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いくつかの空

  見上げた空や町の様子を、写真とともに綴っていきます。
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  JAY

ロングトレイル

2014-05-17 | 山へ行こう

 鬼ヶ城山系をロングトレイル。その終着点の高月山。山頂直前の登りがちょっときつめでしたが、それまでの行程を考えるとなんてことはなかったとか。でも、やっぱりきつい~・・・。

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 初夏の山歩き、そしてそろそろ山歩き納めかなぁ。そんな5月も半ばの山歩き。ロングトレイルに挑戦です。ホントは成川渓谷から高月山に行って戻って終わりにしようか、と考えていたんですけれども、前日に食べ過ぎたので、動きましょうということに。

 今日のコースは、滑床渓谷の万年橋~雪輪の滝~(白崖経由)~三本杭~横の森~串が森~熊ノコル~八面山~大久保山~鬼ガ城山~鹿ノコル~梅が成峠~高月山~梅ヶ成峠~滑床小屋~雪輪の滝~万年橋。まぁ、鬼だなぁ。ただ、標高差はそこまであるわけではなく、白崖経由の三本杭への直登、鬼ヶ城山のピーク、高月山周辺がしんどいところ。中でも白崖はやっぱり大変とか。以前、白崖経由で降りようとして、道がわからなくなって引き返した経緯もあり、それを確定させたかったと言うことと、ちょっと体力に自信がついてきたから一周がんばってみようか、ということで、目標のためにがんばることに。
 朝、少し寝坊したので、下道で行こうとしたけれどあきらめて高速に切り替え。内子までの高速で50km/h走行する車がいて、さすが南予だと・・・。そのスピードなら一般道でいいではないか、と。三間ICで降りて、道の駅でお手洗い休憩&付近のコンビニで食料調達。そんなこんなで7時には滑床の万年橋駐車場に到着です。
 ストレッチして出発し、雪輪の滝や千畳敷などテキトーに写真を流し撮りしつつ、滑床小屋付近に到着。白崖ルートはこちらから三本杭へ直登します。まぁ、噂には聞いていたけれど、ホントに直登ですね。ある程度踏み跡はしっかりしています。このあたりからシャクナゲが咲き誇りはじめます。標高が上がってきたんですねぇ。本格的にしんどくなってきたなぁ、というところで岩壁にぶつかり、にっちもさっちも。これはどうしたら、というか、これが白崖なんですね。踏み跡はなく、朽ちかけたビニールテープが崖に沿うように続いています。というか、傾斜もきついしほとんどが倒木と落ち葉な場所だから、踏み跡はすぐに雨・風で流されるんでしょうね。結局岩壁の上に、稜線の脇の方から出るルートになっていました。後は岩場の稜線を怖々登っていきます。というところでゲートが。あれ、もう着いたんだ。以前ロストした場所もしっかり押さえます。そりゃ、ここを下ろうという気にはなれないなぁ・・・。
 三本杭で初の休憩。ちょっと空は白んでいて、撮影には向かない感じかなぁ。最初に滑床から登ったときは、熊ノコルで音を上げたんでしたっけね。それが今やもっとつらいルートで休憩なしですもんねぇ。変われば変わる物ですね。
 そしてここから串が森へ向かいます。途中、タルミ付近でアセビの新緑が綺麗だったので撮影タイム。横の森のピークで、この道で良かったんだっけ?とタルミへいったん戻ります。やっぱり良いのか、と再び横の森のピークへ、そして怒濤の下りで小屋が森へ。小屋が森からしばらくは稜線沿いの細い道。道はしっかりしていますが、ツツジやアセビが藪っていてちょっとうんざり。そこを抜けると抜群の新緑空間。うーん、ステキだ。で、こんなに遠いんだ、と思う頃に串が森に到着。標高差はなさそうであるような、そんな具合。ちょっと縦走のおまけには余計だったかな・・・。ちょっと疲れたので、ここでお昼休憩にします。木陰が気持ちいい~。
 串が森からの帰りで1グループと遭遇。早いですねぇ、なんて声をかけられます。ツツジを見に来たようです。確かに赤い色は目立ちますね。串が森は綺麗に咲いていましたねぇ。そして小屋が森から熊ノコルへショートカット。ここから八面山までは抜群の新緑空間です。とにかく黄緑が綺麗で、吹き抜ける風が気持ちよくて。

 無駄にキラキラさせて遊んでみます(笑)
 八面山まではソロが一組、親子とおぼしきパーティ(+犬)が一組。犬が何か石のような物を咥えていましたが、あれって相当のどが渇いているんじゃないかと・・・。気がついている様子がなくて、ちょっとかわいそうな感じが。八面山の登りでちょっと息が切れたので、ちょっとばかり給水休憩~・・・。ここから大久保山まではすぐなので、サクサクと歩いて行きます。山頂直前であちこちからサイレンが聞こえはじめます。12時か・・・。大久保山は通過のみで、ここからはシャクナゲの山の中を鬼ヶ城の山頂へとえっちらおっちら登ります。意外と登るんですよね。>大久保山からも結構下るし。
 だるくなってきた頃に、シャクナゲに囲まれた山頂に到着。誰もいないなぁ、やっぱり。ここでも給水休憩と・・・しっかり休憩。ちょっとしんどくなってきました(笑)。給水が終わってから10分以上も固まっていました。だいぶ疲れてきてるんだろうなぁ。そして鹿のコルへ下りますが、つんのめるような感じになって、足(特につま先)に負担がかかるようになってきました。どうも歩いている打ちに、足が縮んでいるようです。登りはじめはしっかりとフィットしている靴が、だんだん靴の中で足が動くようになってきているみたいです。登りの方が楽になってくるのはこのせい(靴の中で足が動く)かもしれない・・・。
 前回、鬼ヶ城から鹿ノコルへ下る際に、道がわからず稜線沿いを歩いてしまったのですが、今回はきちんとルート通りに歩き、歩きやすい道を鹿ノコルへ。こんなに楽なんだね~。鹿ノコルでは駐車場に数台の車が。これまですれ違ってきた方々でしょうかね。それと、到着したばかりのバイクが一台。テーブルでお弁当モードのようですね。お昼だなぁ。それを横目に滑床林道へ入ります。この林道で滑床まで行けるんだ(ゲートがあるから一般車は不可)、と思うと少し複雑な気になりますね。途中、滑床森の水という水場が、ありがたくいただきます。石鎚の面河ルートの、愛大小屋より少ししたくらいの味だな、と勝手にランク付け(笑)>それなりにおいしいけれど、まだまだおいしい水はある
 林道沿いに梅ヶ成峠への分岐を見つけ、登りはじめます。ここからは最後のピーク・高月山への稜線歩きですね。此の道は途中まではずっと稜線沿いで歩きやすいですね~。標高差もほとんどないし。ということは、最後にどんと来るわけですか。そうですね、どんと来ましたね・・・。途中、ソロの方が下ってきていたので挨拶をしたら、上り坂で断念したそうな。残りのメンバーが登っているので出会ったら声をかけてくださいな、ということでした。その残りの方々とは傾斜のきついところですれ違いました。ちょっと前にお仲間に会いましたよ~。なんて声をかけたり。「成川から来たの?」と聞かれたところで、「滑床から三本杭に上がって一周してるところです」と回答。やっぱりびっくりするみたいですね。自分でもびっくりしていますもん(笑)
 そんなこんなで、14時前に高月山の頂に到着します。万年橋を出てから7時間弱。がんばりました。減った水は・・・ペットボトル一本分には満たない程度。そんなもんなんだなぁ。水を飲み過ぎると疲れるけれど、飲まなさすぎるのも問題なような。塩分と栄養補給でおにぎりをほおばります。おいしい♪
 さて、下りはどうしましょうか。滑床林道まで下ったところで悩みます。遊歩道に入るか、そのまま林道を下るか。遊歩道に入ると、おそらくあそこに出るんだろうな、渡河して急登を登って、その後で道を間違ったところ。あの渡河地点の分岐のところ。林道はそのまま林道だし。時間は15時前。今の季節は陽もまだ大丈夫、ということで遊歩道歩きをチョイスしましたが・・・。
 これがまた、怖いところでした。人が歩いている気配がほとんどない。ナメ滝があちらこちらにあって、遊歩道を分断。以前は橋が架かっていたんだろうけれど、朽ち落ちています。かかっている物は危なっかしくて通れませんし、一部は通行止めのテープ。平らなところに迂回したり、橋の板を踏まずに丸太の上を歩いたり。まぁ、スリリングなこと。巨大なナメ滝のところでは、コンクリの塊に板が渡してありました

 もちろんコンクリの上を歩いて行きますよ。でも、ここからの眺めは結構圧巻です。そんなこんなで歩いていると、想定外の分岐。分岐先は、滑床小屋と奥千畳。なるほどね、なかなか標高が下がらないと思ったら、そういうことですか。奥千畳へは急な下り。滑床小屋へは緩やかな下り。急な下りがしんどいので、滑床小屋へと下ります。下の方に水音は聞こえますが、まだまだ標高差はありそうですからね。ただ、滑床小屋へのルートは岩を利用した石畳になっています。今の足には響きますね・・・。でも、傾斜が緩いに越したことはないですね。
 思った通り、ゆるーく下り続けて、渓流は見え隠れするくらいまで近づいたところで滑床小屋まで到着。立派な山小屋ですね。高校の山岳部のOB謹製ですか。草地が刈り込まれているかのようにそろっていて、そこにちょっとびっくり。ここまで来ると、もう何度も歩いている道。時間もしれて、一安心です。17時前には下りきれるでしょう。
 結局その後は、水場が良いんだわ、コケの緑が良いんだわ、水の流れが良いんだわ、と、写真撮影会を何度かやりつつ17時前に駐車場に到着。9時間程度歩いたことになるでしょうかね。よく歩きましたねぇ。松丸の駅で温泉に入ってゆったり。一時間程度出たり入ったりを繰り返します。暖まっては冷やして、冷やしては暖まって。足を伸ばします。露天風呂ってそれができるからステキですね。


春はアケボノ(ツツジ)

2014-05-09 | 山へ行こう

 アケボノツツジで有名な西赤石山。から少し東にある物住頭のピーク。ホントは東赤石まで行こうとして、あきらめた地点でした。やっぱり東赤石までは無謀でしたね。

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 マイントピア別子を起点/終点にしたため、標高差がなんと1400mもできてしまいました。今回のルートは、マイントピア別子~遠登志渓谷~第三通洞~一本松~兜岩~西赤石~物住頭。折り返して、物住頭~西赤石山~銅山越~角石原~東平~遠登志渓谷~マイントピア別子。計画では標高差を気にしていなかったんですが、やっぱりしんどかったですね。

 まずは第三通洞を目指してマイントピア別子を7時にスタートします。マイントピア別子の東平地区なので、観光用のバスが出ているくらい、遠いところ。標高差500mほどもあります。ループ橋は旧道で迂回し、遠登志渓谷を歩きますが、すぐに山道へ。渓谷歩きはほとんどありませんでしたが、最初は標高を稼ぐから仕方ないですかね。第三通洞が近くなってくると再び渓谷が近づいてきます。そこで無名ながらかなりの落差のある滝を発見。藪の向こうですがわざわざ藪を抜けて見物しました。

 一番上から考えると30~40mくらいの落差があります。下半分はナメ状ですけれども、無名ってのがもったいないなぁ。
 さて、無事第三通洞まできたところ、ここからはルートが様々に分岐しますが、直接兜岩めがけて登ります。途中で1パーティ・2個人をかわし、単独行。上部鉄道跡は比較的傾斜が緩く、それまでの登り斜面で疲れてきたところでちょうど良い休憩になったとか。上部鉄道跡から兜岩への登りは山道。これまで石畳だったり平らに整地されていたりしたところばかりで(簡易舗装すらあったあたりはさすがは銅山跡)、山道が少し新鮮。だけど、容赦のない登りはちょっとしんどかったですね。このあたりから杉林の合間からピンクが派手に見え始め、山のあちこちに盛大にピンク色が広がりはじめているのが見えます。

 手前のアケボノツツジより、後ろ側の急峻すぎる斜面のアケボノツツジの分布がすごい・・・。そんなこんなで兜岩に到着。ここから西赤石の斜面のアケボノツツジは咲き始めでした。

 だけど、斜面の下の方はすごいことになっています。ここで九州から来たという方とちょっと雑談&おにぎりタイム。わざわざ写真を撮りに来られているのにびっくりです。九州にまでその名が届いているんだなぁ・・・。そういえば今回は初めての休憩ですね、ここで。ここからはちょっと登ったり下ったりがあるからがんばらなきゃね。
 下って登ると西赤石山の山頂でした。結構たいへんです、は。山頂はさらっと流して東赤石へ向かいます。ゆるーい傾斜を上り下りして、物住頭二到着。11時15分なり。7時にスタートして、ここまで4時間15分。そのままの時間で下ると、15時を回る。ここから先に進むと、17時すら危うくなる。体力はちょっと心許なくなってきている。うーむ。お弁当を食べながら考えよう(笑)。で、お弁当を食べつつ、行く手を見やります。急峻です。岩壁です。どうやって乗り越えるんだろう・・・。>どうやら巻くみたいですが。 いろいろ考えて、やっぱり16時までには降りたいので、ここで引き返すことにしました。
 西赤石まで戻ってくると、人が3倍増。こりゃ大変だなぁ。ちょうどお昼時なのであちこちでお弁当。正直狭い。そして一時間ほどかけて銅山越えまで下ると、中学生の集団(100~200人くらい?)に遭遇。あとで道中を見守っている先生に話を聞くと、校外学習だそうな。さいですか。下りで巻き込まれたのでペースを乱されて相当しんどくて。中学生だから下りが早いこと早いこと。膝が柔らかいから負担も少ないんだろうなぁ。若いってうらやましい。そんな歳になってしまいましたねぇ。
 そして東平へ到着。まださらに1時間も下らないといけないなんてねぇ・・・。もう、気力だけで下るしか。>でもまだ膝とかは大丈夫だし、体力も尽きてはいないから、だるいだけなんだけどね。観光もできるんですが、へろへろだったのでさっさと下ることにしました。結局マイントピア別子へは15時50分頃到着。やっぱり時間かかるねぇ。車に乗る前にお風呂へ。やっぱりお風呂のあるところに車をおいておけるのは大きいなぁ・・・。ということをしみじみと感じました。
 次からはもうちょっと標高差を考えよう・・・(ーー;


春の恒例

2014-04-25 | 山へ行こう

 春の山歩きと言えばアケボノツツジ。アケボノツツジといえば、篠山。山頂は人でいっぱいでしたが、アケボノツツジも良い感じでした。

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 平日でこれだとちょっとしんどいですねぇ。今回は、祓川温泉から登ることにしてみました。焼け滝からだとやっぱり物足りなくて。祓川温泉から、北尾根に張り付いて、県境を南下して篠山に向かうコース。これ、結果からいえば、かなり無謀でした(^^;
 今日も朝早くから出発して、9時に祓川温泉に到着。少し離れたところからがスタート地点になるので、その脇の広いところからスタートです。が、そこから見る篠山は結構高い位置に・・・あそこまで行くのは難儀ですね。今回は最初から道がわかりづらいと言うことも自覚しているので、GPSにルートを仕込んでおきます。1/25000地形図から読み取ったやつだからかなり“いーかげん”ですが・・・。
 スタートしてすぐ、早速ルートから外れました。やるな、地形図(こら)。しばらくは無視して歩きやすい道を歩きます。杉林の合間の作業道を歩いて行くのですが、そのさなかに鹿を発見。そういえば鬼ヶ城でも鹿がいたけれど、結構標高の低いところにいるんですねぇ。結局この後もGPSのルートからはどんどん離れていきました。
 尾根に張り付く前に、林道に着いてしまいました。しかも、予定よりかなり西。林道は東西に延びているので、東に進んでルートと交差するところまで移動。結構歩きました。そしてGPSに仕込んだルートと交差する点でピンクリボンを発見。下る道は・・・不鮮明。登る道は・・・不鮮明。だめじゃん。しょうがないからすぐ近くにある稜線に張り付きます。どうせここからは稜線沿いだしね。
 で、この稜線、ホントに稜線なんですわ。ちょうど県境なので、県を跨ぐと植生が違うというか・・・。高知県側はびしっと杉林。愛媛県側は落葉樹。その真ん中に道。何だろう、このコントラストは(^^; ま、迷った時の参考になりますかね。
 そんな落葉樹が多い愛媛県側でリスを発見。野生のリスってはじめてカメラで捕らえられたなぁ・・・。

 うん、何か食べてますね。ため込んでいたドングリでしょうか。春ですねぇ(あまり関係ない)。
 さて、稜線をドンドコ上りますが、視界があまり開けなくてちょっと残念気味。800mくらいのところでしょうか、稜線上が低木で覆われてにっちもさっちも行かないゾーンがありました。道はほとんど途絶えていて、稜線を行けば間違いないことはわかっていても、ここまで邪魔する木立が多くては・・・。高知県側の杉林の合間を縫っていけば楽だったのですが、律儀に稜線の細い道をたどろうとして細かい切り傷をいっぱい作る羽目に・・・。
 そんなところで西側が開けている場所が。愛媛県側ですね。

 ・・・。これって、地滑り、なんじゃないかなぁ・・・。どうなんだろう。杉林がこんなに綺麗に波打ったようにずれたりはしないよねぇ?
 低木ゾーンを抜けると、気持ちよい稜線歩きになりました。これはホントに気持ちいいなぁ。もう山頂までの標高差も200mを切り、ゆったりと登っていきます。新緑がまた良いんだわ。
 11時過ぎに、山頂に到着。途中鹿よけのゲートは、一本松町産業課から篠山観光開発協議会に名称が変更されていました。やっぱり市町村どころか県を跨いでいるからこういうのを作らなきゃいけないんだろうなぁ、なんて思いながら山頂までとぼとぼと。このあたりから山頂の方から賑やかな声が降ってきます。団体さんがいるようですね。
 山頂は平日にもかかわらずたくさんの人でごった返していました。うーむ、さすがだ。肝心のアケボノツツジは、昨年より花芽が多いように見えましたね。来ている時期が少し遅い(っても一週間だけど)こともあるけれど。GWが見頃になりそうです。人出も多そうだから難儀しそうですね。
 で、やっぱり老人カメラマンが立ち入り禁止のロープを無視して一人悦に入って写真撮影会をしていました。周囲の視線に気がつかないんだろうなぁ。大体こういう御法度をやらかすのはご老人方がほとんどですな。>若い人はそもそもそういうのにあんまり興味がない
 さて、帰路は、行きに通りそびれた林道から下の部分。不鮮明ながら道があったところを歩かなきゃね。まずは尾根沿いを下って・・・気がつくと杉林のど真ん中。あれ、あれ、あれ。いつの間に!?慌ててGPSをチェック。緩やかに西に折れるところを直進してしまったようです。慌てて杉林を西に向かい、杉林と広葉樹の境界線へ。幸い50mくらいしか離れていませんでした。ピンクリボンが分岐している両方に着いていたようでした。尾根の傾斜が緩くなってどちらが尾根ともつかないような状況でしたんで、漫然と歩いていると間違う場所ですね。気をつけなきゃ。
 で、林道から下の部分。とりあえず、ピンクリボン、行っときますか?かろうじて道の体裁をなしてはいるけれど、長年人が入った形跡がなく・・・。人が歩ける隙間がない・・・。こりゃ困ったねぇ。GPSにかぶりつきながらゆっくりと下っていきますが。途中行ったり戻ったり、明らかに別方向に行きそうになったりしたのでやっぱり戻ったり。そうするとこういうところに出くわしました。

 ・・・・・・。超巨大スライダー。長さ100m以上、幅50mで、扇形になっているようです。標高差も50mくらいありますか。ということで、三ツ輪の滝の上部に出てしまったようでした。3本のナメ滝に挟まれたところに出てしまい、水の張ったナメ滝を横断なんて無茶が過ぎると思いつつ、行けないか少し検討。やっぱり無謀なので上流に戻って渡渉。ナメ滝に沿って下って滝を撮影しました。その辺はFotopusへ載っけましたんで。
 またこの滝からも難儀するわけで。この三ツ輪の滝もGPSに仕込んだルートには乗っているんだけど、肝心の道が見当たりません。が、そこはかとなく獣道があちこちに着いているので、下れるところを下り、方角はGPSを頼りに移動します。結局2時間以上かけて下りきりました。GPSのルート上には道が存在していなかった、というちょっと悲しい結果に。
 実はこのルート、旧遍路道のようなんですね。だから行けるか、とも思ったんですが・・・。結論から行けば、このルートを行くのは無謀が過ぎます。おとなしく焼け滝へ降りた方が良さそうです。そんな話を祓川温泉のお風呂で山歩きできていた人たちを話していました。皆一様に祓川温泉から上り下りしたことに驚いていましたけれど、時間を考えると、焼け滝からだと物足りないと言うことは一致していました。まぁ、そうだよね。GPSの話をしたら、やっぱり持っていると便利だよねってことで。でも、愛媛では見つけるのは難しそうだからおとなしく通販かな、なんて話で盛り上がりました。
 やっぱり祓川温泉って良いですね。温浴効果の持続性はほかとは比べものにならないくらい強いと思う・・・。帰りの車の中でもずーっとほてったまま。ちょっと暑いかな(笑)


今日もまた、参ります

2014-04-19 | 山へ行こう

 石墨山の山頂って、周囲から頭ひとつ飛び出しているので、登った~って気になれますね。抜群の達成感です。山頂も狭いわけでもなく展望も効きます。こういうところ、好きだなぁ。

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 数日前に登った東三方ヶ森は若干“まにやっく”なところでしたが、こちらは割と登山者も多いようですね。ただし、そこまでメジャーではないのもまた間違いないかと。

 そんな石墨山に、白猪の滝からアタックをかけました。白猪の滝~白猪峠~根無山~白猪山~法師山~石墨山~唐岬の滝~林道経由で白猪の滝とつなぎます。このルート自体はそんなにたどる人はいないんじゃなかろうかなぁ。
 ということで、朝早くに白猪の滝へ向かいます。今日は(も?)長丁場になりそうですしね。国道脇の駐車場には7時半頃到着。GPSが衛星を捕まえる間に恒例のストレッチ。10分ほどして白猪の滝へと林道を歩きはじめます。山道への入り口は目立たないところのようですが、目印はあるとのことなので、大丈夫でしょう、ほらあった。林道から白猪の滝へ行く遊歩道の入り口が見えるあたり。車で行ける最後のストレートの真ん中にありました。さぁ、ここからが本番ですね。
 そういえばこのあたりは昨年9月の大雨で酷いことになっていたんでしたね。白猪の滝も橋が流されていましたし。山道は白猪の滝のかなり上を通過しますが、この先何度もその大雨の痕跡を見かけることになります。そのひとつ、白猪の滝の上流部。

 果たしてここは道なんでしょうか・・・。斜面には大量の倒木。そして、倒木から立ち枯れた枝の数々。道はほとんどわかりませんが踏み跡があるからここなんだろう、と・・・。この後山道は渡渉しますが、そこも流木が大量にたまっていて道をふさいでいました。しばらくの間必死に道を探しました。こりゃ大変だわ・・・。
 そんなこんなでしばらく歩くと唐岬の滝への分岐が。逆に言えば、唐岬の滝からこちらに来る道があると言うこと。帰りはこの辺から出てくるのね、ということで周辺の地形をよく見ておきます。
 ここまでの道は、流木や倒木、枝が散乱していたり、所々路肩が踏み抜かれたりして荒れ放題の様相を呈していましたが、それでも歩けなくはないレベル。大雨の傷跡は未だに健在でした。そしてこの分岐からの道は普通の山道になって、ふわふわの落ち葉の上を歩けるので快適そのもの。一部道幅の狭いところもあったけれど、総じて快適でした。どんよりと空を覆っていた雲の上に出て、晴れてきたな~と思っていたら白猪峠に到着。峠とはいえ急坂の途中にくっついた感じの場所です。いつもなら休憩を挟むところですが、今回は西に折れて一気に根無山まで行ってしまいます。ほらついた。っていうくらいあっさり到着。ここで一服します。白猪の滝を出てから2時間弱ほどかかっていますかね。
 そしたら今度は折り返して白猪山を目指します。白猪峠を通過すると目の前に笹に覆われた急坂が登場。これは・・・(ーー; 案の定、滑りまくりで、支えになるものが何もないので笹をつかみながら登る羽目になってしまいました。が、登れたからよしですね。登ってしまうと、割とフラットな稜線歩きになるのは楽なのですが、どうも山道は崖ギリギリのところについているのが・・・ねぇ。怖くてたまりません。
 そうこうしながら狭いところを苦労して登っていくと、岸壁が目の前に立ちはだかります。石墨山への案内は右を示していますが、目前の岸壁にロープが垂らしてあります。右側は巻き道のようですね。で、ロープは直登、と。こちらに行けとおっしゃいますか?しょうがないなぁ、行ってあげようじゃないか。しかし軽く後悔。本気で怖い・・・。>左側は崖。肩幅より狭いところを必死によじ登ります。区間が短いのだけが救いでしたね。そして到着したピークは法師山。あ・・・れ・・・?白猪山は?どうやら先ほど通過した稜線のどこかにあったみたいです。それらしいピークはなかったようにも・・・。ま、いいやね、通過はしてるんだし。法師山ではおにぎりをいただきます。前回の東三方ヶ森では途中で軽く食べるために菓子パンを持参していたんですが、菓子パンを食べると異様にのどが渇いてしまったので・・・>水分を吸われた感じ。おにぎりだと適度に水分を持っているのでそんなことにもならず。やっぱりおにぎりですね。
 で、なおも稜線歩きを続けますが、細尾根が続きますねぇ。でも、見晴らしが良く気持ちの良い稜線歩きです。踏み跡は一部不明瞭なところもありましたが、どこを通ってもピークを目指せばいいので迷うことにはならず。快適なまま唐岬の滝への分岐に到着。ここで唐岬の滝から登ってきていた方とお話。「白猪の滝から来ました」って言うと「元気だねぇ」って言われてしまいました。結果論だけど、唐岬の滝から登ってくる方がよっぽどしんどそうな気がするんだけどなぁ・・・>急登が洒落になってない・・・。その方もやっぱりお疲れでしたので「お先に」と言ってお別れ。後で山頂で会うでしょうしね。
 このあたりの稜線からだと、石鎚山方面もよく見えています。

 南側の松山平野から押し寄せる雲が、滝雲になって久万高原に入ってきているようですね。で、そこで蒸発しているわけですな。そんな景色を見ながらの稜線歩き。笹のしげり具合がすごいですね。足下が見えないものだから、石や穴を捜すため足をズリズリしながら歩いていると、笹が足に絡まるくらいに繁茂しています。そして未だに根雪が残っていました。さすがは標高が高いだけありますね。登りがちょっときついな、と感じたら、そこがもう山頂でした。やった~ついた~。登り始めてからは約3時間半くらいかな。思ったより早かったですかね。
 お弁当を食べて、のんびり休憩していると、先ほどの方が登ってこられました。その方もお食事のようでその間雑談。唐岬の滝から白猪の滝へ向かう林道の存在をご存じなかったようで。やっぱりあまりメジャーなルートではないんだろうなぁ。やっぱりこちらが先に出発します。今度は唐岬の滝へと下ります。
 で、例の分岐からの下りですが、あきれるほど、まっすぐですね。しかも稜線をジグザグに間切ることなく稜線を直滑降。傾斜がきついままですよ・・・。地面は粘土質。これさぁ、相当きっついよ・・・。いくらロープがあってもだめだよ、これじゃ。というkとで滑りまくりながら下へ降りていくます。しかも相当長いし。ここだけで標高を150mほど稼いでいるみたい。滑ったことを気にしてもしょうがないので、どんどこどんどこ下っていると、割石峠に出ました。ここで黒森峠と唐岬の滝へ分岐しますので、当然滝方面へと下ります。その途中で滝の音が聞こえてきたのでふらふらと寄ってみることにしました。結構立派な滝ですよ。でも、どうやら無名。そろそろ唐岬の滝の駐車場が林道の隙間から見えてこようか、くらいの位置で、唐岬の滝の上流にあります。

 落差は15mほど。黒く膨らんだ岩を滑るように落ちていました。が、この写真を撮るのに、林道を大きく外れて荒れ放題かつ急斜面の杉林の間を縫って、あちこちに擦り傷を作りながら、でした。私が気がつくくらいだから、このルートをたどる人の間では有名なんじゃないかなぁ。
 で、唐岬の滝駐車場に到着。川の水で顔を洗ってすっきりします。>ついでに擦り傷とか洗って綺麗にします。走行していると入ってくる一台の車。3人ほどが降りてきてなにやらやっていますが、どうやら山菜採りのようです。そんな人とたちを横目に唐岬の滝へと向かいます。そういえば昔来たときは秋口で、木々が茂りすぎていてよく見えなかったんですよね。今回は春先で木の葉も少なく、相当な落差を拝むことができました。
 林道に戻ってようやく白猪の滝へと向かいます。が、案内にあるのは白猪峠への道。林道はどんどん登っていきます。おかしい、くだらなければたどり着かないはずなのに。結局林道は標高1000mの地点まで登り、その後急降下。周辺は絶壁だらけだから仕方ないんだろうなぁ・・・。この林道も倒木だらけで相当しんどかったですね。ただ、もう倒木にも慣れてしまったとか。それよりも、あちこちで大崩落していて、中にはこんなに土砂がたまっているところも。

 ここ、林道が分岐していたところなんですが、完全に埋没しているようです。本来の道はここからすぐ右に折れて林道から外れるようですが、そんなものわかるワケもなく。この先に埋まった林道の分岐をどちらに行こうか、悩みました。片方は登っていて、片方は下っていて。まぁ、位置関係と標高から行って、下るのは自明なんですけれど。
 そのあとも道が流失していたりするところもありましたが、今更驚いたりもせず淡々と迂回して下りきります。結局白猪の滝の駐車場に戻ったのは15時でした。7時間半の行程ですか?よく歩いたなぁ。
 今日の温泉は「ていれぎの湯」。ここを使うのは2回目ですが、広々とした感じがステキ。外が少しひんやりしていたので、お湯につかっては外に出てぼーっとして・・・このちょっと体を冷やせるのがステキすぎますね。家じゃできない贅沢だわ。


過酷な山でした・・・

2014-04-16 | 山へ行こう

 春らしく高曇りの空に、眼下にはぼんやりと今治の方が見えています。開けているのはこちらの方だけ。もう少し展望が開ける良いんですけれどね。

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 東三方ヶ森に登ってきました。松山の東側にある山なんですが、1200m越えの結構な山です。私が登り降りしてるくらいだから、結構お気楽でしょ、と思うかもしれないんですが、お気楽日帰りで行ける山としてはこれまでで一番しんどい山でした。しんどいだけではなく、かなり危ない感じ。山歩きに慣れていない人を連れて行くのは危険なルートだと思いました。慣れた人が、まだ行ってないから行くか、というくらいで、制覇するために行く山なのかな。

 今回は重信川の最上流にほど近い、木地バス停に車を駐めてスタートします。バスの本数は平日で朝昼晩+αとあって5往復もあるんですね。ということは、伊予鉄の横河原駅からバスを使ってやって来て、バスを使って帰る手もあるのかもしれないなぁ。>あくまで平日のみで、土日祝日は朝の便がお休みなので難しいのです。
 そんな木地バス停には9時頃到着。足回りを揃えてストレッチをしつつ、9時20分にスタート。今回のコースは、阿歌古渓谷林道~東三方ヶ森~関屋林道とつなぎます。下調べでは、どうも登山道の難易度が高そうだと言うことがちらほらと・・・安全に登れるルートで行きましょう。念のためGPSにルートを仕込んでおきます。
 最初は渓谷沿いの林道を歩きますが、この渓谷は存外に綺麗ですね。ただ、しばらくすると林道はすごい勢いで標高を稼ぐので渓谷から離れてしまうのが難点。その林道も至る所で大崩壊の痕跡が見て取れます。とはいえ、現在は痕跡だけであって、特に問題もなく端まで歩いて行けそうです。途中広くなったところに札幌ナンバーの車が止まっていてびっくり。こんなところまで(ダートな林道の奥の方で転回すら厳しいところって意味で。)車で来るなんてすごい根性だなぁ。そんな林道を40分ばかり歩くと終着点についたようです。唐突に車幅がなくなって人一人が歩くのすら厳しい細い山道につながります。ホントはもっと広かったみたいだけど、ここも崩落土砂が埋めてしまったみたい。
 そこから少し下ると(かなり幅が狭くておっかなびっくりでしたが)河原に出ました。恐ろしく澄んだ水が流れています。そんな水に見とれている余裕は実はなくて、どこに行っていいかわからないわ状態。河原なので踏み跡がそもそも存在せず。うーん、困りました。GPSに仕込んだルートを頼りに上流へと少し歩きます。すると、竹藪に出くわし、念願の東三方ヶ森への案内をみつけました。このルート初の案内です。下調べではもっと案内があるように思えましたが、すべて崩落や土砂崩れに巻き込まれたかで痕跡も残されていないようですね。ここまで通過してきた杉林にも大量の土砂が流れ込んでいましたし。
 して、この竹藪が実質のスタート地点と言えるみたいで。渓谷から離れるように、いきなりの急登(っていうか、崩落した土砂の上・・・)です。容赦なく斜面をストレートに登ります。多少ジグザグに行って欲しいよな・・・。ガシガシ標高を稼ぎ、途中休憩を挟みつつピークに到着。ふぅ、ひとつめ。河原からは一時間ばかり登ってますね。ここまでにGPSのルートを3回も確認しています。そうしないと、かなりの確率でルートをロストできそうな場所が2カ所ありました。メインの踏み跡は山頂方向とは別の明後日の方向に伸びていて、そちらも木々の枝にピンクリボン付き。しかもそちらの方がより登っていそうで・・・。これは困るよなぁ。GPS万歳。
 さて、ここからは小刻みにアップダウンを繰り返すみたいです。のっけから道は途切れ、下方の岩肌にあるかなきかの道がついている程度で、その細々としたまま次のピークへと続いているようです。というか、これって崖って言わない?苦労しつつ下って、笹に覆われたほとんどよくわからない道を苦労しつつ登って、そして第2のピーク。さらに道は2方向へと下っているようですね。ってか、このピークって周囲から切り立ちすぎな感じが・・・(^^; ここが山頂で良いんじゃないかなぁ・・・。はっ、これがかの有名な偽ピークですか?慌てて北側の林の合間から遠くに山頂とおぼしき姿が見えますね。あちらの方が少し高いのかな、やっぱり。ということは、また下りですか・・・。しかし今回は、少しフラットなところから急に道が途切れているようにも・・・。

うん?

・・・、こ、これは・・・。

 別に左右方向に圧縮しているわけじゃないんですよ。やせ尾根もここまで行けば・・・。道理で道は稜線しか通っていないわけです。ピークを巻きたくても巻けませんね、これでは。左右は落下しかありません。しかもここは、真ん中も木が茂っていて道をふさいでいるようです・・・。まぁ、木に足をかけていくんですが。
 このあとさらに数回アップダウンを繰り返しますが、崖下り、崖登りの様相を呈します。しかも、脆くて崩れやすくて狭い。ヒジョーに、怖い。これはちょっとつらいなぁ。泣きそうだなぁ・・・。
 そんなこんなで最後のピークとおぼしきところをクリアし、最後の登り(これもまた異様に細い・・・)をじっくり登っていきます。お、上になんか石柱と案内っぽいものが。三角点かな?

 「東三方ヶ森 →」

 かなりがっくり来ますね。でも、ここからは30mで山頂に到着できます。しかもアップダウンはほぼなし。がっかり感はすぐに達成感に取って代わりますね。ちょうどお昼でしたのでゆっくりお弁当タイムです。
 30分ばかり休憩し、下山を開始します。先ほど偽ピークを過ぎて・・・。なにやら木っ端が飛び散っていますが、こんなところで伐採でもしていたんでしょうかね?

 これは、何をどうやったらこうなるんでしょうか?木が真ん中から裂けていますよ?(特に右側)。しかも、刃物を使っている形跡がありません。うーむ・・・。水分が凍って膨張して中から弾けた、とか?そこまで寒かったか?・・・ちょっと冷たかったか。でもこんなことになるほど冷たかったかと言われると・・・。
 気を取り直して下山を再開・・・するも、いきなり分岐。大きな道と笹に覆われたかろうじて道とわかる程度の道。行きたいのは関屋林道方面。大きな道は、明らかに違う方向へ伸びています。よくよく見ると赤のビニールテープで大きな道とは違う方向へ向いた矢印がありました。GPSのルートを確認し、矢印が正解と判断。今日はきちんとトレースをしておいて良かった・・・。>ここで間違えると尾根の反対側へ行ってしまい、戻るのも相当難儀してしまいます。
 ここからの下りは気を遣うものの先ほどの細かいピークのアップダウンほどは怖くはなく。>一部そういうところもあったけれど。サクサクと降りていき4等三角点に到着。ちょうど良いからと休憩。GPSはまだ1061mとか表示しています。まだまだ全然下れていないのね。30分だもんなぁ。
 しかし下りはここからが本領を発揮します。容赦なく稜線の尾根を直滑降していくのでありました。そう、何度も滑り落ちる羽目に・・・(ーー; 岩場が少なく砂がちの急斜面に細々と道がついているんですが、いかんせん稜線に沿ってまっすぐ。多少なりともジグザグになっていてくれると助かるんだけどそれすらもなく、それこそホントに直滑降。体重のかけ方を間違えてしまうと簡単にずざざざざ・・・・・。勘弁して欲しいよね。それ以上に、道がよくわかりません。何度か調子に乗って下っていると、道が藪の中に突っ込み、うん?という事態に。しかも、稜線が分岐していてどちらにも下れるような道がついています。下手しなくても道を間違えそうですね。その都度GPSでルート確認。GPS万歳。ってかこりゃホントに何にもなしだと迷うよね。
 下りはじめてから80分ほどで登山口に到着。っつーか、逆から見たら全く登山口に見えません。案内がなければここから登ろうという気にはなりませんねぇ。あたりを見回すと、林道に軽トラが駐まっていました。こんなところまで車で来るんだねぇ、すごいねぇ。ここからは林道歩きになるので、河原で顔を洗ってリフレッシュです。>というか滑ったときに少しすりむいたりして、ちょっとケガをしていたってこともあるんだけど。
 そうしていると釣り竿を持った人が歩いてきました。どうやら軽トラの人のようです。なんてタイミングで人に会うんだろ。「釣りかい?」と声をかけられたので、「山を下ってきたところです」と返答。2~3やりとりをして「木地のバス停から上がったんですよ」というと「今朝方、滑落した人を病院に運んだんだよ。あっちの筋に降りてきたみたいだけど、道に迷って崖を降りる羽目になったらしくてね。車が一台あったでしょ」と、さらっと恐ろしいことを言っていました。車が一台・・・、あの札幌ナンバーの?あれま。やっぱり迷いやすいところみたいですね。このあたりってやせ尾根の集合体みたいなところだから、道を間違って下ると崖に出てにっちもさっちもいかなくなるんだろうねぇ。
 して、それではとお別れして、林道をくだ・・・らず、登ります。あれー、おかしいなぁ。最初こそ林道を下ったのですが、すぐに登りに転じてしまい、さらにしばらくは登りが続きました。何でまたここで標高を稼ぐことになるんだろ。でもま、山桜が綺麗だったのでよしとしますかね。
 ここからはずっと林道歩き。結構距離があるはず。先ほど出会った方にも「まだまだ相当あるよ」と言われていたので、覚悟はできていたつもりだったんですが、まさかこれほどとは・・・。90分かけて下ることに。川の水はやっぱり綺麗でしたね。

 

 林道の途中に「この先沈下橋あり」とあったんですが、橋ではなく簡易舗装の林道をそのまま水没させていました。車はいいけど歩行者はどーすんねん・・・。(ーー; 水深は5cmほど。幅は20mほどなのと10mほどなのとの2カ所。これは濡れずに行けないではないですか。道から外れたところに石を積んで、飛び石的にクリアしましたが、これはいただけないなぁ・・・。普段はこんなに水量はないのかなぁ?
 車に戻ったのは15時を回っていました。うーむ、予定よりかなりかかってるな・・・。ま、しょうがないよね。ということで、車でゆっくりして温泉へ。今日は久米之癒に向かいました。450円で結構リーズナブル。石けん&シャンプー付きなので、タオルだけでOK。難点は、住宅地のど真ん中なので道路が狭いこと。駐車場は広いんだけど、アクセス道路が狭いこと。これだけかな。のんびり体を伸ばして暖まって帰りましたとさ。


抜群の見晴らし

2014-04-11 | 山へ行こう

 権現山からは宇和島の市街地を一望できました。山をじっくり歩いてきていることもあって、この開放感は抜群ですね。ちょっとしたご褒美です。ただ、視界がかすんじゃってるのが難点。

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 雨にならないようだったので、春の山歩きです。「距離を歩く」という方針でいろいろコースを見繕ったところ、宇和島市街地から鬼ヶ城山を目指そうということになりました。その途中の権現山からです。

 起点・終点・移動手段の観点からいろいろルートを考えた結果、薬師谷渓谷~権現山~鬼ヶ城山~毛山~尻割山~円山公園とつなぐことにしました。ざっくり計算で15km、標高差は登り1100m下り1000mと、累積標高差が2000m以上と半端ない上り下りです。大丈夫かしら(^^; とりあえず、ゴールの円山公園を起点にして、JR駅からバスで薬師谷渓谷へ向かうことにします。薬師谷渓谷へのバスは2時間に一本。渓谷に最寄りの国道にあるバス停までは10分ヘッドで走っているので何とかなりますかね。
 予定より出発が遅れてしまい、円山公園へは9時前に到着。その後バス停へ急ぐと9時18分に薬師谷渓谷行。2時間に一本のバスにちょうど良かった感じ。駅前でお弁当&飲料水を購入してバスへ乗車。ただでさえ場末感漂う観光地に、しかもオフシーズンの平日に行くもんだから、終点まで乗る乗客はほかにおらず、運転手さんから「どこに行くの?」と聞かれる始末。まぁ、明らかに日常ではない光景だったんだろうなぁ。「山に行くんですよ、権現山から鬼ヶ城まで登るんですよ」と答えたところ、この先でバスを転回させるからそこまで乗せたげるよ、と言ってくれました。これは助かりますね。結構道は登っているようなので、100mでも200mでも車道を歩く区間が短い方が助かります。お弁当や飲料水の心配までされてしまった・・・。
 10時前に、薬師谷渓谷入り口をスタート。まずは渓谷を探勝します。

 春の渓谷も良いですねぇ。このあと雪輪の滝を眺めて、同じ名前だけどやっぱり滑床のやつの方が風雅だよなぁ、なんてしみじみ感じつつ。渓谷は一番奥の砂防ダムで終了。この砂防ダムもまた風雅なんだわ。その辺の転石を積み上げて砂防ダムにしてるんだもんなぁ。ちょっと異様な景観だったけど。
 標高およそ900mの稜線まで這い上がるとすでに12時。結構きつい登りだったなぁ・・・。この間、鹿を5体ほど見かけました。結構標高の低いところからいましたね。遠いところから感知されていたようで、カメラを向けるまもなく走り去ってしまいました。結局権現山に到着したのは12時半前。ちょうどお昼時ですので1stお弁当。ちょっと遅めだったかな・・・>体力がなくなってきていた模様
 さて、ここからは鬼ヶ城山まで稜線歩き・・・のはずが、結構ジグザグ。しかも、林道からの直登路は廃路になっているようで、痕跡すら見つからず。こりゃ危険だね。ってことで猪ノコルの下までは林道を歩きます。猪ノコルへ登っていくところには3台ほど車が駐車してました。ここまで車で来られるのね。そして鬼ヶ城山へ。ここは展望がないのはわかっているので休憩だけして鹿ノコルへ・・・。
 鹿のコルへの登山道、存外に踏み跡が少なく、ロストしてしまいました・・・orz まぁ、林道へ出ることはわかっていたので林道へ直接下りましたが、登山道がピークを通らないことに気がつかず、ピークをたどってしまったのが敗因。まぁ、いいか。そのあとは毛山のピークをたどり、尻割山へ・・・。またここの眺望が良いんだ。

 夕日の撮影に良いかもしれない・・・。スーパー林道から200m足らず。これは良いかも。眺めも良いのと、後は円山公園まで下るだけなので、2ndお弁当。この時点で14時半。ちょいと、大丈夫かなぁ、日没がそろそろ心配に。なんせあと4kmほど残っているんですから。
 結局円山公園には16時に到着。下りでがんばりすぎたかもしれない。というか、この下り方すごい。稜線を巻かずにストレートに下っていってるので、前につんのめりそうになりながら下る羽目に。こっちからは登りたくないなぁ。今日は温泉はなしで。宝泉坊に寄ろうかとも思ったんですが、そのままだるくなって突っ走っちゃったとか。でも、やっぱり温泉でゆったりした方が、疲れが取れるのは間違いないんだよね。


春恒例のお散歩

2014-04-02 | 山へ行こう

 山頂の桜も今が満開。ホントに満開を迎えたばかりらしく、散る花びらはほとんどなく、それがちょっと残念な感じ。散り始める頃が一番綺麗だと思ってるんです、はい。

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 桜の時期は、やっぱり谷上山かなぁ、ということで、谷上山をお散歩してきました。やっぱり展望台が入るように撮るにはこのあたりが一番なのかなぁ。濃いめの色も混じるし。でも、日が陰ってしまったのが無念で・・・。

昨年は大谷池まで自転車でしたが、今回は下から歩きです。大谷池は桜もあるにはあるけれど、それ以上にユキヤナギが綺麗なんですよね。

 写真は桜にフォーカスしてるけど(笑)。このあと県森林公園を歩きます。標高はないものの山歩きですね。第二林間公園では家族連れが大はしゃぎしていました。とても良い午後ですねぇ。そして第一林間公園へ。相変わらずこちらは誰もいませんなぁ。桜を独り占め。

 ちょっと日が陰ってしまって残念な感じだけど。
谷上山まで行くと、かなりたくさんの人がいてお弁当を広げていました。駐車場はほとんどないところだけど、交通量もあまりないところだから路駐でも結構平気みたい。みんな思い思いにレジャーシートを広げて昼食タイム。展望台も結構賑わっていましたね。
 この後の下りは、大谷池ではなく北側の市街地側に下れないかな、と道を探しては見たものの、すべて途中で行き止まり。びっくりするくらい唐突に道が途切れていて、呆然としました。軽トラの轍がしっかり着いているので安心していたら、唐突にぶった切れて、折り返した後も。うーむ、どうしてなんだろう。


やっぱり起点終点がおかしいような

2014-03-15 | 山へ行こう

 北三方が森から唯一展望の開けた方向の眺め。 なんだかもやもやしたものが層状に広がっていますねぇ。雲ではなさそうだけど。それだけ汚れてるってことですかね。

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 ということで、今日も山歩きです。、「四国自然歩道15 北三方ヶ森へのみち」を歩きました。起点が高縄寺で終点が木地ということですが、どちらも集落ではなくバス停でもなく。起点は山頂。終点は幹線道路から遠く離れた林道のど真ん中。これはどうやって起点に行けば良いんでしょうか。そして終点からどうやって帰ってくれば良いんでしょうか。送迎が必須、ということになるんだったら、ルートとしてはよろしくない感じがしますね。
 で、結局、九川口を起点/終点にすることにしました。九川口からは高縄山まで8km、木地から8km・・・なんですね、はい。本体は10kmほどなので、都合30kmほど歩くことになるわけですか・・・。これはタフだ。
 九川口を8時半過ぎにスタート。ここには高縄山入口の看板があります。高縄山まで登らないとね。道路に沿って、時折脇道の旧道をてくてくと登っていきます。相当冷え込んで霜がきれいでしたね。びっしりと霜がついていて、氷か、と見まがうほどに・・・って雪ですね、これは。

 笹に緑と白ってのは、綺麗かもしれないなぁ。足下は要注意です。つるんつるんなところもいくらかあります。ちょっと前に大雨になっていたのに、それでも雪になったんですね。って、この雪は大雨の後で降ったものかな。
 とるものとりあえず高縄山の山頂に到着、は、10時30分ごろ。2時間がんばって歩きました。ここで小休止&小口お弁当。やっぱり眺めの良いところで食べるとおいしいのよね。
 では高縄寺まで戻って、ようやくスタートです。が、このルート、最初の3kmがなぜか車道をひたすら下らされるので、それがおもしろくないですね。舗装されていない道ならまだしも、ずっと車道。むー・・・。しかも、せっかく山頂にいるのに稜線歩きではなく車道を一気に下らされます。どうしてこんなルートなんだろう。高縄寺から稜線歩きで北三方が森まで進めればいいのに。>ルートは存在している。
 しかも、車道から這い上がるルートはこんなに厳しい。

 

 なんかすごく不思議な世界です、はい。このあと急勾配を登らされて稜線に到着。たいして道が綺麗なわけでもないし迷いやすそうでしたが、どうしてこちらがルートに指定されているんだろうなぁ。ぜったい稜線歩きの方が迷わないって。
 で、その稜線歩きも、やせ尾根のとがったところに道がついていたりするものだから、ひじょーに狭い。しかも、崩落してえぐられていてさらに細くなっていたり・・・ひぇぇ~・・・。そんなこんなで12時半に北三方が森に到着。ベンチがあって良いんだけど、しっかりと雪が残っていました。まだそういう季節なんですねぇ。
 そして水が峠へ向かって歩きますが、ここからは怒濤のアップダウン。水が峠直前までずっとやせ尾根の稜線歩き。下り一辺倒ではないので楽し言っちゃ楽しいんですが、やせ尾根のやせ具合が過ぎるので少々怖くて。そして一切巻かずに直接稜線に道がついているので、勾配がきっついことこの上なし。稜線から下るところは強烈な階段だし。なんかすごくアンバランスな感じがするなぁ。疲れているときに通ると滑落しそう。そうして到着した木地は、ホントに何もないところでした。14時半に到着。こんなところが15番の終点で16番の起点って、どうかしてるよなぁ・・・。
 さて、木地からはまだまだ歩かなければならなくて。まずは水が峠のトンネルまで。ここも意外と距離があってしんどい。水が峠トンネル自体も2.8kmもあるので、これもまたしんどい。そして九川口までも距離があってしんどい。結局戻ってきたのは16時過ぎでした。まぁ、しんどいわね。送迎が欲しいぞ~(笑)
 このあとは東温市のさくらの湯へ向かい、じっくりもみほぐし、暖まります。一番近い温泉は奥道後だったんですが、なにやら改装中とのことだったので、山を越えて南側へ向かいましたとさ。


思ったより、眺めがいいとか

2014-03-11 | 山へ行こう

 行道山の西の方にある鉄塔の麓からの松山平野。山頂付近から平野を見渡せる場所って意外と少なくて、結局西の方だけでした。結構高いんですよね。350mほどになりますか。

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 松山平野ならたいていのところから見える行道山の鉄塔群。ようやく行くことができました。体調は良くなかったので家でじっとしていようかとも思ったんですが、やっぱりじっとしていられず。向かってしまいました。

 午前中こそ家でWi-Fiのルータの場所を変えていろいろ実験してみたりしてましたが、平日の午前中はWi-FiもLTEも早くなってました。ADSLは抜群の安定感で変化なし。もう、お試しもいいかな、なんて思い始めました。

           Wi-Fi (下り/上り)    ADSL (下り/上り)  LTE (下り/上り)
サイトA 1.05Mbps/105.8Kbps  2.77Mbps/862.5Kbps  12.66Mbps/2.92Mbps
サイトB 3.15Mbps/  36.6Kbps  2.77Mbps/936.5Kbps  17.08Mbps/3.17Mbps

 やっぱりじっとしていられなくなって、午後から動き始めましたが、今回は北伊予駅を起点にしてうろうろ。自転車で向かいましたが、やっぱり後悔・・・。北伊予駅に着くまでにへとへとになっていました。やっぱりまずいなぁ。そこから登り口を探して自転車でうろうろ。軽く登るんでこれまたしんどいんだけど・・・。登り口に着いたら自転車を置いてえっちらおっちらです。歩き始めると存外に楽で、これなら行けるか、と簡易舗装の道を登っていきます。今回はほとんどこの簡易舗装のはず。1時間くらいで、最初の鉄塔に到着しました。鉄塔脇に社があったんですが、このあたりが山頂っぽく(実は行道山より高い)。ずいぶん眺めがいいなぁ。隣に鉄塔が見えますが、そちらが行道山っぽいですね。そうこうしているとあちこちから無線が流れてきていました。あ、そうか、3月11日か。ということで、社ではなく海に向いて黙祷。
 さ、行道山に向けて歩いて行きますかね。・・・。まてよ、確かこの辺のトップは水晶が森とかいって、少し南側になるんじゃなかったっけ。あれだよね、あれ。ということでルート変更。山歩きモードです。少し道を戻り、簡易舗装から外れて踏み跡とビニールテープを頼りに山頂を目指します。が、山頂は山頂らしくなく、なんとなく平たいところに出て終了。展望もなくて、三角点もそれらしくなくて、なんかつまらないの。
 気を取り直して。鉄塔への道へ戻り、そこから分岐して下っているダートへ向かいます。地形図ではあまり下らずにそのまま行道山方面へ行けるショートカットコースもあったようなんだけど、見つけきれなかったのでこのダートへ踏み込みます。やっぱり、簡易舗装よりダートの方が足への負担は少ないなぁ。しばらく下ると、はしごが倒してあってゲートのように道をふさいでいました。しかしまぁ、ふさがれた方から来た身にとっては、どうしてここでふさいでいるんだろうなぁ、と思うしかないですよね。ゲートを過ぎると、また簡易舗装の道があって、そちらからの侵入を防ぐようでした。さいですか。して、道を再び上っていき、たぶんショートカットはここにつながってたんだろうなぁ、とおぼしき痕跡を見やりつつ、簡易舗装をてくてくと登っていきます。展望はあまり開けないなぁ・・・。あ、砥部町側は少し開けていましたかね。
 で、EBCの鉄塔が飛び込んできました。そうか、一番目立っていたのはEBCでしたか。このあたりが一番高そうですが、三角点が・・・ブッシュの中にありました・・・(ーー; さらに進んでいくと、あいテレビのアンテナ。正体不明のアンテナと続き、道は途絶えます。正確には、道をふさいで木々が置かれていました。倒れていた、ではなく、置かれていた、ですね。整然と同じ方向に並べてあるんですもん。道をふさいでいるとかではなく、誰が意図的に倒木を並べたんですね。ここ道だってのに。あらかじめルートをGPSに登録しているので無視して突っ切りますが、その後も破っていてちょっとめんどくさ気。ふと、下に道が見えています。GPSのルートはそこに向かっているようでしたので、思い切ってショートカットして下ります。どうせ道なんて倒木で成立してないんだし。尾根を大胆にもまっすぐ下っている道は、軽トラくらいなら通れそうなダート。たまに簡易舗装。下れば下るほどに簡易舗装の割合が増えますね。下っていると、伊予灘SAが見え始めました。

 伊予灘SAに徒歩で行けたらいいのになぁ。ちょっと休憩したかったんだけど。まぁいいか。下りきると、高速の側道を歩いて自転車をおいた地点に戻ります。歩いていた時間はおよそ2時間ほどですかね。そこから自転車で北伊予駅までさっと戻ります。わずか10分。早いですね。

 帰宅して、デジカメの充電をしながら、今日は天気がいいから少し南天の写真でも、あわよくばカノープスを、と思っていたのですが、少しだけ南の方にもやもやとしたものが見え隠れ。あーちょっとダメそう、でも、もしかしたら。そう思って伊予市の花火大会の写真を撮った場所へ。

 シリウスがあれだけ高いのになぁ・・・。とも座の一部分も見えているんだけどなぁ・・・。無念でごわす。


抜群の安心感

2014-02-24 | 山へ行こう

 大月山山頂にはフラッグが立っていました。見通しが効きづらい雪山の中での目印はありがたい限りですね。肝心の山頂は見通しがなくて残念なんですけれども。>三角点で我慢。

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 大月山の山頂にはフラッグが立っていて、遠目に見てもあそこが目的地だとわかりました。ほんとにたどり着けるのか心配していただけに、非常にありがたかったですね。

 ということで、「四国自然歩道14 高縄山探鳥のみち」を歩いて大月山~高縄山をつないで、北条へ下ろうということを画策してお出かけしていました。が、まさかこんなに雪が残っていようとは・・・。昨年の感じから日陰に凍結が残ってる程度かな、とすっかり油断していました。登りと下りで全く別の場所へ行くので、今回はバスを使います。北条側はバスがないんですけれども、がんばって駅まで歩きましょうかね。

 松山市→五明まで、朝一(市駅を07:25発)の城山行きバスに乗車。始発にもかかわらず遅れるってどういうことやねん。幸先が悪いなぁ。バスに乗り込む前に、駅前のコンビニで小口弁当×2と水と電池とおやつと・・・。いろいろ買いましたね(^^;
 30分ほどで五明バス停に到着(¥600)。結構登ったなぁ・・・。でも、もう一つ先の五明農協前のバス停まで乗っておけばよかったかな、とちょっとだけ後悔したとかしないとか。>ほんの100m程度だったけどね。県のHPによれば、自然歩道は、この五明のバス停が起点のようですが、現地の案内板によると、五明小学校が起点。随所にある行き先が示している案内によると、起点はは五明集会所。この齟齬、なんとかならないかなぁ・・・。>小学校も集会所もバス停も半径100m以内だから別にどーでもいいけど
 はじめこそ簡易舗装やダートながら車両が通れるくらいの幅がある道を歩いて行きましたが、養鶏所を過ぎたあたりから山道に。だけどここまでで3カ所、ノーヒントな分岐があって、うち一カ所は致命的な感じが・・・。地形図を見れば問題はないんだけど,道の感じを見ただけでは判別ができないですね。そこまで行けばもう幸次が峠なんですけれども。
 幸次が峠からは本格的な山道・・・ではなく、なんと石畳。風情があるのはいいけど凍結が怖いですね。って、標高を稼いでいくと、凍結どころか積雪に・・・。ってかさ、ここはほんとに松山市ですか(笑)

 完全に雪山モードです、はい。このあたりまでは足跡が上り下り一人分あったので、誰かが往復したのかなぁ、なんて思いながらそれをたどって歩いていたんですが、このあと、何でもないところで途絶えました。はい?よくよく見ると、あきらめて折り返したようです・・・。ここまで来て折り返すなんて・・・。でもこの雪だしなぁ。そこから10分ほどで、大月山の看板が出ている地点に到着しました。が、この大月山の看板、ちょっとまずいですね。山頂はここじゃないでしょう、と地形図を見つつ看板にダメだし。ほんとは自分の感覚が合ってるのに誤った看板があることで自分が間違ったと思ってしまうと、現在位置を誤解して遭難につながるよね。地形図の大月山(三角点)は東側に結構行かなければたどり着けなかったはず。ただでさえ雪深くて現在位置をロストしそうなのにねぇ。>初見キラーですかね。
 で、雪をかき分けかき分け進んでいくので、大月山の山頂とおぼしきところにフラッグが立っていたのは大変ありがたかったわけです。この大月山山頂で一服。すでに五明をたって2時間半が経過。予定を大幅に超過しています。大丈夫かなぁ。>特に体力
 またルートに戻って雪をかけ分けながら進みますが、積雪って容赦なく体力を奪いますね。このあたりですら40cm程度(軽く膝上まで)積もっているところもあって、進むのに難儀しました。凍結はしていないようだったので、アイゼンを装着するには至らず。その点は幸いでした。
 しばらく進むと展望台はこちら、の案内があったので、体力を減らすとわかってもほいほいと進んで行くのであります。そうすると、山の中にどうしてこんな設備が?と思うような立派な展望台が現れました。眺め、いいですね。でも高縄山と景色がかぶってるような気分。ふと下を見やると、四阿がまるで漫画のように倒壊していました。

 昔は休憩所だったんだろうな、という雰囲気満載ですが、何だろう、この平面感は(^^; このあと、最深積雪ポイントを通過して車道に出ます。腰まではまったよ・・・(ーー; この車道は高縄山まで車で上がれる車道なので、スタッドレスを履かせているなら行けますね。でもこんな凍結だらけでカーブがガンガンあって急傾斜なところって、たとえ冬タイヤでも行きたくないなぁ。そうこうしているうちに高縄山山頂に到着。五明を出てから4時間半が経過しています。ここで景色を堪能しながら2ndお弁当です。

 食後は展望台に上がって景色を眺めつつ・・・。先客と談笑。院内コースから来た方のようだったので、去年院内コースを使ったときの感想を話してみたり。こう言う話ができるのっていいよね~。
 さて、下りは猿川コースです。院内コースを使った方が市街地に早く出られるんですけれども、やっぱり別ルートをたどりたいかな。この猿川コースは作業車両が通れるくらいの幅と傾斜を終始担保しているので、非常に歩きやすい道ですね。ただ、それだけに単調で登りだとだるくなるかも。疲れている足にとってはこの下りは非常に歩きやすかったですね。ただし、怒濤の雪で埋まりながら、というのは登りと変わらずでしたけれども。集落まで降りると、バスも何もないので北条の町まで1時間以上かけて歩いて行きます。これが足にひどいダメージを与えるわけで・・・。やっぱりアスファルトってきついよう。
 北条駅には16時過ぎに到着しました。とりあえず駅で時刻表確認。たくさんあることを確認してシーパでお風呂です。露天の眺めがいいんだよなぁ。結局1時間以上も堪能(長風呂過ぎ)。上がってのんびりしていると警察が来てなにやらフロントで話をしているようです。なにやら客が財布を盗まれたとかなんとか。盗まれた財布は出てきたけれど、中身が抜かれていて被害届を出した、とのこと。そういえば先日今治の方に行ったときも、似たような手口が流行しているって注意書きがあったような。ロッカーを使うならきちんと鍵をかけて、それ以上に貴重品はフロントに預けるのがいいのかな、やっぱり。


山の恐怖体験

2013-10-31 | 山へ行こう

 赤星山への山歩き。けっこうがっつりな登りでした。向こうに見えているのはハネズルとか二ツ岳、東赤石ですかね。ここからの縦走路で豊受山まで行こうとしたところ。山頂間際で猪(姿は確認していないけれど、うなり声から自明)に威嚇されあえなく退散・・・。崖道で猪って勘弁してよー。

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 野生の猪に威嚇されるのって初めて。登山口への下り道がある鞍部から豊受山へ登る際に、大きめのフンがいくつか転がっていました。しかもまだ新しめ。そういえばそこかしこに掘り返してる跡があるなぁ、猪が掘ってるんだろうなぁ。秋だもんなぁ。などと考えながら登ってきたところ。狭い崖道にさしかかり、道は細かな上り下りを繰り返し、先が見通せない場所。道が狭いのでバランス崩しそうだなー、と思っていたところへ、いきなりガサガサガサっと藪をかき分ける音と、ドサドサドサと大きな足音に、フゴーフゴーと荒い息づかいが聞こえてきました。

えっ、まぢ?(慌)

 いったんは音が遠ざかっていったんですが、すぐに道が無くなったのか、しばらくしてまた音が近づいてきました。そりゃそうだろうな・・・こっちだって一杯一杯な道だし。して、こちらから見えないかくらいのところでしきりに威嚇しているような気配が・・・。別の所からもガサガサ音がしているので、2体は最低居る・・・こまったなぁ。とりあえず足音を忍ばせて、少しずつ後退。ピークを一つ通り過ぎたら、急いで駆け下ります。正直、怖い。明らかに、そこに、いる。コレがわかっているのがホントに怖くて。こんなところで突っ込んでこられたら逃げ場がないよ、ホントに。
 そんな恐怖体験があった今回の山歩き。そろそろ紅葉のシーズンですし、どんどん見て回りましょうね。愛媛では何度か山歩きをしていますが、東予の山は初挑戦ですかね。東予の山は平地からいきなり4桁mまで跳ね上がるので、ちょっとしんどいんですよ。なので計画はしても実行には移さない状態が続いていました。先週は先週で大雨が降り先延ばし。
 赤星山へは野田登山口からがオーソドックスなようですので、そこを起点にします。土居IC近くから側道に入り、高速の高架を抜けるあたりから案内が登場。そこから駐車場までは8割方簡易舗装、2割ほどダート(車の底を軽く擦る)な道で行けました。轍が深すぎだよ・・・。
 ここは皇子渓谷と呼ばれているようで、渓谷美が堪能できるようです。で、そのハイライトがこの機滝(はただき)らしいです。

 水量は多め(普段はもっと少ない模様)ですね。この岸壁、かなり崖なんですよ。20mくらいですか。間近で見ると圧迫感もあるしとにかく圧巻です。このあたりまではしっかりした遊歩道があるので気楽に来れる・・・んですが、川を渡る橋がけっこう恐怖。板が踏み抜かれているところもあり、コレがまた最強に怖い。橋よりも滑るのを覚悟で石を飛んで渡りたくなりました。
 機滝を過ぎたあたりから道は急激に初心者向けから外れていきます。ちょいとコレは・・・大変ですぞ。千丈の滝への分岐もありますが、この分岐がまたくせ者。滝へ向かうと道を探しながら進む必要が出てきます。少し、荒れているようです。所々で川を横断しなければならないので、そういう場所で道を見失いがちになります。が、川に沿って登ると言うことがわかっていれば、迷ってもたかが知れているのかな。千丈の滝は圧巻なんですが、そこからの登りがまた地獄を見ました(^^; これは、無理。道を巻いて巻いてなんとか這い上がります。多少雨で崩れているようです。でも、上がったところの紅葉は綺麗でした。ちょうどこのあたりが見頃なようですね。


 そんなこんなで赤星山の山頂。景色はいいですね。山頂ではひと組のご夫婦が休憩しておりました。“滝から来たの?”と聞かれて“そうですよー”なんて会話。3時間くらいで登れたと言うことを話していると、健脚だね、なんて言われたり。これから豊受山へ縦走予定ですよ、と話してお別れ。ご夫婦はもう下るんだそうで。
 赤星山から豊受山への縦走路も、最初こそ快適な縦走路だったんですが、すぐにやせ尾根に変わり、足を付けるのも難儀するような岩場があったりと難しい山に豹変。さらには道をロストしやすかったり崖があったりと、なかなかひやひや物でした。そこにトドメの猪騒動。勘弁して欲しいなぁ。
 気を取り直して鞍部から下りますが、大規模な崩落。しかも最近っぽい。ただでさえ道がはっきりせずピンクリボンに頼りきりで下っていたんですが、リボンごと崩落していました。がっくし。崩落を裂けて少し巻いて滑るように下って道に復帰。下を見たいけれどそれ以上に道がわからないのでリボンを探し探し下ります。道がありそうに見えて実は違う、なんてこともあります。そういうところは倒木で塞いでありましたね。明らかに不自然な倒し方で塞いでいるのでそれとわかります。
 結局豊受山には登れなかったので、今度は逆ルートで登ろうかなぁ、と下りはじめは考えていたんですが、下りきってしまうととんでもないな、と言う感想に。登りは赤星山下りは豊受山、という風にするのが鉄板かも知れないですね。この道を登ると、きっと迷うな・・・

 山の後のお楽しみは温泉。だけど、近くには見つからなくて。新居浜のパナスへ行きました。やっぱり疲れを取るには大きな浴槽が一番ですな。>といいつつ樽風呂が好きな私
 そういえば、西条・新居浜・四国中央ってドライブに出てお土産を買う所ってほとんど無いですよね。道の駅が11号沿いに存在しないのは痛すぎるなぁ。マイントピア別子・霧の森はそれそのものが観光地であって道の駅ではないような。小松オアシスは幹線道路から離れすぎて道の駅としての用途を成していないですよ・・・。やはり土居町あたりに欲しいなぁ、なんてゼイタクを(笑)

 次は高月山ですね。いつ行くかな~。11月は高月山の他にももう一つくらい登るかなぁ。そっちは東予にするかなぁ・・・。


開けないなぁ・・・

2013-10-27 | 山へ行こう

 山頂だというのに展望がいまいち開けません。実にもったいない感じが・・・。竹って成長が早いからなぁ・・・。それでも釣島は見えていますし、その向こうにはDa・・・(ry

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 興居島に行ってきました。というか、興居島小富士に登ってきました。あんなに酷い状態だったとは思いもしませんでしたので、少し後悔が・・・。

 ほんとは東予の山に登る予定だったのですが、金曜まで大雨も大雨でしたから、少し間を置こうと思い、とりあえず近場でいつか行かなければと思っていた興居島をターゲットにしました。日曜日で天気も良く風は少しひんやりとして、絶好の行楽日和ですね。出かけなきゃ損です。
 興居島へは高浜港からカーフェリーが一時間に1~2本程度出ているようです。泊と由良に交互に出ているようですね。高浜港へは伊予鉄で行けますが、せっかくですので自転車で。適当な時間に起きて適当に向かうと10時に高浜港に到着。次の泊行きは10時25分の模様です。ちょうどいいですね。乗船券は・・・・・・・、船内で発売します、ですか。それもちょっと珍しい感じ。桟橋で船を待ちます。いい天気で興居島小富士もよく見えていますね。

 異様に細い鳥がいますが・・・。別に縦横の圧縮比はいじっていません。実際にこんなに細いんでびっくりです。
 フェリーは向かいの泊港からやってきて、客と車をおろして、待っていた乗船客を載せて出発します。船は着いたはいいけれどどうしたら、と思い悩むグループが私を含めて3組ほどいました。乗船券はどうしたらいいかわからなかったんですね。そしたら、あとで参りますとは船員さんのお話。さようですか。
 船旅は10分ほど。出航してまもなく船員さんが回ってきて「230円ですー」と、がま口を広げて集金に来ました。このがま口って相当年代物だなーなんて見ながらお金を渡して乗船券をもらいます。こういうシステムって船では初めてだな~。なんて新鮮な思いに浸るまもなく興居島の泊港に到着。海風は心地よかったけれどもう少し堪能したいなぁ。
 船を出て登山口を探しますが、案内は見当たらず。案内板もざっくりしすぎていてどこの路地を入っていけば良いか見当がつきません。せっかくなので周辺を散策しつつ・・・。家々の路地の合間って、海岸沿いの家ってたいていこんなのだよなー、懐かしいな~。こういう散策は嫌いではなく。うろうろしつつミカン畑の間もうろついていると、看板を見つけました。癪なので看板を逆にたどって下へ行くと、港に出ました・・・。えぇ~、こんな路地気が付くわけないよー。動線から見えないところに案内がありました。つか、最初の案内が後ろを向いていました・・・。そりゃ無理だ。
 この後も案内が不案内で、ちょくちょくさ迷います。でっかく登山口と書いた案内があるのに、底は道の分岐点。案内の場所が不親切でどっちに行けばいいかわからず。結局一番なさそうだな、と思った道が正解・・・。この看板、役に立たない・・・。
 そしてそこから始まる山道は、私がコレまで歩いてきた中で一番の悪路。蜘蛛の巣が多すぎる(ひたすら笹の葉を振り回し続けるハメに)。笹が茂りすぎる(場所によっては2mほどもあります)。藪が茂りすぎて道に完全に覆い被さって、しゃがんで歩くところまで・・・・・・(蔓性の植物があちこち這い回って、その上に更に被さってきています)。正直、後悔。でも、そんな道でも他に登ってる方がいました。って、さっき船で一緒に戸惑っていた中のひと組じゃないですか。お互いに「こんなに酷いとは思っていませんでした」と苦笑い。時間的にはたいしてかかってないけど、とにかく大変でした。山頂とおぼしきところに到着すると、神社があってびっくり。こんなに荒れ放題でいいのかなぁ・・・。裏手に回ると竹藪。ビューポイントと聞いていましたが、ほとんど展望はありません。かなり残念。隙間から覗く展望は抜群に良さそうなのに、実にもったいない。そんな竹藪の中に三角点がありました。

 今まで見た中で一番扱いが酷いような・・・。そんな風にひっそりとありました。

 標高は282mなので、お手軽な山歩きとしてものすごく手頃なはずなんですが。そしてきちんと手入れして草を刈ったり藪を払ったり展望を良くしていれば、相当化けそうな感じがしますが・・・。特に登り斜面では海越しに松山の市街地が一望でき、思わず見とれるような場所だったんですがねぇ。実にもったいない。


待てど暮らせど

2013-10-12 | 山へ行こう

 晴れる気配がない石鎚の霧。北西から押し寄せてきた積雲が石鎚山塊にぶつかって滑昇。そのまま天狗岳を覆い隠してしまいました・・・。

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 紅葉を見に石鎚まで登ってきました。写真がメインのため今回は土小屋から。今日は友人の車でお出かけしました。空気は冷たく、行きは気持ちよく晴れていました。駐車場では懸案だった混雑は・・・ありましたが、国民宿舎側は遠いせいかガラガラ。こんな状態でもロッジ周辺の駐禁の所に堂々と駐めている方々って、ホント図太いなぁ・・・。
 スタートして3kmほどは稜線をふらふらと歩きますが、良い天気ですね。山頂付近はくすんでしまっていてもう終わってしまった雰囲気がありますが、山頂よりやや下の方が良い感じのようです。

 いい天気でしょう、なのに、二ノ鎖あたりから様子がおかしくなり始め、まさかの二ノ鎖渋滞中に完全に霧の中に埋没してしまいました。っつーか、鎖場で渋滞するなんて・・・。ま、それはそれで「登れなくて困っている人をサポートする」というおもしろい体験ができたんですけれどね。友人は迂回路を先へ。こちらが渋滞している間にさっさと山頂へ着いてしまったようです。むぅ・・・。遅れつつも山頂へ向かいましょう。
 山頂は霧の中に埋没してしまって視界が開けず困った困った。遠くを見ると雲の上端が見えているので、ぎりぎり山頂が隠れるくらいの高さの雲のようです。が、しばらく晴れる見込み無し。山頂の紅葉の写真は諦めましょう。というか時機を逸している感じもありましたしねぇ。
 山頂では人が多すぎて困った困った。さすがは連休ですね、ゆっくりお弁当を広げるスペースもない、と。やっぱり山歩きは土日より平日に行く方が幸せだな~。
 友人に、“天狗岳まで行く?”と一応聞いてみます。当然首を横に振られました。まぁ、この状態(人多すぎ・視界悪すぎ)だと私も行く気がしません。ので更に人が増えつつある山頂を後にします。
 下りは順調に特に何事もなく下ります。1600mくらいまで降りてきて、ようやく霧を抜けました。層厚は400m程あったようですね。昨日は雨も降ってるし、今日は冷たい空気もある、と。そりゃ湿った空気が上がってきたら雲になるよね。天気予報では上空では冷たく乾いていると言うことだったけど、下から湿った空気がぶつかれば雲も湧くのも当然かね。
 駐車場まで戻ると相変わらず車はたくさんありました。多少は減っていましたけれども相変わらず一杯です。山歩き目的でない人たちも来ていたみたいです。下りたら古岩屋のお風呂まで行こう、と言う話をしていたのですが、その前に面河渓に寄ってみました。行ったことがないというのですぐだからと寄り道。五色河原の綺麗さに感激してくれました。三脚は持ってきたけれど減光フィルタを持ってきていなかったので、露出オーバー覚悟で引っ張ってみます。河床の模様までしっかりと見えていますね。

 こういうの、好きだなぁ。くそぅ、もっと絞りたい・・・・・・。
 古岩屋のお風呂もそれなりに人が居ました。が、混雑と言うほどでもなく。山歩きの後のお風呂ってやっぱり気持ちが良い物ですねぇ。


良い眺めですね

2013-10-06 | 山へ行こう

 あちらに見ゆるは上蒜山。湧いてきた積雲がかぶろうとしています。雲の動きがダイナミックでおもしろいなぁ。鳥取県側は押し寄せる雲が雲海のように。そんな中蒜山でした。

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 心配だった天気は、持ちこたえました。南風で暖かい風が入りやすいはずだから午前中は雨が降るかも、と心配していましたが、杞憂だったようです。午後にはどんどん雲を散らすように風が吹いてきて晴れてきました。スキッと晴れ渡るのも良いけれど、多少雲の残る状態は写真的にはおもしろいかも。

 今回は中蒜山~上蒜山と繋ぎました。前日に相方とコースの相談。下蒜山も繋ぐか、と言う話も出ていたのですが、朝早くから出発しないと時間的にもしんどいよね、でも朝早く出るのもしんどいよねと言うことで二座で我慢。
 当日は予定通りそんなに早くはない時間帯に塩釜冷泉の駐車場に到着。んじゃ参りますか、と登り始めたところ、どうも相方の調子が上がらず・・・。かなりゆったり目に中蒜山へ登っていきました。眺めは最高ですね。

 雲と同じ目線なのがかなりステキです。中蒜山山頂で麓を見おろしながらお弁当。これ、ホントに気持ちいいわ。風に吹かれることしばし。自分たち以外にもたくさんのパーティが休憩中。やっぱり良いよね、この景色。
 そして上蒜山へと繋ぎます。一気に下って一気に登りますが・・・、中→上だと登りがえげつないですね。逆に言えば、上→中だと下りがえげつない。たぶん下りの方が危険だと思う・・・。そしてたどり着いた上蒜山は眺望がなく残念な感じ。三角点もないのよね。ただ、ちょっとおもしろいことが。山頂にたどり着く前からなにやら声が聞こえています。どうも、藪が酷すぎて視界が悪く、声を掛け合って現在位置を確認しているようでした。端から聞いているとかなりおもしろい状況ですね、これ。そうこうしていると声の主達が登りついて山頂で合流。どうやら三角点の所まで行っていたみたいでした。ガイドには、上蒜山の山頂から三角点までは相当藪っていると載っていましたが、これは想像以上に藪っているということなんでしょうねぇ。
 上蒜山から下ることしばし、牧場に到着。しばらく歩いて道路に到着・・・・・・。疲れました。なんだこの炎天下は。(^^; これでは中蒜山の登山口までは歩いてたどり着くのはかなりしんどそうです。タクシーを呼びましょう。蒜山では上中下、いずれの地点から登りはじめても、同じ所に戻らない限りはかなり離れてしまうので、登り始める前か、下り終わった後にタクシーによる移動が定番になっているみたい。道路を5~6km歩いて行くのは気分的に折れますね・・・。
 そんなこんなで塩釜冷泉の駐車場に戻ってくると、救急車が中蒜山の登山口あたりにいました。登山客が呼んだんでしょうかね、あんな所まで救急車が行くなんて・・・。山に行くときはやっぱり気をつけなきゃね。冷泉の水がおいし~♪
 で、その後は、国民休暇村でお風呂(日帰り入浴は¥500)。蒜山三座を眺めながらの絶景風呂でした。いぃ♪ 入り終わった後もかなりの間体がほてっている様な感じで、温浴効果は抜群みたいですね。

他の写真も掲載していますので、興味のある方はどうぞ。[FotoPus


夏と秋と

2013-09-26 | 山へ行こう

 秋の湿地に夏の積雲。季節の移ろいを感じますねぇ。って、山の上でようやく、と言うところですけれども。そんな竜神平@皿ヶ嶺

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 東温/久万高原の皿ヶ嶺まで登ってきました。ホントは東予の方を考えていたんですが、北風で天気が悪そうだったから、南予の方で成川渓谷から高月山に変更しようか、と考えていたにもかかわらず、結局めんどくさくなって(こら)近場に変更。ゆっくり朝寝しました。

 9時には東温市上林に入り、皿ヶ嶺登山口というバス停を横目にさらに奥まで行って湧水で車を駐めます。そのまま林道を駆け上がっていけば標高950mの風穴まで登れて山頂までも非常に楽になるんですが、それじゃあまりにも素っ気なさ過ぎるので。また、登山口バス停付近では、邪魔にならないところに車を駐めるのが難しそうだったのでパス。そんな折衷案的な湧水地区は標高440m。これから向かう皿ヶ嶺は1281m。あれ、標高差800mですか、結構ありますね(^^; でも、ほどほどに楽しめそうです。
 歩き始めて気が付くんですが、案内が結構不案内。まぁ、状況証拠から推定するとわかるんですが、崩壊していたりさび付いてまったく判読できなかったりすると、初めてだとやっぱり不安になりますね。車向けの案内は充実しているんだけどなぁ。>そもそも一般車向けなんてまっすぐ走れば綺麗な舗装の道なのに、脇にある簡易舗装や未舗装の道に突っ込むわけがないので、まったく不要だと思うんだけど。だけど、歩き向けの山道は林道を始め複数の登山道が絡み合って入り組んでいて結構迷うよ、これ。
 それでも多少うろうろしつつも(ちょっと迷いかけたらしい)、一時間程度で水の元(標高830mくらい)に到着。水場、ありがたいですねって、この水おいしー♪ ここで一休み。駐車場もあるのでここで車を駐めて歩いて行く人も多いみたい。ここからは整備された公園になるので木々の配置が適当で、陽のさし方とか苔生し方とかいいなぁ。この緑がたまらん。

 水の元から15分ほど登ると風穴に到着。夏場でも涼しい場所で有名なんだけど、今日は北風が吹き荒れて風穴からの風がまったく感じられず・・・。ちょっと残念。そのまま登山道へ入ります。
 ここから山頂までは良く整備された登山道ですね。傾斜もあまりきついところはなく、一時間弱ほどで竜神平に到着しました。それがトップの写真。大きな湿地帯だったようですが、9割方、クマザサに浸食されてしまっていますね・・・。周辺を歩いていると木橋があるのに気が付きました。そこでようやく、ここって湿地なんだろうなぁ、と思った次第です。もう、そんなくらいにわからなくなっていますね。水が足りないんだろうなぁ・・・。松山だしなぁ・・・。
 皿ヶ嶺の頂上へ向かって更に歩くこと20分ほど。途中にあった三角点を華麗にスルーしつつ頂上に到着です。ん、空港の滑走路が見える。木が邪魔だけど。

 ここでお弁当タイム。あんまり疲れていない自分にちょっとびっくり。歩きやすい道だったからなぁ。二人組の熟年夫人たちがおしゃべりに花を咲かせていましたが、どうやら旦那の悪口だったようで。さいですか。
 帰りは引地山経由で。途中いくつかピークを越えていくと、唐突に引地山・赤芝峠迂回路と言う看板が。なんの説明も梨に迂回路と言われてもねぇ。まき道なのかな。そりゃまずは直進でしょ。と言うことで直進。なにやら山道のすぐ右側が断崖絶壁、異様に落ちています。ちょっと危なっかしい感じだけど、傾斜がきついわけでもないしなぁ。なにごともなくピーク通過。後でわかったんだけど、このピークが面白嶽というところらしく。ここから西側が・・・・・・

急斜面。

 ・・・さようですか、このための迂回路ですか。(ーー; 一気に100mほど、落ちます。下るというか、落ちます。慎重に歩を進めるんですが、滑る・・・。木を掴もうとすると、立ったまま腐ってる・・・、体重かけたら死ぬよ、これ、という木々がいかにも掴んで欲しそうな所に立っていて。危険極まりない・・・。やたら時間を食いながらゆっくりゆっくり下りました。夏秋でこれですから、冬は絶対やめたほうがいいな、この道。
 しばらく進むと赤芝峠に到着しました。うん?引地山は?この先にピークはなさそうだけど・・・。結局そのまま上林方向へ下ることにしましたが・・・。どうも引地山はもう少し先に行ったところにある三角点のことのようで。ピーク自体は赤芝峠の方みたいでした。なんじゃそりゃ。
 赤芝峠からの下りは、とにかく、案内がない。登り方向は充実しているようですが、下り方向は一切案内がありません。しかも、林道が縦横無尽に走っていて、ルートを攪乱。知らなきゃ迷いますね。たまたま運良く迷わずに降りれましたが、ホントに運が良かっただけだな、と後でルートをトレースして気が付きました。もうちょっと下調べをしっかりしておくべきでしたね。
 下山後は、ていれぎの湯でお湯に浸かりながらあちこちじっくりもみほぐし。やっぱり山の後の温泉って良いわぁ。