レポーター:にゃこ太
ファミリーレストランでアルバイトをしていたとき、ある親子に出会った。小学生くらいの男の子とそのお母さんでご飯を食べにきていた。ふと気が付くと、男の子がお母さんの隣に立ち何かを訴えていた。お母さんは優しくアドバイスをしているようだった。「どうしたのだろう?」と思いつつ、たまたま親子の近くに行った。
近くに行くと、男の子から何かを求められるような視線を感じた。そこで近づいて「どうしたの?」と聞いてみると、恥ずかしそうにしながら「トイレはどこですか?」と聞いてきた。男の子にとっては知らない人に聞くということはすごく勇気のいることだったのだろう。そこで一緒にトイレにいってあげることにした。そのあと親子が帰るときにわざわざ私のところまで来て、男の子が満面の笑みで「ありがとう!!」と言ってくれた。お母さんからも「なかなか人に聞くことができないのだけど、お姉さんのおかげで一歩前進できたよ。ありがとう。」と言う言葉を頂いた。
私は心から嬉しくなった。何気ない自分の行為がその子にとって大切な一歩でありその役に立てた喜び。そして心からの「ありがとう」の言葉。誰かの役に立ち、心からの「ありがとう」は、言われた側の心も暖かくしてくれる素敵な言葉だ。
1人1人がもっと「ありがとう」と心から言えたら…伝えることができたのなら…もっと優しさに溢れた世界になるのではないだろうか。人の嫌なことばかりではなく、良いところが見えてくるのではないか。本当に些細なことだけれど、残酷な事件が多い現代にとって必要なことではないだろうか。
男の子からもらった、私の心を暖かくしてくれた心からの「ありがとう」。私もこれから心からの「ありがとう」を大切に、たくさんの人に伝えていきたい。その言葉でまた誰かの心を暖かくできたらいいなと思う。
モデレーターのコメント
一つの気づきと行為が、一人の子どもの発達に影響を与えるということは素晴らしいことですね。「ありがとう」一つで社会が変わる可能性まで視野に入れてあり、読んでいてとても心温まる記事です。
ピースキー
(3)助け合い (4)傾聴
ファミリーレストランでアルバイトをしていたとき、ある親子に出会った。小学生くらいの男の子とそのお母さんでご飯を食べにきていた。ふと気が付くと、男の子がお母さんの隣に立ち何かを訴えていた。お母さんは優しくアドバイスをしているようだった。「どうしたのだろう?」と思いつつ、たまたま親子の近くに行った。
近くに行くと、男の子から何かを求められるような視線を感じた。そこで近づいて「どうしたの?」と聞いてみると、恥ずかしそうにしながら「トイレはどこですか?」と聞いてきた。男の子にとっては知らない人に聞くということはすごく勇気のいることだったのだろう。そこで一緒にトイレにいってあげることにした。そのあと親子が帰るときにわざわざ私のところまで来て、男の子が満面の笑みで「ありがとう!!」と言ってくれた。お母さんからも「なかなか人に聞くことができないのだけど、お姉さんのおかげで一歩前進できたよ。ありがとう。」と言う言葉を頂いた。
私は心から嬉しくなった。何気ない自分の行為がその子にとって大切な一歩でありその役に立てた喜び。そして心からの「ありがとう」の言葉。誰かの役に立ち、心からの「ありがとう」は、言われた側の心も暖かくしてくれる素敵な言葉だ。
1人1人がもっと「ありがとう」と心から言えたら…伝えることができたのなら…もっと優しさに溢れた世界になるのではないだろうか。人の嫌なことばかりではなく、良いところが見えてくるのではないか。本当に些細なことだけれど、残酷な事件が多い現代にとって必要なことではないだろうか。
男の子からもらった、私の心を暖かくしてくれた心からの「ありがとう」。私もこれから心からの「ありがとう」を大切に、たくさんの人に伝えていきたい。その言葉でまた誰かの心を暖かくできたらいいなと思う。
モデレーターのコメント
一つの気づきと行為が、一人の子どもの発達に影響を与えるということは素晴らしいことですね。「ありがとう」一つで社会が変わる可能性まで視野に入れてあり、読んでいてとても心温まる記事です。
ピースキー
(3)助け合い (4)傾聴