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まとめ:ハーモニカのお手入れについて
まとめ:ハーモニカの調整について

申し訳ありませんが現在ハーモニカ調整に関する技術的な質問にはお答えしておりません。質問して頂いても無視することもありますので予めご了承ください。

MALLEABLEボールペン

2019-05-19 23:33:10 | フラッシュライト
懐中電灯がくっついた男の子ちっくな真鍮ボールペン

昔から分解は大好きでした。でも元に戻せたものはあまり多くありませんでした。いかがお過ごしでしょうか。

今では多少学んだ事もあって「これ以上やると元に戻せない」といった勘所も時々わかるようになりましたが、やっぱり一線を超えてしまうことがあります。

本日はその一線を超えてしまって何とか元に戻せたモノであります。作業中なので写真も雑ですがよろしかったらお付き合いくださいませ。


以前紹介した中国からやってきた真鍮のボールペン。自分で書いたメモが後から読めないような字を画くのが得意な森のなかま。シンプルで気に入っているのですがもう少し細身でクリップが付いたものが欲しくなりました。


真鍮 ボールペン」でAmazonを検索すると「MALLEABLEボールペン ファッションレトロ LED手作りギフトペン、ギフトボックスのローラーボールペン、ブラックインク 学校事務用品 真鍮」を見つけました。真鍮でクリップついていて男の子ちっくなデザインですが懐中電灯はついていなくてもよいかなぁ。。と思いましたが連休直前に届いてしまいました。

クロスのボールペンのように軸をひねって芯を出します。替え芯は4C互換。電池はあまり取り扱いの無いLR754というちょっと変わった電池です。


別に悪意があるわけではないのですが(笑)分解してしまいました。
実は分解前にコンパウンドで中途半端に磨いたのですが、コンパウンドだけでは大変そうだったのとあわよくばLEDを交換してみたいのが理由です。


最初はどうなっているんだろうと思ったのですが至って普通の構造でした。基盤に二つ穴が空いているのでピンセットでつまみながらウリウリと引きずり出します。最初は固かったのでプラハンでコンコン。。コンコン。。あれ?コンコンと結構ひっぱたきました。


スプリングが真鍮の筒に触れてプラス端子の役割を果たしています。
後ろにスイッチがあることからなかなか理に適ったものかと思います。


割とよくできた凸レンズがスリーブにくっついています。配光写真を撮る前に分解してしまい。。。壊してしまったので(笑)オリジナルの写真はありません。

はい。私の不注意で壊しました。

LEDを取り替えてそのまま組み立てれば問題なかったのですが点灯テストをしてから。。。と外部バッテリと接続するとき極性(プラスマイナス)を間違えてしまいました。なんか臭いなぁと思っていたら。。スイッチ用のICを壊してしまったようです。

このICはスイッチをクリックすると点灯。もう一回クリックすると消灯というオルタネイトの制御を行うものでした(2020.6.14追記:おそらく「これ」ではないかと。。欲しいなぁ)。これがずーっと点きっぱなしになってしまいスイッチの役目を果たさなくなってしまいました。

気持ち悪いのですが壊れたものを組み立て直し暫くボールペンとして使用することにしました。。ってボールペンですよね。

だんだんカタチが気に入ってきました。これは何とか修理したくなってきます。が、最後のダメ押し。。。ハズレの替え芯だったのか後ろからインクが漏れてきてしまいました。あまり無い事ですがそういう事もあるそうです

落ち着いて考えると勉強代だと思ってこの辺であきらめるのが良いかとおもうのですが、だんだん気に入ってきたものですのでなんとか修理したくなってきます。再び格闘してパーツを引きずり出します。


スイッチの右側が壊してしまったIC。左側は何気にLEDのリード線がむしられ基盤も割れてしまっています。

LEDをレンズ付きスリーブの奥に入れた方が配光が良かったのでオリジナルより前に突き出したかんじで半田付けしたのですが。。想定以上に押し込まれ固く嵌ってしまいました。それで2度目の分解でマキョッっとなってしまいました。

妙な色気は出さない方が良いわけなので下手に分解しない方がよいですの見本ですね。先に進みましょう。

ICは壊しちゃいましたがスイッチは生きています。もともと容量が少ない電池を使っていますし軽いスイッチなので御点灯で消耗するなら押している間だけ点灯するモーメンタリの方が好みです。

さっそくICを外します。スイッチのON/OFF変化を検知して電流を流したり流さなかったりするICがいないので電池を繋いでもLEDには電気が流れません。ICからのパターンはスイッチの下で読むことができません。

手持ちのテスターが壊れているのでしばらく放置することにしました。


昨日頼んでいたテスターが届きましたので導通を追ってみました。やはり紙に書くとつながりが一目瞭然です。6本の足がついていたICの接点のうち☆印のところを繋ぐとマイナス側の電流をスイッチに導けそうです。


スイッチの上左側の部分が☆の部分ですが、ついでなので100均の3LEDの懐中電灯を改造した時にとっておいたチップ抵抗をくっつけました。3LED用にはやや抵抗値は低いようですが同じ電圧で1LEDなら暗くなるくらいかと思います。かなりアバウトです。(2020.6.14追記:10Ω以下でしたので殆ど無意味です。本来50Ω以上をつけないと制限抵抗の役割を果たさないです)


改造後(オリジナルの配光ではありません), 参考:同じLEDをレンズなしで同じくらいの明るさで点灯した場合。

いつもの配光写真の条件と違います。日中カーテンを閉めてアンダーで撮りました。かなり手をぬいています。ご了承くださいませ。

前回の反省からLEDを深く押し込まないようにしたせいなのか、LED内のボンディングワイヤーの2本の影が出てしまいました(2020.6.14追記:LEDの指向角が30°だと出ないようです)。でも大した話ではありません。

押したら光る!
壊しちゃったものが動くようになった!

なのであります。


今では本格的な充電式の懐中電灯やガラスブレーカがついたゴツイボールペンなどもあります。実用を求める方にはそちらをお勧めします。

この子は昭和時代の少年誌の後ろの広告にのっていそうなくらいのユルイかんじの懐中電灯がついたボールペン。真鍮をまとった存在がホンワカした気分にさせてくれます。治せてよかった♪

それでは!
コメント
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