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銭の花《商魂》 ♯001

2023-05-31 21:00:00 | 日記

 銭の花とは

 花登筺の長編小説。
静岡新聞に連載されたのち、1970年から73年にかけて全10冊で刊行。
 伊豆熱川の温泉旅館に嫁いだ女性が、さまざまな事件や不運に見舞われながらも挫けることなく旅館経営を続ける姿を描いた一代記。
 「細腕繁盛記」としてドラマ化された。

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 一般名:花月(カゲツ)
  別名 : クラッスラ
  属名:ベンケイソウ科クラッスラ
  原産地:南アフリカ
  分類:常緑低木、多肉植物
 開花期:冬から春にかけて、白または淡桃色の星形の小花を木一杯に咲かせる南アフリカ原産の常緑低木で、樹高は無霜地帯の露地で栽培すると3メートル以上になる。 英語では“dollar plant”といい、葉が硬貨に似ている事が名前の由来。
 日本では昭和初期に渡来した。栽培業者が五円硬貨の穴を頂芽通して固定し、若枝が硬貨の穴を通ったまま成長するようにして硬貨がなったように見せかけ、一種の縁起物的な販売方法をとったため、「金のなる木」「成金草」「銭の花」の園芸名で俗称されることが多くなった。

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■『細腕繁盛記』

 日本のテレビドラマ。
 放映は日本テレビ系列 全64回。
 原作:花登筺「銭の花」。

 [よみうりテレビ系版]

▼第1期
放送期間 1970年1月8日~1971年4月1日

▼第2期
放送期間 1972年1月6日~1973年3月29日

▼新・細うで繁盛記
放送期間 1973年8月23日~1974年2月14日

出演者:新珠三千代、冨士眞奈美、高島忠夫、柏木由紀子ほか。大阪生まれの女性が伊豆熱川の旅館に嫁ぎ、旅館の再建を目指す。
 オープニングで「銭の花の色は清らかに白い。だが蕾は血がにじんだように赤く、その香りは汗の匂いがする」という主人公・加代役の新珠三千代のナレーションが入ります。

〔情報元:コトバンク〕

 正子役の冨士眞奈美は牛乳瓶の底のような近眼鏡をかけ、静岡弁で「ちょっくら! 加代、おみゃーの出る幕じゃあ にゃーズラよ!」「加代!おみゃーの言うとおりにゃさせにゃーで!」「犬にやる飯はあってもおみゃーにやる飯はにゃーだで!」というようなセリフを口にして、視聴者に強烈な印象を与えた。
 本作では「憎まれ役」だが意外にも視聴者の人気を得て、これらをパロディーにしたテレビCMも製作された。
 冨士眞奈美がCMの最後ににっこり微笑みながら眼鏡を外すシーンを見て、意外に美人なのがまた話題になった。
 以後、「どてらい男」の坂田軍曹役の藤岡重慶と並び 、「憎まれ役が人気者になる」パターンを作り上げた。

   [フジテレビ系版]

▼1994年・1995年版

❖1994年5月20日に第1作、1995年2月3日に第2作が放送された。

●出演者
加代 - 古手川祐子
正五 - 内藤剛志
八重子 - 赤木春恵
君江 - 生田智子
正子 - 斉藤慶子(第1作)
清水由貴子(第2作)
布施博
西川峰子
藤岡琢也
大空真弓
目黒祐樹
北村総一朗
鳳八千代、他

2006年・2007年版

 第1作 (金曜エンタテイメント) 
エンディングテーマ
  KOKIA「time to say goodbye」
放送期間 2006年1月20日
 第2作 (金曜プレステージ)
エンディングテーマ
 戸田康平「陽に向かう」
放送期間 2007年2月23日
 「新・細うで繁盛記」のタイトルで。

●出演者
 
関口 加代 - 沢口靖子
原田 正子 - 荻野目慶子
原田 正五 - 勝村政信
原田 春江 - 田畑亜弥
大原 富士子 - 星由里子
伊吹 清二 - 松村雄基(第1作)
杉本哲太(第2作)
中西 数馬 - 鈴木ゆうじ
善造 - 大村崑
お多福 - 青木和代(第1作)
正司花江(第2作)
関口 ゆう - 新珠三千代(写真出演)
和泉ちぬ
田京恵
姫小松まろ
村上玲子
少路勇介 他

   〔ウィキペディアより引用〕











CTNRX的文學試行錯誤 ♯010

2023-05-29 21:00:00 | 出来事/備忘録

 ■八日目の蝉 Ⅱ
 ー 日野OL不倫放火殺人事件 ー

 日野OL不倫放火殺人事件
(ひのOLふりんほうかさつじんじけん) 
 1993年12月14日、東京都日野市で発生した放火殺人事件であり、幼児2人が焼殺された事件である。

 《事件の概要

 1993年12月14日、東京都日野市に在住するBは、出社するために妻が運転する自動車で鉄道の最寄駅に向かった。Bの職場の部下でBの不倫相手だったA(当時27歳)は、そういったBの通勤経路・時間帯を熟知していた。
 事件当日、Aは保有していたB宅の玄関ドアの鍵を使用して、B夫妻の不在時間帯にBの自宅に侵入。
 B宅の室内で就寝中だったBの長女(当時6歳)と長男(当時1歳)にガソリンを散布して放火し、幼児2人を殺害。Bの自宅を全焼させた。
 Bと元不倫相手Aとの不倫関係は、Bの妻に関係が発覚した後に終了していた。しかし、元不倫相手AのBに対する恋愛感情や、AとB夫妻との間に発生した紛争から、警察はAはBに対して怨恨感情を持っていたと推測。
 Aが真犯人の可能性が高い被疑者と推定していた。
 しかし、警察は公判を維持し有罪判決を獲得するために必要で十分な証拠を集積できず、Aの逮捕に踏み切れない状況だった。が、Aは父親に説得され、警察の捜査が身辺に迫ったことを察知して、翌年の1994年2月6日午後、警察に出頭。
 事件発生から出頭前日まで、Aはいつも通り出勤していた。

 《加害者Aの経歴・性格
           考え方

 Aは東京都23区内で出生・成育した。
 Aは几帳面、何事に対しても真摯に取り組む、他人を安易に信用する、願望を現実と思い込む、自己と他者の性格・感受性・考え方を客観的に認識・考察する能力が低い、物事に対する執着心が強い、決断に時間がかかる優柔不断性、開放的、社交的などの性格・感受性・考え方の傾向を持っていた。
 小学校から大学まで学業優秀であり、大学を浪人して就職するまで特定の男性と恋愛関係になった経験はなく、男性と性関係を持った経験もなかった。
 Aは就職後に出会ったBに対して恋愛感情を抱き、Bに妻子がいることを知りながら不倫関係になった。

 《犯行の経緯・動機

 Aは大学卒業後、東京都港区に本社がある電機メーカーに就職し、府中市にある事業所のシステム開発部門に配属された。BはAの配属先の直属の上司であり、配属されてから間もなくお互いに恋愛感情を抱くようになった。
 Bは妻子がおり、Aは独身だったが、お互いの家族状況を認識しながら不倫関係になった。
 1991年4月、Bの妻が流産したのを機に、二人はますます親密になり、二人だけで酒を飲み歩くようになる。同年8月6日、AはBを自宅に招き入れ性関係を持った。 不倫関係・性関係が継続する状況で、1992年、Bの妻が妊娠した。
 妻の妊娠を知ったAは、避妊しながら肉体関係を持つ自分に比べて、避妊を選ぶことなく妊娠できる妻に激しく嫉妬して、2回ほど自ら避妊を拒否する。
 やがて同年4月にAの妊娠発覚。BはAに対して「いずれ妻とは離婚してAと結婚するつもりだ」と虚偽の意志を伝え、「今はまだ妻との離婚が成立していないので中絶するように」とAに要求。
 Aはこの要求を受け入れて中絶した。手術後、AはBにもう二度と中絶手術を受けたくないから、今後は必ず避妊するよう要求した。Bは「わかった」と言うものの、実際は避妊を拒否することも度々あった。

 Bの妻が臨月に入ると、Bの妻は出産のために自分の両親宅に滞在。
 その間、AとBはBの自宅で同棲生活をしていた。Bは妻が第二子を出産した後も、Aに対して「来年になったら妻と離婚してAと結婚する」と言ったが、実行しなかった。
 その後、Aは2回目の妊娠。しかしBから再度の中絶を要求される前に自らの意志で中絶を決意。(後年弁護士に送った手紙によると、2回目の中絶理由は、Bと再婚して2人の子供を引き取るためでもあったと告白している)
 1993年5月18日、不倫関係がBの妻に発覚。Bの妻はBを激しく非難し、Bに対して「Aとの関係を選択して自分に慰謝料を支払って離婚するか、それともAとの関係を解消して自分との夫婦関係を継続するか」と、どちらかの選択を要求した。
 BはAとの不倫関係を解消し、夫婦関係を修復して継続すると表明した。
 Bは妻の要求にしたがってAに不倫関係の解消を電話で伝えた。 この電話の際、Bの妻はAに対して不倫関係に及んだことを責め、自分たち夫婦と家庭の平穏をAに侵害されたことを厳しく非難した。
 これを受けてAは謝罪したが、電話での厳しい抗議はその後も続き、Aは精神的に不安定な状態になっていた。Bの妻から「私は子を2人生んで育てているが、Aは2回妊娠して2回とも胎内から掻きだす女だ」と嘲笑されたことがきっかけで、Aは中絶したことに対する自責の念がB家族に対する憎悪に転化し、「B夫妻にも子供を失う感情を体験させてやる」という報復感情に支配されて、B夫妻の自宅に放火し子供2人を焼殺した。

 《裁判の経過・結果

 裁判においてAの弁護人は、この事件は、犯罪的・暴力的・破壊的な性格・感受性・考え方の傾向が全く無かったAが、Aを性欲の対象としてもてあそぶことしか考えないBに、虚言により騙されて心と体を傷つけられたことが原因であったと主張した。
 加えて、被告人は犯行当時は心神耗弱だったとし、情状酌量による減刑を主張した。 地裁・高裁・最高裁のいずれも、上記の弁護人の主張を一部認定し、Bを人道・道徳・倫理の観点で問題があったと指摘した。
 一方で、法的な観点からBの責任を問うことはなく、この事件の犯行の根本的な原因・責任はAの性格・感受性・考え方の短所・欠点が現象形態として作用したとする検察官の主張を認定した。

 ●1996年1月19日、東京地裁はAに対して、検察の主張を全面的に認定して、検察の求刑どおり無期懲役の判決を下した。被告人と弁護人は、裁判所が検察の主張を全面的に認定したのは被告人の精神的及び肉体的被害が考慮されておらず、量刑が過重であると言う理由で6日後に控訴した。
 ●1997年10月2日、東京高裁は地裁の判決を維持し、被告人・弁護人の控訴を棄却した。被告人と弁護人は、裁判所が検察官の主張を全面的に認定したのは被告人の精神的及び肉体的被害が考慮されておらず、量刑が過重であると言う理由で上告した。
 ●2001年7月17日、最高裁は地裁の判決を維持し、被告人・弁護人の上告を棄却。Aの無期懲役が確定した。 B夫妻が子供2人を殺害されたことに関してAに損害賠償を求めた裁判では、Aの両親がB夫妻に1500万円を賠償金として支払ったことに加えAがB夫妻に3000万円の賠償金を支払うことで和解が成立した。

    〔ウィキペディアより引用〕


CTNRX的文學試行錯誤 ♯009

2023-05-28 21:00:00 | 出来事/備忘録

 ■八日目の蝉 Ⅰ

 『八日目の蟬』
(ようかめのせみ)
 角田光代による日本の小説。
 読売新聞夕刊にて2005年(平成17年)11月21日から2006年(平成18年)7月24日まで連載、
 中央公論新社より2007年(平成19年)3月25日に刊行された。
 「母性」をテーマに、不倫相手の女児を誘拐した女性の逃亡劇と誘拐された少女の成長後を描く。


 第2回中央公論文芸賞受賞作

 《概要》

 不倫相手の子供を誘拐した女・希和子の3年半の逃亡劇と、事件後、大人になった子供・恵理菜の葛藤を描く全2章(プロローグであるプロローグを入れると全3章)から構成される。
 サスペンス調だが、出生、愛情、家族などの日常的な要素が、独特の切り口で描かれる。

 《ストーリー概要


 プロローグ

 秋山丈博の愛人であった野々宮希和子は秋山宅に侵入していた。眠っていた赤ん坊(秋山恵理菜)を一目見るためだったが、赤ん坊が笑いかけたのを見て衝動的に誘拐する。
 
 第1章

 希和子は「薫」と名づけた赤ん坊とともに逃亡を始め、まず事情を知らない親友の手を借りた。
 その後、立ち退きを迫られている女の家での滞在や、偶然に遭遇した女性だけで共同生活を送る。
 「エンジェルホーム」に所持金をすべて手放して入所。
 さらにエンジェルホームで出会った共同生活者の手助けを得て、小豆島に逃亡し、安心感を得た生活を送ったものの、1枚の写真がきっかけで希和子は逮捕された。

 第2章

 成人した恵理菜は、妻子持ちの岸田と付き合う中で希和子と同様に妊娠し、岸田は丈博同様頼りにならなかったが、「緑のきれいなころ」という言葉から、自分の判断を下した。
 また、恵理菜の前に、かつてエンジェルホームにいたという安藤千草が登場した。最後は瀬戸内海の場面と「仮の親子」の運命に関する描写である。

 時系列経過

 ●1985年2月3日 秋山宅に侵入し、恵理菜を誘拐。
 ●2月4日 仁川康枝の家で過ごす。
 ●2月9日 名古屋へ逃亡。中村とみ子の家で過ごす。
 ●2月11日 警察が事件として捜査開始。
 ●2月13日 公園でエンジェルホームの移動販売に遭遇し、天然水を購入する。
 ●2月17日 中村とみ子の元を出て、エンジェルホームに入所。同じ日、全国に指名手配。
 ●3月20日 エンジェルホームの正式なホームメンバーになる。
 ●1987年 8月6日 - エンジェルホームから抜け出し、再び逃走。
 ●8月7日 - 小豆島にて久美の母・昌江に逢う。あるラブホテルにて住み込みで働く。
 ●8月30日 小豆島八十八箇所めぐりを始める。
 ●10月6日 昌江がうちで働かないかと誘う。同月、素麺屋で働き始める。  
 ●1988年9月12日 7月の祭りで撮られた写真が、全国紙に載ってしまう。
 ●9月19日 小豆島・草壁港にて逮捕。恵理菜は家族の元に戻される。
 ●11月 第一回公判。
 ●1990年12月 結審、懲役八年の判決が下る。

 ●2005年(夏) 恵理菜、バイト先の帰りに千草の訪問を受ける。
 ●2006年1月 恵理菜、千草の誘いで共にエンジェルホームと小豆島を訪ねる。
 因みに1993年(平成5年)12月に発生した日野OL不倫放火殺人事件が本作のヒントになっている。
 2010年(平成22年)にNHK総合テレビにてテレビドラマ化、2011年(平成23年)に松竹配給で映画化された。

   〔ウィキペディアより引用〕






もの思う葦 ♯05 映画『欲望という名の電車』

2023-05-27 21:00:00 | 日記

 『欲望という名の電車』
  (よくぼうというなのでんしゃ)
〔A Streetcar Named Desire〕は、テネシー・ウィリアムズによる戯曲。
 1947年にブロードウェイで初演された。
 1951年のアメリカ、同名戯曲で映画化。

  〔ストーリー概要〕

 ニューオーリンズを舞台に、落ちぶれた名家出身の女性が隠していた過去を暴かれ、破滅するまでを描いている。
 本作品は、性に関していまだ保守的だった当時のアメリカ社会の倫理観に照らし、同性愛、少年愛、レイプといったきわめて衝撃的な内容を含んでいた。
 そのため大きな話題となり、1951年に同名で映画化、1998年にオペラ化されている。
 映画化の際には多くの自主規制が加えられ、ストーリーも改変されている。

 かつて南部の大地主だった家柄の、若い未亡人のブランチ・デュボア。彼女は夫の死後、諸事情から故郷を離れ、兵隊あがりの工場労働者スタンリー・コワルスキーと結婚した妹のステラの下に身を寄せる。
 気位の高いブランチと粗野なスタンリーはそりが合わず、しだいに衝突するようになる。ブランチはスタンリーの同僚のミッチと知り合い、彼と結婚して人生を立て直すことに望みをかける。
 しかしスタンリーはブランチが故郷を離れた理由が、同性愛者だった夫の死後に精神の安定を失い、多くの男たちと淫蕩な生活を送った挙句、少年を誘惑したことで街にいられなくなったことを知り、ミッチにそれを暴露する。
 ブランチはミッチに罵られて捨てられ、スタンリーにレイプされる。そしてブランチは発狂し、施設に入れられる。

   〔ウィキペディアより引用〕

 欲望という名の電車に乗ると行先は墓場という。怖い話があったり、無かったり。
 “欲望”という言葉は、社会的に過剰な欲は犯罪の要因となることから制度を設けて制限を加えているが、経済活動の需要を喚起する必要から適度な欲を必要としている。(所謂、購買意欲を高める為?)

 人間(ヒト)、動物が、それを満たすために何らかの行動・手段を取りたいと思わせ、それが満たされたときには快を感じる感覚のことである。生理的(本能的)なレベルのものから、社会的・愛他的な高次なものまで含まれる。心の働きや行動を決定する際に重要な役割をもつと考えられている。 仏教などでいう「欲」は、概ね生理的(本能的)なレベルのものを指しており、精神にとって心(色事に関しては)を良くしていくもの、愛情を育てるもの、抑制するべきものとして説かれている。
 

もの思う葦 ♯04 映画『酒とバラの日々』

2023-05-26 21:00:00 | 日記

 ■映画『酒とバラ日々

 『酒とバラの日々』とは
(Days of Wine and Roses)1962年制作のアメリカ映画。
 アルコールに溺れてゆくカップルの悲劇を描いたシリアスドラマ
 〔ストーリー概要〕

 宣伝会社の営業部に所属するジョーは得意先のパーティーで大会社の秘書カーステンをセミ・プロの女と間違えて怒らせる。
 翌日、彼女に詫び、何度も食事に誘う。陽気で酒好きのジョーとは反対に、カーステンは甘党だったが強くひかれる。植物園を経営するカーステンの父エリスに報告に行くが、不機嫌な父の顔を見て生まれて初めて自分から酒を求める。幸福な月日が流れ、女の子デビーも生まれる。
 ジョーは酒の上の失敗で減俸され、出張が多くなる。淋しさから少しずつ飲むようになったカーステンは酔い潰れてアパートを火事にし、この事件でジョーはクビになる。ジョーは次々に職を変え、妻も飲酒がひどくなる。2人は禁酒に失敗。貧民街に移った一家は父の植物園で働くことになり、健康も回復。
 しかし、こっそり持ち込んだ酒で2人とも酔い潰れ、ジョーは強制入院。破滅を悟ったジョーは更正会の集会に出るようになったが、妻はアル中を認めず、家出し自堕落な生活を送る。
 やっと妻を見つけたジョーは妻の懇願でまた酒の虜になる。更正会の補導員はカーステンをエリスに預け、ジョーが更生するまで会えなくする。1年経ち、真面目に働き、小綺麗なアパートに住むジョーの所に妻が現れる。自分をアル中と認めない彼女はジョーの言葉に絶望して去る。デビーが「ママはよくなるの?」と尋ねると「僕が治ったろ」と答える。外にはバーを通り越して道を行く妻の姿が見えた。

   〔ウィキペディアより引用〕

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 酒は“現実逃避”というアイテムなのか?
それとも人間って、本質的に弱い生きモノなのか?
 自身も中毒でなくてもアルコール依存程度はあるのかも知れません。