--------------------------
[今日の学習]
さて動詞フレーズのしくみを説明する場合、私は次のような区分をしている。
まず、「V感覚の動詞フレーズ」とは動詞を中心としたフレーズであり、「VC、VOC感覚の動詞フレーズ」とは動詞に補語(C)や目的語(O)が関わるもの、「VO、VOO感覚の動詞フレーズ」とは動詞に目的語(O)が関わるものだ。
そしてVOC感覚の動詞フレーズはVC感覚の応用形、VOO感覚の動詞フレーズはVO感覚の動詞フレーズの応用形となっている。
CHAPTER 1 V感覚の動詞フレーズ
CHAPTER 2 VC, VOC感覚の動詞フレーズ
CHAPTER 3 VO, VOO感覚の動詞フレーズ
言葉の最小単位は、もちろん単語です。単語と単語が結びついて文となります。
でも単語をいくら覚えても、読解には多少役に立つかもしれませんが、言葉としては身につきません。
英語を言葉として身につけることができるのはフレーズ(意味ある単位)なのです。それは具体的には補語フレーズや動詞フレーズ,そしてそれを運用するのがファンクションフレーズです。
今回も、CHAPTER 3 VO, VOO感覚の動詞フレーズの学習へと進みます.
以下は,私が著した電子書籍「英語の設計図を解読するとたった16の動詞で自由に英語が話せる 瞬間英作音読トレーニング」からの抜粋記事です。
パターンで知る動詞フレーズのしくみ
● 動詞はフレーズで覚えなければ役に立たない !
CHAPTER 3 VO感覚、VOO感覚の動詞フレーズについて
(動詞+目的語の動詞フレーズ)
【イメトレ No.31】から【イメトレ No.39】まで、VO感覚の動詞フレーズをとりあげていきます。
この内【イメトレ No.39】をのぞいて、すべて「よく働く動詞」、get, do, have, take, make, give, keepなどで、いかにさまざまな表現に使われているかを確認していただけると思います。
動詞giveに込められた英語の設計図を解読する
■giveの基本粋な意味は「与える」
誰も教えてくれなかった英会話学習 その8 give動詞でこれだけ話せる
【解説】
giveを説明する前に、getとgiveの比較をしてみよう。
まずgetだが、例えば、指輪が欲しいので 彼から「もらう」「自分のものにする」というのが基本的な意味だ。
I got a diamond ring from him.
私は彼からダイアモンドの指輪をもらった
一方逆の意味で使われるのがgiveであり、彼が私に「与える」「くれる」というのが基本的な意味だ。
(1) He gave me a diamond ring.
彼は私にダイアモンドの指輪をくれた
(2) He gave a diamond ring to me.
彼はダイアモンドの指輪を(他の誰でもなく)私にくれた
● give+一定の行為を表す動詞フレーズに込められた英語の設計図
giveは単にものばかりではなく、ある一定の行為を「与える」こともあり、この表現も「動詞を軽くする表現」の一つだ。
give a cough 咳をする give a jump 跳び上がる
give a kick 蹴る give a laugh 笑い声を上げる
give a lecture 講義する give a cough 咳をする
略
●英語は名詞言語だ
同じ「あくびをする」にしても「大あくびをする」ことがあったり、「見る」にしても「ちょっと見る」「ちらって見る」「じっと見る」こともある。このような表現は形容詞+名詞で表現することになる。
give a big yarn 大あくびをする
give a deep sigh 深いため息をつく
give a quick look ちょっと見る
略
●目的語を加えることで「与える」方向性が加わる
give a coldは「風邪をうつす」という意味だが、それに目的語を加えることで、つまりVOO感覚にすると「人に風邪をうつす」といった表現ができる。
Don't give me your cold.
私に風邪をうつさないでよ
Give it a good boil.
それをよく煮なさい
She gave us a dirty look.
彼女は私たちに嫌な顔をした
略
中嶋太一郎著電子出版本 「英語の設計図を解読するとたった16の動詞で自由に英語が話せる 瞬間英作音読トレーニング」より転載
どうですか。give+一定の行為を表す動詞フレーズにあげられているのも目的語のほとんどは動詞が名詞として使われてるものです。
これについては、makeのところでも述べたのでくり返しません。
私は、どうしてこのような実に英語らしい表現を身につけないのか不思議でなりません。
本当に英語が話したいのなら、この「よく働く16動詞」の守備範囲と応用範囲を身につけてください。
【イメトレ No.37】
VO感覚の動詞フレーズ giveの動詞フレーズ (7)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【イメトレ No.37】VO感覚の動詞フレーズ giveの動詞フレーズ (7) 音声
(1) Give an example!
例をあげてよ !
(2) あなたは数字をあげる必要があるよ
(3) I will give a rough outline.
私が概略を説明します
(4) 私が部屋に入ると、そのとき彼は咳払いをした
(5) 彼女は微笑んだ
(6) あなたの意見を述べなさい!
(7) プレゼンテーションをしてくれますか?
(8) スピーチをしていただけますか?
(9) 彼女は大あくびをしました
(10) もしパーティーを開くのでしたら、私も仲間に入れてください
※ giveは「あたえる」の意味。このVO感覚はVOO感覚に拡大する。
Give us an example!
私たちに例をあげてください
She gave me a smile.
彼女は私に微笑みかけました
イメトレ英語学習法 HTNL版
---------------------------------------
自由に英語を話すための最短学習プログラム 一般動詞フレーズの文の生産
give an example | giving an example | given an example |
① 現在形動詞フレーズ | ② 過去形動詞フレーズ | |
give(s) an example | gave an example | |
③ 原形動詞フレーズ | ④ ing形動詞フレーズ | ⑤ ed形動詞フレーズ |
一般動詞5段活用 | VO感覚(動詞+目的語) | すき焼きを作る |
【ファンクションメソッド 一般動詞フレーズ5段活用】 表現展開の例
[1] 現在形動詞フレーズ (現在の事実・習慣を表す)
※現在形動詞フレーズは肯定形だけで使われる。
[2] 過去形動詞フレーズ (過去の一時点の行為)
※過去形動詞フレーズは肯定形だけで使われる。
[3] 原形動詞フレーズ (頭に思い浮かべたひとまとまりの行為)
Will you please give an example?
例をあげていただけませんか?
[4] ing形動詞フレーズ (頭に思い思い浮かべた継続的な行為)
[5] ed形動詞フレーズ (頭に思い浮かべたひとまとまりの過去の行為・状態を表す)
She has given an example.
彼女は、例をあげてくれた
以上どうですか。英語表現の方が機械的で簡単だと思いませんか。私には日本語訳をつける方が時間がかかりました。英語は英語でとらえたらよほど簡単なのです。
【お知らせ】
※右の項目は「DL-MARKETによる販売」によるものです。
DL-MARKETの決済手段---クレジットカード決済、PayPal、楽天かんたん決済、銀行振込、コンビニ決済、Edy、Suica決済
【ファンクションメソッド 定期購読マガジン】 |
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます