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■朝の連続ドラマ小説 一覧①

2023-09-02 06:00:00 | DATA・BASE

 ■NHK 朝の連続ドラマ小説 リスト①     

 ❖ 1961年(昭和36年) ❖

 1.娘と私

 原作:獅子文六

 主な出演者:
  北沢彪 小林美七子 加藤道子
  北林早苗 北城由紀子
  山岡久乃 村上冬樹

 昭和初期から戦後、フランス人の先妻との間の一人娘・麻里が結婚するまでの成長を見守る「私」の物語。
 獅子文六の自伝的小説が原作。
 昭和33年の連続ラジオドラマをテレビドラマ化。

 ❖ 1962年(昭和37年) ❖

 2.あしたの風

 原作:壷井栄

 主な出演者:
  渡辺富美子 増田順司 小畑絹子
  長島光男

 瀬戸内海の小豆島を故郷に持った人たちの、愛と善意の物語。
 壺井栄の短篇「風」「右文覚え書」「母のない子と子のない母と」「あしたの風」「雑居家族」などを、一つの長編に仕立てた。
 この作品から月曜~土曜の放送に。

 ❖ 1963年(昭和38年) ❖

 3.あかつき

 原作:武者小路実篤

 主な出演者:
  佐分利信 荒木道子 小山源喜
  河口洋子 塚本信夫 坂田桂子
  村松英子

 大学教授の職を捨てて画業に打ち込む佐田正之助と、彼を見守る妻、息子、娘たちの愛情と信頼に満ちた家族像を通して、日本人の生き方を描く。
 武者小路実篤の一連の家族ものをひとつの作品にまとめた。

 ❖ 1964年(昭和39年) ❖

 4.うず潮

 原作:林芙美子

 主な出演者:
  林美智子 日高澄子 茅島成美
  桜田千枝子 紅新子 渡辺文雄
  津川雅彦 永野達雄

 一人の女性が貧しい生活にめげず、明るくたくましく生き抜き、戦後、作家として大成するまでを描く。
 作家・林芙美子の半生をドラマ化。
 『朝ドラ』初の大阪局制作で、ヒロインに新人を起用した第1作。

 ❖ 1965年(昭和40年) ❖

 5.たまゆら

 原作:川端康成

 な出演者:
  笠智衆 亀井光代 勝呂誉 光本幸子
  長浜藤夫 宝生あやこ

 京都、鎌倉など歴史の都を舞台に、会社を退いた一家の主と妻、嫁いだ長女、婚期を迎えた次女、学生の三女の家族が幸せを追う姿を描いた。
 川端康成初のテレビに書き下ろしで、主演の笠智衆はテレビ初出演。

 ❖ 1966年(昭和41年) ❖

 6.おはなはん

 原作:林謙一

 主な出演者:
  樫山文枝 永井智雄 中村俊一
  野村昭子 木村俊恵 津川雅彦
  長谷川澄子 小林哲子 高橋幸治
  大辻司郎

 陸軍将校の夫と死別した“はな”が2人の子どもを抱え困難にあいながらも、明治・大正・昭和の時代を生き抜く。
 文芸路線だった『朝ドラ』に初めて女性の一代記路線を敷いた作品。

 ❖ 1967年(昭和42年) ❖

 7.旅路

 作:平岩弓枝

 主な出演者:
  武岡淳一 宇野重吉 加東大介
  岸旗江 名古屋章 亀谷雅彦 久我美子
  清水京子 柳谷寛 西国成男
  日色ともゑ 横内正 山田吾一

 国鉄職員とその妻を中心に、平凡に生きることの幸せをつづった物語。
 北海道、東京、大阪、京都、三重県と各地を舞台に、大正4年ヒロイン10歳から、昭和37年55歳までの半生を描く。

 ❖ 1968年(昭和43年) ❖

 8.あしたこそ

 原作:森村桂

 主な出演者:
  藤田弓子 中畑道子 中村俊一
  原田清人 米倉斉加年 佐分利信
  久米明 フランキー堺 細川ちか子
  井上昭文

 大学入学、就職、結婚と、人生の転機を持ち前の行動力で切り開く娘と、娘に理解を示すうちにひとりの女として生きる知恵を得る母親。
 母娘の成長を明るく描く。
 『朝ドラ』初のカラー作品。

 ❖ 1969年(昭和44年) ❖

 9.信子とおばあちゃん

 原作:獅子文六

 主な出演者:
  大谷直子 毛利菊枝 加藤道子
  北沢彪 高塚徹 丹阿弥谷津子
  根上淳 河野秋武 藤間紫 渡辺篤史
  川口恒 松原マモル 佐藤英夫
  久保菜穂子

 不慮の事故で大学受験を断念した信子が、明治生まれのやさしいおばあちゃんや周囲の温かい励ましの中で、強く明るく生きていく。
 10代と70代それぞれの“おんなの生き方”を描いた。

 ❖ 1970年(昭和45年) ❖

 10.虹

 作:田中澄江

 主な出演者:
  南田洋子 仲谷昇 滝花久子
  山田桂子 永野裕紀子

 大学講師のインテリ主婦が、夫の両親に仕え、病弱な夫と4人の子どもを抱えながら、戦中・戦後の苦しい時代をがむしゃらに生きる。
 長女役の小柳ルミ子は番組終了後、「わたしの城下町」で歌手デビューした。

 ❖ 1971年(昭和46年) ❖

 11.繭子ひとり

 原作:三浦哲郎

 主な出演者:
  山口果林 草笛光子 北林谷栄
  石橋正次 多々良純 市川寿美礼
  露口茂 田崎潤 冨士眞奈美

 両親と離れて育った娘が、故郷・八戸の高校を卒業後、上京して自分を捨てた母を捜し歩き、けなげに生きる中でさまざまな人間と触れ合い、心の成長を遂げていく。

 ❖ 1972年(昭和47年) ❖

 12.藍より青く

 作:山田太一

 主な出演者:
  真木洋子 高松英郎 佐野浅夫
  赤木春恵 大和田伸也 今出川西紀
  原康義 新村礼子 田村高廣
  米倉斉加年 葦原邦子 本田路津子
  中畑道子

 太平洋戦争のさなかに結婚し、18歳で夫を亡くした女性が、戦後、熊本・天草から上京。
 一人息子とともに苦しい時代を力強く生きて、中華料理店を開業するまでの物語。

 ❖ 1973年(昭和48年) ❖

 13.北の家族

 作:楠田芳子
 語り:緒形拳

 主な出演者:
  高橋洋子 左幸子 清水章吾 下元勉
  三浦康晴 七尾怜子 長澄修 文野朋子
  三田和代 北城真紀子 日下武史
  南風洋子 西田敏行 横光勝彦

 ヒロインの成長を軸に、家族5人がさまざまな試練に直面しつつ、それを乗り越えて生きて行く姿を、函館、金沢、横浜、宇和島を舞台に描く。
 家族のさすらいを通して、現代において家族とは何かを問う。

 ❖ 1974年(昭和49年) ❖

 14.鳩子の海

 作:林秀彦

 主な出演者:
  藤田美保子 小林千登勢 吉田義夫
  滝奈保栄 樋浦勉 岡田裕介 高橋悦史
  進藤英太郎 夏八木勲 森下哲夫
  伊藤めぐみ 堀内正美 鈴木光枝
  今井和子

 広島原爆のショックで記憶を失い、美しい瀬戸内の港町に紛れ込んだ戦災孤児の少女が、さまざまな困難にもめげずに出生の証を求め、明るく生きる姿を描く。
 少女時代を演じた斎藤こず恵が人気に。

 ❖ 1975年(昭和50年) ❖

 15.水色の時

 作:石森史郎
 語り:岸田今日子

 主な出演者:
  大竹しのぶ 篠田三郎 香川京子
  米倉斉加年 佐久田修 大滝秀治

 北アルプスに囲まれた信州松本を舞台に、医学部をめざす高校生の娘と、看護師として働く母親の心の交流を描く。       
 1年連続だった放送期間が、この作品から半年間になった。

 ❖ 1975年(昭和51年) ❖

 16.おはようさん

 原作:田辺聖子

 主な出演者:
  秋野暢子 中田喜子 三田和代
  正司歌江 西村嘉孝 山城新伍
  大村崑 佐藤英夫 藤村志保
  田渕岩夫

 大阪の街を舞台に、共同生活を始めた鮎子、彩子、美紀の3人娘が恋や友情、仕事を通じて、新しい連帯感を得る姿を明るくユーモラスに描く青春讃歌。
 この作品から半年ごとに大阪局が制作。

 ❖ 1976年(昭和52年) ❖

 17.雲のじゅうたん(上半期)

 作:田向正健

 主な出演者:
  浅茅陽子 中条静夫 船越英二
  高松英郎 山田はるみ 竜崎勝
  馬渕晴子

 大正から昭和にかけ、秋田と東京を舞台に、「鳥のように自由に飛びたい」という夢を追いかけ、飛行士になった女性の波乱に富んだ半生を明るいタッチで描く。
 ベテラン女優・田中絹代が語りを担当した。


 18.火の国に(下半期)

 作:石堂淑朗
 語り:渡辺美佐子

 主な出演者:
  鈴鹿景子 山内賢 堀雄二 河東けい
  河原崎建三 田辺靖雄 伊吹剛
  木村理恵 高森和子 天津敏 笠智衆

 熊本と阿蘇の大自然を背景に、造園師として修業を積みながら、人間と自然との調和を見いだす「自然王国」造りに夢をかける女性の青春と、彼女をとりまく大家族の生き方を描く。

 ❖ 1977年(昭和53年) ❖

 19.いちばん星(上半期)

 原作:結城亮一

 主な出演者:
  高瀬春奈 五大路子 伴淳三郎
  津川雅彦 木内みどり 柳生博
  富田恵子 山谷初男 谷村昌彦
  三遊亭円之助 塩沢とき 加茂さくら
  頭師佳孝 佐々木剛

 昭和初期に「波浮の港」「東京行進曲」などの歌で一世を風びした“日本の流行歌手第1号”佐藤千夜子の波乱に満ちた半生を、フィクションを交えて描く。
 番組途中で高瀬春菜が病気で降板、五大路子が代役に立った。

 20.風見鶏(下半期)

 作:杉山義法

 主な出演者:
  新井春美 蟇目良 大木実 岸部シロー
  梓英子 村野武範 桜むつ子 花紀京
  下塚誠 山本茂

 和歌山県・太地で鯨のもり打ちの娘として生まれたヒロインが、神戸でドイツ人のパン職人と結婚。
 戦争で夫と生き別れ、本格的なパン作りを営む中、外国人から“われらの母”と慕われる女性の一代記。

 ❖ 1978年(昭和53年) ❖

 21.おていちゃん(上半期)

 原作:沢村貞子

 主な出演者:
  友里千賀子 長門裕之 日色ともゑ
  坂東八十助 中村智太郎 萩尾みどり
  天地総子 水野久美 荻島真一
  尾藤イサオ 古手川祐子 関敬六
  尾上菊蔵 益田喜頓

 女優・沢村貞子のエッセー「私の浅草」をもとにドラマ化。
 東京・下町の人情と家族の愛情の中で育ったヒロインが、大正初期から終戦後にかけて、傷つきながらも夢と希望を失わずに女性の幸せを追い求めた青春物語。

 22.わたしは海(下半期)

 作:岩間芳樹
 語り:倍賞千恵子

 主な出演者:
  相原友子(現・あいはら友子)
  辰巳柳太郎 有島一郎 中原ひとみ
  坂本スミ子 小野進也 大和田獏
  三沢慎吾 葦笛るか

 昭和初期から終戦の混乱期までの激動の時代、身よりのない多くの子どもたちを育て、明るく自由に生きた一人の女性の波乱に富んだ半生を、美しい瀬戸内の海を背景に描いた愛の物語。

 ❖ 1979年(昭和54年) 

 23.マー姉ちゃん(上半期)

 原作:長谷川町子

 主な出演者:
  熊谷真実 田中裕子 藤田弓子
  早川里美 田中健 湯沢紀保 前田吟

 原作は長谷川町子の自伝的漫画「サザエさんのうちあけ話」。
 大戦をはさむ20余年間をたくましい生命力で生き抜き、戦後「サザエさん」誕生までをコミカルに描いた、マー姉ちゃんと母・姉妹4人家族の生活史。

 24.鮎のうた(下半期)

 作:花登筐

 主な出演者:
  山咲千里 ミヤコ蝶々 仲真貴
  吉永小百合 三益愛子 フランキー堺

 17歳で故郷の滋賀・長浜から商都・大阪へ出た少女・浜中あゆが、船場の糸問屋に奉公し、激しい流れにもまれながらご寮さんになるまでを描く。
 ヒロインの亡くなった母親役で吉永小百合が出演し、話題になった。

 ❖ 1980年(昭和55年) ❖

 25.なっちゃんの写真館(上半期)

 作:寺内小春

 主な出演者:
  星野知子 滝田栄 大友柳太朗
  林美智子 秋野太作 加藤武

 写真家・立木義浩の母・立木香都子さんの半生をモデルにした作品。
 昭和初期、徳島でカメラマンを志し、後に家業の由緒ある写真館を継いで、仕事と家庭をみごとに両立させた女性の戦中戦後の奮闘記。

 〔情報元 : NHK アーカイブス〕

■朝の連続ドラマ小説 一覧③

2023-09-02 06:00:00 | DATA・BASE

 ■NHK朝の連続ドラマ小説 リスト③


 ❖ 1994年(平成6年) ❖

 51.ぴあの(上半期)

 原作・脚本:冨川元文 宮村優子
 音楽:久石譲
 主題歌:純名里沙「ぴあの」
 語り:都はるみ

 主な出演者:
  純名里沙 竹下景子 萬田久子
  国生さゆり 宇津井健 松村雄基
  大竹まこと 三林京子 間寛平
  国広富之 西村和彦 段田安則

 舞台は大阪・天満の古い家。
 童話作家を目指す21歳の主人公ぴあのを中心に、20代から30代までの4人の姉妹が、仕事、恋愛、結婚など現代の身近な問題に直面しながら、それぞれに光る生き方をめざす。

 52.春よ、来い[第1部](下半期)

 作:橋田壽賀子
 音楽:松任谷正隆 マイカプロジェクト  主題歌:松任谷由実「春よ、来い」
 語り:奈良岡朋子

 主な出演者:
  中田喜子 安田成美 いしだあゆみ
  赤井英和 池田成志 波乃久里子
  宝生あやこ 池内淳子 赤木春恵
  今福将雄 綿引勝彦 前田吟
  山岡久乃 倍賞美津子

 1年間にわたって放送。
 第1部は戦争と復興の中でひたむきに生きた主人公の青春時代、第2部は大きな挫折を経て、やがてテレビドラマの脚本家として生涯をかけていくまでを描く。
 脚本家・橋田壽賀子の自伝的作品。

 ❖ 1995年(平成7年) ❖

 52.春よ、来い[第2部](上半期)

 同上

 53.走らんか!(下半期)

 原案:長谷川法成
 主題歌:デュアルドリーム
      「アイ・セイ・ハロー」

 主な出演者:
  三国一夫 中江有里 菅野美穂
  丹波哲郎 木の実ナナ 草刈正雄
  村田雄浩 梨本謙次郎 日高ひとみ
  小松政夫 中尾ミエ 室井滋
  田中好子 三木のり平

 舞台は九州・博多。
 博多人形師を父に持つ高校生の息子が主人公。
 彼ら若者たちの恋愛や将来の悩み、巣立ちを、新旧それぞれの世代のかっとうを軸に描いた青春物語。
 『凛凛と』以来、5年半ぶりに男性が主人公に。

 ❖ 1996年(平成8年) ❖

 54.ひまわり(上半期)

 作:井上由美子
 音楽:山下達郎
 主題歌:山下達郎
     「ドリーミングガール」
  語り:萩本欽一

 主な出演者:
  松嶋菜々子 上川隆也 夏木マリ
  寺泉憲 藤村志保 佐々木すみ江
  三宅裕司 川島なお美 大鶴義丹
  浅野ゆう子 泉谷しげる 奥田瑛二
  鈴木清順

 バブル崩壊後のリストラで会社を辞めた東京・上野育ちの主人公が、一念発起して弁護士を志望。
 難関の司法試験を突破し、福島での司法修習で厳しい現実に向き合いながら一人前の弁護士になるまでを描く。

 55.ふたりっ子(下半期)

 作:大石静
 主題歌:NOKKO「ナチュラル」

 主な出演者:
  菊池麻衣子 岩崎ひろみ
  三倉茉奈 三倉佳奈
  段田安則 手塚理美 香川京子
  高島忠夫 伊原剛志 内野聖陽
  宮川大助 宮川花子 河合美智子
  麿赤児 夢路いとし 桂枝雀
  三林京子 中村嘉葎雄

 優等生で美人の姉・麗子と、落ちこぼれだが将棋の才能抜群の妹・香子。
 大阪・天下茶屋に生まれた対照的な双子の波乱万丈の人生を描く。
 子役の三倉茉奈・佳奈が人気で、終盤、麗子の双子の娘で再登場。

 ❖ 1997年(平成9年) ❖

 56.あぐり(上半期)

 原作:吉行あぐり
 テーマ音楽:ヴァイオリン演奏
 矢部達哉「素晴らしき日々へ」

 主な出演者:
  田中美里 野村萬斎 里見浩太朗
  草笛光子 星由里子 名取裕子
  高嶋政伸 野村宏伸 松原智恵子
  森本レオ 山田邦子 山本晋也

 90歳をすぎても現役の美容師で、作家の吉行淳之介と女優の吉行和子の母・吉行あぐりさんがモデル。
 明治40年、岡山で生まれたヒロインが子育てや夫の急死にもめげず、洋髪美容院の草分けとして戦前戦後を明るく生きる。

 57.甘辛しゃん(下半期)

 作:宮村優子 長川千佳子
 主題歌:原由子
     「涙の天使に微笑みを」

 主な出演者:
  佐藤夕美子 樋口可南子 風間杜夫
  岡田義徳 大場泰正 遊井亮子
  新井康弘 深浦加奈子 塩見三省
  馬渕晴子 植木等

 灘の伝統を重んじる酒造家を舞台に、酒造りの魅力にとりつかれた女性が、数々の偏見や困難にあいながら、人生の「極上の一滴」を探し求めて行く。
 『朝ドラ』として初めて、阪神・淡路大震災の被害を描いた。

 ❖ 1998年(平成10年) ❖

 58.天うらら(上半期)

 原案:門野晴子
 テーマ音楽:「うららインザスカイ」  語り:有働由美子アナ

 主な出演者:
  須藤理彩 原日出子 桜井幸子
  大浦龍宇一 鈴木一真 不破万作
  根岸季衣 斉藤慶子 大島蓉子
  林家こぶ平 小林薫 池内淳子

 東京・木場の工務店の孫に生まれたヒロインが大工職人をめざしながら、パワフルな祖母、負けず嫌いの母と繰り広げる理想の家造り、家族づくりの姿を描く。
 高齢者介護やバリアフリー設計なども取り上げた。

 59.やんちゃくれ(下半期)

 作:中山乃莉子
 主題歌:ウルフルズ「あそぼう」

 大阪で明治時代から3代続く造船所の次女として生まれたヒロインが、挫折を繰り返しながらも「人生、何度でもやり直しがきくんや」を合言葉に、たくましく人生を切り開いていく波乱万丈・痛快ホームドラマ。

 ❖ 1999年(平成11年)

 60.すずらん(上半期)

 作:清水有生
 主題歌:吉田美奈子
     「すずらんのテーマ」
 語り:倍賞千恵子

 主な出演者:
  遠野凪子 柊瑠美 倍賞千恵子
  橋爪功 石倉三郎 萬田久子
  うじきつよし 冨士眞奈美 小野武彦
  三原じゅん子 内山理名 今福将雄
  東てる美 唐渡亮 夏八木勲 中村玉緒

 北海道の小さな駅に捨てられていたヒロインが、北海道と東京を舞台に、大正末から平成へと、日本の鉄道の発展とともに幾多の困難を乗り越え、波乱万丈の生涯を生きる一代記。
 放送終了後、少女時代が映画化された。

 61.あすか(下半期)

 作:鈴木聡
 音楽:大島ミチル
 語り:有馬稲子

 主な出演者:
  竹内結子 藤岡弘(現・藤岡弘、)
  紺野美沙子 佐藤仁美 藤木直人
  東ちづる 大江千里 金田龍之介
  梅沢富美男 名取裕子 有馬稲子
  芦屋雁之助

 京都のしにせ和菓子店の娘と店の花形職人が駆け落ちし、奈良・明日香村で主人公が生まれる。
 彼女が、父と同じ和菓子職人となり、伝統的な世界に旋風を巻き起こす夢と希望に満ちた物語。

 ❖ 2000年(平成12年) ❖

 62.私の青空(上半期)

 作:内館牧子
 語り:久保純子アナ

 主な出演者:
  田畑智子 筒井道隆 篠田拓馬
  宝田明 八名信夫 阿藤海 渡辺哲
  深浦加奈子 加賀まりこ 伊東四朗

 結婚式当日に花婿に逃げられシングルマザーの道を選んだヒロインとその息子が、青森・大間町と東京・築地を舞台に繰り広げる笑いと涙の奮闘記。
 続編が『朝ドラ』史上初めて2002年『月曜ドラマシリーズ』で放送された。

 63.オードリー(下半期)

 作:大石静
 主題歌:倉木麻衣
     「Reach for the sky」

 主な出演者:
  岡本綾 大竹しのぶ 賀来千香子
  段田安則 長嶋一茂 佐々木蔵之介
  仁科貴 堺雅人 國村隼 沢田研二
  藤山直美 制作:内藤愼介

 日本のハリウッドといわれた京都・太秦を舞台に、産みの親と育ての親という2人の母とアメリカ育ちの父の生き方に翻ろうされながら、映画作りにかけた女性の挫折と成功の半生を描く。

 ❖ 2001年(平成13年) ❖

 64.ちゅらさん(上半期)

 作:岡田惠和
 主題歌:Kiroro
        「Best Friend」

 主な出演者:
  国仲涼子 小橋賢児 堺正章
  田中好子 平良とみ ゴリ 山田孝之
  余貴美子 村田雄浩 菅野美穂
  丹阿弥谷津子 北村和夫

 沖縄・八重山諸島の、力強くあたたかい大家族の中でのびのびと育ったヒロインが上京し、看護師として汗と笑顔の生活を送る中で、人々の心の中に“南の島の潤い”を与えていく。続編がパート4まで制作された。

 65.ほんまもん(下半期)

 作:西荻弓絵
 バイオリン:千住真理子
 語り:野際陽子

 主な出演者:
  池脇千鶴 根津甚八 風吹ジュン
  麻生祐未 小林幸子 宮川大助
  夏樹陽子 海東健 宮川花子
  星由里子 村野武範 野際陽子

 和歌山県熊野地方の山の中で育ったヒロインが、くいだおれの街・大阪で本物の料理人をめざして修業を重ねる中、師匠と出会い、幸せの味に開眼していくサクセス・ストーリー。

 ❖ 2002年(平成14年) ❖

 66.さくら(上半期)

 作:田渕久美子
 挿入歌:森公美子
 「桜景(おうけい)」「四季のさくら」
 語り:大滝秀治

 主な出演者:
  高野志穂 小澤征悦 寺泉憲
  太田裕美 津島恵子 野口五郎
  板倉香 セイン・カミュ 小林亜星
  中村メイコ 江守徹

 ハワイ生まれで日系四世のヒロインが、一家のルーツである飛騨高山の中学校で英語の指導助手として就職。
 姿かたちは日本人、考え方はアメリカ人の彼女が戸惑いながらも、日本の文化や人情に触れ、たくましく成長していく。

 67.まんてん(下半期)

 作:マキノノゾミ
 主題歌:元ちとせ
     「この街」
 語り:藤村俊二

 鹿児島・屋久島生まれのヒロインが、幼いころ父と見たロケット打ち上げの感動を胸に大阪で気象予報士となる。
 さらに、宇宙飛行士・毛利衛との出会いをきっかけに、「宇宙からの気象予報」をめざす波乱万丈のドラマ。

 ❖ 2003年(平成15年) ❖

 68.こころ(上半期)

 作:青柳祐美子

 主な出演者:
  中越典子 岸惠子 伊藤蘭 寺尾聰
  仲村トオル 黒川智花 広田亮平
  パパイヤ鈴木 阿部サダヲ 玉木宏
  小池栄子 竜雷太

 生っ粋の浅草っ子が2人の子持ちの医師と結婚するものの、夫は雪山で遭難。血のつながらない2人の母、そして実家のうなぎ屋の若女将として奮闘しながら、人情厚い浅草や夫の故郷・新潟の人々に囲まれて成長していく。

 69.てるてる家族(下半期)

 原作:なかにし礼
 主題歌:リズム
     「ブルースカイブルー」

 主な出演者:
  石原さとみ 浅野ゆう子 岸谷五朗
  紺野まひる 上原多香子 上野樹里
  森口博子 錦戸亮 九十九一 紅萬子
  でんでん 大村崑 中村梅雀 藤村志保

 作家・作詞家のなかにし礼の妻とその家族がモデル。
 戦後から昭和40年代の大阪・池田市を舞台に、4人の娘たちを見事に育てていく肝っ玉母さんと家族の夢と笑いと涙の日々を、懐かしの昭和歌謡に乗せて届ける“踊る朝ドラ”。

 ❖ 2004年(平成16年) ❖

 70.天花(上半期)

 作:竹山洋
 主題歌:MISIA
     「名前のない空を見上げて」

 主な出演者:
  藤澤恵麻 平山広行 香川照之
  片平なぎさ 財津一郎 竹中直人
  サエコ 石野真子 市川実日子
  木村佳乃 加賀まりこ 中村梅之助
  財津一郎 富司純子

 仙台で生まれ育ったヒロインが、祖父のもとから天職を探すため上京。
 祖父とその戦友がお互いの孫を、と約束した“いいなずけ”の青年との恋に揺れながら、保育士として奮闘する姿を描く。

 71.わかば(下半期)

 作:尾西兼一
 音楽:服部克久
 主題歌:福山雅治
     「泣いたりしないで」

 主な出演者:
  原田夏希 田中裕子 内藤剛志
 崎本大海 姜暢雄 織本順吉 東ちづる
 加茂さくら 綾戸智絵 山口紗弥加
 斉藤慶子 塚本高史 南田洋子 西郷輝彦

 阪神・淡路大震災で父を亡くし、宮崎・日南市の母の実家に身を寄せるヒロインが、亡き父との約束を果たすために故郷の神戸に戻り造園家への道を歩む。
 震災で傷ついた街と家族の心が再生を成し遂げるまでをさわやかに描く。

 ❖ 2005年(平成17年)

 72.ファイト(上半期)

 作:橋部敦子

 主な出演者:
  本仮屋ユイカ 緒形直人 酒井法子
  渡辺徹 川原亜矢子 児玉清
  由紀さおり 三浦春馬 瀬川亮
  垣内彩未 田中冴樹 三林京子
  三原じゅん子 おかやまはじめ
  藤村俊二 田村高廣

 ヒロインは群馬・高崎市にくらすソフトボールと馬が大好きな15歳。
 父の仕事上のトラブルで家族が離れ離れになり、自分も友だちとの関係で不登校になるものの、馬との出会いを通して夢を見つけていくまでを描く。

 73.風のハルカ(下半期)

 作:大森美香
 主題歌:森山直太朗
     「風花」
 語り:中村メイコ

 主な出演者:
  村川絵梨 渡辺いっけい 真矢みき
  朝丘雪路 升毅 宮崎美子 木村佳乃
  別所哲也 松岡充 黒川芽以
  黄川田将也 水川あさみ MEGUMI
  桂文珍 藤竜也

 “いやしの里”大分・湯布院の父子家庭で育ったヒロインが、離婚した母の住む“いらちの街”大阪でツアープランナーに。散り散りの家族を新しいきずなで結びつけ、父が夢見た理想のレストラン再建をめざす笑いと涙の奮闘記。

 ❖ 2006年(平成18年) ❖

 74.純情きらり(上半期)

 脚本:浅野妙子 原案:津島佑子
 音楽:大島ミチル
 語り:竹下景子

 主な出演者:
  宮崎あおい 西島秀俊 寺島しのぶ
  井川遥 福士誠司 室井滋 戸田恵子
  八名信夫 村田雄浩 松沢傑
  劇団ひとり 美山加恋 北乃きい
  長谷川初範 ブラザートム 塩見三省
  三浦友和 竹下景子

 愛知・岡崎市を舞台に、音楽をこよなく愛するヒロインが激動の昭和をひたむきに生きる一代記。
 父の突然の死や戦争に翻ろうされながらも、さまざまな人々との出会いに励まされ、音楽への思いを燃やし続ける。

 75.芋たこなんきん(下半期)

 原作:田辺聖子
 主題歌:FAYRAY
     「ひとりよりふたり」
 挿入歌:林明日香
     「心のままに」

 主な出演者:
  藤山直美 國村隼 田畑智子
  いしだあゆみ 小島慶四郎 香川京子
  城島茂 岸部一徳 鈴木杏樹 火野正平
  メイサツキ 小西美帆 石田太郎
  友近 岡田茉莉子 淡島千景

 37歳の独身、楽天娘が結婚した町医者は10人の大家族だった!
 作家・田辺聖子の半生と数々のエッセイ集をベースに、大阪の戦後復興期から現代へと明るくたくましく生きてきたヒロインと家族のてんやわんやを描く。

   〔情報元 : NHKアーカイブス〕

■朝の連続ドラマ小説 一覧②

2023-09-02 06:00:00 | DATA・BASE

 ■NHK 朝の連続ドラマ小説 リスト②


 ❖ 1980年(昭和55年) ❖

 26.虹を織る(下半期)

 作:秋田佐知子

 主な出演者:
  紺野美沙子 長門裕之 新珠三千代
  水野久美 岩本多代 芦屋雁之助

 城下町・萩に生まれ、青春の情熱を宝塚歌劇団の舞台にそそぐヒロインが、退団した後も絶えず新しい生き方を求め続けたその半生を、激動の昭和史の中で、詩情とユーモアを交えながら明るくさわやかに描く。

 ❖ 1981年(昭和56年) ❖

 27.まんさくの花(上半期)

 作:高橋正圀

 主な出演者:
  中村明美 生井健夫 倍賞千恵子
  平淑恵 横山万里子 下川辰平

 秋田・横手市に育った芸大(油絵)志望の女子高生が、受験失敗、浪人生活、アルバイト、就職、失恋など数多くの体験をとおして明るくたくましく成長していく2年間を描く。

 28.本日も晴天なり(下半期)

 作:小山内美江子

 主な出演者:
  原日出子 津川雅彦 宮本信子
  鹿賀丈史 牧伸二 小柳英理子

 昭和元年、東京人形町に生まれた女性が、NHKのアナウンサーをふり出しに、戦後はルポライター、そして作家の道を歩んでゆく姿を、昭和の世相をからめながら描く。
 題名は当時、マイクテストで使った言葉から。

 ❖ 1982年(昭和57年) ❖

 29.ハイカラさん(上半期)

 作:大薮郁子

 主な出演者:
  手塚理美 木村四郎 三國一朗
  藤村志保 坂上二郎 根岸季衣
  ジュデイ・オング 尾藤イサオ

 明治時代、海外留学生としてアメリカの空気に触れて帰国した“ハイカラ娘”が、中伊豆に当時珍しかった外国人用ホテルを作り上げる奮闘記。
 『おはなはん』以来の明治女性の一代記もの。

 30.よーいドン(下半期)

 作:杉山義法
 語り:真屋順子

 主な出演者:
  藤吉久美子 南田洋子 新井春美
  大木実 馬渕晴子 山田吾一

 昭和初期、大阪・北浜の株屋の少女が、走る能力を見出されオリンピックへの夢を抱くものの家業の倒産から断念。
 道頓堀の芝居茶屋、舞鶴の駅弁屋、そして戦後再び道頓堀と、人生のマラソンを走り抜く。

 ❖ 1983年(昭和58年) ❖

 31.おしん

 作:橋田壽賀子
 語り:奈良岡朋子

 主な出演者:
  乙羽信子 田中裕子 小林綾子
  渡瀬恒彦 長岡輝子 並木史朗
  泉ピン子 伊東四朗 渡辺美佐子

 明治34年、山形の寒村に生まれた“おしん”が、奉公、髪結い修業、結婚、戦争、スーパー経営など、さまざまな辛酸をなめながら、激動の時代を必死に生きる姿を1年間にわたって描く。

 ❖ 1984年(昭和59年) ❖
 32.ロマンス(上半期)

 作:田向正健
 語り:八千草薫

 主な出演者:
  榎木孝明 辰巳琢郎 樋口可南子
  小宮久美子 中条静夫 船越英二
  岸田今日子

 日本映画の草創期である明治末期、北海道から上京して活動写真に情熱を注ぎ、やがて映画監督になる2人の青年を中心に、映画が庶民の娯楽になっていく過程を描いた。
 『おはなはん』以降の『朝ドラ』では、初の男性が主役。


 33.心はいつもラムネ色(下半期)

 作:冨川元文
 語り:ミヤコ蝶々

 主な出演者:
  新藤栄作 藤谷美和子 美木良介
  真野あずさ 中村嘉葎雄 野川由美子

 戦前戦後の大阪を舞台に、漫才を大衆芸能の覇者に育て上げた漫才作家・秋田実の生涯をモデルにした笑いの昭和史。
 漫才を愛した男のユーモアと、機知に富んだ反骨の半生を描く。

 ❖ 1985年(昭和60年) ❖

 34.澪つくし(上半期)

 作:ジェームス三木

 主な出演者:
  沢口靖子 川野太郎 桜田淳子
  津川雅彦 加賀まり子 草笛光子
  柴田恭兵 明石家さんま 根岸季衣

 “陸者”と“海者”が対立する漁港の町、千葉・銚子を舞台に、しょうゆ醸造を家業とする旧家の娘と、網元の長男が、2つの世界の壁を越え、波乱万丈の人生を歩みながら愛をはぐくむ純愛物語。

 35.いちばん太鼓(下半期)

 作:井沢満
 音楽:大野雄二

 主な出演者:
  岡野進一郎 三田寛子 渡辺美佐子
  芦屋雁之助 上原謙 三林京子
  馬渕晴子 藤真利子 岸田智史

 昭和40年代の九州と大阪を舞台に、親子三代の演劇一座に育てられた主人公の青年が、出生の秘密を知り実の母を捜しながら、大衆演劇の新しい旗手となるまでを描く。

 ❖ 1986年(昭和61年) ❖

 36.はね駒(上半期)

 作:寺内小春
 音楽:三枝成彰
 語り:細川俊之

 主な出演者:
  斉藤由貴 樹木希林 渡辺謙
  丹阿弥谷津子 美保純 ガッツ石松
  地井武男 沢田研二 小林稔侍 山内明

 明治から大正にかけて活躍した女性記者、磯村春子がモデル。
 福島県相馬に育った“はね駒”(おてんば娘)が仙台の女学校で英語を学び、上京。
 結婚、出産の後、新聞記者の道をひらく。

 37.都の風(下半期)

 作:重森孝子

 主な出演者:
  加納みゆき 松原千明 黒木瞳
  柳葉敏郎 西山嘉孝 久我美子
  村上弘明

 戦中戦後の動乱期に、京都のしにせの繊維問屋の三女に生まれ育ったヒロインが、店の後継ぎのことで父に反抗して家出。
 大阪や奈良で自分の道を自分の力で切り開き、持ち前のバイタリティーで精一杯に生きていく。

 ❖ 1987年(昭和62年) ❖

 38.チョッちゃん(上半期)

 原作:黒柳朝

 主な出演者:
  古村比呂 世良公則 佐藤慶
  由紀さおり 前田吟 佐藤オリエ
  役所広司 春風亭小朝

 北海道の大自然で自由奔放に育った少女が、進学した東京の音楽学校で天才バイオリニストと出会い結婚。
 戦時色が濃くなる中でも自由な精神を大切に、困難に立ち向かう。
 黒柳徹子の母・朝(ちょう)さんの半生のドラマ化。

 39.はっさい先生(下半期)

 作:高橋正圀
 語り:樫山文枝

 主な出演者:
  若村麻由美 渡辺徹 中村嘉葎雄
  平淑恵 真野あずさ 岸部一徳
  井川比佐志 小林千登勢

 東京・浅草に生まれ育った江戸っ子娘が、昭和6年、大阪の男子中学の英語教師に。
 “はっさい”(関西の古い言葉で、おてんばで気が短いこと)な先生が奮闘する「女版・坊ちゃん」。

 ❖ 1988年(昭和63年)

 40.ノンちゃんの夢(上半期)

 作:佐藤繁子
 音楽:渡辺俊幸
 語り:中村メイコ

 主な出演者:
  藤田朋子 中村梅之助 中原早苗
  竜雷太 丘みつ子 山田邦子
  西村知美 鈴木保奈美 石黒賢

 役場勤めをやめて高知から上京したヒロインが、戦後の混乱期、失敗や苦労を乗り越え、女性のための雑誌創刊という夢を実現。
 女性の社会進出が困難な時代に活躍するキャリアウーマンの青春物語。

 41.純ちゃんの応援歌(下半期)

 作:布勢博一
 語り:杉浦直樹

 主な出演者:
  山口智子 高嶋政宏 川津祐介
  伊藤榮子 桂枝雀 笑福亭鶴瓶
  白川由美 細川俊之 浜村純

 戦後の関西(和歌山、大阪、兵庫)を舞台に、野球の大好きな女性が、甲子園球場近くに旅館を開き、「高校球児の母」と呼ばれる女将さんになるまでの半生を描く、涙と笑いとペーソスの物語。

 ❖ 1989年(平成元年) ❖

 42.青春家族(上半期)

 作:井沢満
 音楽:羽田健太郎

 主な出演者:
  いしだあゆみ 清水美砂(現・美沙)
  橋爪功 陣内孝則 遙くらら
  所ジョージ 加藤昌也 逸見政孝
  高品格

 デパートで20年働き続けてきた団塊の世代の母と、漫画家志望の娘。
 現代の東京と西伊豆・土肥を舞台に、異なる世代のヒロイン2人がさまざまな問題を通じてお互いを理解し、成長する物語。

 43.和っこの金メダル(下半期)

 作:重森孝子

 主な出演者:
  渡辺梓 田村高廣 吉村実子 竜雷太
  桂三枝 桂小米朝 新藤栄作 荒井紀人
  石橋保

 昭和30年代、山口県の高校時代から就職先の大阪の会社まで青春をバレーボールに燃焼させたヒロイン。
 「東洋の魔女」のような名選手にはなれないが、自分なりの「人生の金メダル」をめざして力いっぱい生きていく。

 ❖ 1990年(平成2年) ❖

 44.凛凛と(上半期)

 作:矢島正雄

 主な出演者:
  田中実 荻野目洋子 野村宏伸
  梨本謙次郎 神田正輝 イッセー尾形
  永島暎子 松山英太郎 真野響子
  ハナ肇

 ラジオもなかった大正時代、富山湾に浮かぶ“しんきろう”をきっかけに電気映像(テレビジョン)を夢みた魚津生まれの農家の次男坊が、上京、英国留学し、テレビの開発に情熱を注ぐ愛と友情の青春ドラマ。

 45.京、ふたり(下半期)

 作:竹山洋
 語り:野際陽子

 主な出演者:
  山本陽子 畠田理恵 中条静夫
  篠田三郎 荒木雅子 新井春美
  范文雀 東千代之介 津島恵子

 130年続く京漬物のしにせが舞台。
 跡取り娘が、幼いころ離婚して自立の道を歩んでいた母と18年ぶりに再会。
 この母娘2人のヒロインのかっとうや家族のきずなを、変貌する京都の町を背景に描く。

 ❖ 1991年(平成3年) ❖

 46.君の名は

 原作:菊田一夫
 語り:八千草薫

 主な出演者:
  鈴木京香 倉田てつを いしだあゆみ
  加藤治子 布施博 田中好子
  古舘伊知郎 橋爪功 佐藤友美
  樹木希林 平田満 宍戸錠

 昭和27年から2年間ラジオ放送されてヒットした同名ドラマのテレビ版。
 東京大空襲の銀座・数寄屋橋で出会った2人の運命的なラブストーリーが全国を舞台に繰り広げられる。
 1年間放送。

 ❖ 1992年(平成4年) ❖

 47.おんなは度胸(上半期)

 作:橋田壽賀子
 語り:奈良岡朋子

 主な出演者:
  泉ピン子 桜井幸子 藤岡琢也
  藤山直美 園佳也子 香川照之
  伊藤美奈子 林美智子

 温泉ブームに乗り遅れた関西のしにせの温泉旅館を舞台に、後妻として嫁いだ女性が母として、妻として、女将として、義理の娘とともに旅館を支えようと奮闘する姿を描く。

 48.ひらり(下半期)

 作:内館牧子
 音楽:中村正人(ドリームズ・カム・トゥルー)
 主題歌:ドリームズ・カム・トゥルー     
     「晴れたらいいね」
 語り:倍賞千恵子

 主な出演者:
  石田ひかり 鍵本景子 池内淳子
  伊東四朗 伊東ゆかり 伊武雅刀
  渡辺いっけい 花沢徳衛 石倉三郎
  島田正吾

 東京下町を舞台に、相撲が大好きなヒロインが、近所の町医者をめぐって姉と繰り広げる恋の騒動をコミカルに描いた青春物語。
 下町情緒、相撲部屋の日常とともに、若い女性の本音を描いた内館牧子の脚本が話題に。

 ❖ 1993年(平成5年) ❖

 49.ええにょぼ(上半期)

 作:東多江子
 主題歌:中山美穂
     「幸せになるために」
 語り:室井滋

 主な出演者:
  戸田菜穂 榊原利彦 板東英二
  香山美子 柴田恭兵 和田アキ子
  的場浩司 林与一 丹阿弥谷津子

 新婚早々、実家の京都・伊根町に近い舞鶴の病院に赴任した若き女医が、別居婚などの試練にもまれながらも、医師として人間として“ええにょぼ”(内面外面の美しさを備えた美人)に成長していく姿を描く。

 50.「かりん」(下半期)

 作:松原敏春
 音楽:渡辺俊幸
 主題歌:井上陽水
  「カナディアン・アコーディオン」

 主な出演者:
  細川直美 つみきみほ 筒井道隆
  十朱幸代 石坂浩二 林泰文
  貴島サリオ 佐藤B作 榎木孝明
  岸田今日子 小林桂樹

 男女共学の始まった昭和23年から39年までの時代を背景に、信州諏訪のしにせみそ屋の一人娘が、恋や友情そして家族とのかっとうを経て成長し、傾きかけた生家を盛り返す半生を描く。
 『朝ドラ』50作目。

 〔情報元 : NHK アーカイブス〕

■朝の連続ドラマ小説 一覧④

2023-09-02 06:00:00 | DATA・BASE

 ■NHK朝の連続ドラマ小説 リスト④


 ❖ 2007年(平成19年)

 76.どんど晴れ(上半期)

 作:小松江里子
 音楽:渡辺俊幸
 主題歌:小田和正
     「ダイジョウブ」

 主な出演者:
  比嘉愛未 内田朝陽 大杉漣 森昌子
  神木隆之介 東幹久 雛形あきこ
  リュ・シウォン 白石美帆
  蟹江一平 あき竹城 川村ゆきえ
  渡辺邦斗 石原良純 山本圭 長門裕之
  草笛光子 宮本信子

 横浜の父のケーキ店でパティシエをめざすヒロインが、婚約者の実家である盛岡の名門旅館に飛び込み女将修業をすることに。伝統と格式の前で孤軍奮闘しながら成長し、真の“おもてなしの心”とは何かを知る「女将奮戦記」。

 77.ちりとてちん(下半期)

 作:藤本有紀
 語り:上沼恵美子

 主な出演者:
  貫地谷しほり 和久井映見 松重豊
  京本政樹 青木崇高 茂山宗彦
  桂吉弥 加藤虎ノ介 佐藤めぐみ
  川平慈英 渡辺正行 生稲晃子
  松永玲子 江波杏子 渡瀬恒彦

 心配性で物事をつい悪い方へ考えてしまうヒロインが、高校卒業目前に“脇役人生”を変えようと一大決心して故郷の福井・小浜市を出て大阪へ。
 そこで上方落語に出会い、落語家を志す。
 恋あり涙あり笑いありの人情ドラマ。

 ❖ 2008年(平成20年) ❖

 78.瞳(上半期)

 作:鈴木聰

 主な出演者:
  榮倉奈々 西田敏行 飯島直子
  木の実ナナ 安田顕 満島ひかり
  菅井きん 小倉久寛 高田延彦
  篠井英介 眞木大輔 近藤正臣
  笹野高史 前田吟

 札幌でダンサーをめざすヒロインが、祖母の死を機に東京・月島で「養育家庭」をしている祖父のもとに飛び込む。
 若い里親として3人の里子たちと向き合う中で、不仲だった祖父と母、離婚した父を結びつける家族再生の物語。

 79.だんだん(下半期)

 作:森脇京子
 主題歌:竹内まりや
     「縁(えにし)の糸」
 語り:竹内まりや

 主な出演者:
  三倉茉奈 三倉佳奈 吉田栄作
  石田ひかり 鈴木砂羽 京野ことみ
  佐川満男 河合美智子 赤井英和
  石倉三郎 伊武雅刀 三林京子
  岸部一徳 夏八木勲 藤村志保

 離れ離れで育った双子の姉妹が数奇な運命をたどり、絆を深める。舞台は島根と京都。
 ヒロインは、歌手志望のめぐみと祇園の舞妓・のぞみ。2人はデュエット歌手として活躍後、それぞれの道へ旅立つ。

 ❖ 2009年(平成21年) ❖

 80.つばさ(上半期)

 作:戸田山雅司
 主題歌:アンジェラ・アキ
     「愛の季節」
 語り:イッセー尾形

 主な出演者:
  多部未華子 高畑淳子 中村梅雀
  宅間孝行 松本明子 金田明夫
  井上和香 ROLLY 脇知弘 手塚理美
  斉藤由貴 イッセー尾形 山本學
  小松政夫 冨士眞奈美 吉行和子

 埼玉県の和菓子屋とコミュニティー放送局が舞台。
 しっかり者の娘と自由奔放な母という、あべこべな母娘が、いがみあいながらも壊れた家族の絆を取り戻すため、努力する家族再生の物語。

 81.ウェルかめ(下半期)

 作:相良敦子
 主題歌:aiko
     「あの子の夢」
 語り:桂三枝

 主な出演者:
  倉科カナ 石黒賢 羽田美智子
  坂井真紀 大東俊介 温水洋一
  正名僕蔵 国広富之 石野真子
  松尾れい子 長塚圭史 益岡徹
  星野知子 芦屋小雁 室井滋

 ヒロイン・波美の夢は、「世界につながる」雑誌編集者になること。
 徳島市の地元情報誌を発行する出版社に入社した波美は、雑誌の面白さに目覚め、仕事を通して自分の故郷をみつめていく。

 ❖ 2010年(平成22年) ❖

 82.ゲゲゲの女房(上半期)

 原案:武良布枝
 主題歌:いきものがかり
     「ありがとう」
 語り:野際陽子

 主な出演者:
  松下奈緒 向井理 大杉漣 古手川祐子
  野際陽子 風間杜夫 竹下景子
  有森也実 星野真理 大倉孝ニ
  杉浦太陽 南明奈 平岩紙 梶原善
  うじきつよし 光石研 佐々木すみ江
  村上弘明 松坂慶子

 漫画家・水木しげるの妻の目から見た、夫婦の歩んだ長い道のりの物語。
 新婚の布美枝を待っていたのはどん底の貧乏生活。
 しかし、漫画と格闘する夫の姿に「この人とともに生きよう!」と決意する。

 83.てっぱん(下半期)

 作:寺田敏雄 今井雅子 関えり香
 音楽:葉加瀬太郎
 語り:中村玉緒

 主な出演者:
  瀧本美織 富司純子 安田成美
  遠藤憲一 遠藤要 森田直幸
  柳沢慎吾 尾美としのり 朝倉あき
  ともさかりえ 長田成也 神戸浩
  松尾諭 前田航基 柏原収史
  川中美幸 赤井英和 竜雷太

 お好み焼き屋を開業する、村上あかりの笑いと涙の奮闘記。
 広島県尾道市と大阪が舞台。
 あかりは祖母の下宿で暮らし、お好み焼き屋を仕事に。
 祖母と孫はお互いに必要な存在になっていく。

 ❖ 2011年(平成23年) ❖

 84.おひさま(上半期)

 作:岡田惠和
 音楽:渡辺俊幸
 語り:若尾文子

 主な出演者:
  井上真央 原田知世 寺脇康文
  渡辺美佐子 満島ひかり マイコ
  高良健吾 田中圭 永山絢斗
  斉藤由貴 樋口可南子 若尾文子

 長野・安曇野と松本が舞台。戦争をはさんで、日本人が生き抜いてきた昭和という激動の時代の中で、人々をおひさまのような明るい希望で照らす、ひとりの女性のさわやかな一代記。

 85.カーネーション(下半期)

 脚本 : 渡辺あや
 主題歌 : 椎名林檎
     「カーネーション」
 語り : 尾野真千子→夏木マリ

 主な出演者 :
  尾野真千子→夏木マリ 麻生祐未
  正司照枝 栗山千明→江波杏子
  新山千春 浅利陽介 尾上寛之
  川崎亜沙美 安田美沙子 渡辺大知
  駿河太郎 甲本雅裕 綾野剛 星田英利
  濱田マリ 宝田明 十朱幸代
  近藤正臣 小林薫

 舞台は、大阪・岸和田市。
 大正時代に生まれ、日本のファッションデザイナーの草分けとして活躍したヒロインが、女手ひとつで3人の娘を世界的ファッションデザイナーに育てる波乱万丈の物語。
 パワフルで笑いに満ちた女性の一代記を愛情たっぷりに描く。

 ❖ 2012年(平成24年) ❖

 86.梅ちゃん先生(上半期)

 作:尾崎将也
 主題歌 : SMAP
     「さかさまの空」
 語り : 林家正蔵

 主な出演者 :
  堀北真希 ミムラ(現:美村里江)
  小出恵介 松坂桃李 大島蓉子
  根岸季衣 大和田伸也 木村文乃
  鶴見辰吾 南果歩 高橋光臣
  片岡鶴太郎 平岳大 高橋克実
  倍賞美津子

 昭和20年、終戦直後、焼け野原と化した東京・蒲田(現・東京都大田区)。復興、そして昭和の奇跡の経済成長を支えていく名もなき人々に寄り添って、命を守る医師になっていく一人の女性。
 挑んで、失敗して、笑って、そして泣いて…彼女の周りには、いつも家族や町の人々の笑顔があふれている。
 地域医療に生きようとするヒロイン・梅子(堀北真希)のひたむきで、にぎやかな日々を描く。

 87.純と愛(下半期)

 脚本:遊川和彦
 主題歌 : HY
     「いちばん近くに」
 語り : 夏菜

 主な出演者 :
  夏菜 風間俊介 森下愛子
  速水もこみち 高橋メアリージュン
  渡部秀 吉田羊 城田優 黒木華
  田中要次 映美くらら 朝倉あき
  岡本玲 堀内正美 若村麻由美
  余貴美子 武田鉄矢 舘ひろし

 ヒロイン・狩野純(かのうじゅん・夏菜)は、大阪生まれの宮古島育ち。
 正義感が強く、他人が敬遠することにも首を突っ込むおせっかいで熱い女性。
 実家は宮古島でホテルを経営。
 一方、待田愛(まちだいとし・風間俊介)は、著名な弁護士夫婦の子だが、弟を亡くして以来、人生を悲観的に歩む冷めた男。
 そんな凸凹の男女が恋に落ち結婚。
 悲しみは半分、喜びは数倍。
 「何よりも人の喜ぶ笑顔が見たい」と奮闘するふたりのゆくえは…。

 ❖ 2013年(平成25年) ❖

 88.あまちゃん(上半期)

 作 : 宮藤官九郎
 語り : 宮本信子(故郷編)
    能年玲奈(東京編前半)
    小泉今日子(東京編後半)

 主な出演者 :
  能年玲奈 小泉今日子 尾美としのり
  杉本哲太 松田龍平 古田新太
  小池徹平 橋本愛 荒川良々 福士蒼汰
  有村架純 松岡茉優 八木亜希子
  吹越満 塩見三省 安藤玉恵
  野間口徹 皆川猿時 ピエール瀧
  でんでん 清水ミチコ 平泉成
  木野花 美保純 片桐はいり
  渡辺えり 薬師丸ひろ子 蟹江敬三
  宮本信子

 母・春子に連れられて北三陸にやってきたアキは、現役海女の祖母・夏と出会い、海女さんになることを決意する。
 そして海女の修業を続けるうちに地元のアイドルとなり、ついに、その噂を聞きつけた東京の大手芸能事務所にスカウトされる。
 果たして地元で人気の海女が、芸能界デビューする日は来るのか?脚本家・宮藤官九郎が故郷・東北を舞台に描く抱腹絶倒の人情喜劇。

 89.ごちそうさん(下半期)

 作:森下佳子
 主題歌 : ゆず
     「雨のち晴レルヤ」
 語り : 吉行和子

 主な出演者:
  杏 東出昌大 財前直見 原田泰造
  キムラ緑子 高畑充希 和田正人
  山中崇 前田亜季 中村靖日
  ムロツヨシ 宮崎美子 吉行和子
  近藤正臣

 東京・本郷の洋食屋の娘・め以子は「食べる」ことが何よりも好きだったが、女学生となり下宿する帝大生・悠太郎と出会ってからは「食べさせる」ことにも喜びを覚えるようになった。
 悠太郎と結ばれて大阪に嫁ぎ、関西風の味付けや姑(しゅうと)との関係に馴染めず苦労するが、持ち前の明るさで乗り越える。
 大正末から戦後の時代を背景に「食べ、食べさせ、生きる」ことの大切さを伝える。

 ❖ 2014年(平成26年) ❖

 90.花子とアン(上半期)

 原作:村岡花子
 主題歌 : 絢香
     「にじいろ」
 語り:美輪明宏

 主な出演者:
  吉高由里子 伊原剛志 室井滋
  石橋蓮司 賀来賢人 黒木華
  土屋太鳳 窪田正孝 松本明子
  カンニング竹山 浅田美代子
  ともさかりえ 高梨臨 鈴木亮平
  仲間由紀恵

 花子は山梨の貧しい家に生まれ、東京の女学校で英語を学び、故郷での教師生活をへて翻訳家となった。
 またラジオで子ども向けに童話の読み聞かせを行い「ラジオのおばさん」と呼ばれ親しまれた。
 そして戦後「アン・オブ・グリン・ゲイブルズ」を「赤毛のアン」として出版し日本中の若い女性の心をつかむ。
 「赤毛のアン」の翻訳者・村岡花子の波乱に満ちた半生をたどる。

 91.マッサン(下半期)

 作:羽原大介
 主題歌 : 中島みゆき
     「麦の唄」

 主な出演者:
  玉山鉄二
 シャーロット・ケイト・フォックス
  前田吟 泉ピン子 西川きよし
  夏樹陽子 西田尚美 早見あかり
  相武紗季 白井晃 江口のり子
  高橋元太郎 堤真一 濱田マリ
  及川いぞう

 日本のウイスキー誕生を支えた竹鶴政孝と妻リタがモデル。
 大正時代、大阪の造り酒屋の跡取りがウイスキーに目覚め、本場スコットランドへ渡る。
 そこでスコットランドの女性と恋に落ち、駆け落ち同然で結婚する。その後、日本に戻った二人は北海道で「ウイスキーづくり」にゼロから挑む。
 しかし事業は失敗続きで頓挫し太平洋戦争に突入。
 妻のリタにスパイ容疑をかけられる。
 「厳しい時代の日本」を外国人妻の視点で描く。

 ❖ 2015年(平成27年) ❖

 92.まれ(上半期)

 作:篠崎絵里子
 語り:戸田恵子

 主な出演者:
  土屋太鳳 常盤貴子 大泉洋
  葉山奨之 田中泯 田中裕子
  中村敦夫 門脇麦 清水富美加
  山崎賢人 高畑裕太 渡辺大知
  ガッツ石松 塚地武雅 ふせえり
  篠井英介 鈴木砂羽 中川翔子
  板尾創路

 ※「まれ」の舞台は石川県能登地方。

 幼い頃、この地に越してきた希(まれ)は「地道にコツコツ」がモットーの仕事も恋も堅実第一な女の子。
 夢見ることが苦手だったが、様々な出会いを通して「ケーキ職人・パティシエ」になる自分の夢に立ち戻る。
 世界一のパティシエを目指して横浜へ。やがて希(まれ)は故郷・能登で小さなケーキ店を開く。
 美味しいケーキを焼く希(まれ)の店は、たくさんの人びとが集まる場所となってゆく。

 93.あさが来た(下半期)

 原案:古川智映子
 主題歌 : AKB48
     「365日の紙飛行機」

 主な出演者:
  波瑠 宮崎あおい 升毅 寺島しのぶ
  林与一 玉木宏 近藤正臣
  風吹ジュン 柄本佑 辰巳琢郎
  萬田久子 山内圭哉 三宅弘城
  野々すみ花

 幕末の京都に生まれたおてんばな「あさ」が大阪に嫁ぎ、のんきで陽気な夫と、気丈な姉をはじめとする人々に支えられながら、明治から大正の激動の時代を実業家、教育者として生き抜く姿を描く。
 ヒロインのモデル・広岡浅子は、時代に先駆けて銀行や日本最初の女子大学の設立に力を尽くした人物。
 物語は、連続テレビ小説として初めての江戸時代・幕末からスタートする。

 ❖ 2016年(平成28年) ❖

 94.とと姉ちゃん(上半期)

 作:西田征史
 主題歌 : 宇多田ヒカル
     「花束を君に」
 語り:檀ふみ

 主な出演者:
  高畑充希 向井理 西島秀俊
  木村多江 大地真央 片岡鶴太郎
  秋野暢子 ピエール瀧 平岩紙
  片桐はいり 杉咲花 相楽樹
  大野拓朗 阿部純子 坂口健太郎
  川栄李菜 唐沢寿明

 “父親代わりの長女”ヒロイン、小橋常子が、生前の父が教えてくれた「当たり前の暮らしがいかに大切か」という教えを胸に、2人の妹と母を守って型破りの大奮闘。
 女ばかりの常子一家が激動の昭和を駆け抜けていく、小さな家族の大きな年代記。

 95.べっぴんさん(下半期)

 作 渡辺千穂
 主題歌 : Mr.Children
     「ヒカリノアトリエ」
 語り : 菅野美穂

 主な出演者
  芳根京子 生瀬勝久 菅野美穂
  蓮佛美沙子 永山絢斗 谷村美月
  曾我廼家文童 宮田圭子 名倉潤
  百田夏菜子 土村芳 田中要次
  松下優也 井頭愛海 森永悠希
  古川雄輝 上地雄輔 高良健吾
  西岡徳馬 伊武雅刀 江波杏子
  市村正親 中村玉緒

 ヒロインは、昭和のはじめに神戸の山の手で生まれたすみれ。
 戦後の焼け跡の中、娘のため、女性のために、子供服作りにまい進し、日本中を元気にかけぬけていくヒロインとその家族、そして、彼女の仲間たちが夢へと向かう物語。

 ❖ 2017年(平成29年) ❖

 96.ひよっこ(上半期)

 作:岡田惠和
 主題歌 : 桑田佳祐
    「若い広場」
 語り:増田明美

 主な出演者:
  有村架純 沢村一樹 木村佳乃
  古谷一行 峯田和伸 宮本信子
  佐々木蔵之介 羽田美智子
  遠山俊也、佐久間由衣、泉澤祐希

 東京オリンピックが開催された1964年から始まる物語。
 高度成長期の真っただ中、日本の発展を支えたのは、地方から上京し懸命に働いた名もなき人々だった。
 この物語のヒロイン・谷田部みね子も、そんなひとり。
 茨城県北西部の村に生まれ、集団就職で上京した“金の卵”ヒロインが、自らの殻を破って成長していく波乱万丈青春記。

 97.わろてんか(下半期)

 作:吉田智子
 主題歌 : 松たか子
     

 主な出演者:
  葵わかな 松坂桃李 濱田岳
  高橋一生 遠藤憲一 鈴木保奈美
  竹下景子 千葉雄大 堀田真由
  徳永えり 鈴木京香 岡本玲
  広瀬アリス 大野拓朗 前野朋哉

 明治後期、商都・大阪が大いに栄えていた時代。
 京都の老舗薬種問屋「藤岡屋」の長女として生まれた笑い上戸(=ゲラ)のヒロイン・藤岡てんは、旅芸人の藤吉と運命的な恋に落ち駆け落ち同然に大阪へ。
 しかし、藤吉は大失敗をして実家の米問屋を傾かせてしまう。
 その時てんは決意。「藤吉さんが好きな笑いを、商売にしてみませんか?」。
 その一言から、素人同然の若夫婦が大阪のみならず日本中の人を笑わせるべく、二人三脚の大冒険をはじめる。

 ❖ 2018年(平成30年) ❖

 98.半分、青い。(上半期)

 作:北川悦吏子
 主題歌 : 星野源
     「アイデア」
 語り:風吹ジュン

 主な出演者:
  永野芽郁 佐藤健 松雪泰子
  滝藤賢一 風吹ジュン 中村雅俊
  原田知世 谷原章介 余貴美子

 大阪万博の翌年、1971(昭和46)年。岐阜県東部の架空の町・東美濃市梟(ふくろう)町の小さな食堂に、鈴愛(すずめ)という女の子が生まれた。
 毎日野山を駆け回る元気な子だったが、小学生のとき、病気で片耳を失聴してしまう。
 そんな彼女を励ましたのは、わが子を愛してやまない両親と、同じ日に同じ病院で生まれた幼なじみだった…。
 失敗を恐れないヒロインが、高度成長期の終わりから現代までを七転び八起きで駆け抜け、やがて一大発明をなしとげるまで、およそ半世紀の物語を紡ぎだす。

 99.まんぷく(下半期)

 作:福田 靖
 主題歌 : DREAMS COME TRUE
     「あなたとトゥラッタッタ♪」
 語り:芦田愛菜

 主な出演者:
  安藤サクラ 長谷川博己 松下奈緒
  要潤 内田有紀 大谷亮平 松坂慶子

 舞台は昭和13年、大阪。
 三人姉妹の末っ子で、貧しいながらも愛情をいっぱいに受けておおらかに育った今井福子は、姉・咲のために結婚式で特別な出し物を用意したいと考え、写真をスクリーンに映し出せる新型の幻灯機のうわさを耳にする。
 幻灯機を開発している工房を訪れた福子は、立花萬平と出会う。
 萬平はのちに福子の夫となり、20年後、世紀の大発明を共に成し遂げる運命の相手だった。
 今や私たちの生活に欠かせないものとなった「インスタントラーメン」を生み出した夫婦、萬平と福子、人生大逆転の成功物語。

 ❖ 2019年(平成31/令和元年) ❖

 100.なつぞら(上半期)

 作:大森寿美男
 主題歌 : スピッツ
     「優しいあの子」
 語り:内村光良

 主な出演者:
  広瀬すず 吉沢亮 岡田将生
  草刈正雄 松嶋菜々子 藤木直人
  安田顕 小林綾子 高畑淳子
  音尾琢真

 大空襲を生き延びるものの、両親を戦争で失う奥原なつ。
 兄・咲太郎(さいたろう)、妹・千遥(ちはる)と別れ、父の戦友だった柴田剛男にひとり引き取られ、北海道・十勝に移り住むことになったなつは、酪農を手伝う中、持ち前の明るさを取り戻し、北海道移民一世である剛男の義父・泰樹(たいじゅ)から、開拓者精神とともに人生で大切なことを学んでいく。
 高校卒業後に上京し、アニメ業界に飛び込むと、画家志望の友人・山田天陽(てんよう)から、手ほどきを受けたデッサンの腕前を生かし、自然の中の生活で磨かれたみずみずしい感性を発揮していくことに。
 日本アニメの草創期をまっすぐに生きた、なつの夢と冒険、愛と感動の物語。

 〔情報元 : NHKアーカイブス〕

朝の連続ドラマ小説 一覧⑤

2023-09-02 06:00:00 | DATA・BASE

 ■NHK朝の連続ドラマ小説 リスト⑤

 ❖ 2019年(令和元年) ❖

 101.スカーレット(下半期)

 作:水橋文美江
 主題歌 : Superfly
     「フレア」

 主な出演者 :
  戸田恵梨香 富田靖子 松下洸平
  伊藤健太郎 大島優子 林遣都
  桜庭ななみ 福田麻由子 黒島結菜
  溝端淳平 羽野晶紀 三林京子
  マギー 西川貴教 佐藤隆太
  烏丸せつこ 財前直見 水野美紀
  イッセー尾形 稲垣吾郎 北村一輝

 戦後まもなく、大阪から滋賀・信楽にやってきた、絵が得意な川原喜美子。
 両親と二人の妹との暮らしは貧しく、頑張り屋の喜美子は、幼いながらも一家の働き手だった。
 15歳になった喜美子は、大阪で就職し、新たな出会いによって、さらに成長。
 信楽に戻ったのちは、地元の信楽焼に惹かれ、男性ばかりの陶芸界に飛び込み、陶芸家・川原喜美子を目指して奮闘する毎日が始まる。

 ❖ 2020年(令和2年) ❖

 102.エール(上半期)

 原案:林宏司
 主題歌 : GReeeeN
     「星影のエール」

 主な出演者 :
  窪田正孝 二階堂ふみ 中村蒼
  山崎育三郎 松井玲奈 森山直太朗
  相島一之 松尾諭 野田洋次郎
  佐久本宝 森七菜 仲里依紗
  野間口徹 古川琴音 平田満 宮沢氷魚
  古川雄大 マキタスポーツ 志田未来
  吉原光夫 岡部大(ハナコ)
  三浦貴大 柴咲コウ 金子ノブアキ
  堀内敬子 古田新太 北村有起哉
  菊池桃子 光石研 井上順 吉岡秀隆
  志村けん 薬師丸ひろ子 風間杜夫
  唐沢寿明

 日本が生糸輸出量世界一となった明治42年、急速に近代化がすすむ福島の老舗呉服店に生まれた古山裕一は、取り柄がない子どもだと思われていたが、音楽に出会うと独学で作曲の才能を開花させてゆく。
 青年になった裕一は家族に内緒で海外の作曲コンクールに応募し、上位入賞。それをきっかけに、裕一は歌手を目指しているという女学生と知り合う。
 福島と豊橋―遠く離れた地に住みながらも、音楽に導かれるように出会った二人は結婚。
 上京すると二人は、戦前・戦中・戦後を生き抜き、二人三脚で数々のヒット曲を生み出していく。

 103.おちょやん(下半期)

 作:八津弘幸
 主題歌 : 秦基博
     「泣き笑いのエピソード」
 語り:桂吉弥

 主な出演者:
  杉咲花 トータス松本 宮澤エマ
  篠原涼子 名倉潤 いしのようこ
  成田凌 星田英利 中村鴈治郎
  井川遥 若村麻由美 板尾創路

 明治の末、大阪の南河内の貧しい家に生まれたヒロイン、竹井千代は小学校にも満足に通わせてもらうことができず、9歳の時に、道頓堀の芝居茶屋に女中奉公に出される。
 そこで目にしたのが、華やかな芝居の世界。千代は女優を志し、芝居の世界に飛び込んでいく。
 そして、京都の映画撮影所などを経て、大阪で新しく生まれた「鶴亀家庭劇」に参加。
 そこで、喜劇界のプリンス、天海天海(あまみ てんかい)と再会し、結婚。喜劇女優として少しずつ成長していく。
 千代は天海と二人三脚で理想の喜劇を目指して奮闘するものの、戦後、芝居の世界から去ってしまう。
 しかし、ラジオドラマへの出演をきっかけに、女優として不死鳥のように復活。「大阪のお母さん」として絶大な人気を獲得し、名実共に上方を代表する女優となっていく。

 ❖ 2021猫(令和3年) ❖

 104.おかえりモネ(上半期)

 作:安達奈緒子
 主題歌 : BUMP OF CHICKEN
     「なないろ」
 語り:竹下景子

 主な出演者:
  清原果耶 内野聖陽 鈴木京香
  蒔田彩珠 藤竜也 竹下景子
  夏木マリ 坂口健太郎 浜野謙太
  でんでん 西島秀俊 永瀬廉
  浅野忠信

 宮城県気仙沼湾沖の自然豊かな島で、両親・祖父・妹と暮らしていた永浦百音。
 2014年春、高校卒業と同時に気仙沼を離れ、ひとり内陸の登米市へ移り住むことに。
 将来を模索する百音は新天地で、林業や山林ガイドの見習いの仕事をはじめる。
 そんな百音に、ある日転機が訪れる。東京から、お天気キャスターとして人気の気象予報士がやって来たのだ。
 彼と一緒に山を歩く中で、「天気予報は未来を予測できる世界」と教えられ、気象予報士の資格を取ろうと猛勉強をはじめ、難関を突破。
 上京し、民間の気象予報会社で働きはじめた百音は、個性的な先輩や同僚に鍛えられながら、失敗と成功を繰り返し、成長してゆく。

 105.カムカムエヴリバディ(下半期)

 作:藤本有紀
 主題歌 : AI「アルデバラン」
 語り:城田優

 主な出演者:
  上白石萌音 深津絵里 川栄李奈
  松村北斗 村上虹郎 小野花梨
  浅越ゴエ 岡田結実 さだまさし
  濱田岳 大和田伸也 鷲尾真知子
  西田尚美 YOU 甲本雅裕 段田安則

 1925(大正14)年、日本でラジオ放送が始まった日、岡山市内の商店街にある和菓子屋で、女の子が生まれた。
 名前を安子という。
 やがて戦争の足音が近づくなか、さまざまな試練が安子に舞い降りる。
 けれど、ラジオ放送開始からまもなく始まるラジオ英語講座との出会いが、安子の未来を切り開いていく。
 安子の娘・るいの物語は、昭和30年代の大阪から始まる。
 るいの娘・ひなたの物語は、昭和40年代の京都から始まる。
 昭和から平成、そして令和へ。
 3人の傍らには、ラジオ英語講座があった。
 安子、るい、ひなたと、三世代の女性たちが紡いでいく、100年のファミリーストーリー。

 ❖ 2022年(令和4年) ❖

 106.ちむどんどん(上半期)

 作:羽原大介

 語り:ジョン・カビラ
 主題歌 : 三浦大知
     「燦燦」

 主な出演者:
  黒島結菜 仲間由紀恵 大森南朋
  竜星涼 川口春奈 上白石萌歌
  宮沢氷魚 山田裕貴 前田公輝
  山路和弘 片桐はいり 石丸謙二郎
  渡辺大知 きゃんひとみ
  あめくみちこ 川田広樹 戸次重幸

 1960年代。
 まだ沖縄はアメリカ軍の統治下にあった。
 沖縄本島北部は、「やんばる地方」と呼ばれ、豊かな自然や山林の多い地域。その「やんばる」の、とある ひなびた村に、サトウキビなどの農家を営む比嘉(ひが)家が暮らしていた。
 父と母はふたりで一生懸命働き、長男、長女、次女、三女の四人の子供たちは、それぞれに個性豊か。
 次女の暢子(のぶこ)は家族でいちばん食べることが大好きで、おいしいものが大好き。月日は流れ、高校卒業を迎えた暢子は、「東京に行きたい。西洋料理のシェフになりたい!」と夢を抱く。
 折しも1972年、沖縄の本土復帰の年。
 暢子は東京に渡り、念願の有名レストランの厨房で修業をはじめる。
 兄妹たちもそれぞれの道を歩み出す。個性豊かな沖縄四兄妹の、本土復帰からの歩みを描く、笑って泣ける朗らかな50年の物語。

 107.舞い上がれ!(下半期)

 作:桑原亮子
 主題歌 : back number
     「アイラブユー」
 語り : さだまさし

 主な出演者:
  福原遥 横山裕 赤楚衛二 山下美月
  目黒蓮 哀川翔 鈴木浩介 山口智充
  くわばたりえ 駿河太郎 古舘寛治
  松尾諭 久保田磨希 川口春奈
  長濱ねる 吉谷彩子 山崎紘菜
  高杉真宙 又吉直樹 山口紗弥加
  鶴見辰吾 吉川晃司 永作博美
  高橋克典 高畑淳子

 岩倉舞は、ものづくりの町・東大阪で町工場を営む父・浩太と母・めぐみ、そして兄・悠人との4人暮らし。引っ込み思案だった舞だが、自然豊かな長崎の五島列島にいる祖母・祥子の元を訪れ、五島列島の広い空に風を受けて力強く舞いあがる「ばらもん凧」に魅入られる。あんな風に空高く飛びたい。
 空への憧れはパイロットになる夢へとふくらんでいく。
 しかし、パイロットへの道のりは想像以上に厳しいものだった。
 そんななか、東大阪と離島、それぞれの土地に暮らすさまざまな人との絆を深めた舞は、島を行き来できる電動小型飛行機を飛ばしたいと思うようになる。
 舞台は1990年から今。飛ぶ夢に向かっていく挫折と再生の物語。

 ❖2023年(令和5年) ❖

 108.らんまん(上半期)

 作:長田育恵
 主題歌 : あいみょん
     「愛の花」
 語り:宮﨑あおい

 主な出演者:
  神木隆之介 浜辺美波 志尊淳
  佐久間由衣 笠松将 中村里帆
  島崎和歌子 寺脇康文 広末涼子
  松坂慶子 牧瀬里穂 宮澤エマ
  池内万作 大東駿介 成海璃子
  池田鉄洋 安藤玉恵 山谷花純
  中村蒼 田辺誠一 いとうせいこう

 江戸時代末期の1862年(文久2)3月、全国で尊王攘夷の機運が高まるなか、坂本龍馬が土佐藩を脱藩── そのわずか1か月後、同じ土佐の地で酒造業を営む裕福な商家に待望の男の子が誕生する。のちの天才植物学者・槙野万太郎(まきの・まんたろう)である。
 万太郎は、明るい性質だが、虚弱な子ども。
 なぜだか植物のことが好きで、集中すると周りのことも目に入らなくなってしまうが、学業の面でメキメキと頭角を現す。
 東京上野で開催される「内国勧業博覧会」をきっかけに万太郎は初めて上京。
 その旅のなかで憧れの博物学者たちと出会い、日本各地の貴重な植物や海外から来た珍しい植物を目の当たりにする。
 「いつか必ず日本の植物のすべてを明らかにしたい!」──万太郎の植物学への情熱に火が付いた。
 愛する植物のために一途に情熱的に突き進んだ万太郎とその妻・寿恵子の波乱万丈な生涯を描く。

 109.ブギウギ(下半期)

 作:足立紳/櫻井剛
 主題歌 : 中納良恵・さかいゆう・趣里
     「ハッピー☆ブギ」

主な出演者:
  趣里 柳葉敏郎 水川あさみ
  翼和希 清水くるみ 片山友希
  伊原六花 菊地凛子

 大正の終わりごろ、大阪の下町の小さな銭湯の看板娘・花田鈴子は、歌って踊るのが大好きな天真爛漫(てんしんらんまん)な女の子。
 小学校を卒業した鈴子は「歌と踊りでみんなを笑顔にしたい」と思うようになり、道頓堀に新しくできた歌劇団に入団。
 必死に稽古にはげんだ鈴子は、メキメキと成長、抜群の歌唱力で頭角を現していく。
 昭和13年、鈴子は上京。
 そこで、人気作曲家と出会い、大きく運命が変わる。鈴子は、作曲家の指導を受け、“スウィングの女王”と呼ばれ人気歌手になっていく。
 しかし、戦争が始まると鈴子の歌っていた歌は「敵性音楽」となり、鈴子の舞台での歌や踊りが厳しく制限されてしまう。
 やがて戦争が終わり、生まれたのが「東京ブギウギ」。
 明るく、飾らず、全身で歌う、鈴子の真骨頂。
 戦後の傷ついた日本に、その歌声が響き渡る。
 鈴子は“ブギの女王”と呼ばれるようになり、大スター歌手への階段を駆け上がっていく。

 ❖ 2024年(令和6年) ❖

 110.虎に翼(上半期)

 作 吉田恵里香


 主な出演者(予定) :
  伊藤沙莉 石田ゆり子 岡部たかし
  ハ・ヨンス 戸塚純貴 岩田剛典
  松山ケンイチ 小林薫 桜井ユキ

 主人公・猪爪寅子のモデルは日本初の女性弁護士でのちに裁判官となり、女性として初めての裁判所長も務めた三淵嘉子。

 111.おむすび(下半期)

 作 根本ノンジ

 主な出演者 :
  橋本環奈

         (2023.9.1.現在)

 〔情報元 : NHKアーカイブス〕

 〔ウィキペディアより引用〕