○ FUNCTION IN ENGLISHとはこんなこと
FUNCTION IN ENGLISHとは、「英語における関数関係」のことです。
つまりファンクションフレーズと補語・動詞フレーズとの相関関係で英語は成り立っているという考え方です。以下の文例の黒文字がファンクションフレーズ、赤文字部分が補語・動詞フレーズです。
(1) The situation is under control. controlされている
(2) The situation was under control. controlされていた
(3-1) The situation will be under control. controlされるでしょう
(3-2) The situation can be under control. controlされるはずだ
(3-3) The situation can not be under control. controlされるはずはない
(3-4) The situation should be under control. controlされるべきだ
(3-5) The situation seems to be under control.
controlされているようだ
(5) The situation has been under control. ずっとcontrolされている
赤文字部分の補語・動詞フレーズのパターンはたった5つです。
【be動詞フレーズ5段活用】 be under control 「コントロールされている」
=============================
(1) (am, are, is) under control 現在形動詞フレーズ
(2) (was, were) under control 過去形動詞フレーズ
(3) be under control 原形動詞フレーズ
※命令形,助動詞、to不定詞で使われる。
(4) being under control ing形動詞フレーズ
※進行形にはならず、動名詞になる。
(5) been under control ed形動詞フレーズ
※完了形で使われる。
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ところが、under controlの反意語は、out of control(コンロールされていない)です。
このように意味が変わっても、英語で表現するための「枠組み」は何も変わりません。
つまり私が言いたいのは、中学、高校と6年も英語を学んだらこれくらいの「枠組み」を身につけるのは当たり前です。
「助動詞+原形の動詞」「to不定詞はto+原形の動詞」・「現在完了形はhave[has]+過去分詞」といった説明では、語彙は定着・蓄積しません。
元々、ことばの獲得の前提として、Under control?、Yes. under control,、No. not under control.といったワンフレーズ表現の発想が基本となるべきです。
ファンクションメソッドによる電子書籍、教材はすべてこのFUNCTION IN ENGLISHの発想を取り入れています。
[今日の学習]
PART 4 自由な会話はファンクションフレーズと動詞フレーズの組合せで!
[1] 許可を求めるファンクションフレーズ 【イメトレNo.65】
[2] 依頼を表すファンクションフレーズ 【イメトレNo.66】
[3] 提案・勧誘を表すファンクションフレーズ 【イメトレNo.67】
[4] 意見・意向を表すファンクションフレーズ 【イメトレNo.68】
[5] 意図・決意を表すファンクションフレーズ 【イメトレNo.69】
[6] 示唆・助言を表すファンクションフレーズ 【イメトレNo.70】
[7] 義務・必要性を表すファンクションフレーズ 【イメトレNo.71】
[8] 可能性を表すファンクションフレーズ 【イメトレNo.72】
[9] 能力を表すファンクションフレーズ 【イメトレNo.73】
[10] 推測を表すファンクションフレーズ 【イメトレNo.74】
[11] 希望・願望・期待を表すファンクションフレーズ 【イメトレNo.75】
[12] Here is ~, There is ~の文 【イメトレNo.76】【イメトレNo.77】
その1 許可を求めるファンクションフレーズ
彼女に電話をしてもよろしいですか?
Can I call her?
● 言葉は進化しなければならない
言葉を獲得するというのは、0%から始まり、徐々に表現を進化させていくものだ。日本語だって、同じだ。それこそ幼児の頃の片言から始まり、3才頃には一応の意思を表現できるようになる。
幼い子どもが公園でブランコを取り合う場面がよく見られる。日本の子どもなら、「これいい?」などと言うが、彼らは「 Can I?(ケナイ?)」と上げ調子で聞くのだそうだ。もちろん彼らはブランコを目の前にしているのだから、「そのブランコに乗る」という共通認識がある。だから Can I?だけで十分その意思を伝えることができる。
Can I (use this swing)? *上げ調子
Can I (use your ballpoint pen)?
いずれにしても、これらのファンクションフレーズだけで意味が通じるのは、その次に導かれる行為や状態について対話者間に共通認識があるということは言うまでもない。
● Can I?からMay I?やCould I?に表現は拡大する
Can I~?は、特に親しい者同士で一般的に使われる表現だ。しかし幼い子どもも成長するにつれてさまざまな人間関係を作り上げ、同じ「許可を求める表現」でも、それに応じて表現も拡大していく。
次の2つのファンクションフレーズは、Can I?の応用表現と言えるが、これらは目上の人や見知らぬ人に対するていねいな許可を求める表現だ。
一般的に、couldやwouldなど情緒動詞の過去形は「もしできれば」とか「ご意志があれば」などと仮定的な意味となり、その分より控えめでていねいなものとなる。
May I? Could I?
● さらなる「許可を求める」応用表現が
ボールペンを貸しほしい場合、日本語では「これ、使っていい?」などと言うが、英語にもこのような表現がある。もちろん対話者間では、そのボールペンを指して Okay?や All right? と上げ調子で言えばそれで意思は十分伝わる。
この表現を元にすれば、きちんとした表現にも簡単に進むことができる。これは It を用いた客観的な表現となる。
Okay? または All right?
↓
Is it okay[all right] to use your ballpoint pen?
あるいは、よりていねいな表現にするために、if を用いた表現もある。
これは、「もし私があなたのボールベンを使っても、よろしいですか?」といった意味だ。ボールペンを借りるのにそこまで言う必要もないのだが。
Okay? または All right?
↓
Is it Okay[all right] if I use your ballpoint pen?
Would it be Okay[all right] if I use your ballpoint pen?
【イメトレ No.65】
「許可を求める」ファンクションフレーズ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【イメトレ No.65】「許可を求める」ファンクションフレーズ 音声
(1) Can I ask you a question?
あなたに質問していいですか?
(2) Can I call back later?
後で電話し直していいですか?
(3) 何かご用はありませんか?
(4) 毛布をくれませんか?
(5) 電話番号を教えてくれますか?
(6) お手伝いをしましょうか?
(7) メニューを見せてくれますか?
(8) このブラウスを着てみていいですか?
(9) 手を洗いに行ってよろしいですか? (トイレに行く)
(10) (できたら)伝言をお願いできますか?
※ ここにあげた原形動詞フレーズを使って、Is it Okay[all right] to+原形動詞フレーズやIs it all right if I+原形動詞フレーズもぜひ試してほしい。
イメトレ英語学習法 HTNL版
この「ムリなく話せる イメトレ英語学習法」は、日本実業出版社刊のHTML版による復刻版です。サンプルもあげていますので、ぜひご覧ださい
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【be動詞フレーズ5段活用】 be here 「ここにいる」
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(1) (am, are, is) here 現在形動詞フレーズ
(2) (was, were) here 過去形動詞フレーズ
(3) be here 原形動詞フレーズ
※命令形,助動詞、to不定詞で使われる。
(4) being here ing形動詞フレーズ
※進行形にはならず、動名詞になる。
(5) been here ed形動詞フレーズ
※完了形で使われる。
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May I be here?
ここにいてよろしいですか?
【一般動詞フレーズ5段活用】 ask you a question 「あなたに質問する」
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(1) ask(s) you a question 現在形動詞フレーズ
※現在形の肯定形だけで使われる。
(2) asked you a question 過去形動詞フレーズ
※過去形の肯定形だけで使われる。
(3) ask you a question 原形動詞フレーズ
※助動詞、to不定詞で使われる。
(4) asking you a question ing形動詞フレーズ
※進行形や動名詞で使われる。
(5) asked you a question ed形動詞フレーズ
※完了形で使われる。
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May I ask you a question?
あなたに質問してよろしいですか?
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