鍼灸院クラルテのスタッフ日記

院長・受付嬢・事務のおねえさん・掃除のおばさんを一人でやってるスタッフの日記です。
ゆる過ぎる頻度で更新。

ならまちの樫舎

2017-10-30 | 白砂糖関係
正倉院展を観終わって
奈良国立博物館から出てみると
雨は降り続いてはいるものの
電車が止まるほどではなさそうです。

せっかくなので、あたりをブラブラすることにしました。
遊中川 で、襲い掛かる物欲と闘ったり
なんだかいい感じなんだけど、とても入りにくいカフェの前で右往左往したり
特にあてもなく、徘徊しているうちに
訪れてみたいと思っていたお店の前へ、偶然出た!

樫舎(かしや)。和菓子屋さんです。

戸を開けるまではココでお茶する気マンマンだったんですけど
靴を脱いで、座敷に上がり、そのうえ二階へ上がる・・・ということで
ずぶずぶコンバース、たぶんソックスもビショビショ状態で、畳を濡らしてしまうかも。

で、上生をお持ち帰りにしました。

栗きんとん


錦秋


開炉の時に食べる亥の子餅も出ていました。

お菓子を買ったからには、急いで帰宅。
お茶を点てて頂きました。
私は栗きんとんにしたんですけど、楊枝では食べるのが難しいほどやわらか!
めちゃくちゃ美味しかったです。
錦秋も亥の子餅も「とても上等!」とのことでした(家族談)。

奈良、いいところです。お店の閉まるのがちょっと早いけどね。
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正倉院展へ

2017-10-29 | アート・文化
今日の昼過ぎ
読売新聞の正倉院サイトをチェックしてみたら
台風が近づいているせいか「混雑はありません」とあったので
絶好のチャンスとばかりに行ってきましたよ。

果たして、入場までの待ち時間はなし。
会場内も、ごった返すほどではなくて、ちゃんと作品の前にたどり着ける程度。
こんな正倉院展は初めて(当社比)です。

毎年、古来行われた曝涼(虫干し)の伝統に則って、秋に開封されるのがこの展覧会なんだそうで
今年は69回目です。
観たかったのは、ポスターにもなっている「羊木臈纈屏風(ひつじきろうけちのびょうぶ)」

奈良国立博物館ウェブサイトより)

このベージュとミントグリーンの色合わせ、好きです。
よくもまあ、この鮮やかさを保ってきたものだと。その他に

「緑瑠璃十二曲長坏(みどりるりのじゅうにきょくちょうはい)」


「碧地金銀絵箱(へきじきんぎんえのはこ)」


「金銅水瓶(こんどうのすいびょう)」

と、まさに宝物。目玉には、人だかりも多かったです。

ロビーで呈茶があったので、頂きました(¥500)。



こんなお庭を眺めながらの喫茶。茶室「八窓庵」が臨めます。
八窓庵は、もとは興福寺の大乗院庭園にあったものを移設した、古田織部好みの茶室とのこと。
見学会も開かれているようなので、いつか参加してみたいです。


赤膚焼のお茶碗でした。
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アンティークであれ

2017-10-27 | 見た目維持活動
最近、同世代で語るとどうしても
劣化が著しいとか、老化が止められないとか
そんな話になってしまうんですが
今日はめずらしく前向きな話題で
結論が「リサイクル品にはならない、アンティークになるのだ」となったので
しっかり肝に銘じるために、記しておこうと思います。

リサイクル品は
傷が付いていたり汚れていたり
(以前は高価だったかもしれないが)安く
どんどん価値が下がり
使えなくなったら破棄される。
捨てるのにお金が必要だったりする。
大事にされない。
といったイメージ。

一方、アンティークは
希少価値がある。なんなら唯一無二である。
保存状態がよい。
メンテナンスが行き届いている。磨かれている。
大事にされている。
古くなるにつれ値段が上がる。
という具合。

今後アンティークになれるよう、過ごしていきましょう、と。
重文・国宝に昇りつめるも良し。
(寂聴さんや日野原先生は国宝かと)
縁が欠けたら、金継ぎしときましょう。
部屋は美術館のごとく整えておきましょう。

などなど、自分に言い聞かせるのでした。
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茶稽古と台風と

2017-10-26 | 
日曜日は、午前中お稽古に行きました。
今回は中置の茶筅荘(ちゃせんかざり)を薄茶と濃茶で。

大板の中置と茶筅荘のハイブリッドで脳みそ大混乱かと思ったら
先生の巧みな手綱さばきのおかげで、気持ちよくお点前ができてしまいました。
そして全く頭に残っていません。困ったものだ。

荘ものは、道具に何かしら云われがある際に行うお点前だそうで
例えば、この間の「直虎」では
信長からの褒美として茶碗が直虎たちのところにやってきたわけだけど
そういう場合は、“茶碗”荘をするということですね。
亭主と正客の問答は
「何かご由緒でも?」
「先般、信長公より武功をお褒め頂き、賜りました茶碗でございます」
みたいな?

*****
お稽古の後
四天王寺さんへ行こうと思っていたんですけど
台風接近でそれどころじゃありませんでした。
毎月21日(弘法大師の月命日)と22日(聖徳太子の月命日)に開かれる縁日
今月はちょうど日曜日にかかって、絶好のチャンスだったんですが・・・残念。
またの機会に。

選挙に出掛けて
あとは家で過ごしました。まあそんな一日も良い。
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北斎展

2017-10-17 | アート・文化
あべのハルカス美術館 で開催中の 「北斎 ―富士を超えて―」 に行きました。
夏に大英博物館で催された「Hokusai-beyond the Great Wave」からの巡回(?)展。

混雑ぶりはよーくわかっていたのですが、今回は日曜日に行くしかないという状況でした。
まあ、ハルカス美術館は、京博などに比べたらこじんまりな規模ですから
観て回るのにそれ程時間はかからないと踏んで
閉館ギリギリに入るという作戦に出てみました。(ちなみに入場は閉館時間の30分前までです)

ちょっと早く着き過ぎて、16:00頃行ってみたところ
やはり長蛇の列・・・1時間待ちということでした。
想定内であったので、すぐに下の階のカフェへ。

近鉄阿倍野店内の家具売り場にタリーズコーヒーがあって
開放的な感じで良かったんだけど、果たして満席。
さらに下へ降り、すし萬がやってる和カフェに落ち着きました。
お値段ちょっと高めなのと、客がかしましい(主におばちゃん)のは致し方なし。
そこで1時間ほど過ごし(近鉄百貨店のwifi使えます)
17:00すぎに再び入場口へ。
思った通り、すぐに入ることができました。

やぁそれにしても、北斎はすごい。あらためてすごい。
エアブラシ使っているのかと思うほど繊細な色。
かと思いきや大胆な線。
一瞬をとらえる眼力。
晩年も衰えない気力や情熱。

今回の目玉である、小布施の天井絵「濤図」が
またすごくて
これを観るだけでも値打ちがあると思いましたよ。

11月19日(日)まで。
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