今年最も遅い巣立ちを迎えた「2008・巣立ち18」のブト一家のその後の暮らしぶりである。他のカラスの雛は既に独り立ちをしているのだが、このブトの雛は最近やっと巣立ち後3ヶ月になり今も親と一緒に暮らしている。
親が大きなカステラのような物をくわえて来た。雛の口からはヨダレが出ていそう・・・・・。
「ねぇ、ちょうだいよ~」と催促するが親はソッポを向いてしまう。(^^;
更におねだりは続く。
兄弟もやってきて雛に挟まれてしまった親。その後親はご馳走をくわえたまま飛んで行ってしまった。残念だね。
兄弟でフェンスに止まり何をして遊ぼうか検討中。
生まれて初めて見た雪。
今度は追いかけっこ。
ここはゴミステだから雪をほじれば何かしら食べられそうな物が出てくる。
フェンスへ移動してゆっくりと頂く事にした。
納豆を食べたいの??
このボディソープ、水浴びする時にでも使うのかな?
兄弟が何かを見つけるとお互いに興味津々なご様子である。
今度はガシャポンのカプセルを見つけた雛。
くわえてみたいけど、ちょっと大きすぎるね。
蒸しパンの底のパラフィン紙。パンの残りがくっついているからだろう、カラス達の人気アイテムである。でも紙だからね、ブト君。
余程気に入ったのだろう、隠そうと移動を始めた。
私のすぐ近くまでやって来て隠した。最近この雛達は私の事を覚えたのだろう。興味ありそうな顔をして近寄って来るようになった。このツヤツヤした翼、綺麗でしょう? 巣立ち直後の弱々しさはもうないね。
最近はおねだりをしても親が与えない事が多くなった。雛自身もすっかり成長し生きる術のほとんどを習得したのだろう。日中は雛だけで出掛ける事が多くなった。でもまだまだ親に甘えていたいようである。他のカラスは雛が独り立ちをして番だけの生活をしている中、このブト一家が時期外れに可愛い姿を見させてくれる。しかし間もなく独り立ちをしていなくなってしまうのだろうなぁ。
8月半ば巣立ちの雛達も随分大きくなりましたね。この子達と同じく、巣落としなどで遅く産まれて完全に親離れしていない子ガラス達も沢山いることでしょう。
野鳥の繁殖期は一番都合の良い時期に雛が独り立ちできるように選択されてきた結果と思われますが、やはりかなりマージンを取って早めに設定されているようですね。野生の知恵とでもいうのでしょうか。巣を落とされても営巣できさえすればこんな時期まで立派に雛を育てることができる。まして都市に共生して常に餌の確保が可能なカラス、時間的なマージンをうまく使えば繁殖期を長く設定したりもできるのでしょう。当然彼らがそうしたい訳ではないとしても、高等なカラスは自分の生活パターンだけでなく繁殖にも自由度を持てる鳥なんですね。
厳冬の北海道を幼弱な体で立派に乗り切れるなら、その雛は強い個体です。こういう体力のある雛が増えれば都市部のカラス達は寒さや飢えに打ち勝てる賢くて強壮なカラスに進化するかもしれません。
どんどん巣を落として駆除しているつもりでも、実は人間がカラスを強くする手助けをしていたら?皮肉なことですね(笑)。
雪はほとんど融けてしまいましたが、その分寒さが厳しいです。まだ体も寒さに慣れていないという事もあり余計に辛いですね。自転車にはもう乗れません。
このブト雛も多分、年内には独り立ちをするのだと思いますが、本当ならもっと暖かい時期に独り立ちをして欲しいですね。このブトは撤去されての再営巣ではないのですが、同じように遅くに巣立ちをしたカラスがいる筈です。みんな無事に独り立ちをしてもらいたいものです。
本当に仰る通りです。ずっとずっと元気で暮らして欲しいと思います。
この親子は本当に可愛いです。特に雛は好奇心旺盛ですから。
足踏みですか?
屋根の上を歩いているだけではないのでしょうか?
キーヨさんの家の屋根がそのカラスの調理場になっていたとしたら頻繁に歩きます。それとは違うのかな?
面白いですね。
本当によだれが出ている感じに思えますね。雛の表情は無邪気で可愛いです。
最近はいろいろな発毛方法があるようですよ。(^^)