【お知らせ】
バックパッカーで外国を旅している人や、あるいは英語にさほど自信がないのに現地に行かされた人たちは意外とワンフレーズで一脈通じるんだといった体験をします。
あるいは逆にTOEIC試験の結果を見て自信があると思っている人も、きちんと話そうとするよりもワンフレーズで表現する方が通じるんだといった体験をします。
それは日本の英語や英会話教育でほとんど教えることがない、そしてこれは当たり前のことですが、「会話というものは相手がいて初めて成立する」ということです。
前回、take outについて述べました.
この場合、相手に対して、Take you out for dinner.と言えば、相手は「ああ、夕食に連れて行ってくれるんだ」と思います.
あるいは逆に、Take me out for dinner?と相手に上げ調子で言えば、「私を夕食に連れて行ってくれるの?」ということになります。
つまりいつも指摘しているように、基本的に補語・動詞フレーズだけで十分通じるものです。
あるいはoutは方位副詞ですが、Take you home.(あなたを家に送ってあげるよ」、さらにTake you home in my car.(私の車で)といった表現へと拡大します.これもTake me home in your car?と聞くこともできます.
I willとかWill you?、Won't youといったファンクションフレーズがなくても十分通じるものです。
ファンクションフレーズと補語・動詞フレーズとの順列・組み合わせで文を生産する、これが国際常識です.
英語は方位や空間でものごとをとらえる言語です.それを支えるのは方位副詞や前置詞と言われるもので、方位副詞は単独で、一方前置詞は名詞をともなうことによってさらに詳しく表現できます.
Take you to Disneyland. ディズニーランドに
Take me to Disneyland?
Take you to the ball park. 野球場に
Take me to the ball park?
Take you to the hospital. 病院に
Take me to the hospital?
ファンクションメソッドによる教材のほんどがファンクションフレーズと補語・動詞フレーズを色違いに表記しているのはこの理由です.
ところが日本の英語教育やそれを焼き直した英会話の本も、主語+動詞+目的語などと文の分析ばかりを教えている・.こんな教育を6年、10年やられたら日本人が英語オンチになるのは当たり前です.
U-tubeに投稿されている中嶋太一郎による動画
自由に英語を話したい!
動画再生回数が1万名を越え,12,742名(10月11日)から本日(12月3日)16,364名となりました。
最近では、ほぼ1ヶ月で約1,000人の方が訪れています。
英語脳構築プログラム実況中継
[今日の学習]
言葉の最小単位は、もちろん単語です。単語と単語が結びついて文となります。
でも単語をいくら覚えても、読解には多少役に立つかもしれませんが、言葉としては身につきません。
英語を言葉として身につけることができるのはフレーズ(意味ある単位)なのです。それは具体的には補語フレーズや動詞フレーズ,そしてそれを運用するのがファンクションフレーズです。
● 子どもは母国語の発想で育つ
中嶋:「ネイティブスピーカー*は、赤ちゃんでも英語を話している」という冗談があるよ。
*ネイティブスピーカーとは、ここでは英語を母国語とする人を指し、以下ネイティブという。
Kenny:それじゃネイティブはみな天才だ。(laughing)
中嶋:もちろんこれは何年も英語を学びながら英会話ひとつできない日本の現状を皮肉ったものだ。
Kenny: 日本人はどうなの? まさか日本の赤ちゃんは日本語をすぐにぺ
らぺらしゃべりだすことはないだろう?
中嶋: そうとも! 親は幼い子どもに、毎日毎日片言で話しかける。
もちろんむずかしい表現はしない。それは子どもにオウム返しをさせるためだ。簡単な言葉のくり返しによっていつの間にか子どもは言葉を獲得していく。
子ども 「ママ、おっぱい」
Kenny: ネイティブの子どもも負けてはいない。
Child : Mom, Milk!
中嶋: ところが少し時が経過すると、彼らの言葉に大きな違いが出てく
る。それは語順であり、日本語の発想で育った日本人にとってこれが大問題なんだ。
子ども 「ママ、おっぱいほしい」
Kenny: ネイティブの子どもなら次のように言うよ。
Child : Mom, want milk!
中嶋:日本人の場合、ママが毎日「おっぱいほしい?」と聞くから、子どもはその通りオウム返しをして「おっぱいほしい」と答え、ネイティブの子どもは、ママがwant milk?と聞くから、そのまま Want milk. と答える。
ほしい(=want)が先か後か、なぜこのような決定的な違いが出てくるかというのは、実に簡単なこと。ネイティブの子どもは英語の環境で育ち、私たちは日本語の環境で育ったからだよ。
Kenny:どちらの子どもたちも親の言葉をオウムのようにまねるんだね。
<日本語の発想>
ママ 「おっぱいほしい?」 *上げ調子
子ども 「おっぱいほしい」
<英語の発想>
Mom: Want milk? *上げ調子
Child: Want milk.
中嶋:ここで注目してほしいのは、これらの文にはDo youやIといった言葉がなくても、ママと子どもの間では十分わかり合えるということだ。これは日本語でもまったく同じだ。日本の子どもは「わたし」「ぼく」と言えるようになるまでは、「花子ちゃん、おっぱいほしい」などと言うよ。ふつう親は「花子ちゃん、おっぱいほしい?」と、子どもの名前を呼びかけるからね。
Kenny: ネイティブもそれはまったく同じだ。でもそれが基本となって、いつの間にかIとyouの意味がわかってくるみたいだね。
Mom: Kathy, you, want milk? *上げ調子
Child: Kathy, want milk.
中嶋:そう、親の涙ぐましい日頃の努力が実を結ぶときがやってくるということだよ。
<英語の発想>
Mom: Do you want milk? *上げ調子
Child: I want milk.

この「ムリなく話せる イメトレ英語学習法」は、日本実業出版社刊のHTML版による復刻版です。サンプルもあげていますので、ぜひご覧ださい
[受講生の方に]
【一般動詞フレーズ5段活用】 want milk 「ミルクが欲しい」
=============================
(1) want(s) milk 現在形動詞フレーズ
※現在形の肯定形だけで使われる。
(2) wanted milk 過去形動詞フレーズ
※過去形の肯定形だけで使われる。
(3) want milk 原形動詞フレーズ
※助動詞、to不定詞で使われる。
(4) wanting milk ing形動詞フレーズ
※進行形はなく、動名詞になる。
(5) wanted milk ed形動詞フレーズ
※完了形で使われる。
=============================
I wanted milk.
私,ミルクが欲しかった
I wanted apple juice.
私,アップルジュースが欲しかった
「こんな言い方ができるの?」と疑問に思った方は遠慮なくメールをください。
「イメトレ英会話学習法」は、小から大へと進化する英文の生産を有機的に体系化したものです。


学習の進め方へのアドバイス、学習上のご質問に一対一で中嶋太一郎が答えます。
英語は英語の発想で取り組むべきです。今注目を浴びているファンクションメソッドであなたも自由な英会話を!
当方がお知らせしたIDとPasswordを一度入れておくと、クリックなどしなくてもこのブログの画面で「オンライン通信講座受講者用ページ」が見れます。
[お知らせ]
以下はファンクションメソッドによる「中学英語やり直し講座」のブログです。実力に応じて利用してください。
ブログ 「書いて聞いて覚える中学英語学習」
ブログ 「英語の九九 英会話発想トレーニング」
ブログ 「コミニカ中学英語基礎編」
[お知らせ]
ダウンロード販売(払い込みはクレジットカードと銀行振込) | |
![]() | ![]() |
CD-ROMなどの郵送販売 |
![]() |
ファンクションメソッド英語研究会発行の電子書籍本
ダウンロード販売(払い込みはクレジットカードと銀行振込) | |||
![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
