたけど、
最後は滅茶苦茶コワレていたなぁ(笑) いいのソレって(笑)
そんな表情も彼にとっては初めてだったかも。

この映画の良し悪しは、あくまで観た人の勝手だが、
僕的にはかつてよく観ていた東映ビデオのⅤシネマの世界、
あの伝説の三池崇史監督、哀川翔、竹内力共演の、
『DEAD OR ALIVE』を彷彿とさせる作品だと感じたなぁ。
でさぁ、やっぱ柄本 明この映画でもが効いていた

コメント (2)
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