四万十川レコード 公式ブログ

四万十と言う小さな町に生まれ、思春期に音楽に目覚めそして今も、長い長い音楽の旅をしています。

カステラLIVE1989・7・2 日比谷野音のエピローグ

2011-08-29 18:56:20 | 音楽業界
カステラの日比谷野音のエピローグを書きます。
あれから22年ですか‥時の流れの速さを改めて認識します。

カステラのメンバーは全員が早稲田大学の出身です。
早稲田のGEC(ギターエンジョイクラブ)と言う音楽サークルに入っていました。
このサークルからは真心ブラザーズも出ています、と言うか倉持も桜井も僕等の仲間です。
真心を始める前の彼等にはカステラのローディー(ライブ時のステージアシスタント)として
ツアーに参加して貰った事もあります、Voの倉持は麻雀が出来たので
麻雀好きの大木や僕と麻雀を楽しんだ事もあります。



俺たちは真心だ! 真心ブラザーズ

真心はフジテレビの夕焼けニャンニャンの「勝ち抜きフォーク合戦(タイトルは多分違います)」
を勝ち抜きソニーのエピック系の新レーベルからのデビューだったと思います。
デビュー前に彼等が所属するプロダクションが決まらず大木から
「倉持達がウチ(有、カステラ)に来たがっている」との話を受けましたが
当時の僕はカステラの管理だけで手一杯でしたし、僕の持論「マネージメントとアーティストは恋愛関係」
の為、新しい彼女を作る気になりませんでした。
結局彼等はソニー系のプロダクションに入り現在も活等を続けています、よい選択であったと思います。

さて、カステラの日比谷野音迄の怒濤の快進撃の仕掛け人が僕でした。
実は彼等は就職が決まっているメンバーもいたので野音のライブをアマチュアでこなす。
と言う伝説を残し解散する予定でした、この時の動員は3000人です。
インディーズバンドとしては記録的な動員でした。

では何故カステラが解散せずにメジャーデビユーしたかと言うと僕です。
僕がライブハウスよりもっと大きな世界に行きたくなってカステラについて来てもらったのです。
彼等が唯一信頼している業界人が僕でしたから‥
詳しい事情はスペースの関係で後日にでも思いついたら書きますが僕が彼等を巻き込んで
彼等の人生を大きく変えてしまったと言うのは事実です。
最後にベースの福地の曲でカステラの代表曲の、「Happy」から「夜明けへ」のメドレーを
YouTubeの違法投稿者から借りてブログに貼ります。
僕は滅茶苦茶ですね(笑)、好きな曲です聴いて下さい。あれチャイナも入ってるぞ。



予定変更、急遽カステラLIVE1989・7・2 日比谷野音、ビデオ買ってよ!

2011-08-29 11:09:09 | 音楽業界

え~すいません、本来今日のブログ予定はシマレコ参加アーティストの紹介で
森秀一さんの予定でしたが、変更します。
理由はひとつ、資料が少ない!「田んぼ」の時みたいにうろ覚えで書く事は出来ません。
田んぼで見れば少々の間違いで橋田さんに文句を言われても「やかぁしい!しばくぞワレ!」と
僕が言うか松田に「しばくぞワレ!」と言われれば済み?ますが、無理!
秀ちゃんと久保田さん相手にそれは無理‥恐い。
そんな訳で松田君と橋田さんにキチッと取材してから書きます。
早くそれに気がつくべきでした、スミマセン。



で、急遽予定変更してカステラの曲の紹介をします、これも気がついていたのにフォローが遅れました。
皆さんカステラの事知りません、世代が違います、見た事も聞いた事も無い筈です。
トモフスキーのライブでも彼がカステラのヴォーカルだった事を知らない世代が殆んどです。
このブログを読んでくれている親切な皆さんが知らなくて当然です、僕の浦島太郎のせいです。
時間経過を念頭に置いて書くべきでした、僕のミスです申しわけありません。
さて紹介するのは1989・7・2 日比谷野音にて行われた実質のデビューライブ
本当はこれで解散ライブの予定だった、ビデオなんですが、問題があります。
ソニーの元カステラのディレクターの今野さんとこないだ飲んだ特に確認したのですが
投稿者のpksayonara'sとやらにソニーミュージックエンタテインメントも有限会社カステラも
この日比谷野音のビデオからの複製の許可は出しておりません!明らかに著作権侵害です。
このビデオの版権は我々が所有しています。と、一応怒ります。

で、この間飲んだ時に「今野さん石油ストーブのプロモとか野音の映像がYouTubeにあったけど
ソニーは許可してないよね。」「当たり前じゃないですか。」
「だよね、俺も知らない、ドッから撮って来てんだろうね?」
「テレビとかじゃないですか?」「だろね‥」なんて話を酔眼で話したのですが
我々著作権者の見解としては「YouTubeは巨大な海賊版組織」であると言う事です、非常に不透明な
部分が多いです、と言うか殆んど違法です。この間YouTubeのダウンロードを売りにしている会社を
レコード会社のメジャー連合組織が提訴しましたが本来はYouTubeこそ訴えるべき相手です。

ワインのボトル一本を飲み干す頃の会話です、「でもさ、俺もう業界じゃないからいいか、面倒くさいし‥」
「ですね。」「今野さんも電子書籍の社長だし、俺からしてYouTube使ってるしね‥まっいいか!」
と、二人で酔っぱらって本来の業務をポイ!してしまいました。

はいお待たせ、と著作権侵害者の映像を侵害された本人が使います、自分のいい加減さに呆れます(笑)
若いな~皆、懐かしすぎる‥