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事実と真実 第四話

2023-10-21 21:00:00 | 千思万考

 ■ワケあって・・・坂口杏里

 坂口杏里とは、フィクションかノンフィクションか… レンズ越しに彼女を観察し続けると、時々わからなくなることがあった。

 たった28年間の生き様を、これほどまでに切り売りしてきた人を私は知らない。
 『大女優、坂口良子の娘』その“星の元”を売りに芸能界デビュー。
 母・良子は、旅立つ日がそう遠くないことを悟っていたかのように娘を必死で売り込んだ。
 杏里の世間知らずなキャラクターはクイズ番組やバラエティ番組に引っ張りだこに。
 その“おバカキャラ”が消費され尽くすと今度は“炎上タレント”として注目を集めた。
 ところが、2017年4月― その時杏里には、たった3万円すらなかった。
 恐喝事件を起こし逮捕されると、芸能界に彼女の戻る席はもうなかった。

 『元・芸能人 坂口杏里』の転落ぶりは、ますます人々の興味をそそった。
 私も最初は、その見事なまでの転落人生に好奇の目を向けていた一人だったのかもしれない。
 撮影を始めたのは昨年6月。

 ストリップの殿堂「浅草ロック座」でデビューするという彼女を追い始めていた。
 ところが…ストリッパー坂口杏里の踊る姿を収めたのが 私のカメラだけになろうとは、その時は思いもしなかった。
 この頃杏里はワケあって、夜の世界から抜け出せずに、一人苦しみもがいていた。
 それから1年に渡り、彼女に何かが起きると私はその“裏”を記録し続けた。
 一方、“表”ではネットのニュースが杏里の話題を手に入れては放出する。
 そんなことが何度となく繰り返された。
 ある夜、私の携帯が受信したのは彼女からの『遺書』。
 生きることすら放棄した杏里を奮い立たせたのは、亡き母・坂口良子が残したものだった。

 坂口杏里とは、フィクションかノンフィクションか…
 あなたの目にはどう映るだろうか。

   ✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕

  ❖❖❖ 坂口 杏里 ❖❖❖
 (1991年(平成3年)3月3日〜)

 日本の元タレントで
 YouTuber、元AV女優。
 東京都世田谷区出身。
 母は女優の坂口良子。
 継父はプロゴルファーの尾崎健夫。

 ◤略歴◢

 1991年3月3日、東京都に生まれる。
 成城学園初等学校、成城学園中学校、堀越高等学校卒業。
 高校の同級生には女優の福田沙紀、蓮佛美沙子がいる。

 母は女優の坂口良子、実父は元不動産会社社長の田山恒彦、継父はプロゴルファーの尾崎健夫。
 実父母は1994年に離婚。

 母・坂口良子と母子でテレビのバラエティー番組に出演するなど、2世タレントとして活動した。

 2014年、映画『ハニー・フラッパーズ』で映画初主演。
 2015年6月、六三四第壱回本公演『刀神姫抄-TOUZINKIISHO-』で舞台にも挑戦した。

 2016年3月末、自らの申し出により所属事務所のアヴィラを退所したが、事務所側はこのときに坂口の後の活動方針については聞かされていなかったとのこと。

 一時、バイきんぐの小峠英二と交際していたが、のちに破局。
 所属事務所退社後は、キャバクラ店のホステスとして働きながらANRI(アンリ)の芸名でアダルトビデオの女優や雑誌のヌードモデルとしてメディア出演を続けた。
 2016年10月1日『芸能人ANRI What a day!!』でMUTEKIよりAV女優デビュー、同年11月2日にはANRI初ヘアヌード写真集『What a day!!』を講談社より発売したが、いわゆる「テレビタレント」業については休業状態に陥っていた。

 2017年4月18日、知人のホスト男性から現金3万円を脅しとろうとしたとして恐喝未遂容疑で逮捕された。
 東京地検の勾留請求が却下され、4月21日に釈放。
 6月8日、不起訴処分となった。

 その後、2017年8月の報道では六本木の高級キャバクラで真面目に働いていると伝えられており、同報道では店のNo.1ホステスの座にあり、その時点では芸能界復帰は考えていないということだった。
 しかしその後、人間関係のトラブルから腹いせとして時間外に営業していた勤務先のキャバクラを警察に通報しており、店側によると頭を冷やすために出勤を控えている間に坂口は勝手に店を辞めてしまったという。
 その後、別のキャバクラで勤務を行っている。

 2017年9月29日、自身のインスタグラムでタレント引退を表明。
 キャバ嬢として生きていくことを明かした。

 2018年6月に「ANRI」名義で浅草ロック座にてストリップデビューすることが東スポより報じられたが、直前に出演キャンセルとなった。
 6月24日、自身のTwitterで新宿のデリヘル「輝き」に「坂口杏里」名義で勤務開始を報告、さらに9月3日、自身のTwitterで神戸のデリヘル「クリスタル」で勤務していることを報告、10月9日には渋谷「デリヘル東京」に出勤していることを報告した。

 2019年8月28日午前11時半ごろ、27日午前8時半頃から午前9時15分頃までの間に東京・中野区にある元交際相手のホストの30代男性の自宅マンション内に侵入したとして逮捕された。
 被害者は2017年4月に逮捕された事件と同じ男性であった。
 9月11日、不起訴処分となった。

 2022年3月の報道によると、芸能界復帰を模索しながら飲食店に従事しているという。

 2022年6月8日、バー経営者(元女性)と結婚したことを発表。

 8月15日にInstagramを更新し、離婚が成立したことを発表したが、18日に夫側は離婚は成立していないと主張した。

 11月末、けいれんを起こして倒れ、救急搬送された先の病院での検査の結果、てんかんを発症していたことが判明する。

 関連項目  ー 坂口良子 ー

 坂口 良子
 (1955年〈昭和30年〉10月23日〜2013年〈平成25年〉3月27日)
 日本の女優。
 北海道余市郡余市町出身。

 ◤略歴・人物◢

 ❖ 学生時代まで ❖

 北海道余市郡余市町出身。
 余市町立東中学校を卒業し、小樽双葉女子学園高校(現在:双葉高等学校)に入学、堀越高等学校卒業。

 ❖ 歌手・女優として ❖

 1971年、15歳で出場したミス・セブンティーンコンテストで優勝し芸能界入りする。
 1972年、シングル「あこがれ」で歌手デビュー。
 フジテレビのドラマ「アイちゃんが行く!」で主演に抜擢され、女優デビューも果たした。

 以降次々とドラマに出演するようになり、ドラマ「サインはV」(1973年版)では主役・江川ゆかを演じ、主題歌も担当。
 他にも1975年の「前略おふくろ様」、1980年の「池中玄太80キロ」などの作品が当たり、特に1970年代はアイドル的扱いをされていた。
 石井ふく子からも重宝され、「石井組」の一員と見なされていた。

 1970年代後半には、市川崑作品を中心に映画出演も多くこなし、市川作品では計4本に出演した。
 映画評論家の田山力哉は「日本映画俳優全史. 女優編」(社会思想社)で「テレビの小さな画面よりも大きな銀幕の方が遥かに魅力的というのは何と素晴らしいことだろうか」と激賞した。
 助演が多いが、『帰って来た若大将』は女優一番手にあたる準主演である。

 晩年は娘の杏里との共演が多く、共に出演した2012年11月20日収録の「雨上がり食楽部」が生前最後のテレビ出演となった(12月22日放送)。

 ❖ 死去 ❖

 2013年3月12日発売の「週刊女性」が坂口の重病説を報道。
 これに対して坂口は自身のブログで、体調を少し崩しており静養中であると説明した。
 しかし3月27日午前3時40分、横行結腸癌および肺炎のため死去。
 57歳没(享年59)。

 「池中玄太80キロ」の恋人役で共演した西田敏行は、「玄太を愛したアッコをあんなにステキに演じてくれてありがとうございました」とコメントを発表した。

 ◤家族・親族◢

 1986年に不動産会社社長の田山恒彦と結婚し、1男1女をもうけた。
 しかしその後本人の知らない内に夫に保証人にされ、夫はビルなどを購入したが、バブル崩壊により坂口は40億円もの借金を背負うこととなった。
 1994年に離婚した後、自身の母親に子供たちの子育てを頼んでがむしゃらに働き、前夫の借金40億円を10年で完済。
 年4億円は、日本のトップ女優の年収よりも多い。
 娘は元タレントの坂口杏里

 1998年、知人の紹介でプロゴルファーの尾崎健夫と知り合い、長年の事実婚だった。
 その後長男の大学卒業を機に2012年8月12日に婚姻。
 披露宴は尾崎の故郷、徳島県海部郡海陽町のホテルで行われた。
 しかしその翌年に坂口が亡くなり、短い夫婦生活に終わった。

 〔ウィキペディアより引用〕


 関連項目
    ー 二世タレントの宿命 ー
      〘 ハロー効果 〙

 臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になった著名人やトピックスをピックアップ。
 記者会見などでの表情や仕草から、その人物の深層心理を推察する。
 2世タレントを分析。

 両親ともに芸能人や有名人の場合、話題性も注目度も高く、デビューした時のインパクトは大きい。

 昨年9月、ラグジュアリー誌『Richesse』(ハースト婦人画報社)の表紙で、母の“ゴクミ”こと後藤久美子さんと共演し、モデルデビューを果たしたのはエレナ・アレジ後藤さん。
 父は元F1レーサーのジャン・アレジさんだ。
 その後、女性誌(ハースト婦人画報社)で母・久美子さんと2人での特別インタビューが掲載され、7月には『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)にも出演し、モデルだけでなくタレントとして活動を始めたようだ。

 パリコレという華やかな舞台でモデルデビューしたのは、俳優の本木雅弘さんを父に持つUTAさん。
 母はエッセイストで女優の内田也哉子さんだが、彼女もまた2世タレントだ。
 父は歌手の内田裕也さん、母は女優の樹木希林さんである。
 父親譲りの端正なイケメンに、190センチという長身が話題になった。

 そしてもう一人、活躍に期待が集まっているのがKoki,さん。
 父は言わずと知れた“キムタク”こと木村拓哉さん、母は歌手の工藤静香さんだ。
 彼女もまた、5月に発売されたファッション誌『エル・ジャポン』(ハースト婦人画報社)で表紙を飾り、モデルデビューを果たした。
 キムタクによく似た顔立ちに抜群のスタイル。
 デビュー早々から注目が集まり、公式インスタグラムのフォロワー数は110万を突破。
 先日はあのハイブランド、ブルガリのアンバサダーに就任し、インスタグラムにアップされた瑞々しい美しさが話題になった。

 こうした2世タレントが大舞台で衝撃的で鮮烈なデビューを飾ることができたのは、彼ら自身の素材の良さもあるだろうが、やはり親の知名度と話題性によるところが大きい。
 特に前述の3人は、後ろ盾が何もない新人とはスタートラインがまるで違う、2世タレントの中でも目立った存在だ。

 父親譲り、母親譲りの顔立ちや立ち居振る舞いを見ていると、つい両親の活躍ぶりを重ねてしまうだろう。
 著名人や有名人、活躍している芸能人の子供なら、その子の実力がわからなくても全てが良く見えてしまうのではないだろうか。
 こんな現象を「ハロー効果」という。
 親の好ましいイメージが、そのまま子供にもプラスの影響を与えるのである。
 よく言われる「親の七光り」は、このハロー効果のことである。

 ハロー効果があれば、なおのこと2世への期待は否応なく大きくなっていく。
 何しろ、最初は親のプラスイメージがあまりに大きすぎて、プラス面ばかりが強調されるのだから。
 まして、2世タレントの親のファンであれば、ひいき目で見てしまうだろう。
 彼らに対して抱いていた憧れや理想を、そのまま2世にも当てはめてしまうかもしれない。
 世間もメディアも彼らを見ながら、無意識のうちに自分の期待に適う理想の水準を2世に設定するため、応援しつつも彼らを見る目が厳しくなる。
 活躍している両親を持つ2世ほど、彼らへの世間の要求水準は最初から高くなりやすいのだ。

 そのため、例え華々しくデビューしても、生き残っていける2世タレントはそう多くない。

 デビューした時から親と比較されるという運命を背負っている2世タレントだが、比較されることをどう捉えるかも、生き残るためのポイントである。
 それは親という比較対象があるからこそ、彼らの価値や魅力が見えやすくなるからだ。
 比較するものが無ければ、多くの芸能人の中に埋もれてしまい、その魅力や価値は認識されにくいが、比較対象が有名、著名な親であればあるほど、親より優れているものが1つでもあれば、それが彼らにとって大きな魅力となり、芸能界を生き抜く武器となるのだ。

 親というハロー効果に負けないたった1つの魅力、それが2世タレントとしての必須条件だろう。

           [2018.08.18]

 〔情報元 : NEWS ポスト セブン〕

 関連項目  ー 親の七光り ー

 【意味】

 「親の七光り」は「おやのななひかり」と読みます。
 元々は「親の光は七光り(おやのひかりはななひかり)」という言葉ですが、現代では「親の七光り」と省略して使われています。
 親の名声や社会的地位のおかげで、子供が恩恵を受けるという意味です。

 親の光とは 「親の光」は「親の威光(いこう)」のことです。
 威光とは人をおそれさせ、それに従わせる力のことで、親から自然に放たれるオーラのようなものでしょう。

 七光りとは 「七」という字には「多くの」という意味があり、「量の多さ」を表していて「七つの光り」という意味ではありません。
 親からたくさんの恩恵を受けるということです。
 同じように日本には古来から「七」を含むことわざや慣用句が多くあります。

 つまり、

 地位、名声、威光などを持つ親の権力があまりにも大きいため子供にも影響が及ぶこと

 です。

 もちろん親の力とは関係なく、本人の努力によって成功を収めた人はたくさんいます。
 しかし、世間から注目を浴びる芸能界で、二世タレントは親の七光りだと勘違いされてしまうことも多いようです。

 このように親の七光りとは、少々批判的(皮肉)な意味で使われるフレーズですが、その一方では

 例えば、“親の光子に目鼻つける”

 親の七光りと同様の意味で使われる、このことわざがあります。
 「目鼻をつける」は物事の大体の筋を決めるという意味です。

 つまり、親がたどってきた道のりを、子供がこれからたどる道筋にしてしまおうというニュアンス的な表現です。

 親の辿って来た道筋を見て本人(子供)にとって、どう思うのかは本人次第。
 しかし、この事が果たして、本人は行く末「幸せ」という言葉を感じられるだろうか。
 と、私は思うのです。

 もう一つの諺に“親の光は七所照らす”があります。

 私の人生の中では、良い意味でも悪い意味でも“不可能”です。