北浜の菊壽堂義信 製。
到来物であります。
ちょっと洒落た赤福って感じ。
何気なしに口に放り込んだら・・・いや美味しい。
ちゃんとお茶淹れて食べるべきもの。
こし餡に目が無かった母。
そんなこと思い出しては、また泣くのでした。
北浜の菊壽堂義信 製。
到来物であります。
ちょっと洒落た赤福って感じ。
何気なしに口に放り込んだら・・・いや美味しい。
ちゃんとお茶淹れて食べるべきもの。
こし餡に目が無かった母。
そんなこと思い出しては、また泣くのでした。
先のご予約の相談をしていて
スマホのカレンダーを繰っていたK女史が突然
「10月22日、休日になってる!」
みなさん、ご存知でしたか?
即位礼正殿の儀が行われる10月22日(火)は祝日です。
GWが10連休になる事にばかり気を取られていたけど
同じタイミングで発表されていた模様。
パレードもこの日にするんだって。
先日読んだ「永遠のおでかけ」の文中で
エッセイスト酒井順子さん(「負け犬の遠吠え」など)も
お母様を急に亡くされたのだということを知り⇒
酒井順子さんの、その辺のことを著した文章無いかな?(今とにかく同じ境遇の人の話が聞きたいのです)
とネットを漁っていて⇒
檀ふみさんと酒井順子さんの「“火宅の人”対談」
(檀ふみさんはお父様で作家の檀一雄さんが、酒井順子さんはお母様が、婚外恋愛をされたんだそう)
を見つけ⇒
檀一雄さんは一時「小森のおばちゃま」を愛人にしていた
というところまで行きつきました。
小森のおばちゃま!
小森のおばちゃまを認識した時には既にもう小森のおばちゃまだったから
想像もつかない。
永遠のおでかけ 益田 ミリ著
著者の益田ミリさんは
同世代で大阪出身、なんとなく考え方が似ている(と私が勝手に思っている)ので
好きな作家さんです。
2年ほど前に、新聞に連載中のエッセイで
お父様を亡くされたあとの心情を、さらっと書かれてまして
本当にさらっとだったんだけど、読んで泣いてしまったことを覚えてます。
その辺をもっと深く描かれているのが、この本。
つまり電車の中で読んだらアカンやつです。
ちょっとびっくりしたのは
益田ミリさんも、お父様の死後1ヶ月ぐらいに
東京都庭園美術館で開催されていたボルタンスキー展に行かれていたということ!
私は母の死から2週間経った頃に、国立国際美術館でうっかりそれを観ました。
入った早々、動悸がして吐きそうになったので、これはヤバイとすぐに出て来たんですが
ミリさんは、ちゃんと鑑賞して、色んなことを感じ取っておられた。さすがだなあ。
母ロスの症状、相変わらずです。
未だに、母がこの世にいないということがうまく呑み込めないのです。
心のどこかで、「たーだいまー」って帰ってくるんじゃないかなって思っています。
絶対ありえないのに。
で、自分自身という患者さんを、どうにか救いたいという気持ちで
関連本を読み漁っているのです。
ネット検索して、一番最初に読んだのがコレ。
「悲しみ」とのつき合い方 ―大切な人が亡くなった時に読む本ー 星川 碧著
AmazonKindle(電子書籍)のみでの販売のようです。
著者がグリーフの経験者であり
具体的な乗り越え方も書かれています。
今、真っただ中にいる人へ、個人的におすすめです。
但し、電車の中で読むと、泣いちゃうので恥ずかしいです。
次は
母ロス 悲しみからどう立ち直るか 榎本 博明著
母ロスと言えば、の一冊。
帯に書かれているコピーがキャッチーです。
母の死を自分がこんなに引きずるなんて!
間違った悲しみ方をしていると、傷はもっと深くなる
こんな症状の人は「母ロス」に陥っている!
などなど・・・。
大いに期待して読み始めましたが、なんだろ、もひとつでした。
「母ロス」への対処、というより「母ロス」とはなんぞや、ということに視点を置いた感じです。
何%の人がこういう傾向となる、とか、この場合いくつかのタイプに分かれる、とか。
なので、今悩んでいる人ではなくて、将来なる恐れのある人が読むと良いかもです。
敵を知るという意味で。
今読んでいるのは
対象喪失―悲しむということ 小此木 啓吾著
こちら、なんと初版が1979年。40年前のものです。
私の手元にあるものは、2019年3月15日35版。
読み継がれる名著、というわけでしょうか。
対象喪失なので、死別のみならず、生き別れ、身体の一部の欠損等
様々な喪失感について書かれています。
事例が第二次世界大戦中のものだったりして、まあ時代を感じさせますが
人間の感情ってものは、そう変わらないんでしょう。
講義での教材に使われる感じだし、実際そうなのかもしれない。
グリーフケアの団体のHPに推薦図書として載っていたものですから。
私、教材とか教科書の類いは、普段とても苦手なんだけど
夢中で読んでいます。やはり名著。
本の内容もさることながら、Amazonのレビューがいずれも秀逸です。