タイトルのわからない、でも心のどこかで探していた歌が、ひとつ判明した。
「20才のなくしもの」
ビッキーズという女性デュオが歌っていたらしい。
20才の夏、断片的にこの曲を口ずさんだ記憶がある。
当時、何かで聞いたこの曲が記憶に残っていて、夏の風景の中、蘇ったのだ。
8月半ば過ぎの朝。
私はバイトをしていた「海の家」で、目の前に広がる海を見ていた。
すると、キャンピングカーのようなワンボックスが、びゅんっと店の前の海岸道路に乗りつけた。
降りてきたのは、20代後半の男性達。
洗練されて都会的な雰囲気の漂うすてきな3人組。
ゴールドのネックレスが印象的だった。
砂浜でフリスビーや音楽、他にも何か楽しんでいたような気がする。
そのうち、一緒に写真を撮らないかと誘われた。
普通なら、完璧に断るところ、一緒の写真に納まった。
そして、よくある話はここで、写真を送ってあげるから、住所を。。。
となるのだが、幸か不幸か、そういう展開には至らなかった。
それが、心を惹きつけたのだと思う。
だから、スマートな印象として、記憶に残っている。
彼らは、とてもスタイリッシュに一日を過ごすと、来た時と同じようにびゅんと立ち去った。
あとに残ったのは、すがすがしい風。
ああ、なんてかっこいいんだろう。。。
♪ 誰か探してください
海で出逢った人を
このさわりの部分と
♪ 白いプカシェルとっても似合っていました
のあたりしか歌えないのだけれど、時々心の中で歌っていた懐かしい曲。。。