中国2年以内に人工月を打上げ 2022年に3基追加計画も
https://youtu.be/IZqWHDJjkr0
産経新聞サイトに
中国が人工の月打ち上げ計画 太陽光を反射し夜間照明に
国際宇宙ステーション(ISS)から撮影された月=昨年8月(NASA提供)
とあったが有料の為、持ち前の好奇心でネットをググった結果…
中国が2020年に人工月打ち上げ計画
明るさ月光の8倍で電気代を削減
中国四川省の成都市が、2020年迄に人工月の人工衛星の打上を発表。実現すれば月光の約8倍の明るさで都市を照らし、夜間も夕暮れ時の明るさに。
人民日報は国営中国航天科技集団公司会長が成都市のイベントで発表と報じた。
表面に反射膜をコーティングした人工衛星に太陽光を反射させ、月光の8倍の明るさで直径10~80kmの範囲を照らす仕組。(範囲は地上から遠隔制御可能)
12億元(約200億円)の電気代節約可との見積。同様のプロジェクトは1992年に露でも行われたが失敗に。「ようやく技術が成熟した」会長弁。
2020年迄に西昌衛星発射センター打上予定で、成功すれば2022年に更に3機を追加打上計画。実現すると夜がなくなる事で生態系や人間のバイオリズムに悪影響がないか、懸念する声も。
中国で2020年までに人工月を打上げ計画が明らかに
2018年10月19日(金)松岡由希子
人工衛星や打上げロケットなどを開発製造する中国の国営企業が、2020年迄に人工月となる人工衛星の打上げ構想を発表
太陽光を反射させる人工衛星
中国南西部の四川省成都市で、宇宙から地表を照らす、いわば"人工月"のような人工衛星の打上げ計画が明らかに。
中国共産党中央委員会の機関紙「人民日報」によると、人工衛星や打上げロケットなどを開発製造する国営企業「中国航天科技集団公司」の吴燕生会長は、2018年10月10日、成都市で開催された「全国起業・イノベーション活動ウィーク」に於いて、2020年迄に人工月となる人工衛星を打上げると発表。
衛星の表面にコーティングした反射膜に太陽光を反射させ月の8倍の明るさで地表を照らし、街路灯の代用とするもの。直径10kmから80kmのエリアを照らす事ができ、その範囲は地上で制御できる仕組に。
この人工月は、「上空に巨大な鏡のネックレスをかけて太陽光を反射させ、パリの街を1年中照らす」という仏人アーティストのアイデアから着想を得、数年に渡って技術開発が進められてきた。吴会長は「ようやく技術が成熟した」と自信を。
動植物の概日リズムへの影響は?
しかし、宇宙からの反射光が動植物の概日リズムに悪影響をもたらしたり、地球の大気を観測する天文観測システムの障害になるのではないかとの指摘も。これらの懸念に対し、ハルビン工業大学のカン・ウェイミン氏は「この人工衛星が反射する光は夕闇に似たもので、動物の概日リズムに影響するものではない」と説明。
反射鏡を用いて太陽光を反射させ、街の明かりとして活用する事例としては、ノルウェー南東部の谷底にある小さな町リューカンで2013年に創設されたソールスピーレット(ノルウェー語で「太陽の鏡」の意味)が広く知られている。
急な山の斜面に17m四方の巨大な鏡を3枚設置し、太陽光を反射させることで、日照時間が短い冬の間、町の中心部にある600m四方の広場を明るく照らす仕組だ。
人工月の打上げに向けた具体的なスケジュールや打上げ後の運用方針等、詳細は未だ明らかにされていないが、成都市では、街路灯の設置コストやエネルギーコストの削減に繋がると期待を寄せている。
人工月を中国が2020年に打ち上げへ
本物の8倍の明るさで夜が滅亡
生体リズム激変へ
2018.10.18
2020年、中国の夜は街頭ではなく、人工月に照らされるようになるかも。10月10日、空から地上を照らす人工衛星の打上げ計画が発表され、英「Guardian」ほか欧米メディアも注目するニュースとなった。
写真The Guardianより
■人工月で夜を照らす
10月16日付人民日報によると、2020年に人工月の打上予定は中国南西部の成都市。人工衛星は月を補完する目的で設計され、太陽光を反射して直径10〜80kmの範囲を誤差数10m程度で照らす。
明るさは月の約8倍、夜の町が夕暮時位の明るさに。
計画は、今月成都市実施の展覧会で成都航太科工微電子系統研究院有限公司の武春風会長が発表。
人工の月は約50k㎡を照らせ、街灯も不要になりエネルギー消費の節約に。試験は既に数年前に始まり、技術的にも成熟段階。
鏡で光を届ける試みは過去にも
衛星で地上を照らす試みは1990年代初頭の露でも。衛星を打上げ、太陽光を反射させて地上に届ける実験で1992年に打ち上げられた衛星Znamya-2は5km幅位の広さで短時間地上を照らす事に成功。だが当時、地上は曇りで、光の観測は僅かのみ。続いてZnamya-2.5を打上げたが失敗。以来、計画は停止。
鏡で街を照らす構想もノルウェーでは実現。狭い谷間にあるリューカンで、9〜3月の間、周囲の山々に遮られて太陽の光が届かなかったが、2013年山の上にコンピュータ制御の3つの巨大鏡を設置し街を明るく照らした。
今回の人工の月計画が成功すれば、街灯の消費エネルギー減並びに、地理的要因で日照不足の場所に光を届ける事も可能に。ただ、人工の月が生体リズムを害する恐れや、天体観測への悪影響を懸念する声も。
https://youtu.be/IZqWHDJjkr0
産経新聞サイトに
中国が人工の月打ち上げ計画 太陽光を反射し夜間照明に
国際宇宙ステーション(ISS)から撮影された月=昨年8月(NASA提供)
とあったが有料の為、持ち前の好奇心でネットをググった結果…
中国が2020年に人工月打ち上げ計画
明るさ月光の8倍で電気代を削減
中国四川省の成都市が、2020年迄に人工月の人工衛星の打上を発表。実現すれば月光の約8倍の明るさで都市を照らし、夜間も夕暮れ時の明るさに。
人民日報は国営中国航天科技集団公司会長が成都市のイベントで発表と報じた。
表面に反射膜をコーティングした人工衛星に太陽光を反射させ、月光の8倍の明るさで直径10~80kmの範囲を照らす仕組。(範囲は地上から遠隔制御可能)
12億元(約200億円)の電気代節約可との見積。同様のプロジェクトは1992年に露でも行われたが失敗に。「ようやく技術が成熟した」会長弁。
2020年迄に西昌衛星発射センター打上予定で、成功すれば2022年に更に3機を追加打上計画。実現すると夜がなくなる事で生態系や人間のバイオリズムに悪影響がないか、懸念する声も。
中国で2020年までに人工月を打上げ計画が明らかに
2018年10月19日(金)松岡由希子
人工衛星や打上げロケットなどを開発製造する中国の国営企業が、2020年迄に人工月となる人工衛星の打上げ構想を発表
太陽光を反射させる人工衛星
中国南西部の四川省成都市で、宇宙から地表を照らす、いわば"人工月"のような人工衛星の打上げ計画が明らかに。
中国共産党中央委員会の機関紙「人民日報」によると、人工衛星や打上げロケットなどを開発製造する国営企業「中国航天科技集団公司」の吴燕生会長は、2018年10月10日、成都市で開催された「全国起業・イノベーション活動ウィーク」に於いて、2020年迄に人工月となる人工衛星を打上げると発表。
衛星の表面にコーティングした反射膜に太陽光を反射させ月の8倍の明るさで地表を照らし、街路灯の代用とするもの。直径10kmから80kmのエリアを照らす事ができ、その範囲は地上で制御できる仕組に。
この人工月は、「上空に巨大な鏡のネックレスをかけて太陽光を反射させ、パリの街を1年中照らす」という仏人アーティストのアイデアから着想を得、数年に渡って技術開発が進められてきた。吴会長は「ようやく技術が成熟した」と自信を。
動植物の概日リズムへの影響は?
しかし、宇宙からの反射光が動植物の概日リズムに悪影響をもたらしたり、地球の大気を観測する天文観測システムの障害になるのではないかとの指摘も。これらの懸念に対し、ハルビン工業大学のカン・ウェイミン氏は「この人工衛星が反射する光は夕闇に似たもので、動物の概日リズムに影響するものではない」と説明。
反射鏡を用いて太陽光を反射させ、街の明かりとして活用する事例としては、ノルウェー南東部の谷底にある小さな町リューカンで2013年に創設されたソールスピーレット(ノルウェー語で「太陽の鏡」の意味)が広く知られている。
急な山の斜面に17m四方の巨大な鏡を3枚設置し、太陽光を反射させることで、日照時間が短い冬の間、町の中心部にある600m四方の広場を明るく照らす仕組だ。
人工月の打上げに向けた具体的なスケジュールや打上げ後の運用方針等、詳細は未だ明らかにされていないが、成都市では、街路灯の設置コストやエネルギーコストの削減に繋がると期待を寄せている。
人工月を中国が2020年に打ち上げへ
本物の8倍の明るさで夜が滅亡
生体リズム激変へ
2018.10.18
2020年、中国の夜は街頭ではなく、人工月に照らされるようになるかも。10月10日、空から地上を照らす人工衛星の打上げ計画が発表され、英「Guardian」ほか欧米メディアも注目するニュースとなった。
写真The Guardianより
■人工月で夜を照らす
10月16日付人民日報によると、2020年に人工月の打上予定は中国南西部の成都市。人工衛星は月を補完する目的で設計され、太陽光を反射して直径10〜80kmの範囲を誤差数10m程度で照らす。
明るさは月の約8倍、夜の町が夕暮時位の明るさに。
計画は、今月成都市実施の展覧会で成都航太科工微電子系統研究院有限公司の武春風会長が発表。
人工の月は約50k㎡を照らせ、街灯も不要になりエネルギー消費の節約に。試験は既に数年前に始まり、技術的にも成熟段階。
鏡で光を届ける試みは過去にも
衛星で地上を照らす試みは1990年代初頭の露でも。衛星を打上げ、太陽光を反射させて地上に届ける実験で1992年に打ち上げられた衛星Znamya-2は5km幅位の広さで短時間地上を照らす事に成功。だが当時、地上は曇りで、光の観測は僅かのみ。続いてZnamya-2.5を打上げたが失敗。以来、計画は停止。
鏡で街を照らす構想もノルウェーでは実現。狭い谷間にあるリューカンで、9〜3月の間、周囲の山々に遮られて太陽の光が届かなかったが、2013年山の上にコンピュータ制御の3つの巨大鏡を設置し街を明るく照らした。
今回の人工の月計画が成功すれば、街灯の消費エネルギー減並びに、地理的要因で日照不足の場所に光を届ける事も可能に。ただ、人工の月が生体リズムを害する恐れや、天体観測への悪影響を懸念する声も。