
20日の春分の日。
お寺の春季彼岸会法要に行きました。
これまでは、お経をあげていただいた後
ありがたいお話(法話)があったと思うんですけど
今回はなくて
「youtubeのチャンネル登録をお願いします」との案内のみでした。
法話はyoutubeで聴いて下さい、ということかしらね。
普段は考え方や価値観が全く一致しない弟と
「ビジネスやな・・・」と口が揃ってしまいました。
家に帰って、父と弟と3人で食事を摂ったのですが
ふと、なぜ母がここにいないんだろう・・・と。
今でも悲しくなります。
「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」(坂本龍一著・新潮社)読了。
楽天ブックスの購入履歴をみると、7月下旬に入手していたのにもかかわらず
ようやく数日前に読み終わりました。
坂本龍一さん
一度、中咽頭がんを乗り越えられました。
なので、2021年に直腸がん罹患の発表があったときにも
「きっとまた、人脈と財力を駆使して、ふわっと復帰されるんでしょう」なんて思っていたのに
今年の初め、NHKで放送された「Playing the Piano」を観て
TVに映ったその姿に、胸がギューッと締め付けられました。
それから程なくして、訃報があり
自分でもよくわからないぐらい、落胆してしまいました。
何なんでしょうね。
で、この本を買って、読み始めたんですが
結構辛くて、なかなか進まない。それで、3ヶ月もかかってしまったというわけでした。
内容は
「もうこの際だからぶっちゃけるね」的なエピソードも盛り込まれ
とても面白かったし
まるで話言葉のように読めると思ったら
鈴木正文氏によるインタビューを文章に起こしたものでした。
本のタイトルは
1990年の映画「シェルタリング・スカイ」で
最後に登場した原作者ポール・ボウルズによる語りの一節から取ったものだそう。
とにかく悲しいです。