天安門事件から今日で30年 長谷川幸洋さんと飯田浩司さんが64を振り返ります 令和元年6月4日放送分より
https://youtu.be/E-jI60-dBKs
22:50位~
へぇー、現地に居たんだ。
現地にいらっしゃったんですネェ。当時正直、何が起きていたのか分からずに、日本に帰国してから、何が起きたのかを知りました。
ただ、それ迄一緒に勉強したり、食事をしてた友人たちの内、何人かが、急に見掛けなくなって、不思議に思って友達に尋ねてみた所、分からないと。その後2度と会う事はありませんでした。
今考えると、人民解放軍の車両の移動が頻繁に見られた事を思い出し、あれがそうだったのだろうかと思います。今でもウィグルで似たような事が起きている。心が痛みますと。
あぁ、そう…中国北京に居ても、何が起きているのか分からない。そんな事があったんですねぇ。
当時日本大使館に居た武官の方が、メモをなんか残されていて、それが一部報じられていますけども、大使館の人間もコレは異常な事が起きていると。人民解放軍だっていうのは分かって、総出で現場に行って、見たこと、聞いた事をメモに残しているっていう事がありましたけど。
当時は勿論、ツイッターも何も有りませんから、あるとしたら電話…だとしても、携帯電話がある訳じゃないしね。まぁ、現地に行かなきゃ分かりませんよね。まぁ、おそらく、口コミで、相当広がって、まぁ、何十万という人が、集まった。
天安門広場に。
ですねぇ。もうあれから30年ですか。1989年6月4日。私は、アメリカに居たんですねぇ。
アッそうですか。ホォー
たまたま留学してて、それで見たと。テレビで見たと。例のタンクマン?タンクを止めたあの
戦車の前に出てきた学生
あの映像は今でも鮮明に覚えていますねぇ。
アレは生中継されてたんですか?
ですね。CNNですよ。だって数日前から、例の女神像
民主の女神
民主の女神像を作って、で、ゴルバチョフが来ると。で、あの時のスローガンは、この中国にゴルバチョフは居ないのかという事でしたよ。何故かというと、ゴルバチョフのペレストロイカが中国にも伝わって、ソ連でさえ、民主化が動き始めていたのに、この中国では何なんだと。
だから、ゴルバチョフは何処だという様な事が言われ、民主の女神像が建ったと。
ゴルバチョフになるかと思われた胡耀邦(コヨウホウ)氏や趙紫陽(チョウシヨウ)氏、特に胡耀邦氏が亡くなった事を切欠にしてあそこに集まったという。
だから、あれはソ連の運動と完全に連動してた事件ですね。それから30年つう事ですけど、勿論、今習近平体制…多少なりとも民主化は進んだのか?そら進んでない。寧ろ酷くなった。
で…1番習近平体制が恐れているのは何か?そらもう、第2の天安門事件。だからこそ、今もう、締め付けが厳しいと。
大学生で、特に格差を是正しようとか運動している人たちが、ドンドン消えてるという話が節々で出ていますよ。
だから後、弁護士たち。人権派弁護士たちは何百人と居なくなってるという風な事から言っても、中国の民主化は進んでないと。
で、それにチョッと関連するんですけど、実は6月1日にシンガポールで、安全保障の会議があって、そこでアメリカのシャナハン国防大臣代行が、まぁ、演説し、同時に国防総相がですね、新しいペーパーを発表しているんですよ。
インド・パシフィック・ストラテジー・レポート、つまり、インド太平洋戦略報告という60数頁、比較的短い文章なんですけれども、ペーパーですけれども、これチョッとね、言っておきたいのは、特徴が2点程有るなと。
1つはね、米軍は安全保障をどういう風に考えるのかっていう事なんですけど、それは要するに自由とか公正、或いはルールに基づく秩序、こういった自由世界を守る為に、アメリカは闘うのだと。
ホォ~
こういう事をチョッとハッキリさせた。そのねぇ、大国同士の戦略的な競争というモノを定義し直しているんだけれども、その定義は何かというと、自由な世界 vs 抑圧的な世界、これの競争だと。
ホォ~ホォ~ホォ~ホォ~
これ抑圧的な世界って何だ、コレもう中国の事ですよ。それの闘いが、大国同士の戦略的な競争という風に定義してるんですね。これなかなか凄い。
是迄は、国の安全を守る事だと。単なるソレだったんだけど、そうじゃなくて、自由とか公正とか、ルールに基づくとか、或いは自由貿易とか…そういう理念、価値観に基づく闘いっていう事をハッキリさせた。これはねぇ、なかなか凄いと。
価値観を行動の基準に置く…。
そうそう。事ですから。という事はね、要するに、あの国は違う国だから、ウチを攻撃しなければイイんだよ、ほっといてって話じゃないって事ですよ。
是迄は、我々攻撃されたら反撃するよって話でしたでしょ。でもそうじゃなくて、あの国と我々は、価値観が違うんだから、これもう、闘うんだと。という事を言っている訳で、これは嘗ての冷戦期のイデオロギー的対立?
そうですよねぇ。
非常に近くなってるって事が1点ですね。
それから中国について、もう、何度も出てくるんだけど。実は中国と言ったその直後にですね、中国共産党が支配する中国と。という風にですね、必ず、その中国共産党が支配するっていうのを付け足しているワケ。
何度も注釈を入れてる感じですか。
何度も。必ず入れるの。これはねぇ、非常に興味深くて。という事はね、中国という国と闘っているワケじゃない。国と。そうじゃなくって、共産党が支配する中国と闘うんだって事だから、実は主たる敵は、中国共産党であるCCPなんだという事をこの文章がハッキリさせているんですねぇ。
これはねぇ、つまり、打倒する目的は、中国じゃない。中国共産党だという事を言ったも同然ですよ。わざわざ、そういう事を何度も何度も書いているから。そこがもう、私、ビックリしたというか、凄いなと。よくここ迄踏み込んだなと私は思いました。
いやぁ、もう、だから、これ経済だけの話ではないし。
それでね、経済の話で言えば、national security、つまり安全保障と、その経済の問題は実は物凄くリンクしていて、このリンクこそが、1番重要な今回強調したい点だっていう事も、序文の中に書いているんですね。
経済とその安全保障を切り離してみたいな事は
そうじゃない。
違うと
経済と完全にリンクした安全保障。その経済の中味は何かというと、さっき言った自由で公正な競争とか、ルールに基づく競争とか、まぁ、そういう理念ですよ。
一連のファーウェイの話とかっていうのは、そことリンクしてくるって話ですね。
そこのlinkage between economics and governments and securityってそこに出てくるんですけど、だから経済とか安全保障とか統治機構。このリンクを1番重視しているっていう事がこのペーパーに書いてあるんですね。
https://youtu.be/E-jI60-dBKs
22:50位~
へぇー、現地に居たんだ。
現地にいらっしゃったんですネェ。当時正直、何が起きていたのか分からずに、日本に帰国してから、何が起きたのかを知りました。
ただ、それ迄一緒に勉強したり、食事をしてた友人たちの内、何人かが、急に見掛けなくなって、不思議に思って友達に尋ねてみた所、分からないと。その後2度と会う事はありませんでした。
今考えると、人民解放軍の車両の移動が頻繁に見られた事を思い出し、あれがそうだったのだろうかと思います。今でもウィグルで似たような事が起きている。心が痛みますと。
あぁ、そう…中国北京に居ても、何が起きているのか分からない。そんな事があったんですねぇ。
当時日本大使館に居た武官の方が、メモをなんか残されていて、それが一部報じられていますけども、大使館の人間もコレは異常な事が起きていると。人民解放軍だっていうのは分かって、総出で現場に行って、見たこと、聞いた事をメモに残しているっていう事がありましたけど。
当時は勿論、ツイッターも何も有りませんから、あるとしたら電話…だとしても、携帯電話がある訳じゃないしね。まぁ、現地に行かなきゃ分かりませんよね。まぁ、おそらく、口コミで、相当広がって、まぁ、何十万という人が、集まった。
天安門広場に。
ですねぇ。もうあれから30年ですか。1989年6月4日。私は、アメリカに居たんですねぇ。
アッそうですか。ホォー
たまたま留学してて、それで見たと。テレビで見たと。例のタンクマン?タンクを止めたあの
戦車の前に出てきた学生
あの映像は今でも鮮明に覚えていますねぇ。
アレは生中継されてたんですか?
ですね。CNNですよ。だって数日前から、例の女神像
民主の女神
民主の女神像を作って、で、ゴルバチョフが来ると。で、あの時のスローガンは、この中国にゴルバチョフは居ないのかという事でしたよ。何故かというと、ゴルバチョフのペレストロイカが中国にも伝わって、ソ連でさえ、民主化が動き始めていたのに、この中国では何なんだと。
だから、ゴルバチョフは何処だという様な事が言われ、民主の女神像が建ったと。
ゴルバチョフになるかと思われた胡耀邦(コヨウホウ)氏や趙紫陽(チョウシヨウ)氏、特に胡耀邦氏が亡くなった事を切欠にしてあそこに集まったという。
だから、あれはソ連の運動と完全に連動してた事件ですね。それから30年つう事ですけど、勿論、今習近平体制…多少なりとも民主化は進んだのか?そら進んでない。寧ろ酷くなった。
で…1番習近平体制が恐れているのは何か?そらもう、第2の天安門事件。だからこそ、今もう、締め付けが厳しいと。
大学生で、特に格差を是正しようとか運動している人たちが、ドンドン消えてるという話が節々で出ていますよ。
だから後、弁護士たち。人権派弁護士たちは何百人と居なくなってるという風な事から言っても、中国の民主化は進んでないと。
で、それにチョッと関連するんですけど、実は6月1日にシンガポールで、安全保障の会議があって、そこでアメリカのシャナハン国防大臣代行が、まぁ、演説し、同時に国防総相がですね、新しいペーパーを発表しているんですよ。
インド・パシフィック・ストラテジー・レポート、つまり、インド太平洋戦略報告という60数頁、比較的短い文章なんですけれども、ペーパーですけれども、これチョッとね、言っておきたいのは、特徴が2点程有るなと。
1つはね、米軍は安全保障をどういう風に考えるのかっていう事なんですけど、それは要するに自由とか公正、或いはルールに基づく秩序、こういった自由世界を守る為に、アメリカは闘うのだと。
ホォ~
こういう事をチョッとハッキリさせた。そのねぇ、大国同士の戦略的な競争というモノを定義し直しているんだけれども、その定義は何かというと、自由な世界 vs 抑圧的な世界、これの競争だと。
ホォ~ホォ~ホォ~ホォ~
これ抑圧的な世界って何だ、コレもう中国の事ですよ。それの闘いが、大国同士の戦略的な競争という風に定義してるんですね。これなかなか凄い。
是迄は、国の安全を守る事だと。単なるソレだったんだけど、そうじゃなくて、自由とか公正とか、ルールに基づくとか、或いは自由貿易とか…そういう理念、価値観に基づく闘いっていう事をハッキリさせた。これはねぇ、なかなか凄いと。
価値観を行動の基準に置く…。
そうそう。事ですから。という事はね、要するに、あの国は違う国だから、ウチを攻撃しなければイイんだよ、ほっといてって話じゃないって事ですよ。
是迄は、我々攻撃されたら反撃するよって話でしたでしょ。でもそうじゃなくて、あの国と我々は、価値観が違うんだから、これもう、闘うんだと。という事を言っている訳で、これは嘗ての冷戦期のイデオロギー的対立?
そうですよねぇ。
非常に近くなってるって事が1点ですね。
それから中国について、もう、何度も出てくるんだけど。実は中国と言ったその直後にですね、中国共産党が支配する中国と。という風にですね、必ず、その中国共産党が支配するっていうのを付け足しているワケ。
何度も注釈を入れてる感じですか。
何度も。必ず入れるの。これはねぇ、非常に興味深くて。という事はね、中国という国と闘っているワケじゃない。国と。そうじゃなくって、共産党が支配する中国と闘うんだって事だから、実は主たる敵は、中国共産党であるCCPなんだという事をこの文章がハッキリさせているんですねぇ。
これはねぇ、つまり、打倒する目的は、中国じゃない。中国共産党だという事を言ったも同然ですよ。わざわざ、そういう事を何度も何度も書いているから。そこがもう、私、ビックリしたというか、凄いなと。よくここ迄踏み込んだなと私は思いました。
いやぁ、もう、だから、これ経済だけの話ではないし。
それでね、経済の話で言えば、national security、つまり安全保障と、その経済の問題は実は物凄くリンクしていて、このリンクこそが、1番重要な今回強調したい点だっていう事も、序文の中に書いているんですね。
経済とその安全保障を切り離してみたいな事は
そうじゃない。
違うと
経済と完全にリンクした安全保障。その経済の中味は何かというと、さっき言った自由で公正な競争とか、ルールに基づく競争とか、まぁ、そういう理念ですよ。
一連のファーウェイの話とかっていうのは、そことリンクしてくるって話ですね。
そこのlinkage between economics and governments and securityってそこに出てくるんですけど、だから経済とか安全保障とか統治機構。このリンクを1番重視しているっていう事がこのペーパーに書いてあるんですね。
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