BOSS コンパクト エフェクター その34
Compression Sustainer CS-1(銀ネジ仕様)
1979年 日本製
販売期間は1978年7月~1982年2月
発売当時の価格は8,500円
見つけてから、ちょっとウェイトを置いて入手。
ちょっとお値段が・・・
購入資金の用立てが出来てるまでに、売れなかったら、
自分のモノになる運命の品ということでね。
裏ふたを開けて見た。
古いアナログ基板のパターンが、いかにもって感じだ。
あとのモデルでは、対ノイズ性を上げるため、信号ラインの両サイドや、
残りの面積を、すべてグランドで埋めるようなパターンを使うようになるのだけれど、
このころの基板は手作り感があって、音も温かい感じがしてくるんじゃないかなって、
思えるのは、気のせいだけでないと思っています。
低周波のアナログ信号は、さほど基板の材質やパターンの引き回しなどに、
影響は少ないとはいえ、パターン間の静電容量や、
抵抗値、リアクタンスなど変化があれば、音の遅延やフィルターの周波数など、
変わりますから、音にも違いが表れます。
人間の耳は、1/1000秒の遅れを聞き分けられ、周波数の違いは、
中音域で約2Hz以上の違いを聞き分けることができるというからね。
基板の表側だ。
さすが初期型です。
ケースの内側まで塗装されていたり、配線のハンダ付けもきれいだし、
裏フタを締めるネジにスプリングワッシャーが入っていたり、
4個中、1個だけ内歯座金が使われていて、裏フタとケースの導通をしっかり取れるようにしてあります。
新しいものは、ネジだけで、ワッシャー類は使われていない。
コストのかけ方の違いが、音の違いまでになっているように思えます。
配線もビニール紐で結ばれています。
基板の組み立て、配線、塗装など選ばれし職人の集大成がなしている製品だと思う。
ケースの外側は、アルミダイキャストの鋳肌がみえ、
塗装は刷毛目があり、塗膜も厚く、手塗りのようだ。
まさに職人ハンドメイドって感じだ。
浜松ホトニクスのフォトダイオード P873Aが2個使われています。
これは、Touch Wah TW-1でも使われていました。
BOSS コンパクト エフェクター その⑭ Touch Wah TW-1 (銀ネジ仕様)
いまでは製造中止になっており、入手困難なLED-CdSフォトカプラだ。
音出し、してみたら、懐かしい80年代コンプの音がしました。
高中正義も使っていたという。
一瞬タメが入って、圧縮された音がパコーンって出てくる感じです。
当時はたいていのギターサウンドがこんな感じのが多かったと思うけど・・・
これで、コンプレッサーは、CS-1、CS-2、CS-3と初期から現行モデルまで、
そろえることが出来た。
=へばなぁ~=
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