たゆたふこころ

こころのゆらめき 記憶のかけら 日々に織りなす タピスリー

旅立ち

2012-10-17 08:31:42 | 日記

父は楽になれたのだろうか。

弱くて長い呼吸を時間をかけ、ゆっくりし終えると、そのまま息を引き取ったという。

10月だというのに、まだ暑さの残る秋晴れの昼下がり、母に看取られ、父は静かに旅立って行った。

せっかく旅立ちの日を休日に選んでくれたのに、親不孝な娘は見送ってあげることができなかった。

手を握り締め、餞の言葉を手向けたかったのに、それは叶わなかった。

どうしてそんなに急に逝ってしまったのか。

もう少し、ゆっくりしていてほしかったよ。。。

 

 

 

 

 

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