・・・と書かれても「?」という方が多いと思われます。
これは「アトピー性皮膚炎治療のニュースタンダード」を指します。
昨晩、堀向健太Dr.の講演で聴きました。
その内容は・・・
・寛解導入はステロイド外用薬を使用
・維持期はステロイド以外の外用薬(タクロリムス(※1)、デルゴシチニブ(※2)、ジファミラスト(※3))で行う。
※ 1)プロトピック®軟膏
※ 2)コレクチム®軟膏
※ 3)モイゼルト®軟膏
というシンプルな構成。
あれ、これどこかで聞いたことがある・・・
そう、2024年5月に紹介した「開業医によるアトピー性皮膚炎診療」そのものです。
当院でも昨年から診療に取り入れている方法ですが、
今回の講演を聴いて、自分が行っている診療が正しいこと、かつ最先端であることが確認できました。
今回の講演はデルゴシチニブの製薬会社がスポンサーなので、
演者はその軟膏を中心にお話しされましたが、
私はジファミラストを使用しています。
ジファミラストは生後3ヶ月から使用可能で、
使用量制限がありません。
一方のデルゴシチニブは生後6ヶ月から使用可能、
使用量制限(1回5gまで、あるいは体表面積の1/3まで)。
さらに、副作用が少ない点からもジファミラストが有利です。
湿疹でお悩みの赤ちゃんのご家族の方、
でもステロイド外用薬の副作用が心配な方、
ぜひ当院にご相談ください。
ステロイド外用薬の副作用を心配しながら使う時代は終わりました。