少欲知足

少しの欲で足るを知る。


最近、バイトの関係でよく深夜番組を見ることが多くなってきました。

「お坊さんといっても男ですからね。色々な欲とか湧いてくるでしょう？」

そんな中で、仏の道にすすむお坊さんに芸人さんが質問した答えがずっと心に残っています。


それが、仏教にもある少欲知足の考え方。

時にはビジネスの場でさえも必要とされる考え方かもしれない。

一度取材に同行させてもらった中小の印刷会社の社長さんも似たような考え方をもって、運営されていました。



人の欲というものは際限が無い。
自分も幼いとき、母親から１０００円をもらってゲームセンターへ行っていました。

UFOキャッチャーやメダルゲームで３０分ほどですべてなくなります。

お祭りの出店ではいつもおもちゃのくじ引きで引っかかっていました。

次こそはあたるかもしれない。という都合のいい未来を見せる欲が今の自分を駆り立てる。夢に見た未来とはかけ離れた現実になってようやくそれが幻であったときが付く。


何度も何度もだまされて、何度も何度も馬鹿を見て、中学卒業までにはゲーセンもくじ引きも引っかからなくなりました。

人間が行動する本能的な要素は「恐怖」と「欲」だろう。

大分恐怖も見えるようになってきた。


若いときは「欲」との戦い。老いてくれば「恐怖」との戦いか。