鍼灸院クラルテのスタッフ日記

院長・受付嬢・事務のおねえさん・掃除のおばさんを一人でやってるスタッフの日記です。
ゆる過ぎる頻度で更新。

来迎

2022-04-20 | アート・文化

本日、二十四節気の「穀雨」。
春雨が降って百穀を潤す、という意味があるそうです。

気圧の変化が激しいし
春土用の期間でもあるから
体調には気を付けないと、ね。

とにかく、しっかり寝るべし!


中之島 香雪美術館で開催中の
企画展「来迎 たいせつな人との別れのために」
を観てきました。



人が亡くなるとき
阿弥陀如来さまがお迎えに来て下さるんだけど
その様子を絵図にあらわしたものが来迎図。
臨終の際の枕元や
死後、供養の際に懸けられたんだそうです。

たいせつな人が、極楽浄土へ向かうことを想像して
残された人は、心の痛みをやわらげていたのです。
グリーフケア、ですね。

「来迎 たいせつな人との別れのために」
2022年4月9日(土)-5月22日(日)
中之島 香雪美術館

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天河大辨財天社

2022-04-17 | 日記・エッセイ・コラム

ちょうど一週間前の、晴れた日曜日
天河大辨財天社へ、日帰りで行ってきました。

近鉄民ながら、片道約3時間の道のり。
なかなか遠いです。
当初、1泊しようかと思っていたんですけど
休みがうまく取れなくて
パッと行ってパッと帰ってきました。

最寄駅 7:04発の電車に乗り
3回乗換えをして
近鉄吉野線下市口駅へ。8:31着。
吉野線の電車は、桜を観に行く人でごった返していたのに
下市口で降りた人はまばらでした。

そこからバスで1時間あまり(!)。
「天河大弁財天社前」のバス停に着いたのが、9:50。



ようやくたどり着いた感じでしたが
神社自体とてもこじんまりしたところで
周りも静か。おみやげやさんとかカフェとか、皆無。
(きっとそういうところが良いんだろうけど)
30分ほどで、回り尽くしてしまいました。
まあ、下調べした時点で、そうなることはだいたい予想していたので
とっとと帰るよ!

神社から40分ほど歩いたところに
大きめのバス停「天川河合」があって、そこを11:39に出るのに乗っちゃおう。
じゃないと、次のバスは15:35発だから。
(バスは日に数本なので要注意!)
グーグルさんは「徒歩44分」って言ってきて
最近まったく歩いてないし、自分の脚力に不安があったものの
天ノ川沿いに「すずかけの道」って道路が整備されていて
気持ちよく、スタスタ歩けました。


ホント、写真がうまく撮れなくてガッカリだけど
すごくキレイな川と景色でした。桜もまだ残っていました。

川沿いには、バンガロー的な宿泊所もあったりして
夏、泊まったら楽しいだろうなと想像したり(虫は多いかもしれないが)。

結局、30分ぐらいで「天川河合」に到着。
天川村ふれあい直売所 小路の駅「てん」
でおみやげを購入。


イノシシやシカ肉の缶詰やら、いもぼた(ジャガイモ餅)やら。


当帰の葉も! 
どうやって食べるかわかんなかったけど、当帰風呂にしても良いかもね、と
思いきって買ってみました。
結果、大正解。
細かく刻んで、ゴマ油でチリッチリに炒め、松の実を混ぜて振りかけにしたら
父が喜んで食べてました。

天川村の美(?)女、略して天女が淹れてくれるコーヒーを飲みながらのんびり。
首尾良く目的のバスにも乗れました。
で、15:00前には帰宅。

そんなこんなで、バッタバタの行程でしたが
まあまあ満喫できました。
まだまだ観ていない場所もあるし、とても素敵なところだったので
また〝呼ばれたら〟行きたいと思います。

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2022-04-05 | 日記・エッセイ・コラム

本日、二十四節気の「清明」。
すべてのものが清らかで明るい時期、という意味です。

今朝はまさに「清明」って感じの日差しでした。


このあいだの日曜は
茶道の稽古日だったんですけど、少し早く着いてしまったので
先生のお宅近くのお寺に、寄ってみました。



小雨降る、ちょっと寒い日。
今年最初で最後のお花見となりました。

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情緒

2022-04-01 | 本と雑誌

「数学する人生 岡潔 著 森田真生 編」(新潮文庫)読了。

数学・・・。
あれでしょ、何でもかんでも数式で表したり、素数見つけると喜ぶ人たちでしょ
なんて思ってたら大間違いで
一切、数字は出てきませんでした。

この岡潔(おか きよし)という人は
多変数解析関数論において前人未到の業績を残した、偉大な数学者
だそうで
編者の森田真生も若き数学者。
理系の人の文章は、簡潔でまわりくどくなくって、読みやすいです。

第一章は
講義の録音テープを文章に起こしたものです。
奈良女子大学を定年退官した後
京都産業大学理学部では、教養科目「日本民族」を担当。
亡くなる直前まで教鞭をとり
自分が一生をかけて考え続けたものを
どうにかして若い人たちに伝えたい、という迫真の講義です。

第二・三章は、生前書き残したエッセイ
そして第四章には、当時の雑誌記事が収録されています。

数学者であり、思想家であり、随筆家。
全編を通じて、人、とくに日本人の「情緒」についての思索が続きます。
これを「霊性」と置き換えて読むのはアリかな、ナシかな。


高校時代
「山本ティーチャー」とあだ名される数学の先生がいました。
他の教師が
「ミトコン」(生物)だの「モル」(化学)だの
ちょっとディスったあだ名で呼ばれていた中で
苗字が組み込まれてるだけ、リスペクトされていたんだと思います。

その山本ティーチャー、授業中、唐突に
「数学は哲学なんです」って言ったんですよね。

その頃(っていうか今もですが)深く物事を考える、ってことをしなかったから
ちょっと意味わかんなかったけど
なぜか記憶に残っています。

山本ティーチャー、会いたいなあ。

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