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「たった16の動詞で自由に英語が話せる、そのワケ」
「よく働く動詞」に秘密が隠されている!
イギリスの言語学者、C. K. Ogden (1889-1957)は、たった850語が20,000語に相当する働きをするとし、Basic Englishというものを提唱した。この内動詞だけに注目すれば、動詞はたった16だ。
goの動詞フレーズでこれだけ話せる
【解説】
■goの基本粋な意味は「去り行く」
goを理解するには、comeとの対比でとらえるとわかりやすい。
goもcomeも共通するのは、いずれも主体がある場所から他の場所へ移動する行為を表すことだ。
また、私たちがある表現をするとき、必ずどこかにものごとを見る視点があることを前提にしている。そんな場合、たいていは主体自身がいるところ(here)
となる。そのような中心点、つまり主体のいる場所の中心点に移動するのが、comeであり、それから遠ざかるのがgoの受け持ち範囲となる。
またcomeは、私たちが認識できる状態になる、現象として意識されるようになるということに反して、goはその反対に消えて見えなくなる、現象世界から去ることを意味する。「私の父は死んだ」をMy father has gone.とも表現できるのが英語の発想だ。
The sun comes up in the east and goes down in the west.
太陽は東から昇り、西に沈む
■「動いている」と考えられるものは、goで表せる
goにはcomeの反対の意味を示すだけではなく、単に、ものが「動く」ことを示す用法がある。例えば、次の文を見てください。
My watch is not going[working].
私の時計は動いていません
This machine goes well.
この機械はよく動く(性能がいい)
この用法はだんだん拡大して、何ごとによらず、「動いている」と考えられるものはすべて、goで表すことができることになる。
これは一種の「たとえ」=メタフォーだが、ことばを使う場合、「たとえ」というものは大変たいせつな役目を果たしている。
もう少し、このような例をあげておきましょう。
The song goes like this.
その歌はこんなふうに歌います
Everything goes wrong this morning.
今朝は万事うまくいきません
There is not enough food to go round.
食べ物がみなに行き渡るだけ十分ではない
We have to go without food for a time.
しばらく、私たちは食べ物なしですまさなくてはなりません
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go の動詞フレーズのパターン
(1) V感覚
(2) V+O感覚
(3) V+C感覚
(4) V+O+O感覚
(5) V+O+C感覚
V感覚
(1) go+(副詞/副詞句)
Go at once!
すぐに行け!
V←C感覚
(2) go+形容詞 (補語)
He went mad.
彼は気違いになった、怒り狂った
※ He was mad.
go crazy, go bad, go bald, go rusty, go blue, go pale, go sour, etc.
(3) go+~ing形動詞フレーズ
We will go cycling.
サイクリングに行きます
※ We are cycling. 進行形
(4) go+~ed形動詞フレーズ
The natives of the island goes naked.
その島の原住民は裸で暮らしている
※ The natives of the island are naked. 受身形
V感覚
(5) go to+原形動詞フレーズ /go and 動詞フレーズ
Let's go to buy some cakes.
ケーキを買うために行きましょう
Let's go and buy some cakes.
ケーキを買うために行きましょう
「働きに行く」「買いに行く」「遊びに行く」「散髪に行く」「パンを買いに行く」「見舞いに行く」「人に会いに行く」{映画を見に行く」「野球の試合を見に行く」「警察に行く/相談に行く」「遊びに行く」「見に行く」
go to work, go to school, go to church, go to college, go to bed, etc.
Two-Word Verbs
Whisky goes against me.
ウイスキーは私の肌に合わない
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