鍼灸院クラルテのスタッフ日記

院長・受付嬢・事務のおねえさん・掃除のおばさんを一人でやってるスタッフの日記です。
ゆる過ぎる頻度で更新。

国宝

2017-10-12 | アート・文化
某日、半休を頂き
京都国立博物館で開催中の 国宝 へ行って参りました。

この展覧会、1~4期に分かれていまして
それぞれ見どころが変わる為「いつ行く?」というのが話題になったりしました。
私は、いつ行くかというより、いかに混雑を避けるか、に重点を置きたく
取りあえず、よく言われる「日美(Eテレ 日曜美術館)でやる前に行け」を実行した次第。

ちなみに日美の放映予定は、10/22(日)です。

その他、土日祝は論外
朝一も 早起きの老人、否 ご高齢の方がこぞっていらっしゃる
ということを踏まえ
意外に昼時は空いている (京博&ランチ、という予定を組む人が多い) という自論により
平日のお昼を狙ったのでありました。

仕事の都合もあり、バランスを考えて
11:30に京博到着。
あらかじめオンラインでチケットを購入していたので、入り口では全く並ばずに入場できました。

ちょうど、ゆるキャラ トラリン がいました。

ハイタッチするトラリン。

トラリン、尾形光琳の「竹虎図」をモチーフにしてできたゆるキャラなんだそうです。

さて、あまりゆっくりしていられないので
観たいものをじっくり観る、それ以外は流す。
という方針で、どんどん進みます。
冒頭は、書跡・土器で
いきなり混雑してるんですけど、みんなあの文字列を観て、なにか感じているんだろうか・・・という疑問。
「ああ!この流れるような筆遣い!」とかですか?
とにかく、このエリアは高速スルーしました。

続いて、仏画・地獄絵と続きます。
ここはじっくり観るエリアで
特に、病草紙(二形・眼病治療・歯槽膿漏)は面白かったです。
⇒詳しくはコチラ

眼病治療は、鍼で目を突いて血が噴き出している様を描いているので
「お、刺絡?」と思いきや
ヤブ医者が失明させてしまったという図だそうで。ずっこけました。

そういえば、若いご婦人が「二形(ふたなり)ってなに?二形ってなに?」ってしつこく聞いて
お連れを戸惑わせていましたね。だいたいわかるやろうに・・・。

次はいよいよ1・2期の目玉、雪舟なんですけど
さすがにすごい人・・・。
人と人のスキマから一部分を覗く感じ。
断片的に観て、図録で全体像を確認するという虚しさです。
なぜか慧可断臂図(えかだんぴず。達磨の絵。)の前だけは空いていて、じっくり観ることができました。

その後は、おなじみの風神雷神図屏風があり
ラストの1Fへ。

私としては、1Fエリアが一番「国宝」のイメージでしょうか。
仏像、陶磁、金工、漆工です。
仏像の前でしきりに拝んでいるおじさんがいましたけど
博物館に運ぶ前に、各寺のご住職が魂を抜く作業をされているらしいので
ご利益はないと思われ・・・。まあ、念ずれば通ず?

たしかここらで志野茶碗「卯花墻」を観ました。素敵でした。
思わず卯花墻の根付を買いました。


龍光院の曜変天目を観てみたいなあと思いましたが、2期に出展でした。

だいぶ飛ばしたのに、それでも1時間以上かかりました。
一つ一つじっくり観てたら、一日仕事ですよ。
ミュージアムショップを軽く流し、出口を出たところで時間を見ると12:45。
やはりこの時間帯は入場する人はまばらです。狙い目なんじゃないかと思います。


お土産にトラリンの八つ橋を。


八つ橋、久しぶりに食べました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夕ざりの茶事

2017-10-11 | 
日曜日、生まれて初めてお茶事に参加いたしました。
席入りが夕方、夕暮れから夜にかけての日の移ろいを愉しむ
夕ざりの茶事、です。

お点前はもとより
お客の作法もままならない私。
もう気が気じゃありませんでした。
稽古茶事とはいえ、他の皆さんはとうにお茶名を持っておられるような方々で
足手まといにはなりたくない一心でしたが・・・。

まあ、いろいろやらかしました(笑。
なのに、私のようなド初心者を温かく迎えて下さったのが嬉しかったです。
途中、リラックスし過ぎて、いつもの馬鹿笑いをしてしまったのは反省。

それにしても
手燭の灯りだけの幻想的な雰囲気がなんとも素敵でした。
感覚も研ぎ澄まされるようで
茶筌を振る音や、お茶の香りをしっかりと感じることができたりして。

いやあ、もう病みつき。次が待ち遠しいです。

いつものごとく2時間かけて着物を巻き付けました。

モスグリーン小紋
クリーム地葡萄唐草模様名古屋帯
灰浅葱色ちりめん帯揚げ
今様色もみじ平組帯締め

着物は無地に見えますが、かすかに斜めにボカシがはいっていて、小紋です。
帯の柄は葡萄。たくさん実が生るということから吉祥柄と考えていいらしいのですが
やっぱり一般的には“秋”?
帯締めも、もみじが入っているので秋限定。偶然にも八掛の色と同じで、したり顔の私なのでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

茶稽古のち白洲正子

2017-10-04 | 
日曜日は午後からお稽古でした。
いつもは午前中に伺うのですが
先生、朝は京都へ月釜に行かれるとのこと。

そんな日に無理矢理入れて頂いたため、他の生徒さんはおられず
先生とマンツーマンの贅沢なひと時。

貴人清次の濃茶と、中置の薄茶でした。
私が練った濃茶、先生に
「わあ、上手に練れてるぅ。美味しいわぁ。」と言って頂いて
褒められて伸びるタイプの私は、もう有頂天。
嬉しくて、帰宅後にニヤニヤ復習したりなんかして。
褒め上手の先生で良かった!

二人っきりだったので
ちょっとディープなお話もさせて頂いて楽しかったなあ。
今さらお免状とかお茶名とかいらない、なんて思っていたけど
先生の
「許状(お免状)はね、励みにはなるわよ」という一言で
俄然取っていく方向に気持ちが向いています。
沼にハマっていっているのは、充分自覚しています(笑。

で、今度の日曜日は、茶事に初参加。
遠足前の子どもみたいにソワソワしています。

*****
お稽古の後
阪急うめだギャラリーで開催中の 白洲正子ときもの展へ。

白洲正子さんは銀座で「みんげい」というお店を主宰。
お商売というより、作り手さんのパトロンみたいなことをされていたんですね。
お洒落でクール。
旦那さんもかっこいいしなあ。

着物で行けば、¥800の入場料が無料になるんですが
そんなガッツ微塵もありませんでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋冬仕様になってます。

2017-10-02 | 鍼灸院クラルテ
10~3月は、治療所内をあったか仕様にしています。
(4~9月は涼バージョン)

気が付けばもう10月。
昨日は早起きをして、搬入にやって来ました。

いつもながら、間違い探しレベルの変更なんですが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする